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美容師の顔そり・美容室の顔剃りは違法?理容師との違いや女性のシェービング

美容師の顔そり・美容室の顔剃りは違法?理容師との違いや女性のシェービング

美容室で顔そりサービスを提供したいと考えている美容師・サロンオーナーの皆様へ。

顔そりサービスは近年、男性のみならず女性のお客様にも喜ばれる人気のメニューですが、美容師が顔そりを行うことは法的に問題なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論、美容師が行う顔剃りの許容範囲は「メイクする場合に伴う軽い顔剃りのみ」です。

美容師は理容師のように顔剃りできない。

そのため、シェービングを謳い文句に美容室を経営することは国から許可されていません。

もしも規定に反いた場合は、違反・違法とみなされる可能性があります。

編集者yuki

理容師と美容師の違いを理解し、法令遵守の範囲内でサービスを提供することは、美容室の信頼と繁栄に欠かせませんね。

理美容室の併設には、全スタッフのダブルライセンスが条件として規定されています。

本記事では、美容師による顔そりサービスの法的な側面、理容師との違い、そして特に女性のお客様に対するシェービングのポイントや、美容室・理容室を併設するための大きな課題について詳しく解説します。

解説内容

  • 美容室の顔剃りは違法
  • 美容師と理容師との違い
  • 女性向けのシェービングが人気
  • ダブルライセンスで付加価値をつけるサロン戦略
  • 美容室と理容室を併設する条件

お店の新たな魅力として付加価値となるサービスを導入し、顧客満足度を向上させるためのヒントにぜひご活用ください。

編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

yukiのプロフィール

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目次

美容室の顔剃りは違法

美容室の顔剃りは違法

実は、美容室の顔剃りは美容師法・理容師法によって規制されています。

そのため、美容室やヘアサロンでシェービングや顔そりを目的としたサービスを提供することはNG!

ただし、軽い範囲の顔剃りならOKとしている曖昧な状況でもあります。

参考:美容師法理容師法

美容師は軽い程度の顔そりのみOK

厚生労働省による内容は「軽い程度の顔そり」を超えるサービス内容を求める顧客の誘引が規制に反するといった見解です。

例えば、メイクをするのに眉や口元の産毛のみ軽く剃刀で剃った、などの範囲で留めていれば問題ないということ。

このように、理容師と美容師では、厚生労働省による業務内容の分類がなされています。

【理容師と美容師】厚生労働省による業務内容の分類

【理容師と美容師】厚生労働省による業務内容の分類

厚生労働省は、理容師と美容師の業務内容を法に基づいて分類しています。

これにより、どの業務が理容師に許され、どの業務が美容師に許されるかが明確になっています。

理容師の業務内容

理容師の業務は、以下の内容に定義されています。

業務の種類内容
髪の毛のカット主に男性の髪のカットを行うが、女性のカットも可能。
顔剃りひげ剃りや顔全体のシェービングが含まれる。
シャンプー
パーマ
カラー
髪の洗浄、パーマ、カラーリングも行う。
その他の理容サービス頭皮マッサージやフェイシャルケアなども提供。

美容師の業務内容

美容師の業務は、以下の内容に定義されています。

業務の種類内容
髪の毛のカット男性・女性ともに可能。
パーマ
カラー
髪のパーマやカラーリングを行う。
セット
ブロー
髪のセットやブローを行う。
メイクアップ顔のメイクアップやメイクのアドバイスを行います。

美容師と理容師との違いは

美容師と理容師との違いは〇〇

前述したとおり、美容師と理容師の違いを改めて比較すると以下の内容となっています。

比較一覧表美容師理容師
顔剃り×
マツエク×
ヘアメイク×

以前までは、理容師が女性のカット、パーマやヘアカラーをする事は許されていませんでしたが、時代の変化と共に、提供できるサービスの制限が緩和されてきました。

ただ、それでも上記のようにまつ毛エクステやヘアメイクは理容師ができないこと、顔剃りなどのシェービングは美容師ができないこととして分けられています。

美容師とは

 美容師とは「美容を業とする者」を指します。

ここでいう美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」です。

唯一、理容室ができて美容室ではできないことは、シェービングサービスを提供するためにカミソリを使えないという点が挙げられます。

これは美容師法・理容師法によって規定されているため、違反することはできません。

理容師とは

理容師とは「理容を業とする者」と定義されています。

理容とは「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」を意味します。

前述のとおり、理容室では髭剃りなどのメンズ シェービングのみに留まらず、女性の顔そりサービスも提供できる点が美容師との大きな違いです。

その一方で、まつ毛エクステやヘアメイクなどの美容行為は美容師法で理容行為として認められていないため、美容師のように理容師が施術することはできません。

いま理容室では女性向けのシェービングが人気!

いま理容室では女性向けのシェービングが人気!

近年、理容室では女性向けのシェービングが人気のサービスになっています。

その理由は、以下の内容からです。

  • エステのような美肌効果
  • リラクゼーション効果

エステのような美肌効果

シェービングには、

  • ターンオーバーの促進
  • 美肌効果など

たくさんの美容効果が期待できます。

産毛とともに、古い角質が削ぎ落とされることでツヤが生まれワントーン明るいお肌になることや、 ニキビ予防の効果もあります。

まるでエステに行ったかのようなお肌に♪

編集者yuki

化粧水の浸透力が良くなるのも大きなメリット!

リラクゼーション効果

シェービングは、ホットタオルやクリーム泡を使って行うことからリラックスできるのも人気の理由。

プロに顔を剃ってもらうと優しい刃のあたりが眠気を誘うほど気持ちいい!

よりリラックスできる目的としてお顔のマッサージやエステ付のコースを提供しているお店もあります。

ダブルライセンスで付加価値をつけるサロン戦略

ダブルライセンスで付加価値をつけるサロン戦略

美容師免許と理容師免許のダブルライセンスで、サロンの付加価値をつけ競合との差別化を図りたいと考えるサロンオーナーやフリーランスの美容師も多いのではないでしょうか。

美肌効果やリラクゼーションなどの効果で、男女問わず人気のあるシェービングサービスは、今後も市場拡大していく可能性を秘めているからです。

ただし、多くのサロンが課題としている併設するための条件が課せられています。

>>美容師・理容師ダブルライセンスのメリットや違いでは、資格取得について詳しくご紹介しています。

美容室と理容室を併設する条件

美容室と理容室を併設するには、以下の条件付きとなっているのが現状の大きな課題となっています。

”理容師及び美容師双方の資格を有する者のみからなる事業所に限り”

引用元:厚生労働省の通達

併設する条件

店舗で働くスタッフ全員が、美容師・理容師のダブルライセンスを持っている必要があるということ。

平成27年12月の規制緩和により、同一施設が認められるようになったものの、現実的には非常に厳しい条件が提示されています。

今後また新たな規制緩和が実施されることを祈るしかないサロンがほとんどと言えるでしょう。

ただ、フリーランス美容師や1人サロンを経営している場合など、少人数であれば実現することは決して難しくないと言えるでしょう。

まとめ

今回、「美容室の顔そりは違法なのか」について解説しました。

美容師が顔剃りをしていい範囲は、メイクに伴った軽い顔剃りまでとされているため、シェービングサービスを提供することは許可されていません。

もしも美容院で顔剃りサービスを提供するためには、在籍するスタッフ全員が美容師免許と理容師免許の資格を両方持っていることが条件とされている現状です。

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