フリーランスヘアメイクの料金相場|1日のギャラ・ブライダル撮影出張料金表

フリーランスとしてヘアメイクの仕事を始めたいと考えるようになったとき、多くの方はまず「独立したらいくら稼げるのか?」「1日のギャラはどのくらい?」といった具体的な数字が気になりますよね。
本記事では、ヘアメイクアップアーティストのフリーランスとして活動するための料金相場から、ブライダル出張のギャラ、年収目安、そして実際にフリーランスになる方法までを網羅的に解説します。
これから独立を検討している方、既にフリーランスで活躍中の方の参考になれば幸いです。

フリーランス美容師からの転身をお考えの方もぜひご活用ください。
フリーランスヘアメイクの料金相場


フリーランスヘアメイクの料金は、仕事内容・拘束時間・地域によって差があります。
ヘアメイクの1日のギャラは、経験、スキル、担当する仕事内容、勤務形態(フリーランス、サロン、プロダクションなど)によって大きく異なるためです。
次に具体的な料金についてみていきます。
- 3,000〜30,000円が一般的
- ブライダル撮影の出張料金表
美容師との違いやヘアメイクの仕事・資格についてもっと詳しく知りたい方は、>>ヘアスタイリストとはをご覧ください。
3,000〜30,000円が一般的
単発案件での報酬は、内容によって大きく変動しますが、一般的に、アシスタントの場合は日給5,000円程度から、経験豊富なヘアメイクアーティストで数万円~数十万円程度になることもあります。
施術内容が簡易的なものであれば3,000円程度、撮影や式典の場合は1〜3万円になることも。
ヘアメイク料金の目安表
サービス内容 | 料金相場(目安) |
---|---|
ヘアセットのみ(成人式やライブ) | 3,000〜6,000円 |
フルメイク込みのサロン出張 | 10,000〜20,000円 |
タレント・モデル案件(撮影付帯含む) | 30,000円前後 |
Point
「ヘアメ 値段 東京」や「美容院 ヘアメイク 料金 ライブ」などで検索されるケースも多く、地域や用途に応じて価格設計することが重要です。
ブライダル撮影の出張料金表
ブライダルヘアメイクでは、事前の打ち合わせやリハーサル、当日の同行時間が加味されるため、料金も高めに設定されます。
サービス内容 | 料金相場(税込) |
---|---|
挙式当日のヘアメイク(新婦) | 30,000〜60,000円 |
挙式当日のヘアメイク(新郎) | 5,000〜10,000円 |
親族のヘアメイク(母・姉妹など) | 5,000〜12,000円 |
ゲストのヘアセット・メイク | 3,000〜8,000円 |
前撮り・後撮り出張撮影同行(3〜5h) | 25,000〜50,000円 |
全国出張の場合(交通費・宿泊費別) | +10,000〜30,000円程度 |
参考:Hair Make Aimable|料金表
参考:くらしのマーケット|出張ヘアメイク



ブライダル・撮影系は事前準備も含めた拘束時間が長いため、適正価格で見積もることがプロとしての信頼につながります。
ヘアメイクアーティストの平均年収


フリーランスのヘアメイクは自由度が高い一方で、収入が不安定になるリスクもあります。
ここでは一般的な給料・年収の相場をご紹介します。
平均年収
- 相場は250万〜400万円前後
- 独立後は300万〜800万円も可能
相場は250万〜400万円前後
会社勤めのメイクアップアーティストも含めた平均年収は、約250万〜400万円前後です。
店舗勤務やアシスタント業務の場合、月給20万前後からスタートすることが多いためです。
美容院勤務での平均的なスタイリスト給与は約23万円/月程度(年収約280万円)
また、厚生労働省管轄の職業情報提供サイト「Job tag」では、メイクアップアーティストの仕事の平均年収は約372万円というデータが出されています。
独立後は300万〜800万円も可能
独立すると仕事内容・稼働日数に応じて年収が大きく変動します。
指名数や単価アップ、ブライダル・撮影案件などの“高単価案件”をどれだけこなせるかがカギに。
事例
- 週5稼働で月40万円:年収480万円
- 月収80万円以上のプロも実在
Point
ヘアメイクで独立を目指すなら、案件の選び方とブランディングが重要です。
年収を安定させるためには、リピーターの確保とSNS活用による集客力アップが欠かせません。



たとえばYouTuberやインフルエンサーとして大きな副収入を得ている方もいます
フリーランスのヘアメイクアーティストになるには


ヘアメイク フリーランスになるには、技術と実績のほか、営業力・SNS発信力・ブランディング力も必要です。
特に「ヘアメイク 独立」や「ヘアメイク フリーランス 求人」などの検索ニーズが高まる中、以下の3ステップが主なルートになります。
ヘアメイクのフリーランスになる方法
- 方法①:美容院や式場でアシスタント・店舗勤務として現場経験を積む
- 方法②:専門学校や技術講座でヘアセット・メイク技術を体系的に学ぶ
- 方法③:SNS・マッチングサイト・ポータル経由で直接案件を獲得する
方法①:美容院や式場でアシスタント・店舗勤務として現場経験を積む
ヘアメイクの基礎技術から現場対応力まで、実務経験で学ぶのが最短ルートです。
フリーランスとして信頼されるには、技術だけでなく、段取りや臨機応変な対応力が必要不可欠だからです。
たとえば「ブライダルヘアメイクになるには」、まずは結婚式場や美容室の専属スタッフとして働くのが一般的。
どの分野で独立するにせよ、“現場のリアル”を知っている人が強いです。
方法②:専門学校や技術講座でヘアセット・メイク技術を体系的に学ぶ
資格取得や基本技術を網羅的に習得したいなら、専門スクールや民間講座がおすすめです。
フリーランスのメイクアップアーティスト として活動するには、基礎力と専門性を証明する“肩書き”が信頼獲得につながるからです。
最近では通信講座や短期集中講座も増えており、現場経験がなくてもブライダルメイクアップアーティストとしてのスタートが切りやすくなっています。



即独立が不安な方は、卒業後の紹介制度や現場研修付きのスクールを選びサポートを受けましょう。
方法③:SNS・マッチングサイト・ポータル経由で直接案件を獲得する
今の時代、フリーランスとして生き抜くには「自分を見つけてもらう力」が最重要です。
実際に「ヘアメイク フリー ランス 依頼」と検索されることが多く、InstagramやLancersなどから仕事を受けるのが主流になりつつあるからです。
「フリー ヘアメイク 名刺」だけでなく、SNSでのヘアスタイル投稿や「お客様の声」紹介なども効果的。
ブライダル・成人式・ライブなどジャンル特化型の投稿は特にターゲット層へのダイレクトな訴求効果が狙えます。
案件獲得後のやりとりも、DMやLINE公式アカウントなどで完結可能。技術×発信のかけ算が収入を左右します。
Point
フリーランスで成功する人に共通しているのは、“技術力が高い人”よりも“まず見つけてもらえる人”です。Instagram、ポートフォリオサイト、Googleビジネスなどを駆使し、「検索される・選ばれる・依頼される」導線を整えることが独立後の安定に直結します。
>>美容室SEO対策・美容院MEO対策とはでは、美容系ビジネスで成功させる集客方法のポイントや注意点を解説!
フリーランスでヘアメイクの仕事をするメリット・デメリット
フリーでの活動を選択することで生じるメリット・デメリットを踏まえて、ご自身にとって有益な選択肢であるのか見極めておくことも大切です。
悔いのない選択にできるのか、いま一度メリット・デメリットを以下のとおり項目ごとに比較して見ましょう。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
収入 | 実力次第で高収入が可能(ギャラ単価が上がる) | 収入が不安定で月による差が大きい |
自由度 | 働く場所・時間・案件を自分で選べる | 休日や勤務時間の確保が難しいことも |
人間関係 | 好きなクライアントやスタッフとだけ仕事できる | トラブル対応・クレーム処理もすべて自己責任 |
やりがい | 指名・紹介が増えると達成感が高い | 最初は集客や信頼構築に時間がかかる |
スキル面 | 現場数が多く、幅広いジャンルの経験が積める | 教えてくれる上司や同僚がいないことも多い |
キャリア | 独立・開業・講師など次のステージに進みやすい | 福利厚生や研修制度がない |
集客・営業 | SNSや紹介で直接依頼が来ると自由に動ける | 案件獲得のために自ら営業・発信が必要(Instagram・Lancersなど) |
フリーランスは自由で可能性に満ちた働き方ですが、それと同時に「自分の力がすべて」という厳しさもあります。
そのため、“得意な技術ジャンル”や“お客様に選ばれる理由”が明確にある人ほど、独立後も安定しやすく、楽しみながら成長していけます。
「やりたいことがある」「このまま終わりたくない」そんな気持ちがある方にとって、フリーランスという選択は間違いなくチャンスになります。
フリーランスのヘアメイクアーティストが活躍できる場


フリーランスのヘアメイクは、美容院に限らずさまざまな場で活躍できます。
ここでは代表的な3つを紹介します。
- ブライダル・ウエディングシーン
- 撮影・広告業界での出張ヘアメイク
- 一般個人向けの出張サービス
ブライダル・ウエディングシーン
ブライダル分野はフリーランスヘアメイクの中でも高単価かつ安定した需要がある王道ジャンルです。
結婚式場のヘアメイクさんは全国で必要とされており、土日祝を中心に継続的な案件獲得が見込めます。
新婦だけでなく、親族やゲストのヘアセット・メイクにも需要があり、1回の出張で数万円以上のギャラが得られることも。
「ウエディング ヘアメイクアーティスト」や「ブライダル メイクアップアーティスト」として活動するには、式場との提携やSNS経由の個人依頼など複数のルートがあります。
特に地方では出張ヘアメイクのニーズも高く、交通費込みでの報酬設定が可能です。
美容院勤務では得られない“感動”と“収入”の両方が得られるフィールドといえるでしょう。
撮影・広告業界での出張ヘアメイク
撮影・広告業界は、技術力のあるフリーランスにとって高報酬が狙えるステージです。
広告撮影・雑誌・MV・CMなどでは、プロのフリーランスメイクアップアーティストへのニーズが継続的に存在します。
フルメイクの料金相場は1日あたり2〜5万円程度で、内容や拘束時間、クライアント先によってはそれ以上になるケースもあります。
現場ではヘアメイクのスピード、仕上がりの正確さ、タレントやモデルとの信頼関係構築が求められるため、経験を重ねるごとに報酬単価も上がる傾向があります。



特にブライダルヘアメイクアーティストの年収を超える収入を得たいなら、撮影業界での実績作りは大きな武器になります。
一般個人向けの出張サービス
近年は一般個人への出張ヘアメイクが急増中です。
検索では「結婚式 親族 ヘアメイク 料金」「結婚式 ゲスト ヘアメイク 料金」などのニーズが見られ、特に地方や高齢者の間で、美容院に行くよりも来てもらいたいという需要が高まっています。
成人式・七五三・ライブ・舞台なども含め、自宅・ホテル・会場への訪問サービスは今後さらに広がると予想されます。
出張専門のヘアメイクとして活動する場合は、交通費や移動時間を考慮した価格設定も重要です。
自分の得意分野(例:ナチュラル・和装・韓国風など)を明確に打ち出すことで、検索でもユーザーにとってわかりやすく「刺さる」存在になれます。



ココナラやくらしのマーケットのようなプラットフォームなどに登録しておいたり、個人のホームページを持つことも営業になりますよ。
参考:くらしのマーケット
まとめ
フリーランスのヘアメイクアーティストとして活躍するには、技術だけでなく情報発信・営業力・価格設定など多面的なスキルが求められます。
あなたが自分らしく働けるステージを見つけるためにも、まずは相場やギャラを正しく把握し、自分に合った働き方を見つけてください。
年収アップを実現したい、個人事業主としてチャレンジしたい、そういった前向きで真剣な思考が独立の成功を実現させるでしょう。