美容師専門学校の学費平均相場を徹底解説|安いのは駄目?
「美容師専門学校の学費平均相場を知りたい」
このような方に向けて、「美容師専門学校の学費」に関する内容を徹底解説していきます。
課程ごとの学費相場や、学費で困った時に使える支援制度なども徹底解説しています。
役立つ内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師専門学校の学費相場|約200〜300万円程度
美容師専門学校の学費相場は約200〜300万円程です。
2年の学生期間ですので、4年制大学よりは安い金額ではありますが、お手頃な値段とは言い難いです。
そんな多額の費用はどのようなものに使われているのでしょうか?
学校の特色によっても異なりますが、大体の内訳はこのようになっています。
- 入学金
- 授業料
- 施設設備費用
- 教材費用
- 実習費用
- 国家試験受験料
このような内訳になっています。
また、上記の内容は必要最低限の費用になっていますので、マツエクやエステ、ネイル等の国家試験とは関係ない科目に関しては追加で費用が掛かる場合もあります。
ご自身が学びたい分野はどんな事なのかを整理してから学校選びをすると、余計な学費もかからず、充実した美容学生生活が送れるかと思います。
美容師専門学校の学費平均相場は課程によって異なる
ここからはより深ぼって、学費相場をご覧頂きたいと思います。
美容師専門学校には、課程が3つあります
- 昼間課程
- 夜間課程
- 通信課程
この3つです。
どの課程が良いか悪いかは一概にはお伝えできません。
しかし、学費相場はそれぞれ明確な違いがあります。まずは学費の違いから深掘りをさせて頂きます。
美容師専門学校の学費平均相場「昼間」
昼間課程の平均学費相場は約200〜300万円程です。
2年制で、国家試験の合格率も一番高い課程となります。
高校を卒業し、そのまま進学する方が選ぶ事が多い課程かと思います。
2年間しっかりと、国家試験に向けて学べる環境ですので、美容師になる為に最短で学びたい方におすすめの課程です。
美容師専門学校の学費平均相場「夜間」
夜間課程の平均学費相場は約100〜290万程です。
昼間課程に比べて、数10万円〜100万円程安い相場になっています。
夜間課程は基本的に2年制で、教育を充実させる為に3年制を採用している学校もあります。
その為、学費のバラつきもあるのも特徴です。
また昼間課程と違う所は授業の充実度です。
夜間課程は、授業時間や授業日数が限られる為、より国家試験に焦点を当てた授業内容になります。
美容師以外の、マツエクやネイル、エステ等も一緒に学びたい方にはあまり向かない選択です。
しかし、日中は働いていたり、何らかの理由で毎日通学する事が出来ない方にとっては非常に良い選択かと思います。
美容師専門学校の学費平均相場「通信課程」
通信課程の平均学費相場は約60〜70万円程です。
3つの課程の中で一番安い学費相場になります。
通信課程は昼間課程、夜間課程と異なり、基本的に3年制で通学はしません。
実習のタイミングだけ、対面授業で通学をします。
そのため、実習も筆記試験の勉強も自宅でやらなければいけません。
この説明だけ聞くと、ハードルが高そうに感じますが、働いている方や時間的制約がある方、理容師の免許を持っているが美容師の免許も取りたい、そんな方にはとてもおすすめな課程です。
美容師専門学校の学費が安いのは駄目?
これまで学費に焦点を当てて解説させて頂きましたが、安い=駄目、高い=良いという基準で選ぶのは要注意です。
何故かというと、カリキュラムで学費が大きく変わるからです。
自分が国家試験に受かり、資格さえ取れれば良いと考える方は、マツエクやネイル、エステ等の技術カリキュラムは不必要になります。
このような選択をすると、カリキュラムは少なくなり学費は安くなる傾向にあります。
しかし、国家試験に受かる事は勿論、その他の技術も学びたいという方はカリキュラムが多くなる為、学費も自然と高くなる傾向にあります。
このように、自分が求めるもので学費が大きく変わります。
美容師専門学校の学費で困った時に使える支援制度
学費を含めて、何となくどのような指標で美容師専門学校を選べば良いかお分かり頂けたかと思います。
選択の仕方は分かっても、やはりネックになるのが学費です。
そこで、美容師専門学校の学費で困った時に使える支援制度をご紹介させて頂きます。
日本学生支援機構
美容師専門学校の学費で困った時に使える支援制度1つ目は「日本学生支援機構」です。
日本学生支援機構は日本の主に学生に対する奨学金事業を展開する独立行政法人です。
この奨学金制度は給付型と貸与型があり、それぞれ条件が異なります。
給付型
住民税非課税世帯が対象となります。
詳しくは家族構成等で異なりますが、主に低所得世帯に限られた条件で、返還不要の奨学金です。
条件によって、月額38300円〜75800円の支給がされます。
貸与型
貸与型は無利子で借りる第1種奨学金と、有利子で借りる第2種奨学金に分かれます。
第1種奨学金は給付型同様に、低所得世帯と高等学校での評定平均が3.5以上が支援対象です。
第2種奨学金は家族構成にもよりますが、給与所得でおよそ1300万円までの世帯で、学力も平均水準の方が対象です。
有利子という事もあり、支援も比較的受けやすいのが第2種奨学金になります。
また1種も2種も、上記の条件を満たしている場合でも対象外となる可能性もありますので、詳しくは日本学生支援機構のHPをご覧下さい。
教育ローン
美容師専門学校の学費で困った時に使える支援制度2つ目は「教育ローン」です。
教育ローンは金融機関から貸与を受ける制度となります。
使用用途は教育関係経費に限ったローンで、金融機関によっても条件が変わります。
奨学金と比べ、翌月から利息が発生してしまう事と金利も高いので、奨学金が借りられない環境下の方は検討すると良いと思います。
また、金融機関によっても条件が異なりますので、ご自身の融資を受けたい金額に応じて選択すると良いでしょう。
美容師専門学校の卒業後は?
ここまでで、美容師専門学校の入学前の準備はお分かり頂けたかと思います。
最後に、卒業した後の進路先もいくつかご紹介いたします。
入学し、無事国家資格を取れた後は、大きく5つの進路に分かれます。
美容室
髪のカットやカラー、時にはメイク等も行う職業です。
美容師専門学校を出た後に最も就職率の高い職業かと思います。
まつ毛エクステ
美容師同様に、国家資格が無いと出来ない仕事です。
主に、まつ毛のエクステンションを行う職業で、サロンによっては眉毛のスタイリング等も行う場合もあります。
エステサロン
国家資格は必要ありませんが、美容師専門学校で取れる認定資格等が活かされる職業です。
主に女性を対象とした、エステ施術をするのが仕事となります。
ネイルサロン
エステ同様に国家資格は必要ありませんが、認定資格が活かされる職業になります。
主に女性を対象に、爪の装飾や成形等を行う職業です。
ヘアメイク
芸能人やモデル等のヘアメイクをする職業です。
こちらも国家資格は必須ではありませんが、取得していないと仕事の範囲がかなり狭まるので、取得していると有利な職業かと思います。
5つの中でも特異な職業で、業界へのコネクションがなければ、なかなかなれない職業です。
まずは師匠を見つけて、弟子入りからなんて事も珍しくなくハードルの高い職業かと思います。
この他にも美容師国家資格を活かせる職業はありますので、卒業したらどんな仕事に就きたいのか、ある程度目星を付けてから入学すると良いと思います。
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まとめ
ここまでで、「美容師専門学校の学費相場」を徹底解説させて頂きました。
- 美容師専門学校昼間課程の平均学費相場は約200〜300万円程です。
- 美容師専門学校夜間課程の平均学費相場は約100〜290万程です。
- 美容師専門学校通信課程の平均学費相場は約60〜70万円程です。
価格だけが全てでは無い事、学びたいカリキュラムで学校を選ぶ事など、皆様の美容師専門学校選びの参考になれば幸いです。