【美容師の面接】質問で聞かれること|美容室の転職・就活に有利な服装と髪型
これから美容師として働きたい!憧れのサロン面接に合格したい!といった場合に、しっかりと準備をしておくべきなのが「美容院の面接で聞かれること」に対する受け答え。
何も準備せずに面接を受けても、どう話せばいいのかわからずに残念な結果を招く可能性があるためです。
面接はいわば自分をプレゼンする場。
優秀なプレゼンターは本番に臨む前、何度も何度も裏で練習をしています。
そこで、これから転職を考えていたり、就活中の美容師の方に向けて合格率アップを狙うためのポイントや具体的な質問例、服装などの身だしなみについても触れていますので参考にご覧ください。
- 面接で内定をもらうためのポイント
- 新卒・中途採用ごとの具体的な質問例
- 逆質問のポイント
- 服装・身だしなみ対策
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師の面接で内定をもらうためのポイント
内定をもらうポイントは、志望度・貢献度が高いことをアピールすることです。
面接を行うサロンが採用したい人材は、お店の売り上げに貢献してくれる人で、すぐにやめない人を求めているからです。
また、自社のことを理解できている・できるかどうかや、作り込みが完璧かどうかという視点を持っています。
そのため面接を行う際にする質問では、そういった人物であるかをチェックするための内容となっているのが一般的。
面接時のポイント
- お店のことは徹底リサーチ
- 姿勢良く堂々とする
- 目を見て話す
- 自分らしさを忘れずに
お店のことは徹底リサーチ
面接で志望度・貢献度が高いことをアピールするためには、とにかく徹底的にサロンのことを調べておくことです。
ここまで調べてくれているのかと、サロンに対する熱意が伝わることで、他の応募者と比べても好感・印象的に感じてもらえる可能性が高まります。
姿勢良く堂々とする
面接で内定をもらうためには、自信を持った堂々とした振る舞いが重要ポイントです。
この人なら仕事を任せても大丈夫だ、入社後に何かやってくれそうだ、とインスピレーションで感じとってもらうことが大切だからです。
心理学の視点から見ても、ゆったりとした仕草は「外交的」で「優しく見える」印象も与え、「信頼度が高くなる」とも言われています。
目を見て話す
面接で合格率をアップさせるためには相手の目を見て話すことも大切。
なぜなら、全然目が合わないと相手に「この人大丈夫かなぁ」という不安を与えてしまうため。
目を見て離さないと、自信がない印象が強くなってしまうので、一生懸命覚えた受け答えももったいない結果になってしまいます。
また、相手の表情を見ながら話すことで、心を通わせる効果も生むので、自然と笑顔が出たりするなど良い効果を期待できます。
加えて、話すスピードは早めだと否定的な発想を生む隙を生まないから「説得力が上がる」とも言われています。
自分らしさを忘れずに
面接であっても自分らしさを忘れずに振る舞えるようにします。
それは、より相手に印象を持ってもらえやすいからです。
それなのに、大抵は面接仕様に準備された状態の振る舞いであることがほとんどとも言えます。
そのため、数十人から数百人と面接をしている方から見ると違いがわからず、選ばれにくい状況に。
きちんと礼儀を重んじながらも、普段の自分や素を隠さないことも意外なポイントなのです。
また、自分らしさを知ってもらった上で採用してもらえたら、入社後も働きやすいと考えられます。
サロン面接で聞かれること
では実際に、美容師・理容師の面接で聞かれることが多い具体的な質問内容にはどういったものがあるのか。
新卒採用と中途採用別に見ていきましょう。
新卒採用の質問例
美容師の新卒採用(美容学生)の面接で聞かれる具体的な質問例としては、以下の内容を参考にご覧ください。
【質問1】まずは自己紹介をお願いします。
【質問2】学生時代で学んだことや習得したことを教えてください。
【質問3】美容業界に興味を持ったきっかけを教えてください。
【質問4】今までで大変だった経験について教えてください。
【質問5】どのようにして乗り越えましたか?
【質問6】これまでの成功体験について具体的に教えてください。
【質問7】ご自身の短所と長所を教えてください。
【質問8】周りの人からはどういう人と言われますか?
【質問9】当社に興味をお持ちになったきっかけを教えてください。
【質問10】入社後のビジョンややってみたいことについて教えてください。
【質問11】当社以外の選考について教えてください。
【質問12】就職先を選ぶ条件で譲れないものについて教えてください。
【質問13】ストレスを感じるのはどんな時ですか?
【質問14】社会人と学生の違いはどういった部分だとお考えですか?
【質問15】仕事をする上で何が大切だと思いますか?
【質問16】最後に何か質問しておきたいことはありますか?
あくまで例として挙げられる新卒採用においてありがちな質問ですが、スラスラと端的に答えられる練習をしておくと本番でパニックにならずに済みます。
また、ここにない変化球な質問がきても、自然と対応できるようになる訓練にもなります。
>>サロン見学で質問すべきことでは、美容室への質問例文やDM連絡・服装で気を付けるポイント、知恵袋の声について解説。
中途採用の質問例
続いて、美容師の中途採用(転職)の質問で一般的に聞かれやすい具体例を以下に挙げます。
【質問1】自己紹介をお願いいたします。
【質問2】会社ごとの簡単な職歴の詳細を教えてください。
【質問3】退職理由を教えてください。
【質問4】当社に興味をお持ちいただいたきっかけを教えてください。
【質問5】他に選考を受けている会社は何社ありますか?
【質問6】選考はどこまで進んでいますか?
【質問7】ご自身にとって仕事のやりがいについて教えてください。
【質問8】仕事を選ぶうえで最重要視している条件について教えてください。
【質問9】独立したいか幹部希望かなど、今後のキャリアビジョンについて教えてください。
【質問10】これまでの経験の中で一番大変だったこととうれしかったことを教えてください。
【質問11】その中で工夫された点や得たものについて教えてください。
【質問12】どんなサービスがお客様に喜んでもらえると思いますか?
【質問13】ご自身の短所に対してどう対処しているか、工夫されていることなどはありますか?
【質問14】具体的にはいつごろから就業が可能ですか?
【質問15】転勤をお願いすることがあるかもしれませんが全国転勤に問題はありませんか?
【質問16】何か気になる点やご質問はありますか?
こちらも同様に、中途採用の面接でよくある質問として準備しておきたい内容。
新卒と大きく違う点は、ネガティブ要素を含む質問も多い点です。
それは、美容師として他での経験があるからこそ。
正直に答えることは問題ありませんが、マイナス要素をプラスの印象に変える言い回しの工夫が必要不可欠です。
例えば、「退職理由」などは以下のように言い換えができます。
退職理由 | |
NG | 待遇に不満があったから |
OK | 長期的視点で考えたときに専門性を高めたいと感じたから |
更にこの流れで、「御社なら〇〇を強みにされているため、それが実現できると感じ、貢献できるようになりたいと考えています。」とつなげることができれば、志望度が高い・貢献したい意欲が高い印象に持っていくことができます。
>>美容師の履歴書の書き方と例文では、中途採用の志望動機や美容師免許・写真・自己PRについて解説しています。
逆質問の重要ポイント
面接時にはほとんどあるであろう「逆質問」は答え方や質問内容によって合否が大きく左右されるケースもあります。
それは、最後にすることもあって印象的に残りやすく、自己アピールにもつなげやすいためです。
採用面接では、面接官から「最後に何か聞いておきたい質問はありますか?」と、応募者側から質問できる時間を設けている場合が多くあります。
その際に、特にないから何も聞かずに面接を終えるというのは避けた方がいいと言えます。
逆質問をする必要性は2つ
逆質問を必ずするべき理由は主に以下の2つです。
逆質問の必要性
- 志望度が高いことをアピールできるから
- 会社への理解を深めるため
逆質問を積極的にすることで「熱心さ」や「好印象」につなげることができます。
反対に、質問がないとなれば、興味や関心が感じられず入社志望度が低いと思われてしまいます。
また、入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分が働くイメージができる内容を質問できるようにしておくと良いでしょう。
逆質問の良い例・悪い例
良い例 | 悪い例 |
評価制度がどうなっているのか 面接官自身の働く上でのやりがい 入社後のキャリアパスの確認 | 給与・休暇・待遇などに関すること 企業HPなどで確認できること 面接官が既に説明したこと 話が長い・質問が多すぎる |
上記は、具体的にどんな質問がふさわしく、また好ましくないかを一覧でまとめたものです。
良い例の特徴としては、入社後にどうパフォーマンスを上げていけば良いのか知りたい、高い成果を上げたいなどの意欲を感じ取れる内容です。
なぜなら、採用する側の心理は、会社が儲かるために貢献する人・辞めなさそうな人を採りたいから。
どちらにしても、相手への配慮が行き届いた質問を心がけることが重要ポイントと言えますので、自分が本当に聞きたい内容を絞ってから、聞き方にも工夫できるように準備しましょう。
例えば、残業時間があるのか気になっている場合には、以下のように言い換えてみると印象が変わります。
NG | 残業時間はどれぐらい発生する可能性がありますか? |
OK | 1日の仕事の流れはどのような感じになっていますか? |
服装や髪型・身だしなみの面接対策
採用面接における服装や髪型などの身だしなみについても正しく対策をとっていく必要があります。
身だしなみの面接対策
- 服装はキレイめスタイル
- 髪型は清潔感あるトレンドスタイル
- メイクやネイルはナチュラルに
- アクセサリーも控えめに
メラビアンの法則では、人が第一印象を決めるのは以下の割合で判断に影響を与えると言われているからです。
- 言語情報7%
- 聴覚情報38%
- 視覚情報55%
話す内容や声も重要ですが、何よりも「見た目」が最大の判断材料になっているという研究結果からも分かるように、身だしなみは面接においても最重要ポイント。
美容師の面接に有利な身だしなみについて、それぞれチェックしておきましょう。
服装はキレイめスタイル
もちろん、入社したいサロンの特性にもよりますが、服装はシンプルにキレイめでいくのがベスト。
それは、誰から見ても好感がもたれるため。
それでも十分スタイリッシュにおしゃれな装いが可能になります。
たとえば、ダークカラーのスーツスタイルをカジュアルに着こなすのも良いです。
反対に、美容業界は一般企業とは違い、リクルートスーツは硬くなり過ぎてしまうため避けた方が無難といえます。
さらに、赤などの強い色味も避けておいた方がベター。
サロン面接の私服や身だしなみ、自己紹介例文などについて詳しく解説している
>>美容師面接の服装も参考にご覧ください。
髪型は清潔感あるトレンドスタイル
面接の髪型で最重要なのは、清潔感。
美容師を志望することもあって、トレンド感をプラスさせると尚良いでしょう。
一方でNGなのは、前髪などが顔にかかってしまうスタイル。
髪が長い場合は、ハーフアップかひとつにまとめるなどするのがマナー。
また、カラーがとれかかっていたり、パサつきが目立つなどもNG。
面接前にはしっかりとメンテナンスをしておきます。
メイクやネイルはナチュラルに
メイクやネイルはナチュラルが面接のマナーです。
華美になりすぎてしまうのは、減点ポイントにされる可能性が高くもったいないです。
大事な面接だからこそ気合を入れたいところですが、やや抑えめでいきましょう。
ナチュラルだけど、しっかり整えられていることが最大の好印象ポイントです。
アクセサリーも控えめに
アクセサリーも控えめであれば問題ありません。
ワンポイントになるネックレスやリングであれば、減点対象になることはないでしょう。
まとめ
今回は「美容師の面接」について聞かれることや身だしなみのポイントについて解説しました。
美容師の面接で内定をもらう確率をアップさせるためには「万全な準備」が必要不可欠。
特に、志望度と貢献したいという気持ちが高いことを伝えるのがポイントです。
そのための準備として必要なのは、今回ご紹介した内容に沿って企業リサーチの徹底と自分の経験を深掘りしてまとめておくこと。
その作業はブレない軸を作る工程となるので、今回の質問例にない問いかけに対しても応用力がつくでしょう。
面接が苦手でない人も、ポイントを抑えて練習を重ねていけば大丈夫です!
最後までご一読いただいた皆様の転職・就活の明るい未来を心より願っています。
美容師専門の無料求人サイト
「優秀な美容師を雇いたい、、」
「人気の美容室で働きたい、、、」
上記のようにお考えの「美容師や美容学生」「美容室オーナー」は、ぜひアプリを登録してみてください。