美容室の営業時間(朝・夜)はどのくらいで設定されている？平均的な時間や短くする方法を解説

「美容室・美容院の営業時間(朝・夜)を知りたい」

このような方に向けて、本記事では「美容室・美容院の営業時間」を徹底解説しています。

【全国平均】美容室の営業時間はどのくらい？

厚生労働省健康局生活衛生課の調査によると、全国平均で美容室の営業時間は9.4時間となっています。

9〜10時間未満の美容室が44.5%
10〜11時間未満の42.1%
8〜9時間未満の7.2%

このように、9割以上の美容室は9時間以上の営業時間を設けていることになります。

一般の職種からすると、やや長めの時間設定です。

サービス業全体で見ると、平均的な時間なのかもしれません。

参考情報：厚生労働省

美容室の営業時間(開店時間)

開店時間で一番多い時間帯は9時台で、71.1%美容室が挙げられていました。

次いで多いのが8時台の16.2%、
10時台の11.5%になります。

ごく少数ですが、8時前と11時台の開店は0.6%あるようです。

個々の美容室の土地柄やお客様のニーズによっても変化してくるので、一概にどの時間が良いとは言えません。しかし、開店時間9時台が圧倒的に多いのが分かります。

美容室の営業時間(閉店時間)

閉店時間で一番多い時間帯は18時台で50.8%の美容室があります。

次いで多いのが、19時台で35.1%、
17時台の6.6%、
20時台の4.9%と続きます。

少数派では、17時前の1.7%、21時台の0.8%、22時以降の0.2%がありました。

開店時間よりも閉店時間にばらつきがあるのが特徴的です。

閉店時間は周辺にビジネス街や歓楽街がある美容室は比較的長く、田舎で地域密着で経営されている美容室は比較的短くなっている為、このような時間差が生まれるのかと思います。

【美容室オーナー向け】営業時間が伸びるデメリット

次に美容室オーナー向けに、営業時間が伸びることのデメリットをお伝え致します。

一見、営業時間が長い=売上を作れると考えてしまいますが、一概に良い側面だけではありません。

営業時間が伸びるデメリット

人件費が増える

デメリットの1つ目は人件費が増えることです。

近年、美容室の働き方改革が進み、営業時間外の練習や撮影等にも給料が発生します。

その為、営業時間が伸びると自然と人件費も増えてしまうということになります。

もちろん、ホワイトな企業を目指す上では当たり前のことですが、お店にとって売上を生み出さない時間でも給料が発生してしまうのは痛手です。

売上減少に繋がらない範囲で、適切な営業時間を定めることが、適切な人件費にも繋がるかと思います。

スタッフの不満が募る

デメリットの2つ目はスタッフの不満が募るということです。

当たり前のことではありますが、営業時間が伸びれば伸びる程、自社のスタッフは疲弊してしまいます。

疲弊してしまえば、身体的にストレスが溜まり、社内でも不満が募ってしまいます。

法律を遵守し、無理のない営業時間を定めることもオーナーの努めです。

スタッフの意見とお店の利益、どちらも大切に出来るような営業時間が望ましいかと思います。

美容室オーナーが知っておくべき営業時間をできるだけ短くする方法

営業時間が伸びることでの、デメリットをいくつかご紹介させて頂きました。

もちろんデメリットだけではないですが、なるべく営業時間を短く、利益が出た方が会社としてもメリットがあるかと思います。

低価格競争に入らない

営業時間をできるだけ短くする方法1つ目は「低価格競争に入らないこと」です。

美容室市場は現在も増加傾向にあります。

そのため、低価格競争が起きていることも否めません。

しかし、低価格競争に、いざ参入してしまうと自社の首を絞めることにもなりかねないのです。

低価格になればなるほど、無理矢理にでも顧客数を増やすしかなくなってしまいます。

限られた時間で対応出来るお客様の数は限られてきますので、顧客数を増やそうと思えば、自然と営業時間も伸びてしまうのです。

営業時間を短くしようと思うのであれば、低価格競争に参入せず、コンセプトを決め、自社の強みを活かした経営を目指すのが良いかと思います。

価格を上げるだけのサービスを提供する

営業時間をできるだけ短くする方法2つ目は「価格を上げるだけのサービスを提供すること」です。

前述の通り、低価格では営業時間が増えていく一方であることがお分かり頂けたかと思います。

では、価格を上げればどうでしょうか。

価格を上げて、利益を残すことが出来れば、営業時間も自然と短くすることが可能です。

しかし、ただ単純に価格を上げるだけでは、お客様は離れていってしまうでしょう。

何故なら、対価に見合ったサービスを提供出来ていないからです。

価格を上げてもお客様にご来店頂く為には、技術力や接客、サービスの質を高める必要があります。

その為、価格を上げるという施策は正しいですが、価格を上げる為のサービスの向上を目標として経営することこそが重要かと思います。

美容室の営業時間に関するよくある質問

最後に、美容室の営業時間に関するよくある質問に回答していきます。

法律的に、美容室の営業時間はどうなっているの？

日8時間・週40時間が労働時間の上限です。残業に関しては、15時間/週に抑える必要があります

美容室の営業日(営業時間)はどうなっているの？

基本的に週5,6日が多いです。定休日に関しては「美容院の定休日は何曜日が多いの？」をご覧ください。

優秀なスタッフを募集している美容院におすすめアプリ「JOB VR」

ここまでご覧頂いた美容室オーナーは、サービスの向上を目指し、より良い人材を求める方も多いかと思います。

そこで、おすすめなのが「JOB VR」というアプリです。

JOB VRの特徴

また他の求人サイトと違い、美容室と美容師や美容学生のマッチングアプリとなっていますので、美容師側からしても、気軽に職場の雰囲気を体験出来る事がメリットかと思います。

美容室オーナーにも、美容師や美容学生にも、メリットのあるアプリになっていますので、より良い人材を集める為にJOB VRから始めてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は美容室の営業時間について解説させて頂きました。

営業時間の違いや店舗に与える影響まで、ご理解頂けたかと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。