美容師年収ランキング｜美容師の給料・平均年収を役職や年代別に解説！

「美容師の給料の相場はどのくらい？」
「売れっ子スタイリストや美容師でお金持ちって誰？」
「有名トップスタイリストは1000万円以上稼いでるって本当？」

このような疑問をお持ちの方は必見です。

今回は「美容師の給料・年収ランキング」をテーマに以下の内容をまとめました。

• 美容師の都道府県別平均年収ランキング
• 役職別・年齢・性別でみる平均月収と年収
• 人気トップスタイリストの年収
• 美容師が年収UPさせる方法

結論、有名スタイリストといった美容師個人の年収について明確なデータはどこにも公表されていません。

そのため、地域別ランキングや役職などのカテゴライズごとにみた平均年収のほか、人気サロンで働くトップスタイリストの推定年収について解説していきます。

都道府県別でみる美容師平均年収ランキング

引用元：求人ボックス

順位	地域	年収
1	東京	384万円
2	埼玉	380万円
3	千葉	380万円
4	茨城	374万円
5	神奈川	374万円
6	栃木	350万円
7	群馬	346万円

スタイリスト美容師の平均年収第1位は、東京都で384万円です。

上位は全て関東圏内という結果になっています。

その理由は、サロン件数が多いことと、美容師に限らず給与水準が高い地域であることが影響しているため。

一方で、最も低い給与水準の地域は和歌山県で312万円、東京都と比較すると72万円の差額。

美容師の平均月収・年収

次に、「役職・年齢・性別」ごとに分類したスタイリスト美容師の平均給与・年収を比較していきます。

役職別

スタイリストの役職別平均年収と月収は以下のとおりです。

引用元：平均年収.JP

部長クラスのトップスタイリストになると、平均月収で35万円、平均年収は554万円となっています。

年齢・性別

スタイリストの年齢別からみた平均年収は以下の内容です。

最も高いのは50〜54歳で、月収27万円・年収426万円です。

一方で低いのは20〜24歳で、月収13万円・年収202万円となっています。

引用元：平均年収.JP

スタイリストの性別からみる平均年収では、男性美容師の方がやや高い傾向です。

引用元：平均年収.JP

美容師アシスタントの給料・手取りについて解説している
>>美容師アシスタントの給料も参考にご覧ください。

人気トップスタイリストの年収は1000万円以上

人気のあるトップスタイリストの年収は1000万円を超えるケースがあると言われています。

月収に換算すると月に80万円前後となりますね。

それは、顧客のスケールが変わってくるから。

例えば、小倉 優子さんの元夫としても知られている有名スタイリスト菊池勲さんは推定年収8000万円という話も。

過去にはSMAPの専属ヘアメイクを担当していたとのこと。

有名人を担当すれば、それだけ市場価値や報酬も比例して上昇するということですね。

>>美容師で年収1000万円は可能？も併せてご覧ください。

年間個人売上は1億円

年収1000万円を超えるトップスタイリストのほとんどが、年間個人売上は1億円を達成していると伺えます。

なぜなら、個人売上がそのまま報酬として受け取れるわけではないからです。

様々な経費などを差し引いた額が手元に入ることとなるため、割合に応じたそれなりの売上を作る必要があるということになります。

例えば、1日にこなす顧客数も50人などと脅威的な数だったりします。

これは専属のアシスタントを複数名抱えている場合が多からこそ実現できるケースがほとんど。

人気スタイリストになれば、指名も集中するため、接客や施術の大部分をアシスタントに任せてカットなどの技術面において重点的に対応するなどが一般的です。

年収1000万円以上の割合は全体の5％

日本の給与所得者のうち、年収1000万円を超えている割合は約5%。

おおよそ20人に1人というデータが出されています。

ただし、美容師に限られたデータは明らかにされていません。

参考：厚生労働省「民間給与実態統計調査」

人気ヘアサロンの推定年収

ここで、東京にある人気ヘアサロンの推定月収・年収についてご紹介していきます。

• AFLOAT（アフロート）
• LIPPS （リップス）
• EARTH（アース）

AFLOAT（アフロート）

アフロートの推定年収は以下のとおりです。

職種	月給	年収
スタイリスト	20～ 250万円	240～3000万円
アシスタント	17.7万円〜	210〜220万円

アフロートの年収で特徴的なのは、スタイリストになると年収の幅がグッと広がります。

なぜならスタイリストは、固定給と歩合給になるため、トップスタイリストの報酬はかなりの高額となっています。

一方でアシスタントでは、カリキュラム合格するたびに3,000円ずつアップする仕組みで、そのほかMVP賞与などもあるようです。

LIPPS （リップス）

リップスの推定年収はこちら。

職種	月収	年収
スタイリスト	23〜40万円	276～1500万円
アシスタント	20万円〜25万円	240～310万円

アシスタントの給与は固定給に加えてカリキュラムに応じてプラスされるようです。

スタイリストに関しては、売上による歩合が加算される仕組みをとっています。

例えば、LIPPS渋谷代表スタイリストの方で、月間売上1740万円ということですので、歩合や役職手当がつけば1000万円を超えている可能性は十分あるといえるでしょう。

こういった大規模な都内有名サロンの店長となれば年収800〜1000万円前後と予想できます。

EARTH（アース）

アースの推定年収は以下の内容です。

職種	月収	年収
スタイリスト	24～40万円	295～490万円
アシスタント	20～25万円	240～310万円

月収のほかにも皆勤手当として月3,000円、勤続手当は月2,000～20,000円がもらえるようです。

美容師が年収UPさせる方法

美容師が年収を上げるために挙げられる4つの方法についてみていきましょう。

具体的には以下の内容です。

年収UP！4つの方法

• 具体的なキャリアアッププランを実践
• SNSでの集客
• 独立して開業
• フリーランスに転身

具体的なキャリアアッププランを実践

キャリアアッププランを具体化させて実践することがとても重要です。

それは、明確な目標設定をすることでスキルが着実に身につくから。

1日も早く実行に移すことで、年収アップに必要となる以下のことが実現できるようになってくるはずです。

• 技術を磨く
• 客単価を上げる
• リピーターを増やす

自分で実践することが難しい場合は、そういった育成カリキュラムに力を入れているサロン選びをすることも大事なポイントとなってくるでしょう。

SNSでの集客

SNSを集客に活用することは年収アップに直結できる有効手段と言えます。

なぜなら、1000万円以上の収入を得ている美容師の共通点が「情報発信能力の高さ」であるためです。

自分の得意な技術を分析し、マッチする客層を理解して、より多くのSNSユーザーに知ってもらうためのアプローチを継続していくことが必要不可欠とも言える時代でしょう。

独立して開業

収入を上げるためには「独立・開業し、経営者となること」も一つの選択肢となるでしょう。

それは、雇用する美容師によってサロンの利益を生み出し、店舗数拡大などにより、収入アップへ繋が流と考えられるからです。

ただし、当然大きなリスクもあります。

経営者としての知識やマネジメント力、実績を積む経営手腕が必要となり、絶えずあらゆる面での勉強が必要です。

フリーランスに転身

フリーランス美容師に転身するのも、収入アップを実現できる場合があります。

なぜなら、施術メニューの価格設定など自由に決めることができるからです。

また、開業と比較して初期費用を抑えながら活躍の場を広げられる点も魅力と言えます。

例えば、シェアサロンや面貸しなど、美容室の家賃や機材などを借りて施術する方法もあるため、必要最低限の経費で働くことができます。

ただその反面、すべて自分の責任となり、一人でこなさなければならないことも増えるため、決して楽はできません。

>>美容師の面貸し｜美容室・サロンを個人事業主・フリーランス視点の相場やシステム

まとめ

今回は、「美容師の給料・年収ランキング」について解説してきました。

平均年収が高い地域は関東圏で、最も多いのは東京都。

美容師の給与は平均して300万円前後となっています。

そんななかトップスタイリストとして年収1000万円以上稼ぐ美容師は全体の5%。

年収アップする方法を実践して技術が認められれば、ファンを増やすことでその夢が実現できる日が来るかもしれません。