美容室の経費削減・コスト削減|美容室の材料費や経営・経費の内訳を解説!
「美容室経営者として無駄な費用(経費)を削減したい・・」
「1人美容室の経営で利益率を上げるためには経費の割合ってどのくらい?」
このような悩みを持つ美容室オーナーの方に向けて、
本記事では「美容室のコスト・経費削減」について徹底解説しています。
- 美容室の経費削減では1%にこだわろう
- 無駄な支出が利益を下げる原因に
- 美容室の経費削減は好循環を生む
- 経費削減できる7つの固定費
結論、固定費を丁寧に見直すことで年間300万円の経費削減も可能です。
しっかりと一つ一つ取り組むことで、まだまだ美容室で出来る経費・コスト削減について、不安や疑問点を解決できるはずです。
では、さっそく具体的な経費削減対策を見ていきましょう。
どのような費用を経費削減すれば良いのかだけでなく、どのように削減すれば良いのかまで記載してあるので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容室のコスト・経費削減では1%にこだわろう
美容室経営者として無駄な支出を削るように努めることが1番重要です。
1%無駄な支出(経費)を削ることが、大きな利益になります。
1%という数字だけみると小さいイメージがありますが、具体的に考えてみましょう。
1,000万円の売上があった場合、1000万円×1%=10万円です。
即ち、10万円利益が変わってくるのです。
このように、無駄な支出を少しでも抑えることで、利益は最大化できます。
無駄な支出が利益を下げる原因に
経費削減をしないと無駄な支出が増え、美容室の利益は下がります。
なぜなら、利益は「売上-経費」で算出されるものだからです。
裏を返せば、売上が変わらなくても、経費を下げるだけで美容室の利益は増やせます。
経費削減で年間300万円の純利益につなげることもできる!
項目 | 通常 | 削減後 |
材料費 | 300,000円 | 180,000円 |
宣伝・広告費 | 150,000円 | 60,000円 |
水道光熱費 | 40,000円 | 30,000円 |
タオル | 20,000円 | 5,000円 |
雑誌 | 18,000円 | 3,000円 |
合計 | 528,000円 | 278,000円 |
差額 | ー | 250,000円 |
美容室でできる経費削減の一例として、上記のように毎月かかる固定費の一部見直しを仮定して算出すると、合計で月間25万円、年間なら300万円を削減できることがわかります。
>>美容室経費・個人事業主の確定申告|美容院経費で落とせるものや勘定科目
では、経費の勘定科目について詳しくご紹介しています。
美容室の経費削減は好循環を生む
美容室の経費削減は好循環につながります。
売上-経費=利益が少しでも上がれば、設備投資や事業投資ができることに加えて、少しでも従業員の給料に反映させることができれば、社員のモチベーション維持にもつながるという好循環です。
社員のモチベーションが上がれば、意欲が出てより良いサービス提供にもつながり、お客様の満足度も高くなるでしょう。
このように少しでもコストを抑える文化を美容室に根付かせることができれば、仕事の生産性が上がり、結果的に美容室経営の状態が良くなることになります。
しかし、経費削減を意識しすぎて、逆に必要不可欠な経費は削減しないように注意は必要です。
必要なものと不必要なものは事前に把握しておくと、無駄な支出が減らせるかと思います。
美容室で月数万〜数十万円経費削減できる7つの固定費
美容室の経費削減が見込める固定費の勘定科目には、下記の7つが挙げられます。
やり方によっては、数万〜数十万円経費削減が可能になると言えるでしょう。
- 家賃料
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- 材料費
- 通信費
- 人件費
- 採用教育費
では、それぞれどのように削減すれば良いのかを詳しく見ていきます。
また、経費の割合についてや、勘定科目の種類や振り分けについて詳しく解説している
>>美容師確定申告|フリーランス・個人事業主の経費や白色・青色申告のやり方も併せてご覧ください。
家賃
美容室の経費削減1つ目として「家賃」があります。
なぜなら、固定費としての割合がとても大きいからです。
その削減手段は「値下げ交渉」「移転」です。
交渉の際は「契約年数を上げる代わりに家賃を下げて欲しい」といった方法が一般的かと思います。
また近くに移転できる場所がある場合はそちらに移転をすることで大幅な経費削減につながるでしょう。
しかし、いくら賃料が下がるとしても、移転する際はかなり大きな費用が発生します。
家賃が少ししか変わらない場合はおすすめできません。
家賃交渉を行なった上で、移転先の検討をするのが良いかと思います。
水道光熱費
美容室の経費削減2つ目として「水道光熱費」があります。
これは、一見微々たる値に感じても、蓄積すると年間にして削減できる割合もある程度見込めるから。
水道光熱費というのは、美容室という事業形態であればある程度仕方がないものです。
何故なら、ドライヤーでは高ワット数の電圧を使いますし、シャンプーでは大量の水を使用するため。
その上で日々の節電や無駄遣いなどを直す習慣化で数千円程度削ることができます。
極端な削減は出来ませんが、スタッフ全員に意識を行き渡らせることで無駄は抑えられるでしょう。
広告宣伝費
美容室の経費削減3つ目として「広告宣伝費」があります。
それは、コストを抑えてもできることがあると言えるからです。
例えば、新規顧客の獲得やリピーター確保のための費用として使われることが多いのが広告宣伝費です。
多少は仕方がないですが、できれば無料でできるSNSの運用などで集客できるようになると、広告宣伝費を大幅に削れる事があります。
使用する労力と結果が見合っているようであれば試してみましょう。
また、いくら無料で出来るからといって最初からSNS1つに注力してしまうのは危険です。
SNSというのは、結果を出すのには時間がかかるケースが多いからです。
すぐに結果の出る広告を利用しつつ、いずれはその広告費を削減出来るように、SNS等の運用を並行してやっていくことが最適解かと思います。
材料費
美容室の経費削減4つ目として「材料費」があります。
なぜなら、同じ商品でも、さらに安く入手できる可能性があるからです。
こちらに関しては、使っているものの質を下げるといったことではなく、在庫処分にならないように管理することで費用を削ることがおすすめです。
使用材料の質を下げれば、比例してお客様の満足度も下がる恐れがあります。
出来るだけ不要な在庫を抱えることなく営業していくことを心がけましょう。
例えば、複数業者で「相見積もり」を取って価格交渉するなども良い方法です。
通信費
美容室の経費削減5つ目として「通信費」があります。
それは、様々なサービスがあり、料金も変わってくるからです。
例えば、美容室で使用している電話やWiFiなどを見直すことで数千円の経費削減につながります。
近年は様々な通信プランや通信業者がありますので、自身の店舗に必要なサービスだけ契約することが重要です。
人件費
美容室の経費削減6つ目として「人件費」が挙げられます。
それは、経費として占める割合が大きいからです。
例えば、スタッフを雇って経営するよりも、場合によってはオーナー1人で個人経営の方が人件費をカットできるため利益を出せるケースもあります。
ただし、1人で経営するには利益を出すにも限界があります。
なぜなら、1人では施術をこなせる数に限りが生じるから。そのため一概には言い切れません。
採用教育費
美容室の経費削減7つ目としては「採用教育費」があります。
なぜなら、人材確保の方法にも色々なやり方によって費用が異なるためです。
採用教育費とは「求人を募集する際にかかる費用」のことを指します。
これらの費用は「成果報酬型」の求人広告にすれば費用を抑えることができます。
求人広告には、掲載費が毎月かかるものや、成果報酬型等の様々ない形態がありますので、結果が出やすい媒体を見極めて、必要最低限のコストでの求人募集を心掛けましょう。
採用教育費の経費削減をしたい美容室オーナーにおすすめ「JOB VR」
採用に力を入れたいけど、これまでのように採用教育費用を出してしまうのは嫌だ。
このような方に「JOB VR」はおすすめです。
JOB VRは基本的に無料で利用できます。
美容室と美容師を繋ぐ、マッチングアプリのような仕様になっており、他の求人媒体と比較すると異質な存在です。
また、マッチングアプリということで、他の求人媒体よりも敷居が低く、美容師も美容室オーナーも気軽に参入することができるのです。
JOB VRを利用し成果が出せれば、経費が削減出来るのは勿論のこと、質の良い美容師を雇えることで、お客様の満足度も高められるでしょう。
結果として、お店の利益の最大化に大きく貢献してくれるアプリがJOB VRになります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
美容室オーナー様にとっては、目を瞑りたくなる内容だったかもしれません。
しかし、1%の経費を意識することで、自身の店舗の未来も明るくなります。
日々の細かな経費の意識を改めて意識して頂いて、利益の最大化に努めて頂ければ幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。