田舎美容室儲かる?田舎の美容室年収や開業・集客地方経営メリットデメリット
「美容師として田舎で独立・開業したい!」
「田舎の美容師って儲かるの?」
「田舎で美容室開業、実践すべき集客方法は?」
このような疑問をお持ちの方に向けて「田舎の美容室開業で得られる年収」について以下の内容を解説します。
- 田舎の美容室で見込める年収
- 儲かる秘訣
- 集客方法
- メリット・デメリット
- 注意点
結論、美容室の個人経営での年収は400万円〜500万円が相場。
田舎での美容室開業では儲かるケースも十分にあると言えます。
それは、固定費が安く済むため、うまく経営戦略を実行できれば都内よりも軌道にのりやすいといえるから。
そんな地方でのサロン開業で成功させるためのポイントをご紹介していきます。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
田舎の美容室で見込める年収
まずは、田舎の美容室で見込める年収について見ていきます。
結論から言って、美容室の個人経営での年収は400万円〜500万円が相場とされています。
日本国民の年収中央値と比べると、同等かそれよりも100万円近く高い収入になる可能性も。
「あえて田舎で美容室開業すると儲かるの?」という疑問の答えは、儲かるケースも十分あるということ。
失敗しないためのポイントをしっかりと抑えておく必要があります。
次に、その秘訣について詳しく見ていきましょう。
1人美容室や夫婦経営などの個人美容室経営について解説しているこちらの記事も参考にご覧ください。
>>美容師独立の年収・美容室経営|夫婦・個人・フリーランスでの開業は儲かる?
田舎の美容室でも儲かる秘訣
田舎の美容室でも儲かる秘訣をあらかじめ知っておくことで、成功する確率を上げることが可能です。
具体的には以下の6つです。
儲かる秘訣
- スタッフの人柄や接客の質
- ターゲット層の明確化
- 地域競合よりも高単価な設定
- 競合との差別化
- 高いリピート率
- 優良顧客の割合が高い
スタッフの人柄や接客の質
田舎でサロン経営するにおいては、質の高い接客や人柄の良さが最重要ポイントとなってきます。
なぜなら、地方は都心と比べて人付き合いが密接になる傾向からです。
オーナーやスタッフの対応や人間力でサロン選びをするお客様は多いと言えます。
ターゲット層の明確化
田舎の美容室で儲かるためには、ターゲット層を明確に決めておくことがとても大切です。
それは、お客様のニーズを想定するのに必要不可欠であるから。
ターゲット層の作り込みが綿密であるほど、求められているサービス提供が実現でき、リピートに直結できます。
地域競合よりも高単価な設定
地方でのサロン開業を成功させるポイントには、地域競合よりも高単価な設定も挙げられます。
それは人口が少ないため、薄利多売のビジネスは向いていないことから。
単純に考えてみても、儲かるかどうかは下記の通り、客単価とお客様の数で決まるのです。
売上 = 客単価 × 来店人数
ネット上では田舎の美容室が高いという声も見かけますが、競争が激化している都内の美容院が安すぎる問題なども業界全体の課題となっています。
田舎の美容院で下手なのに、有名店と同じ値段を取るものなんですか?
引用元:Yahoo知恵袋
技術のクオリティとメニュー価格のバランスや、近隣の競合店が設定しているメニュー価格をリサーチし、よく考えた上で決定するようにしましょう。
>>美容師独立の年収では、美容室で1番儲かるメニューや、最もかかるコストなどについてご紹介しています。
競合との差別化
田舎の美容室が儲かるためには、競合との差別化を図る必要性も高いと言えます。
なぜなら、顧客への訴求力を高めることができるからです。
差別化のポイント
- ターゲット層を決める
- 他店を分析する
- わかりやすいコンセプトに則ったお店づくり
高いリピート率
サロン経営においては、当然ながら高いリピート率を維持させることも重要なポイントと言えるでしょう。
ただ、田舎の美容室では、特に重要な要素なのです。
なぜかというと、田舎の場合は都心と違い潜在顧客の数自体が少ない傾向にあるから。
見込める顧客の全体数が圧倒的に少なくなってしまう地方サロンでは、より一層、リピート率や次回予約率などを数値化して管理することが必須となります。
優良顧客の割合が高い
最後に挙げられるのは、優良顧客が全体の割合で高いことです。
なぜなら、クレーム対応など利益を生まない業務に時間や労力を取られる心配がないから。
田舎で美容室開業後の集客方法
地方での集客方法には、主に以下の5つが挙げられます。
集客方法
- Googleマイビジネスの開設
- ホームページ・SNSを開設
- ポスティング
- DMを送る
- 名刺を配布
また、資金に余裕がある場合には、美容ポータルサイトに登録したり、広告費をかけて宣伝する方法もあるでしょう。
- ホットペッパービューティーに掲載
- Googleの「広告枠」に表示させるなど
Googleマイビジネスの開設
美容室経営にはまず、Googleマイビジネスの開設を推奨します。
それは、Web検索エンジントップの地図に店舗情報が表示できたり、サロン内の様子やスタイル写真などの画像掲載ができるからです。
周辺検索時に多くの人に見てもらえるのが最大のメリット。
ぜひ優先的に取り組んでおきましょう。
ホームページ・SNSを開設
WEB施策として、自社のホームページとSNSを開設することをオススメします。
なぜなら、あまり費用をかけずに、発信できるのが大きなメリットと言えるからです。
広く視覚的にもアプローチし続けることができるため、集客には効果的な手法でしょう。
それは、ファッション・美容系のインフルエンサー層が厚く、リアルで行動するのを好むユーザーが多い傾向から。
自店のターゲット層にささる情報やスタイリング画像などを積極的にアップしていきましょう。
ポスティング
集客・宣伝の王道とも言えるチラシのポスティングもひとつの手段です。
なぜなら、特に地方ではチラシ広告はまだまだ有効と言えるから。
初回限定クーポンをつけるなどもありがちではあるものの、効果は期待できます。
DMを送る
DM(ダイレクトメール)やポストカードの送付も集客方法として有効なのは、今の時代でも変わりありません。
理由は、ローカルではメジャーなやり方であるほど、一定数の効果が見込めるから。
一度来店されたお客様へ、イベント告知などを周知する手法は現代でもよく使われています。
名刺を配布
名刺配布は、人脈作りに有効な手段です。
それは、各都道府県に「商工会」があるから。
交流会などのイベント開催時などで、名刺交換からさまざまな経営者と交流することも、新規客の集客効果に期待が持てます。
地方経営におけるメリット・デメリット
田舎での美容室経営は厳しい反面、やり方次第では大きな儲けが出せる可能性があります。
独立・開業で失敗しないように、地方での美容室出店におけるメリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。
メリット | デメリット |
固定費が安い リピーターがつきやすい 都心よりは競合が少ない | 人口が少ない 集客に苦戦しやすい 空きテナントが少ない 人材確保が困難 |
メリットは固定費の安さやリピーター定着率
田舎で美容室を開業するメリットは以下の3つです。
美容室の経営で重要な固定費。
それは、ここが抑えられるほど、利益を多く生み出すことができるようになるからです。
都心で開業する場合のテナント料と比較して、坪単価が月々数万円の削減が可能となります。
また、都内に比べれば競合サロンの数も減るため、リピーターがつきやすい点も売上げに大きく影響してきます。
デメリットは人口が少なく集客に苦戦
田舎に美容室を出店することで、デメリットとして挙げられるのは以下の4つです。
都会の美容室と比較すると、田舎では人口や空いているテナントが少ない点が大きな違いであり、デメリットとなる場合も考えられるでしょう。
なぜなら、集客やスタッフの人材確保に苦戦を強いられる可能性に直結するといえるからです。
ただ、人材確保においては、オーナー1人での経営や、夫婦経営などではデメリットとならずに済み、集客方法にマーケティング戦略を活かせば問題点が解消できる可能性も含みます。
田舎で美容室開業する場合の注意点
田舎で美容室開業する場合の注意点は主に以下の4つです。
注意点
- 明確なターゲット選定
- マーケティングの実施
- 単価の設定
- 新規顧客・リピート対策
明確なターゲット選定
明確なターゲット選定は怠らないよう注意が必要です。
それは、競合サロンへの顧客流入を防ぐためです。
また、ターゲットを決めることによって、あらゆるニーズに応えるための費用が削減できるというメリットも。
自分の強み、地域性などからニーズを拾い、ターゲット選定に注力しましょう。
マーケティングの実施
田舎での出店には、地域・周辺環境の事前調査など、マーケティングをしっかり行うことが最重要視されます。
なぜなら、立地によって来店数が大きく変動するからです。
例えば、需要の低いエリアに出店した場合、軌道にのるまで膨大な時間を浪費してしまいます。
そのため、人口年齢分布をもとにターゲット層との擦り合わせなど、リサーチには手を抜かないことです。
単価の設定
単価の設定を近隣、競合サロンと比べてやや高めに設定することが重要です。
なぜなら、客単価を低く設定すると、当然そのぶん利益が減ってしまうからです。
ただし、注意しなければいけないのは、技術や接客の質が値段に見合っていること。
提供されるサービスがそれほど良くないにもかかわらず、メニュー価格ばかり高いと、かえって悪い噂が広がってしまうリスクが考えられます。
新規顧客・リピート対策
田舎での出店では、リピート率を高めると同時に新規の集客も必須となります。
それは、都心へ人が流れる傾向にあるといえるから。
万が一リピーターが、他のサロンへ移ったり、引っ越したりする可能性も踏まえて、新規顧客に対応できる予約枠増加や時間調整も必要です。
まとめ
今回は「田舎の美容室開業で得られる年収」について解説しました。
結論は、年収は400万円〜500万円が相場ということでした。
ただ、やり方によってはさらに儲かるケースも十分にあると言えます。
地方で美容室を開業するには、固定費を抑えて、明確な経営戦略をマーケティングに基づいて実行することで、都内よりも成功させる確率を引き上げることが可能ということがわかりました。
個人経営のポイントを押さえ、夢のサロン開業での成功に向け、役立てていただければ幸いです。
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