【美容師免許】申請期限はいつまで?必要書類や他に必要なもの・申請方法

美容師国家試験に合格したあと、「免許申請はいつまでにしなきゃいけないの?」「申請を忘れてたらどうなるの?」と不安に感じていませんか?
実は、美容師免許の申請には“期限の設定”がありません。
しかし放置したままだと、いざ就職活動や転職をするときにトラブルになることも。
この記事では、以下の内容を解説します。
- 美容師免許の申請期間・申請期限
- 美容師免許申請のやり方
- 申請に必要なもの
- 申請費用
- 免許が届くまでの期間
- 名義変更・申請しないとどうなる?
- 美容師免許提示が求められる場面

申請が遅れていても大丈夫です。
今からでも間に合いますのでしっかり確認していきましょう。
美容師免許の申請期限


美容師免許の申請には「いつまでにしなければならない」という厳密な期限は設けられていません。
ですが、免許証を発行してないまま放置し続けることで、就職や履歴書提出時に不利益を受ける可能性があるため、できるだけ早めに手続きしておくことが推奨されます。
- 申請期限は設けていない
- 合格証書があればいつまででも取得可能
再発行の手順について詳しくは、>>美容師免許再発行でも解説しています。
申請は「無期限」
美容師国家試験に合格した後、すぐに申請しなければならないという法律上の決まりはありません。
つまり、「何年経っていても申請は可能」なのが実情です。
その一方、忘れていたり後回しにしていた結果、履歴書に「免許取得済」と書けずにチャンスを逃してしまった…という声もあります。
POINT
美容師免許申請忘れてた場合でも大丈夫です。
ただし、職歴やキャリアに影響が出ないよう、早めの対応がベスト。



ちなみに美容師免許証には有効期限もありません。
一度取得できれば一生ものです。
合格証書があればいつまででも取得可能
合格証書を持っていれば、何年後であっても免許申請は可能です。
ただし、合格証書を紛失してしまった場合は再発行の手続きが必要になります。
証書が手元にあるうちに申請しておくことで、手続きもスムーズに進みます。
POINT
美容師免許の申請に“期限”はないものの、「免許がなければ美容師として働けない」ことは変わりません。
早めの申請が安全かつ確実です!
合格証書を紛失してしまった場合


本来ならば、美容師国家試験合格後に「免許申請」を行い「免許証交付」という流れになります。
ただ、申請を後回しにしていて合格証書をなくしてしまった場合でも、再発行の申請が可能です。
その場合は、以下の手順で申請をしましょう。
- 理容師美容師試験研修センターに問い合わせ
- 再発行が可能



期限もないのであきらめずに手続きを進めましょう。
理容師美容師試験研修センターに問い合わせ
再発行は「理容師美容師試験研修センター」で受け付けています。
再発行申請書をダウンロードして必要事項を記入し、本人確認書類を添付のうえ郵送で手続きします。
再発行申請の詳細については以下の公式サイトをご確認ください。
お問合せ先
美容師から理容師免許取得(ダブルライセンス)を目指している方は、>>美容師と理容師の違いも併せてご覧ください。
再発行が可能
申請用紙と身分証明書(運転免許証など)の写しを提出すれば、原則2〜4週間で合格証書の再発行が可能です。
それ以上経過しても届かない場合は、理容師美容師試験研修センターへ確認が必要です。
再発行後は、速やかに美容師免許の申請へ進みましょう。
6つの必要書類と申請方法


美容師免許申請には、あらかじめ以下の書類が必要です。
すべて揃えてから申請に進むことで、スムーズに手続きを終えることができます。



美容師免許申請の準備は「書類3点+印紙+郵送」の3ステップで完了します。
- 【費用】申請には18,000円程かかる
- 【期間】申請から届くまで2週間程度かかる
【費用】申請には18,000円程かかる
申請に必要な書類・費用は以下のとおりで、合算で18,000~19,000円程となります。
必要書類 | 料金 |
---|---|
書類①:交付手数料 (振込受領証または利用明細票) | 5,200円 |
書類②:医師の診断書 | 3,000~4,000円程度 |
書類③:戸籍抄本 | 450円程度 |
収入印紙 | 9,000円分 |
切手・書留代 | 400円程度 |
申請書類や必要なものについての詳細は>>理容師美容師試験研修センターからご確認いただけます。



申請書はダウンロードができます。
よくある質問
Q. 収入印紙はどこで買う?
A. 郵便局窓口が一般的です。
【期間】申請から届くまで2週間程度かかる
美容師免許申請してから免許証の交付までは、通常2週間〜1ヶ月前後かかります。
早めに提出し、就職活動や登録時期に間に合うようにスケジューリングしましょう。
美容師免許を申請しない場合


美容師国家試験に合格しても、免許を申請しなければ法律上は“美容師”として扱われません。
つまり、免許が交付されていなければ、サロンでの施術は法律違反となる可能性があります。
美容師として働くには「免許証」が必須だからです。



国家試験に合格しただけでは美容師として働けません。
美容師として働くことはできない
美容師免許は、「国家資格」として美容師法で定められています。
国家試験の合格=免許交付ではないため、実務に入るには申請を経た「免許証」が必要です。
- 免許がないまま施術を行う → 罰則対象になる可能性も
- 面接時に免許確認を求められる → 持っていなければ採用NGに
>>管理美容師手当の相場では、管理美容師の資格取得方法や給料について解説しています。
名義変更をしない場合


美容師免許を取得した後、結婚などで名前が変わった場合には「名義変更」が必要になります。
ただし、名前変更せずに旧姓のまま使い続けることも可能です。
- 旧姓のまま使用し続けることもできる
- 旧姓併記での再交付も可能
- 働く上で不都合が生じる可能性も
旧姓のまま使用し続けることもできる
法的には旧姓での免許保持も認められており、申請義務はありません。
ただし、正式な名前との不一致で信用性に影響が出るケースもあるため、職場の方針や業務内容によって判断しましょう。
旧姓併記での再交付も可能
現在では、旧姓と新姓の両方を併記した美容師免許の再交付も可能です。
これにより、免許の変更申請と個人情報の一貫性を保つことができます。
働く上で不都合が生じる可能性も
たとえば、給与明細や社会保険と免許証の名前が一致しないと、採用や登録時に確認作業が増え、トラブルの原因になる可能性があります。
本人確認がスムーズにいかないことで、余計な時間や手間が発生します。
美容師免許提示が必要なシーン


美容師免許は普段はあまり使わないように思われがちですが、実はさまざまな場面で提示を求められることがあります。主に以下の場面です。
免許証が必要なシーン
- 新規採用時の本人確認
- 独立・開業時(保健所への美容所登録)
- 美容所管理者としての届出時
- 技術者証の申請や業務登録
- 保険や福利厚生の登録



就職・独立・登録のあらゆる場面で必要になります。
まとめ
美容師免許申請してない場合の対処法についてご紹介しました。
美容師免許の申請には明確な期限はありませんが、「申請しなければ美容師として働けない」ことに変わりはありません。
忘れていた場合でも、合格証書さえあれば申請はいつでも可能。
合格後はなるべく早く申請し、免許証を手元に確保しておくことで、就職活動や開業など、将来の選択肢を広げることができます。
- 美容師免許申請に期限はないが、早めが安心
- 合格証書があれば何年経っていても申請できる
- 名義変更や再発行も対応可能なので心配不要
- 申請書類や診断書、収入印紙が必要
- 就職や独立時に提示が求められる場面がある
「美容師免許の申請、今からでも大丈夫かな?」と思ったら、すぐに行動を。
国家資格はご自身のキャリアを守る大切な武器です。