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ヘナは美容師泣かせ?ヘナカラーのデメリット・白髪でヘナ染めを続けると!

ヘナは美容師泣かせ?ヘナカラーのデメリット・白髪でヘナ染めを続けると!

白髪染めや髪へのダメージ軽減を目的に、天然由来のカラー剤「ヘナ」を選ぶ人が増えています。

しかし一方で、 美容師からは「ヘナは扱いにくい」「施術に制限が出る」 といった声も少なくありません。

なぜヘナは“美容師泣かせ”と言われるのか、実際に白髪染めとして続けた場合にどんなメリット・デメリットがあるのかを整理して解説します。

編集者ゆき

結論、暗めのオレンジブラウンを長期的に定着させたい方向けのカラーリング方法と言えます。

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目次

ヘナとは|植物性の染料

ヘナの特徴詳細
染料の由来インドや中東原産の植物「Lawsonia inermis」の葉
主成分ローソン(赤橙色の色素)
染色の色味赤橙色〜茶色系、インディゴ等とブレンドで黒・ブラウン系も可能
ヘアケア効果髪にハリ・コシを与える、トリートメント作用
頭皮への影響皮脂バランスを整え、フケやかゆみ対策に良いとされる
安全性化学染料に比べ刺激が少ないが、植物アレルギー反応の可能性あり
利用シーン白髪染め・自然派ヘアカラー、メヘンディ(ボディアート)
歴史・文化古代エジプトから利用され、インド・中東で伝統的に使用

ヘナとは、インドや中東を中心に古くから使われてきた植物性の染料です。

葉を乾燥させて粉末にしたものを水で溶き、髪や皮膚に塗ることで自然の赤橙色に染まる特性があります。

ヘナカラーを愛用している女性芸能人では、木村カエラさん、ベッキーさん、森カンナさんなどがいらっしゃいます。

ヘナカラーのメリット・デメリット

美容室のカラーオーダーは大きく分けて2つ

ヘナカラーは「天然成分で染める」イメージが強く、白髪染めや髪質改善目的で人気があります。

編集者ゆき

ただし、一般的なヘアカラーと違う特徴が多いため、メリットとデメリットをしっかり理解した上で試すのが大切です。

ヘナカラーのメリット・デメリット比較表

項目メリットデメリット
成分100%植物由来で頭皮や髪にやさしい(化学薬品不使用のものもある)製品によっては「ケミカルヘナ」(化学染料入り)もあり、100%天然とは限らない
髪や頭皮への影響髪にハリ・コシを与え、トリートメント効果あり色味の調整が難しく、思った色にならないことがある
色持ち徐々に色落ちしても自然で、繰り返すことで発色が安定する一度染まると色素が髪に定着しやすく、他のカラーへの変更が難しい
におい化学染料の刺激臭がなく、植物特有の自然な香り草っぽい香りが苦手な人には不快に感じる場合あり
髪のダメージブリーチ作用がなく、髪を傷めにくい黒髪を明るくすることはできない(トーンアップ不可)
染め時間放置時間を長めにとることで髪に優しい仕上がり染まるまでに1〜2時間以上かかることもあり、手間がかかる
コスト自宅染めなら低コスト、サロン施術でもトリートメント効果込みと考えればコスパ良いサロンでの施術は通常のカラーより高額になる場合あり

いちばんのデメリットは「カラー変更が難しい

へナカラー後は、他のカラー変更が難しいというデメリットが「美容師泣かせ」と言われている要因です。

また、ネットでも「ヘナ やめる人続出」「やめたほうがいい」とよく見かけるのは、カラーチェンジを楽しみたい人が多数派のためと言えます。

「思った色と違った」と感じてもトーンアップさせたり、希望の色味に変更するのが至難の業とも言われているからです。

ただし、サロンによってはカラーリングの知識に長けているカラーリストが在籍していたり、黒染めした髪から染料を分解・除去する黒染め剥がしなどを施術メニューに取り入れているサロンもあります。

専門的な知識を持つ美容師に、ヘナから普通のカラーへ変更したい旨を相談するといいでしょう。

>>【カラーリスト】美容師の資格では、ヘアカラーリストとは?仕事内容や資格の種類・平均年収について解説しています。

メリットは「髪を傷めずコスパ良くカラー定着!」

ヘナカラーの利点は髪に優しいカラーリングが実現できること。

自分で好きなタイミングにカラーリングでき、繰り返すほどに色が定着するので、コストパフォーマンスも抜群です。

植物由来でトリートメント効果も期待できるのが嬉しいポイント。

編集者ゆき

落ち着きのあるブラウン系やダークカラーを長く楽しみたいという方におすすめです。

セルフカラー剤でスペックを比較したい方は>>美容室カラー剤ランキングも参考にご覧ください。

へナカラーを試すときのポイント!

セルフカラーするなら保護成分配合タイプを選ぶ

ヘナカラーは「髪や頭皮にやさしい」「自然な仕上がり」という強みがある一方で、色の自由度が低く、手間もかかるのが特徴です。

以下のポイントをチェックして、最適なカラーリングを実践しましょう。

ポイント

  • 最初は100%天然のものを選ぶ
  • 白髪染めには向いている
  • においや手間を許容できるかを確認
  • 継続して使うことで効果が高まる
編集者ゆき

もし「白髪を自然にカバーしつつ髪をいたわりたい」というニーズがあるなら、ヘナカラーは試してみる価値が十分にあります。

最初は100%天然のものを選

最初は必ず「ナチュラルヘナ」と明記されたものから試すのがおすすめです。

ヘナカラーといっても、「100%天然ヘナ」と「ケミカルヘナ(化学染料入り)」で大きく2種類あります。

天然ヘナは髪や頭皮にやさしく、敏感肌の方にも安心ですが、ケミカルヘナは強い発色が出せる代わりに、化学成分によるリスクも伴います。

事前にパッチテストを行うと安心して使うことができます。

白髪染めには向いているが、明るさ調整には不向き

ヘナにインディゴを混ぜることで白髪にもきれいに色が入りやすく、オレンジ系の自然なブラウンに仕上がりになります。

やさしい天然由来の成分で、髪や頭皮を痛めることなく染め上げるため「白髪染め」としては非常に優秀です。

ただし、ブリーチ作用がないため、黒髪を明るくすることはできません。

「今の黒髪を少し明るめにしたい」という希望には応えられないことを認識しておきましょう。

継続利用すれば自然な色味と艶が得られますが、サロンでの施術選択肢が狭まる可能性も否めません。
心配であれば美容師と相談するようにしましょう。

においや手間を許容できるかを確認

ヘナ特有の「草っぽい香り」や「染めるのに1〜2時間かかる手間」をどう感じるかは人それぞれです。

これを「面倒」と思うか、「セルフケアの時間」と思えるかで続けやすさが変わります。

もしアロマが好きだったり、ヘッドスパ感覚で時間をかけられる方なら、ヘナはむしろリラックス効果のある美容習慣になるでしょう。

継続して使うことで効果が高まる

1回目よりも、数回重ねて毛染めすることで色が定着しやすくなり、髪のハリ・コシも感じやすくなります。

「一度で完璧な発色」を求めるよりも、「使い続けて髪を育てる」という気持ちで取り入れましょう。

ヘナカラーやセルフカラーは美容師が嫌がるのか、美容師の気持ちを解説している>>セルフカラーに対する美容師の本音も参考にご覧ください。

ヘナカラーの手順

人材育成は教える側に知識が必要!

ここで実際にセルフヘナカラーにチャレンジする際の正しいやり方をご紹介します。

パッチテストを行う

パッチテストとは、染料や化粧品を少量だけ皮膚につけて、かぶれやアレルギー反応が出ないかを事前に確認するテストのことです。

ヘアカラーのかぶれには、すぐに出る即時型と、時間をおいて出る遅延型があり、両方を確認する必要があります。そのため塗布後は約30分後と48時間後に観察します。

耳の後ろに少量を塗布→48時間後に異常がないか確認。
反応がある場合は使用中止。

用意するもの

以下のアイテムを用意するとスムーズに薬剤を塗ることができ、汚れもつきにくく仕上がりが良くなります。

  • ヘナ
  • ボウル(またはドレッシング容器)
  • ハケ
  • 泡立て器
  • ビニール手袋
  • キャップ(またはラップ)
  • ターバン
  • 耳キャップ
  • ティッシュ
  • 汚れてもよいタオル・服
  • お湯(約40℃)

手順①:ペーストを作る

ヘナカラー剤には、すでに混ぜてある簡易的なタイプのものも販売されていますが、本格的なヘナパウダーを使用する際には以下の方法で薬剤を準備します。

ヘナパウダーに約45℃のお湯を加え、ケチャップ程度の固さに。
頭に塗れる温度まで冷まして準備完了。

参考:JAPAN HENNA

白髪染めには、これに「インディゴ」という天然の色素を混ぜます。
ヘナ:オレンジ系の色味
インディゴ:ブルー系の色味

手順②:下準備(塗布前)

髪と地肌をしっかり濡らす。
顔まわりはハンドクリーム等で保護。 

手順③: 塗布(基本の流れ)

  1. 生え際・分け目・顔まわりからハケで塗る(容器式も可)。
  2. 髪全体にのせ、やさしくなじませる(コームで分け目を作ってもOK)。
  3. 後頭部までしっかり揉み込み、特に気になる部分は多めに。
  4. 髪を頭頂でまとめ、塗り残しをチェック。 

手順④:ラップ〜保温・放置

顔まわり・もみあげに四つ折りの濡れティッシュを貼る→ターバン→キャップの順。

空気を抜くように密着させ、1〜3時間放置。

冷えやすいので保温を意識。 

手順⑤:洗い流し〜仕上げ

ヘナを十分にすすいだ後、シャンプー2回。

濡れたままは色移りの原因になるためしっかりブローして乾かしましょう。

ヘナカラー に関するQ&A

ホットペッパービューティー解約・違約金に関するQ&A

最後によくある質問をまとめたので参考にしてください。

  • ヘナ染めをしたあとヘアカラーはどれくらいできませんか?
  • ヘナに向かない人の特徴とは?
  • ヘナを続けた結果どうなりますか?
  • ヘナに発がん性物質は含まれていますか?
  • ヘナ染めを毎日するとどうなりますか?

Q. ヘナ染めをしたあとヘアカラーはどれくらいできませんか?

A. ヘナ染め後は1か月前後ヘアカラーが染まりにくいので、期間をあけましょう。

美容院でカラーのスペシャリストであるカラーリストが在籍しているサロンを選んで事前に相談してみると良いでしょう。

編集者ゆき

サロンによっては黒染めを剥がしてくれる施術などもあります。
これならいつでもヘナをやめてヘアカラーにチェンジすることは可能です。

Q. ヘナに向かない人の特徴とは?

A. ヘナが向かない人の特徴はアレルギーや「ダークカラーを定着させたくない」など、以下の内容に当てはまるタイプの方です。

  • 髪を明るくしたい人
  • 明るい色や色味を自由に楽しみたい人
  • 短時間で染めたい人
  • すぐに別のカラーに変えたい人
  • 植物アレルギーや敏感肌の人

Q. ヘナを続けた結果どうなりますか?薄毛になる?

A. 髪が健康的にツヤを帯び、ハリとコシを実感できるようになります。

髪の表面がコーティングされて、ダメージ補修や頭皮環境の改善が期待できるためです。

ヘナカラーの場合、色味が定着していくのは早くて2回目〜3回目以降です。

そのため、薄毛になる心配は入りません。

Q. ヘナに発がん性物質は含まれていますか?

A. ヘナは植物のため、健康を害する物質は含んでいません。ヘナ自体が死亡要因となる心配はないと言えます。

参考:太陽と大地のへナ

Q. ヘナ染めを毎日するとどうなりますか?

A. ヘナ染めは、化学染料や防腐剤が含まれていないので、髪や頭皮に負担をかけることなく毎日使用しても問題ありません。

まとめ

ヘナってどう?といった疑念は、はらえましたか?

今回ご紹介したヘナのデメリットは、色の自由度が低く、染めるのに時間がかかること

ヘナがよくないといわれる原因はここにあるということがわかりました。

あらかじめ欠点を心得ておくことで、後悔のないカラーリングが実現できます。

一方でメリットである髪や頭皮へのやさしさ、自然なツヤやハリを考えれば、魅力的なカラーリング方法。

編集者ゆき

傷まない白髪染めをしたい方にとっては最適な選択肢のひとつと言えるでしょう。

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