美容師免許は通信制でも取得できる?費用やメリット・デメリットを解説
「美容師免許は通信制でも取得できるのかな?」
「美容師免許を通信する場合の費用やメリット・デメリットについて知りたい」
このようにお悩みではないでしょうか。
結論から言うと、美容師免許は通信制でも取得可能です。
本記事では、その点に加えて「通信制のメリット・デメリット、授業内容、費用相場」などについても解説しています。
通信制でお悩みの方にぴったりの内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容免許を取得したいけど、通信制でも取得できるの?
美容師といえば、専門学校に通学をして国家試験を受験するという流れを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。
ところが、現在は通信制を利用することもでき、効率的に国家試験に挑める方法があります。
しかし、昼間や夜間は2年間の通学に対して、通信制は3年間と1年長くなってしまう特徴もあります。
美容師免許を通信制で取得するメリット
通信制で美容師免許を取得するなによりのメリットは昼間の通学よりも学費が安い傾向にあることです。
昼間や夜間よりも対面授業や技術を実践できる機会が少ない為、その分費用を安く抑えられる仕組みになっています。
国家試験対策中心にカリキュラムが組まれるので、効率よく学べる利点もあります。
美容師免許を通信制で取得するデメリット
美容師免許を通信制で取得するに当たって、デメリットは周りに相談できる仲間ができにくいということです。
通信制では昼間ほど毎日顔を合わせるわけではないので、仲良くなるのに時間がかかる傾向にあります。
また、技術的な部分など実践する機会が少ないので習得までに時間がかかります。
また昼間や夜間の学生と違い、質問などわからない部分を聞ける先生も近くにいないのである程度自分で学んでいく姿勢が必要になってきます。
働きながら家事や育児をしながら自由に学べて良い反面、自己管理で計画を立てながら勉強を進めて行かなくてはならないので意思の強さが試されるところです。
通信制はどんな人におすすめ?
美容室に限らず働きながら学校に通いたい方には通信制はとてもオススメできます。
働いてお金を稼ぎながら学費の費用も抑えられるのでコスパが良いです。
自分のペースで学びたい方にとってはとてもメリットが大きいでしょう。
しっかりと目標に向かって自分で計画的に行動できるのであれば全く問題ないと思います。
通信制の美容専門学校では何をする?
「通信制は学校で何をするの?」
「昼間・夜間通学と内容は違うの?」
と疑問も多いですよね、そこで通信制の学び方の流れをみていきます。
レポート提出
通信制では自主学習がメインとなるため、定期的にレポートの提出が求められます。
- 衛生管理
- 関係法規
- 美容保険
- 美容文化
- 理容美容技術理論
- 運営管理
- 香粧品科学
- 理容美容実習
などの教科を学びます。
これらの授業課題が出るので、教科書などを参考にして、期日までにレポートを作成・提出する流れとなります。
日本美容理容教育センターへ3年間36回のレポート提出が義務付けられています。
スクーリング
通信制といえど美容師には国家試験で実技での試験もあります。
そのため 、美容室で働いている方で300時間、働いていない方で600時間のスクーリングを受けなければなりません。
指定された日時に登校し単位を取得します。
この通学する時期やタイミングは学校によって様々なので、よく調べて検討してみてください。
授業内容は昼間・夜間と似ています
通信制の授業内容は昼間、夜間と教材も同じなのでほとんど変わりはありません。
勉強する範囲は同じでも昼間や夜間は放課後実技の練習をしたり毎日先生の指導の元、実技を身につけることができるので違いはこの部分が大きいのではないでしょうか。
通信課程で美容免許を取得するまでの流れ
通信過程で美容師免許を取得するまでの流れを簡単に紹介していきます。
通信過程で美容師免許を取得するまでの流れ
- 入学
- 卒業
- 国家試験受験
- 美容免許取得
入学
美容師免許を取得するためには、厚生労働大臣指定の美容専門学校に入学し、通信制では3年間定められた課題を修了しなくてはなりません。
8科目の必修科目と5科目の選択科目を学びます。
卒業
美容専門学校を卒業して、はじめて美容師免許取得の権利を獲得できます。
試験は卒業前に行い、卒業見込みとして受験します。
厚生労働省指定校でないと、受験ができないので学校を探す際は、必ずチェックしておきましょう。
国家試験受験
全ての受験資格をクリアすると、国家試験を受験することができます。
美容国家試験は年2回行われており、
のどちらかで受験します。
ほとんどの場合、1〜2月の試験を受験します。
もしも筆記か実技のどちらかのみ不合格であった場合、次回の受験に限り合格した方の科目を免除することができます。
美容免許取得
国家試験に合格したあとは、美容免許の取得の手続きをします。
その時に必要になるのが、下記のものです。
1.新規免許申請書
合格番号や質問事項など必要な情報を記入して申請の際に提出します。
基本的に合格通知に同封されているのでその用紙に記入します。
2.診断書
病院で身体的、精神的疾患がないかどうか証明を発行してもらいます。
何科ではないといけないという指定もないのでお近くの病院で発行してもらえるはずです。
診察前に電話で確認を取ってからいくとスムーズに発行できます。
発行には相場で3,000〜4,000円程度かかりますので合わせて確認しておくと安心です。
3.合格証明書
国家試験に合格した際にもらえる証明書です。
新規免許申請書に記入時にも使うので大切に保管しておきましょう。
4.住民票
本人確認の為、住民票も提出しなくてはなりません。
お住まいの市役所で本籍の記載された住民票を発行し提出します。
発行から6ヶ月以内でないと無効になってしまうので注意が必要です。
5.登録免許税、手数料
免許の申請に登録免許税の9,000円と手数料5,200円がかかります。
登録免許税の9,000円は金融機関で収入印紙を購入し、手数料はATMで5,200円振込ます。
収入印紙と受領書を新規免許申請書に貼り付けます。
どれか1つでもが欠けると申請できないので、しっかりと確認しておきましょう。
理容美容師試験研修免許センターへ申請手続きをし2〜4週間ほどでお手元に届きます。
美容免許を通信制で取得する場合の費用相場
美容の専門学校の平均的な費用相場が
- 昼間 200〜300万円
- 夜間 数十万〜100万円
- 通信制 60〜70万円
となっており、通信制がもっとも費用が安くすみます。
美容室で働きながら通信制に通えばお給料を確保しながら、通常よりも短縮された300時間のスクーリングで単位が取れるので時間的にも自由であり、より実践的な技術を美容室で学びながら美容免許が取得できてしまうのでスタイリストに一番近い道の一つであると思います。
まとめ
ここまでで「美容師免許は通信制でも取得できる?費用やメリット・デメリットを解説」の解説は以上です。
美容師免許の取得を通信制で挑戦したい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
美容師をこれから目指す方にオススメしたいのが「JOB VR」です。
求職中の美容師と美容師を募集している店舗をマッチングしてくれるサービスで、まだ美容免許を取得していない美容学生も積極的に採用しています。
もちろん資格がないのでまだ美容師としてお客様の髪の毛には触れませんが、受付業務や掃除や美容師のサポートなどしながら美容室での働き方の流れを知ることができます。
就職するわけではないので気軽にバイトとして試しに働いてみるのも楽しそうですね。