美容学生の就職先は美容院だけ?どんなところがあるのか…メイクやネイルを仕事にすることはできる?
美容学生の就職先は、美容院とは限らない!活躍の場はたくさんある!
就職先を考えるとき、美容師資格を取ったら美容院というイメージが強いかもしれません。
ですが、専門学校では様々なことを学んでいるので、美容院以外にもそれを生かせる職業もたくさんあります。
ここでは、美容院で美容師として働く以外にどんな仕事があるかをご紹介します。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容学生の就職先:美容師資格を生かす仕事
美容師資格は美容院以外でも生かせます。
美容学生の就職先は、「免許が生かせるか」は必須ではありませんが、ひとつの選択基準にしてもいいかもしれません。
まずは、美容師の資格を生かすヘアメイク系の仕事をご紹介していきます。
- 結婚式場
- 葬儀場
- ビューティーサロン
- 写真館や撮影スタジオ
ひとつずつ見ていきましょう。
美容学生の就職先1.「結婚式場」
美容師資格を生かすヘアメイク系の就職先として、結婚式場があります。
結婚式場では主役の花嫁・花婿のお支度をします。
髪をセットしてメイクをし、ドレスをフィッティングしたり、和装スタイルなら着物の着付けをします。
特に花嫁はお色直しを希望している人も多いので、ドレスのフィッティングやヘアメイクはスピーディーにこなす技術も必要です。
この他、親族や参列者へのヘアメイクや着付けを担当することもありますが、開場までの時間が限られているのでスムーズな仕事が求められます。
通常の美容室とは違って、同じお客様を担当する機会はほとんどありません。
ですが、打ち合わせやカウンセリングからお客様の気持ちに寄り添い、当日まで人生の大きなイベントをお手伝いするやりがいのある仕事と言えるでしょう。
美容学生の就職先2.「葬儀場」
結婚式でも美容師の活躍の場があるように、実は葬儀の場でも活躍の場があります。
亡くなられた方に対して、散髪やヘアカラー、メイクを行う、エンディングカット、エンディングメイクというお仕事です。
美容学校を卒業後すぐに就職する職場としては、あまり思いつかないかもしれません。
葬儀場での仕事は、比較的、労働条件や給与が良いところが多い就職先です。
カットやヘアカラーをするのでスタイリストとしての経験が必要で、寝たきりの状態で施術するため、福祉美容師の経験もあると有利になるでしょう。
納棺師の資格があると、よりプロとして知識や技術が強みになります。
美容学生の就職先3.「ビューティーサロン」
ビューティーサロンでも美容師の資格を活かすことができます。
- ヘアメイク
- ネイル
- マツエク
- アイブロウ
- エステ
- ヘッドスパ
- 美容脱毛
など、トータルで美をプロデュースするようなサロンが増えています。
トータルビューティーサロンでは、資格が必要のない分野もありますが、髪に関することはもちろんのこと、特にマツエクは美容師免許がなければ施術ができません。
さまざまな美のスキルを勉強している美容学生にはぴったりです。
ひとつの技術を極めることも可能ですが、多様なスキルを身に着けながら経験を積むこともできます。
今後の仕事の幅も大きく広げる可能性があり、魅力的な就職先と言えるでしょう。
美容学生4.「写真館や撮影スタジオ」
写真館や撮影スタジオも、美容師の活躍の場です。
- 成人式
- 結婚写真
- 七五三
- 家族写真
など、大切な日を残したいお客様へも、ヘアメイクが必要とされています。
ヘアメイクは、ヘアセットやヘアアレンジだけではできることが少なく、メイクや着付けの技術もできる方が重宝されます。
単に写真を撮るというだけでなく、その人ならではの魅力をカメラマンやコーディネーターと創意工夫をする場面もあるので、トータルで世界観を作ることもあります。
また、子どもの節目の記念撮影が多いので、子ども好きという方にも向いている就職先です。
美容学生の就職先:美容師資格はいらないけれど、知識を生かせる職場
次は美容師資格が必須ではないものの、美容学校で学んだ知識を生かせる仕事をご紹介します。
- 美容関連のライター
- 美容部員(ビューティーアドバイザー)
- AGAカウンセラー
順番に見ていきましょう。
美容関連のライター
美容系ライターは美容学校で学んだ知識を生かす仕事のひとつです。
化粧品やサプリメントなどを扱う美容系のライターは、薬機法(旧:薬事法)という専門知識が必要になります。
薬機法とは、「薬」と「薬でないもの」をしっかり線引きするための法律。
「薬でないもの」を「薬」のように宣伝した場合は法律違反となるため、罰金などのペナルティが課せられてしまいます。
例えば、化粧品の場合であれば「若返り効果、肌の活性化、エイジレスなど」といった効能をうたうことは法律違反となってしまうのです。
このようなことから、美容系ライターには薬機法管理者の資格が注目されています。
違反をしたくない企業にとっては、資格のあるライターの方が信頼性が高く、他のライターより有利にはたらくことがあります。
フリーのライターが多い業界ですが、美容系サイトの専属ライターという仕事もあります。
収入が不安定になりがちなライターにとって、専属ライターは安定した仕事を受けることができるようになります。
文章を書くことが好きな方や、ライターに興味がある方は副業として視野に入れても良いかもしれません。
美容部員(ビューティーアドバイザー)
美容部員は、化粧品会社や百貨店、ドラッグストアなどで、化粧品の販売などをしながらアドバイスをする仕事。
メイクが好き、コスメが好きな方におすすめの就職先です。
資格は必要ありませんが、美容学校で学んだメイクなどの知識を生かせる仕事になります。
また、人気ブランドの美容部員は競争率が高いので、美容師資格があるとアピールポイントに。
美容部員として活躍するには、メイクやスキンケアの基礎知識や技術はもちろんのこと、お客様へ気配りやカウンセリングなど接客力も必要です。
美容師の資格と美容部員としての経験を生かして、ヘアメイクアップアーティストに転職する人も多い職業です。
AGAカウンセラー
まだ学生の方々にはあまりなじみのない言葉ですが、AGAというのは、薄毛治療のことです。
世の中には、薄毛に悩む人が男女問わず多くいます。
AGAの治療ができるところはクリニックが多いので、治療を行うのは医師、スタッフには看護師などがいますが、治療前に行うカウンセリングでは美容学校で学んだ知識を生かすことができます。
この場合、有利な資格として毛髪診断士があります。
毛髪診断士とは、毛髪に関する知識や、マイクロスコープなどを使って毛髪の状態を的確に観察する技術を習得した人が有する資格です。
髪に関する知識をより深く理解することができ、AGAの方へのお悩みに対しての適切なお手入れ方法などをアドバイスができるようになります。
診断士は2年ごとに更新があるので、その際には試験に合格することが必要です。
美容学生の就職先はたくさん。自分の将来を考えて、就職先を考えよう
今回は少し意外な就職先についてもとりあげつつ、ご紹介しました。
美容学生の間に将来のことを考えながら、いろいろな就職先についても勉強してみてくださいね。
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通常の求人ではなかなか出てこない美容師バイトも、簡単に探すことができます。
- 面接・履歴書なし
- 簡単なマッチング
- 好きな時間に働ける
- バイトが終わったら即報酬を受け取れる
美容学生のうちから美容院での仕事を経験することができ、報酬ももらえます。
まだ就職先をはっきり決められなくても、美容院での仕事を経験することで、自分が求めている職場をイメージすることができるようになります。
また、いち早くサロン経験をすると、全く経験していない人に比べて就職に有利になり、同級生と差をつけることも。
学校終わりや休みの日など予定のない隙間時間を利用して働くこともできるので、気軽に試してみるのも良いでしょう。