【例文付き】美容室が値上げをするべき理由|失客させないコツや相場金額はいくらかなど徹底解説
「美容室が値上げをするべき理由を知りたい」
本記事では、このような方に向けて「美容室が値上げするべき理由や失客させないためのコツ」を徹底解説させていただきます。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
【2023年】美容業界の値上げ事情
昨今は美容業界だけでなく、様々な業界で値上げに追い込まれている現実があります。
その中で美容業界全体でも値上げしていることが分かってきました。
値上げの幅としては、500円〜1000円が70%以上という結果になっています。
また、それに対してのお客様の意見としては、70%以上が納得しているという結果です。
この結果を見ると、美容室が自身の利益の為だけに値上げをしてお客様を困らせているということは無く、お客様も納得された上での判断だということが分かります。
では実際にどのようなメニューを値上げをしている美容室が多いのか見てみましょう。
- カット→約80%
- カラー→約50%
- トリートメント→約40%
- パーマ→約30%
- 縮毛矯正→約20%
- ヘッドスパ→約20%
このような数値となっていました。
需要の多いメニューや材料費が高いメニューが値上がりしている傾向にあるようです。
美容室の値上げ相場金額はいくらぐらい?
美容室の値上げ相場金額500円〜1000円未満が相場のようです。
- 500円未満の値上げをしている美容室が35%
- 500円〜1000円未満が38%
- 1000円〜1500円未満が10%
- 1500円以上が14%
このような割合で値上げをしている美容室があります。
美容院が値上げしなくてはいけない理由
美容院が値上げしなくてはいけない理由として、下記の理由があります。
- 価格競争からの離脱
- ブランドの醸成
次項では1つずつ詳しく解説していきます。
価格競争からの離脱
美容院が値上げしなくてはいけない理由の1つ目は「価格競争からの離脱」です。
近年の美容室、特に激戦区エリアでは価格競争が起きており、かなり厳しい経営状態になっています。
この価格競争から離脱しない限り、一生低価格競争に巻き込まれてしまうのです。
そんな価格競争からの離脱目的で、価格は上げなくてはならないのです。
ブランドの醸成
美容院が値上げしなくてはいけない理由の2つ目は「ブランドの醸成」です。
ブランド醸成とは、自社にしかない売りやサービスを持ち、自社にしかない雰囲気を作りあげることを言います。
低価格競争をし続けていると、安い=ブランドになってしまう、利益が出ない美容室になってしまうのです。
そんな安い=ブランドにならないために、ブランド醸成するための費用をメニューの値上げで得る必要があります。
美容室の値上げで失敗・失客させないためのコツ
美容室の値上げで失敗・失客させないためのコツとして、下記の内容があります。
- 仕入れ値の上昇をお知らせする
- ブランドに見合った金額に定める
- 新しいメニューの追加やメニューの変更を同時に行う
次項では、それぞれ1つずつ詳しく解説していきます。
仕入れ値の上昇をお知らせする
まず、仕入れ値の上昇分を金額に反映することをお客様にお知らせすることを紹介させて頂きます。
実際に、値上がりした分は金額に反映させないと経営が成り立たなくなってしまうので、素直に金額上昇を告知しましょう。
美容室の値上げ|仕入れ値のお知らせ例文
この度は、原材料の高騰に伴い、来月より一部メニューの価格変更を致します運びとなりましたので、お客様にご理解いただけますよう、ご連絡を差し上げております。
当店では、お客様に高品質の美容技術をリーズナブルに体験していただけますよう、企業努力を続けてまいりましたが、先述する理由により、価格の維持が困難となりました。
日頃より当店をご利用いただいております皆様におかれましては、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。
これからも、皆様に愛される美容室であり続けられますよう、サービスの向上に努めてまいりますので、是非変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
ブランドに見合った金額に定める
次に、美容室のブランドに見合った金額を定めることをご紹介致します。
闇雲に値上げすればいいのではなく、競合リサーチから導き出された、最適な価格帯を提供するようにしましょう。
自身の都合だけでの判断では、失客に繋がる可能性もありますので、慎重に最適な価格帯を導けるようにしましょう。
新しいメニューの追加やメニューの変更を同時に行う
値上げのタイミングで、新しいメニューを作ったり、既存のメニューを全て見直して、新しい料金表を作ることもおすすめです。
そうすることで、メニュー表の値上げに対する抵抗を少しだけ軽減できる効果があります。
値上げをするというお客様へのデメリット以上に、魅力的なメニューを考案するとお客様も離れにくいかと思います。
美容室オーナー必見|値上げの際の例文
お客様各位
拝啓 皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素より当美容室をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
さて、当サロンではお客様に安心してご利用いただけるよう、スタッフの技術向上と価格の維持に勤めて参りましたが、施術に関する原料の値上げに伴って、現行価格でのサービスのご提供が難しくなっております。
日頃よりご愛顧いただいておりますお客様には、大変なご迷惑をおかけいたしますが、施術の価格を一部改定させていただきます。
今後ともスタッフ一同、皆様にご満足いただけるよう、技術の向上に勤めて参ります所存です。
お客様におかれましては、諸事情を御賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
重ね重ねになりますが、今後も当美容室をよろしくお願いいたします。
敬具
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は美容室の値上げ事情について解説させて頂きました。
意外にも、美容室もお客様も値上げに理解のある場合が多かったように感じます。
記事を読んで頂いた皆様の美容室が低価格競争に巻き込まれないように願っております。
最後までご覧頂きありがとうございました。