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美容室経営者は厳しい?オーナーの年収や店舗・個人経営で失敗しないために

美容室経営者は厳しい?オーナーの年収や店舗・個人経営で失敗しないために

美容室オーナーになるには、美容院の経営におけるリスクを把握した上で、しっかりと明確な事業計画を立てておく必要があります。

それは、激しい競争や高い運営コスト、人材確保や維持の難しさから、失敗するリスクもあるため。

サロン経営なんて儲からないから厳しいのでは?と認識されている理由には、そう言ったか観点からと言えます。

成功させるためには、失敗する可能性を摘み取っていくことが重要。

今回はそんな「厳しい美容室経営で失敗しないために」について解説していきます。

編集者yuki

美容室経営における失敗事例や原因、大切なポイントについてご紹介しています。

編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

現在、美容所はいくつある?

現在、美容所はいくつある?

コンビニよりもたくさんあると言われている美容室ですが、実際はどれほどの件数あるのでしょうか。

衛生行政報告例によりますと、平成28年度末時点で全国の美容所数は24万3,360施設あり、10年前と比較しても25,591施設の増加となっています。

平成16〜17年代には美容師免許取得者数が約3万人と高い水準であったため、新規解説希望者が増えることが予想できます。

このことを踏まえても、美容室の施設数は年々増加傾向にあるのです。

編集者yuki

しかし、「経営者の高齢化」「店舗過剰」「低価格化」「客数の減少」「物価の高騰」など様々な原因でこの先、経営が難しくなっていることも予想できます。

美容室経営者の年収と売上

美容室経営者の年収と売上

ヘアサロンの経営者は、どのくらいの年収と売上を打ち出しているのか。

一般的な個人経営の美容室オーナーだと、年収の相場はおよそ500万円程。

店舗経営の店舗数が増えると、年収も比例してアップしていきます。

具体的には以下の水準が一般的と言えるでしょう。

大手フランチャイズや有名なサロンの経営者であれば、さらに高額所得となってきます。

店舗数ごとに見るオーナーの年収

以下は、展開する店舗数ごとに見るオーナーの年収相場です。

 店舗数  年収
1店舗400万円
2店舗500万円
3店舗650万円
4店舗1000万円
5店舗1200万円
※独自調査による

年収の割合は、営業利益に対して20%〜40%とサロンの経営状況により変動します。

美容室経営者になるために必要なポイント

美容室経営者になるために必要なポイント

スタッフとして雇われて働いている美容師はたくさんいますが、どうしたら美容室の経営者になれるのでしょうか。

必要なポイントを順番にみていきます。

免許「美容師免許」と「管理美容師免許」が必要

まず必須なのが「美容師免許」と「管理美容師免許」の取得

ただし、美容室の経営者やサロンオーナーは資格なしでも大丈夫です。

店舗で施術する美容師が資格を保持していれば問題ありません。

「美容師免許」

「美容師免許」取得のためには、厚生労働省指定の美容専門学校に入学して一定期間学ばなくてはなりません。

  • 昼間課程、夜間課程は2年
  • 通信課程は3年

この課程を修了した後に、美容師国家試験の受験資格を得ることができます。

美容師国家試験は、実技試験と筆記試験が行われます。

  • 実技で衛生上の減点が20点以下
  • 基礎的実技試験の減点が、第1課程と第2課程それぞれ30点以下
  • 筆記試験(運営管理、保険、香粧品科学、文化論、衛生管理)のうち無得点の項目がなく、55問中60%以上正解

これを満たすことができて初めて、「美容師免許」が取得できるのです。

自分1人で美容室経営して働く場合は必要がないのですが、従業員2人以上いる場合には必ず「管理美容免許」の取得が義務付けられています。

美容室はお客様の髪の毛や肌に直接触れて施術を行うことの多い仕事です。

そのことから、感染症の予防などのリスクから美容師もお客様も守らなくてはならないのです。

  • 美容室の施設が清潔に保たれているか
  • 明るさが十分確保されているか
  • 換気が適切に行われているか
  • 消毒設備が完備されているか

このような項目の規定をしっかりと守らなくてはならず、立入検査の際にクリアできていないと罰金30万円が課されてしまう事もあります。

管理美容師免許

「管理美容師免許」を取得するためには下記の条件を満たさなくてはいけません。

  • 美容師または理容師としての実務経験が3年以上
  • 都道府県知事が指定した講習会を受講

まずは「美容師免許」を取得した後に、美容所の施設で3年以上の実務経験をつみ受講資格を満たします。

その後に国が定めた講習を18時間修了すると、「管理美容師免許」が取得できます。

講習は3日間かけて公衆衛生の講義を4時間、美容室の衛生管理を14時間の合計18時間受けなくてはいけないのです。

保健所で営業許可をいただく

美容室や理容室を開業する際は保健所への申請を行い、営業許可をいただかなくてはいけません。

1.事前相談

  • お店の面積に対する設置可能なセット椅子の数
  • 照明の明るさ
  • 換気は十分か

などいくつかの基準を満たして、計画図面を工事前の段階で保健所に相談するとスムーズです。

2.開設届の提出

開業届など必要な書類を揃えて、営業開始の1週間前までに保健所へ提出します。

この時に開設検査の手数料の支払い、開設検査の日程を決めていきます。

3.開設検査

開設検査の際は、保健所の職員が立ち入り検査を行います。

提出した書類や内容を元に、設備や構造に問題がないか確認が行われます。

4.確認書発行

開設検査をパスすると確認書を取得することができます。

連絡がきてから直接受け取りに行きます。

必要書類をまとめると

  • 美容所開設届
  • 施設の構造設備の概要
  • 施設の平面図
  • 施設付近の見取り図
  • 従業者名簿
  • 従業員全員分の美容師免許証(管理美容師免許)
  • 医師の診断書
  • 登記簿謄本(法人の場合)
  • 検査手数料(20,000円前後)

準備するものがたくさんあるので事前にしっかり確認しておくと安心です。

初期費用を準備する

美容所を開設する際は初期費用が必要です。大きくかかる費用を見てみましょう。

  • 内装工事費用
  • 物件取得費
  • 美容機器の費用
  • 薬剤などの材料費
  • 備品代

基本的に店舗は借りるので賃料や敷金、礼金などの初期費用がかかります。

立地や広さによって価格が全く違うので、よく吟味してから契約しなくてはいけません。

一番費用がかかるのが内装費用とされています。

内装のこだわり方でも変わってきますが、水道、ガス、電気など美容室として営業していくための設備を備えるのにかなりの金額がかかってきます。

その後に営業が開始できるように、セット面、シャンプー台、最低限の薬剤や備品など揃えるものがたくさんあります。

美容室経営でよくある失敗事例

美容室経営でよくある失敗事例

美容室経営でよくある失敗事例として、下記の3つがあげられます。

  1. 資金が不足する
  2. 新規顧客が開拓できない
  3. 固定客が付かない

1つずつ解説していきます。

資金が不足する

美容室経営でよくある失敗事例1つ目は「資金が不足する」ことです。

先ほど解説した初期費用の準備や計画が甘いとすぐに資金が不足してしまいます。

美容室では、多額の初期費用と運営していくための固定費が重たい業界なので、資金の準備を最も失敗してしまう大きな要因です。

この点を解決するためにも、初期費用の準備と緻密な計画を立てて美容室を経営するようにしましょう。

新規顧客が開拓できない

美容室経営でよくある失敗事例2つ目は「新規顧客が開拓できない」ことです。

新規顧客が開拓できず、いつまで経っても売上が立たないとすぐに資金がショートしてしまいます。

集客施策に関しては、後述しているので、ぜひそちらを参考にしてみてください。

固定客がつかない

美容室経営でよくある失敗事例3つ目は「固定客が付かない」ことです。

近年クーポン狙いのお客様が増えているため、新規顧客を開拓できたとしても固定のお客様になってもらいづらい事情もあります。

編集者yuki

1:5の法則と言われるように、新規顧客を獲得するコストに比べて、リピートしてもらうためのコストの方が安いので、リピーター対策は美容室経営においえかなり重要な役割を果たします。

美容室経営で失敗しないために必要なこと

美容室経営で失敗しないために必要なこと

ここまで見ていると美容室の経営者になるのが大変そうに思えてしまいますが、美容室の経営に失敗しないためにはどんなポイントがあるのか見てみましょう。

顧客獲得のための集客施策

まずは何よりもお客様を集客できなければ、美容室として成り立たなくなってしまいます。

既存のお客様を大切にしていくことからはじめ、美容室の集客施策はいくつかあります。

  1. リピート率を上げる
  2. SNSの活用
  3. 美容室検索ポータルサイトの搭載
  4. お客様にご紹介頂く

このように美容室検索ポータルサイトや最近だとSNSやブログの発信で、新規のお客様の集客をすることができます。

お店のコンセプトや自分の強みを最大限に生かして、アピールすることでお客様の目に止まる確率を上げることができます。

そして新規でご来店いただけたら、全力で満足度を上げられるように接客、技術、雰囲気など気をつけてリピートして頂けるように努めます。

新規が多くてもリピーターになって頂けないと、後々苦しくなってきてしまうのです。

リピーターが増えてくると、お友達や家族もご紹介頂ける機会も増えるので、安定した集客に繋がります。

優秀なスタッフを集める

美容室はスタッフ対お客様の人同士の関係で成り立っています。

そのためスタッフの質はとても重要になってくるのです。

美容室でいう優秀は頭が良いから優秀というわけではなく、対人関係のコミュニケーション能力や協調性、気配りなども大切です。

新卒ではじめは何もできなくても、お店全体の雰囲気を明るくしてくれる子がいたりもします。

技術は努力次第でカバーできる部分も多いのですが、人柄や相性を変えるのは難しいです。

そういう意味で優秀なスタッフが多い店舗は魅力的で顧客満足度も高くなります。

優秀なスタッフを求める美容室経営者におすすめのアプリ「JOB VR」

優秀なスタッフを雇いたいと思っていても初対面で面接のみで、人を見抜くのは至難の業です。

そこでオススメしたいのがJOB VRです。

JOB VRは求職中の美容師とスタッフを探している美容室を繋いでくれるアプリになります。

求人サイトというだけではなく、お互いに直接メールでもやり取りができて入社前にサロンワークとしてバイトで働くこともできます。

そのためお互いに人柄やお店の雰囲気もつかみやすく、自分の働きやすい環境や相性の良いスタッフを見極めやすいメリットがあります。

無料で求人を出稿することができるので、費用をできる限り抑えたい開業したての美容室経営者にもオススメです。

「JOB VR」とは

JOB VR は、美容室に特化したマッチングアプリ。

通常の求人ではなかなか出てこない美容師バイトも、厳選した優良美容室のみが登録されているので安心して探せます。

特徴
  • 面接・履歴書なし
  • 簡単なマッチング
  • 好きな時間に働ける
  • バイトが終わったら即報酬を受け取れる

美容学生でも利用することができ、もちろんアシスタントの方も好きな時間・都合の良い日に仕事ができます。

その日のうちに報酬がもらえるのも嬉しいですよね。

また、どんな美容室が合うのかはっきりわからなくても、別の環境で仕事を経験することで、自分が求めている職場をイメージできるようになります。

新しい一歩はいつでも勇気がいるものですが、面接なし・履歴書いらずなので気軽に試してみましょう。

まとめ

以上、「厳しい美容室経営で失敗しないために」について解説しました。

成功する美容室の経営者になるためには、美容師としての技術だけではなく、経営知識やマーケティングを学ばなくてはなりません。

十分な運転資金を準備することや集客力を高めるための戦略が重要です。

できれば、独立前から学んでおくと尚いいですが、開業後でも始めるのは遅くありません。

ひとつひとつ改善点を見つけて、実践することを積み上げていきましょう。

サロン経営者としての成功を願っています。

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