【美容室アンケート】項目や質問例|美容院のお客様アンケート調査で分析!
「美容室のアンケート内容はどんなのがいいか」
「美容院で使う初回アンケートのテンプレートが欲しい」
「お客様アンケートやカウンセリングシートの例文が知りたい」
このように悩んでいる美容師・美容室オーナーの方に向けて「美容室のアンケート項目」について下記の内容を解説します。
- アンケート項目の例
- 無料アンケート作成ツール
- アンケート作成のポイント
- アンケート作成時の注意点
美容室でお客様へご利用いただいた際にアンケートをもらう目的は「顧客ニーズを掴むため」ですよね。
新規集客やリピーターにつなげるためのアンケート作りでは、明確な内容かつ欲張らないことが重要ポイント。
それは、有益なニーズを引き出すためと回答率を高める必要性からです。
参考にしやすい基本的な質問テンプレートや、無料で使えるアンケート作成ツールもご紹介していきますので、ぜひご活用ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
アンケート項目の例
美容室のアンケート項目を考える際には、その目的をベースにして作成することが大切です。
美容室やヘアサロンで、お客様にアンケートを記入してもらう目的は、お店の課題を洗い出すこと。
それは、改善点を見出し、ブラッシュアップさせることで顧客満足度を高めることができるから。
さらにいえば集客、お店の繁栄に効果があるから取り組みたいという点。
例えば、上記の調査結果によると、月に1度の美容サロンを探す際には
- 「料金」
- 「通いやすさ」
- 「口コミ」
- 「スタッフの技術」
の順に重要視していると答えている方が多いようです。
このような直接聞けない率直な声を取り込むためには、やはりアンケート実施が有効といえます。
こういったお客様の需要をダイレクトに掴めて、お店に反映できる項目を設問として設置するようにします。
では、具体的なアンケートの質問サンプルをいくつか例文に見ていきましょう。
美容室アンケートのテンプレート
施術前と施術後にお客様へ伺いたい内容を例としてご活用ください。
施術前アンケート
キャンペーン・クーポン
価格帯
店舗の雰囲気
口コミ・評判を見て
当日予約できたから
自宅から近いから
通りかかったから
友人・知人の紹介
以前に来店してまた来たいと感じたから
その他( )
Web広告
SNS( Facebook・Instagram等)
テレビ番組
チラシ
新聞
雑誌
フリーペーパー
電車・バスの車内広告(中吊りやステッカー等)
最寄り駅の広告
メールマガジン(ダイレクトメール)
友人や知人等の口コミ
家族の紹介
通りがかり
その他( )
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
スタイリングがうまくいかない
骨格に合う髪型がわからない
パサつきやダメージ
うねりやクセ
多毛・剛毛
薄毛
直毛
切れ毛
白髪
特になし
その他( )
高い技術力
低価格
居心地の良さ
接客の質
施術が丁寧
施術スピード・手軽さ
予約の取りやすさ
家や職場から近い
その他( )
施術後アンケート
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
とても不満足
やや不満足
どちらでもない
やや満足
とても満足
ぜひ利用したい
どちらかといえば利用したい
どちらともいえない
あまり利用したくない
全く利用したくない
理由( )
【無料】アンケート作成ツール
ここでは、無料でも利用できる便利な「アンケート作成ツール」を3つご紹介します。
おすすめのツール
ツールを利用することで、労力や時間に対するパフォーマンスも良く、顧客情報の管理や集計なども一括でできるのが魅力。
簡単に作成できて、誰もが使いやすい機能を、それぞれの特徴ごとにみていきます。
サロンワークに忙しい美容師の方にはとってもオススメです。
>>美容室顧客管理ソフト|顧客管理アプリでは、無料で使えるおすすめサロン電子カルテをご紹介!
Googleフォーム
画像:Googleフォーム
Googleフォームは、Googleが提供するサービスの1つで、アカウントを作成すれば誰でも無料で利用できます。
初期投資やランニングコストをかけずに、テンプレートから選んで簡単にアンケート作成が可能。
慣れてきたら、白紙のテンプレートでオリジナリティあるデザインで作るのもオススメ。
また、Googleスプレッドシートを利用したアンケート結果の自動集計もでき、美容室の顧客リストと管理を一括することも。
Googleフォームを使って、美容室で必要となる業務全体の効率化、経営戦略に素早い対応が実現できるのは最大の魅力。
サービスの種類 | 活用法 |
Googleフォーム | アンケート作成・集計 |
Googleマップ | 店舗情報・口コミ掲載 MEO対策 |
Googleカレンダー | 予約管理 |
>>美容室SEO対策・美容院MEO対策とはでは、成功させる集客方法のポイントや注意点を解説!
SurveyMonkey
画像:SurveyMonkey
SurveyMonkey(サーベイモンキー)は、世界中の企業で利用されている業界トップクラスのアンケートツール。
全世界で345,000を超える企業に愛用されている実績です。
無料のベーシックプランでは、最大10個の質問でアンケートを作ることができます。
また、収集できる回答の数には制限があります。
プランの種類 | 料金(税込) |
ベーシック | 0円 |
個人アドバンテージ | 5,833円/月 |
チームアドバンテージ | 4,600円/月 |
Questant
画像:Questant
Questant(クエスタント)は、年間30,000件を超えるネットリサーチ国内実績No.1の「マクロミル」のノウハウがつまった利用者数27万超のセルフアンケートツールです。
大手企業の導入実績も多数。
直感的にWebアンケートの作成が簡単にできる操作性に加え、CS(顧客満足度)調査やブランドイメージのアンケートなど、顧客の評価やサービスの改善、新規事業のPoC設計、定量・定性分析など本格的な仕様。
作業は会員登録後に、無料プラン(制限あり)、または3つの有料プランから選択して開始できます。
プランの種類 | 料金(税別) |
無料プラン | 0円 |
通常プラン | 50,000円/年 |
ビジネス | 150,000円/年 |
プレミアム | 300,000円/年 |
アンケート作成のポイント3つ
美容室のアンケートを作成する上でのポイントを3つご紹介します。
ポイント
- 目的と目標を確立させる
- 対象者を明確にする
- 現状の把握
目的と目標を確立させる
ポイント1つ目は、目的と目標を確立させることです。
それは、リアルで有益な声を引き出す質問作りに繋げるため。
目的はゴールであり、目標は目的を成し遂げるまでに設定すべき指標。
目的と目標を定めることで、お客様にもらったアンケート結果を、今後の集客にどう役立てるのか具体的に考えが出せるでしょう。
対象者を明確にする
ポイント2つ目は、対象者を明確にすることです。
ターゲット選定をおこなっていないと、マーケティングに役立つ結果が得られにくいからです。
調査対象を絞り込むことで、得たい情報が抽出され、集客に反映できる内容が作成できます。
現状の把握
ポイント3つ目は、現状を把握することです。
なぜなら、現状に課題や改善点があるうえで、アンケート実施の流れとなっているはずだからです。
改めて現状を整理し、改善すべき点に必要な顧客ニーズにフォーカスさせることで、有益なアンケートが作れるようになります。
お客様アンケートを実施して期待できる効果
ヘアサロンでお客様アンケートを実施する目的は以下の効果が期待できるためです。
そのことを明確にしておくことで、より一層アンケート調査結果を事業に活かすことができるようになります。
期待できる8つの効果
- 顧客満足度の把握と向上
- リピーター獲得のための改善
- サービスやメニューの改善・新規開発
- サービスやメニューの改善・新規開発
- スタッフの教育・接客スキルの向上
- マーケティングや集客施策の参考
- 顧客ニーズの把握と信頼関係の構築
- 差別化戦略のための情報収集
1. 顧客満足度の把握と向上
お客様の満足度を把握することで、サービスの強みや改善点を明確にできます。
実際の利用者の声を集めることで、サロン全体のサービスや技術、接客態度などに対する評価を客観的に確認できるためです。
当事者たちでは気づくことのできない課題を洗い出し、スタッフで共有認識を持ち改善に向けましょう。
2. リピーター獲得のための改善
アンケートを通じてリピート率を高めるための改善点を探ります。
お客様が再来店したくなるような環境やサービスを整えるためです。
「次回来店したい」と思える要素を把握し、さらに充実させることでリピーター獲得につなげます。
3. サービスやメニューの改善・新規開発
必要に応じてメニューやサービスの見直しを視野に入れましょう。
現在提供しているメニューやサービスが、お客様のニーズに合っているかを確認するためです。
お客様からの要望や意見を取り入れることで、新しいメニューやサービスの開発にも役立ちます。
4. スタッフの教育・接客スキルの向上
接客態度や技術に関するお客様の意見を集め、スタッフ教育に反映させることができます。
スタッフの接客スキルや施術技術の向上につながるフィードバックを得ることができるため。
結果としてお客様満足度の向上につながります。
5. マーケティングや集客施策の参考
ターゲット層の把握や効果的な集客施策を立案する際の参考になります。
お客様の属性や来店動機、利用目的などの情報を得ることができるためです。
アンケート結果を分析することで、広告やキャンペーンの見直し、集客戦略の最適化を図ることができます。
6. 顧客ニーズの把握と信頼関係の構築
顧客ニーズを把握することで、よりお客様に寄り添ったサービスを提供できるようになるからです。
お客様の声を取り入れ、改善や施策に反映させることで、お客様に「自分の意見が反映された」と感じてもらえ、信頼関係の構築につながります。
7. ネガティブな意見の早期発見と改善
アンケートを通じて、普段は聞けないお客様の本音を知ることで、店舗運営上の問題を未然に防ぐことが可能です。
ネガティブな意見やクレームを早期に把握し、迅速に対応することで、大きなトラブルや悪評の拡散を防ぐことができるためです。
ピンチはチャンスに変え得ていきましょう。
8. 差別化戦略のための情報収集
他店では満たされないニーズを把握し、独自の強みやコンセプトを強化するためのデータを集めることができます。
競合店との差別化を図るために、お客様が他のサロンではなく、なぜ自分のサロンを選んだのかという理由を知ることができるからでます。
貴重な御意見を今後の運営に反映させることがとても大切です。
お客様アンケートを実施することで、サロン運営における多岐にわたる情報を収集し、経営戦略の策定やサービス向上、スタッフ育成などに役立てることができます。
アンケート作成時の注意点
最後に、美容室のアンケート作成時で注意すべき点を3つ押さえておきましょう。
どれも、アンケートに回答するお客様の立場になって配慮することが不可欠となります。
注意点
- 負担にならない質問数
- 明確でいて誘導しない表現
- 個人情報の取り扱いについての記載
負担にならない質問数
注意点の1つ目は、回答者の負担にならない質問数であることです。
それは、離脱を防ぐためです。
例えば、SurveyMonkeyの調査でアンケート完了率が質問数と反比例するといったデータが出ています。
以下のとおり、質問数が少ないほど回答率は高くなる傾向にあるということです。
質問数 | 平均回答率 |
10問 | 89% |
20問 | 87% |
30問 | 85% |
40問 | 79% |
正直なところ、美容院のアンケートは書きたくないといったお客様も少なくないようです。
加えて、回答しやすい様に「選択式」や「プルダウン式」に設定したり、オンラインやSNSでの簡単なアンケートにするなど、負担軽減できる工夫によって回答率を維持しやすいと考えられます。
また、自由形式の質問を設置する場合には、数を絞り後半に設ける様にすることで回答しやすくなるでしょう。
明確でいて誘導しない表現
注意点2つ目は、明確かつ誘導しない表現で質問をすることです。
集客やマーケティングに役立てるためのアンケートには、明確な回答こそが重要なポイントとなるからです。
具体的な回答が欲しいからこそ、具体的な質問を投げかける必要があります。
曖昧な質問では、有益なお客さまの声は集まらないのでNG。
また、誘導するような表現の質問では、リアルな声が取り込めないため、避けるべき注意点と言えます。
例
個人情報の取り扱いについての記載
注意点3つ目は、個人情報の取り扱いについての記載です。
一般的にアンケート記入に際しては、氏名や連絡先を書いてもらうことになるため、個人情報の取り扱いについての記載が必要です。
「チェックボックス」や「同意ボタン」を押下後に回答へ進める工夫などもオススメします。
その場合は、以下の内容を記載する様にしましょう。
- 個人情報を取得する目的の明記
- 個人情報の管理方法
- 個人情報の開示有無
まとめ
今回は「美容室のアンケート項目」について解説しました。
利用者から得るアンケートの回答は、経営戦略において貴重で有益な情報です。
そんなアンケートを作る際の項目内容では、明確でわかりやすい質問内容であることと、お客様が率直に答えやすい工夫が重要なポイントとなってきます。
今回ご紹介したサロンのアンケートテンプレートを参考にご活用していただいてもいいですし、そこからオリジナルの項目を追加していくことで、独自の分析に役立つ内容に仕上がることでしょう。
お店の集客・発展に役立てるよう、アンケートの目的や目標設定をしっかりと行ってから、ぜひ取り組んでみてください。
美容師専門の無料求人サイト
「優秀な美容師を雇いたい、、」
「人気の美容室で働きたい、、、」
上記のようにお考えの「美容師や美容学生」「美容室オーナー」は、ぜひアプリを登録してみてください。