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カラーリングとカラーの違い|リタッチカラーとは?髪・ヘアカラーの色知識

カラーリングとカラーの違い|リタッチカラーとは?髪・ヘアカラーの色知識

カラーリングについて知っているつもりでも、改めて説明しようとなると出てこない…なんてことはありませんか?

髪のカラーリングやリタッチカラーは、髪色の美しさを維持し、スタイルに変化を加えるために欠かせない施術です。

しかし、カラーリングとカラーの違いについては意外と曖昧に捉えられていることも多く、どちらも単なる色染めと軽く流しがちです。

実は、カラーリングとカラーはそれぞれ異なる目的や、髪の状態に合わせた方法があります。

色味や持続性の違いを理解することで、髪質や希望のスタイルに合わせたカラー選びができるようになります。

今回は、美容院で施術する「髪のカラーリング基礎知識」について解説します。

お客様にもっとご満足いただける美容師として、ヘアカラーの知識を深める参考にご活用ください。

編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

カラーリングとカラー・ブリーチの違い

カラーリングとカラー・ブリーチの違い

まず、改めて確認しておきたい、カラーリングの意味やカラー・ブリーチとの違いについてご紹介します。

  • カラーとは「色のこと」
  • カラーリングとは「髪色を変えること」
  • ブリーチとは「髪色を脱色すること」

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カラーとは「色のこと」

カラーは、通常、髪に色を定着させるための「ヘアカラー」「色」のことを指します。

髪の内部に色素を浸透させる薬剤で、比較的長期間色が維持されます。

カラーリングとは「髪色を変えること」

ヘアカラーリングとは染色=髪に色をつける全般の行為を指し、さまざまな方法(ヘアカラー、ヘアマニキュア、ヘアスプレーなど)で色を加えることができます。

髪色を変えたいときに使用する一般的な言葉で、髪の表面にだけ色をのせる場合もあれば、内部まで色を浸透させる場合もあります。

ブリーチとは「髪色を脱色すること」

ブリーチカラーとは、髪のメラニン色素を分解して脱色する方法です。

髪を明るくするために行われ、ベースの色を抜くことで、カラーや染料が鮮やかに発色する下地を作ります。

色味を入れる前の処理として使われることが多く、特に明るいカラーや特殊な色を出したい場合には必須です。

しかし、ブリーチは髪に負担がかかりやすいため、しっかりとしたケアが必要です。

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3つのカラーリング方法

3つのカラーリング方法

カラーリングの方法には以下の3つが代表的となっています。

カラーリング方法

  • ヘアカラー
  • ヘアマニキュア
  • ヘアスプレー

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①ヘアカラー

ヘアカラーは、髪の内部に色素を浸透させることで長期間色を保つ方法で、最も一般的です。

アルカリ剤を使って髪のキューティクルを開き、色素を内部に浸透させるため、色持ちは数か月程度と比較的長持ちします。

髪を明るくする「ブリーチ」や、トーンを下げる「トーンダウン」も可能で、髪色を根本から変えたいときに最適。

ただし、薬剤を使用するためダメージケアも必要です。

②ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは、髪の表面に色素をコーティングするカラーリング方法です。

キューティクルを開かないので髪へのダメージが少なく、ツヤが出るのが特徴です。

髪に浸透させずに表面に色をのせるため、髪を明るくすることはできませんが、自然な色合いや白髪の一時的なカバーに適しています。

色持ちはヘアカラーよりも短めで、数週間〜1か月程度です。

③ヘアスプレー

ヘアスプレーは一時的に髪の表面に色をつけるためのスプレータイプのカラーです。

髪をセットするように色をのせるので、髪が傷みにくく、洗い流せば元の髪色に戻ります。

試してみたいカラーを限定的に楽しみたい方にオススメです。

イベントや特別な日に使うのに最適で、色のバリエーションも豊富。

ただし質感がサラサラには仕上げにくい点が特徴です。

>>セルフカラーに対する美容師の本音では、美容院で怒られる?嫌がる?セルフカット・カラーについてご紹介しています。

美容室のカラーオーダーは大きく分けて2つ

美容室のカラーオーダーは大きく分けて2つ

美容室のカラーリングでオーダーする際には、以下の方法を選べます。

それぞれの特徴やメリットをご紹介します。

カラーのオーダー

  • リタッチカラー
  • フルカラー

>>カットカラーの平均的な料金では、カット・カラーメニューの料金相場について解説。

①リタッチカラーは根元だけ

リタッチカラーは、髪の根元に新しく伸びた部分だけを染めるカラーリング方法です。

【リタッチカラーのメリット】コストとダメージを抑えられる

以前染めた髪色と合わせて根元だけ色をのせるので、髪全体に薬剤を使わずに済み、コストを抑えられます。

また、根元以外の髪に余計なダメージを与えないため、髪全体の健康を維持しやすく、長期的なケアに向いています。

②フルカラーは髪全体

フルカラーは、髪全体を染め直して均一にカラーリングする方法です。

髪全体の色が整うため、ムラのない美しい仕上がりになり、特に色味やトーンを変えたい場合に最適です。

【フルカラーのメリット】よりキレイな仕上がりになる

リタッチでは補えない色のくすみや褪色をリフレッシュできるので、色味がくっきりとし、鮮やかなヘアスタイルを維持できます。

カラーリングは目的やデザインによって様々

カラーリングは目的やデザインによって様々

カラーリング・毛染めでは、豊富な種類が流行ごとに求められます。

特に近年では、ホワイトブロンドやペールピンクなどハイトーンカラーが大流行し、改めてカラーの技術が問われる時代に入っています。

そんな多種多様である髪色の染め方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

カラーリングの種類

  • ヘアカラー
  • ダブルカラー(ブリーチ+ヘアカラー)
  • インナーカラー
  • イヤリングカラー
  • ハイライト
  • グレイカラー
  • 白髪染め

>>ヘアカラーシミュレーションでおすすめのアプリ5選をご紹介しています。

ヘアカラー

髪全体に色をつける一般的なカラーリングの方法です。

髪を明るくしたり、トーンダウンして暗くしたりが可能。

色持ちは約1か月前後で、髪質や色味に合わせたカラーを選ぶことで自然で魅力的な仕上がりになります。

ダブルカラー(ブリーチ+ヘアカラー)

ヘアカラーとブリーチどっちがいい?と悩むお客様も多いほど、人気で主流となっているのがダブルカラー。

一度髪の色素を抜いてから色をのせる技術で、明るい発色や鮮やかな色味を出したい場合に適しています。

ブリーチ1回で出来る髪色や、2〜3回以上ブリーチをしてからでないとキレイに入らない色味があります。

ブリーチで色を抜くため、明るいカラーや個性的なカラーを希望する際に人気ですが、ダメージを軽減するケアが必要です。

インナーカラー

表面の髪色はそのままに、内側にだけカラーを入れる方法です。

編集者yuki

髪をかき上げたり、まとめたときにチラッと色が見えるため、さりげないおしゃれが楽しめます。

外側は落ち着いた色で内側に明るい色を入れるなど、アレンジがしやすいのも魅力です。

ピンクやブルー、パープルなどの「派手目な色味を試したいけど勇気がない」という場合にオススメ。

イヤリングカラー

顔まわりの髪、特に耳の下あたりだけに色を入れる方法で、イヤリングのように見えるデザインカラーのこと。

アクセントカラーとして人気があり、明るめや鮮やかな色味を使ってインパクトを出したり、インナーからよりも面積が少なくさりげないポイントカラーとしても楽しめます。

ハイライト

ベースカラーよりも明るい色を部分的に細く入れる技術で、髪に立体感を出すことができます。

自然なグラデーションや陰影がつくので、外国人風のニュアンスや柔らかい印象を出したい人におすすめです。

白髪がある場合も、ハイライトでなじませることが可能に。

グレイカラー

流行のグレーやシルバー系の色を用いたカラーで、髪全体にグレー系の色味を施すことで透明感や落ち着きが感じられるスタイルが作れます。

ブリーチを含む場合もありますが、グレイカラー用のシャンプーやケアがあると色持ちが良くなります。

白髪染め

白髪染めとは、白髪を目立たなくするためのカラーリングで、一般的には自然な髪色に近づけるカラーを使います。

カラーリングと白髪染めの違いは、カラーの種類が限られるかどうかです。

最近では、白髪を隠すだけでなく、明るめのトーンやハイライトで白髪を活かすデザインも増えています。

実際、「白髪染めとカラーどっちがいい?」と悩んでいるお客様も多くいらっしゃいます。

50代になると白髪が目立たないカラーでおしゃれを楽しみたいという方も多いので、白髪も染まるヘアカラーをおすすめすると喜ばれるでしょう。

お客様にもヘアカラーと白髪染めの違いを説明した上で、ご納得いただける選択ができるといいですね。

【キレイを持続】カラーリング後のお手入れ方法

【キレイを持続】カラーリング後のお手入れ方法

美容師であれば当然しておきたい、キレイを持続するための「カラーリング後のお手入れ方法」を以下にご紹介します。

お手入れ方法

  • 洗う前のプレブラッシングが重要
  • カラーダメージに対応したシャンプー
  • ハイトーンカラーならカラーシャンプー
  • トリートメントで内部補修&コーティング
  • 必ずドライヤーで乾かす

洗う前のプレブラッシングが重要

カラーリング後の髪には、色素が定着するまでに時間が必要です。

洗髪前にブラッシングすることで、髪についた汚れやホコリが取れ、シャンプーでの摩擦を軽減できます。

編集者yuki

ブラッシングによって髪が整い、シャンプー中の絡まりやダメージを防ぎ、髪のツヤもキープできます。

カラーダメージに対応したシャンプー

カラー後は髪の表面がデリケートで色落ちしやすくなっています。

カラーダメージ対応シャンプーには、色素が流出しにくい成分やダメージを抑える成分が含まれており、髪に優しく、カラーの持ちを良くしてくれます。

選ぶ際は「カラーケア用」と明記されたものが安心です。

ハイトーンカラーならカラーシャンプー

ハイトーンカラーは色落ちが特に早いため、カラーシャンプーを使うと色味を長く維持しやすくなります。

紫シャンプーや青シャンプーなど、髪色に合わせた色を選ぶことで、特に黄ばみや褪色を防ぎ、明るい髪色を美しく保てます。

何色のカラーシャンプーがいいのか、施術の際にさりげなくお客様へ伝えると良いですね。

トリートメントで内部補修&コーティング

カラーリングで髪のキューティクルがダメージを受けると、色素が抜けやすくなるため、トリートメントで髪の内部補修と外部コーティングが大事です。

保湿成分の多いトリートメントを使うことで、髪の柔らかさとツヤを維持し、色持ちが良くなります。

週に1度は集中トリートメントがおすすめです。

必ずドライヤーで乾かす

濡れたまま放置するとキューティクルが開いたままになり、色素が抜けやすくなるためです。

ドライヤーで髪を乾かし、キューティクルを閉じることで色持ちを良くし、髪の健康も保てます。

タオルドライで水分をある程度取り、優しく乾かすことがポイントです。

まとめ

カラーリングは、髪の印象やケア方法に大きく影響を与えるもので、施術内容によって持続性や仕上がりが異なります。

カラーの方法は、理想のスタイルだけでなく、髪質や状態に合ったものでイメージに近づける必要があるとわかりましたね。

お客様の髪質や求めるスタイル、生活スタイルに合った方法を選ぶことで、美しい髪色を長く保つことができる方法を提案できるのが美容師の役割です。

髪の健康と色持ちを考えたケアも大切にし、定期的なメンテナンスで理想のヘアカラーを楽しみましょう。

髪色についての理解を深めて、お客様に喜んでもらえるカラーリングを提案してみてください。

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