美容室の独立開業でよくある失敗|事前に防ぐための方法やよくある質問に回答
「美容室の独立開業でよくある失敗について知りたい」
このような方に向けて、本記事では「美容室の独立開業でよくある失敗」について徹底解説しています。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容室の独立開業でよくある失敗
美容室の独立開業でよくある失敗はいくつかあります。
- 資金不足で集客できなかった
- ターゲット層が明確化できなかった
- 家賃が高すぎる場所で店舗設置してしまった
これらが主な失敗例です。
事前に失敗例を意識しておくことで、避けられる場合もあるかと思いますので、それぞれの詳細を解説させて頂きます。
資金不足で集客できなかった
資金不足で集客できなかったパターンは、広告宣伝費以外の経費に、開業費用を注ぎ込んでしまった場合が多いです。
失敗例としてはこんなものが挙げられます。
- 店舗設置に費用をかけすぎて、集客費用をかけることができなった
- 低価格で提供するスタイルをとってしまい、広告費用を捻出することができなかった
このような失敗の多くは「低価格のため利益幅が小さい美容室」によくある失敗例です。
事前に見込み売上の10〜15%を広告宣伝費に運用できる資金を用意しておくことで解決できるかと思います。
ターゲット層が明確化できなかった
美容室開業独立において、ターゲット層が明確化されていることがとても重要です。
何故なら、美容室の数は膨大にあるため、差別化が出来なければ勝ち続けることができないためです。
他の美容室と差別化できなければ、リピーターの獲得に苦しむことになるでしょう。
髪を切る頻度は人それぞれ違いますが、リピーターになってくれれば「新規顧客を獲得するコスト」を減らすことができるため、将来的な広告宣伝費の削減に繋がるのです。
つまり、リピーターを増やせるだけのコンセプト設定不足がこのような失敗を引き起こしてしまう原因になります。
他の美容室と差別化し、自身の提供できるサービスを探し、ターゲット層を絞ることで、継続的なリピーター確保に繋がり、結果的に経営も安定してくれるかと思います。
家賃が高すぎる場所で店舗設置してしまった
家賃が高すぎる場所で店舗を設置してしまうこともよくある失敗例です。
いくら好立地だったとしても、自身の店舗の売上に見合わない家賃では、費用が嵩んでしまい失敗するリスクを高めます。
では、安い立地で賃貸をすれば良いのかというとそうとも言えません。
立地の悪い場所では、お客様の集客に苦労してしまうからです。
このように、家賃は諸経費の大部分を締める費用で、立地の選択が今後の経営を左右してしまうので、自身が売上るであろう数字は明確に出しておく必要があります。
自身の売上に見合った、なるべく好立地な場所を見つけることで、失敗は避けられるでしょう。
美容室の独立開業でよくある失敗を防ぐ方法
美容室の独立開業でよくある失敗は、十分にご理解頂けたかと思います。
そんな失敗をしたい方はいないと思いますので、次によくある失敗を防ぐ方法をいくつかご紹介致します。
事前に失敗を防いで、独立開業しても軌道に乗れるようにしましょう。
資金を準備する
美容室の独立開業は資金が何と言っても重要です。
十分な資金を準備することで、独立開業後のトラブルにも対処できる可能性が高まります。
また、補助金や助成金を上手く活用することも重要です。
助成金
主に厚生労働省が管轄するもので、雇用促進や職場改善などの活動に支援されるお金です。
補助金
主に経済産業省や地方自治体が管轄するもので、事業拡大や設備投資などの活動に支援されるお金です。
このような制度がありますので、自己資金で行き詰まる前に、利用できるものがないか確認しておきましょう。
価値を明確化する
美容室としてどのような価値を提供するのか明確化することがとても重要です。
例えばどんな価値があるか、実際に成功している美容室に当てはめて見てみましょう。
ALBUM
トレンドヘアーで毎月通える価格で提供
OCEAN TOKYO
メンズヘアのトレンドデザインの提供+有名美容師に会える場所という付加価値を提供
air
有名タレント・モデルがこぞって通う美容室という付加価値を提供
このように、皆様が聞いたことのある美容室には必ずと言っていいほど、明確なコンセプトが存在します。
独立開業当初から、大きなコンセプトを掲げるのは難しいかもしれませんが、自身がお客様に提供できる付加価値は何なのか、考えてみましょう。
不要な費用を削る
美容室を独立開業し、売上も順調に伸びていても失敗する場合は経費を注ぎ込んでしまっているパターンがあります。
利益=売上-経費であることから、不要な経費を削減することもとても重要です。
主な経費削減ポイントとしては次のようなものが挙げられます。
- 材料費
- 水道・光熱費
- 広告宣伝費
このようなものは、今より少しでも抑えることができるかもしれません。
材料の種類を厳選することや、シャンプー台を節水シャワーヘッドへ交換すること、結果の悪い集客ツールを解約することは利益の増加に繋がります。
優秀な人材を発掘する
優秀な人材を発掘することも、独立開業失敗を避ける重要な方法です。
優秀な人材が従業員として働いてくれれば、必然とリピーターは増え、長期的にお店の利益を増加させてくれるかと思います。
ただし、優秀な人材を確保するには求人を出す必要があり、高額なコストもかかってしまうという懸念点があります。
このようなデメリットなく、優秀な人材を獲得したいという方は次にご紹介する求人サイトを活用してみてください。
美容室の独立開業での失敗を防ぐために、人材確保したい方向け
優秀な人材を確保したい方はJOB VRがおすすめです。
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また、美容学生や美容師が多数登録しているアプリになりますので、優秀な人材も確保しやすいのもメリットになります。
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美容室の独立開業での失敗に関するよくある質問
美容室の独立開業で、どのような失敗があり、どうすれば防ぐことができるのか、お分かり頂けたかと思います。
しかし、まだ不安や疑問が残る方も少なくないかと思いますので、よくある質問をいくつかピックアップして解説させて頂きます。
美容室の独立開業後、年収はどのくらい?
結論美容室の収入は人それぞれです。
独立すれば、利益を100%享受できる一方で、お客様を確保しなければ、従業員時代よりも年収は下がってしまうこともあります。
あくまでも、客数×客単価が売上になり、諸経費の削減が出来れば、それ相応の収入を獲得できることとなります。
独立開業後の裏切り行為とは?
独立開業する際に、これまでお世話になった地域に出店する行為は「裏切り行為」と認識されてしまうケースがあります。
法律的には、何ら問題ありませんが、会社規定等に記されている場合もあるのです。
お世話になったオーナーに、嫌がらせをしたい方はいないかと思いますので、事前に出店することを伝えて、円満に独立開業ができるように進めましょう。
美容室の独立開業に必要な資金は?
美容室の独立開業に最低限必要な資金は500万円程です。
- 美容室物件の取得費用
- 内装工事費用
- 美容器具
- 材料費
- 広告宣伝費
- 運転資金
このような項目に利用します。
また500万円だと、地方での1人美容室での独立開業である場合に限定されてしまいますので、失敗しないためにも資金は余裕をもって独立開業しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は美容室の独立開業でよくある失敗を解説させて頂きました。
皆様がご想像つくものから、意外な失敗もあったのではないでしょうか。
独立開業を目指す美容師の方が1人でも多く成功してくれることを願っております。
最後までご覧頂きありがとうございました。