美容師アシスタント店を変えるタイミング|美容師を辞めたい退職理由や転職
「今働いているお店を変えたい…」
「辞めたいとは言いにくい…」
「アシスタントのまま転職するのは不利…?」
このようなお悩みを抱えている方に向けて
「美容師アシスタントがお店を変えるタイミング」について以下の内容を解説します。
- 店を変えるタイミング
- 店を変える理由
- メリット・デメリット
- 辞めるときの伝え方
結論、お店を変えるべきベストなタイミングは、「悩んでいる今」と言えます。
できるだけ早く行動することが成功へのカギとなるからです。
「働くサロンを変えたい」というのは基本、美容師なら誰でも一度は通る道。
その際に押さえておきたい大切なポイントをご紹介していきます。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師がお店を変えるタイミングは「変えたいと思ったとき」
美容師・アシスタントがお店を変えるべきべストなタイミングは「変えたいと思ったとき」です。
なぜなら、時間は待ってはくれないからです。
美容師にとっての1か月、半年、1年はとても貴重な時間ですよね。
それは、美容師としてのキャリアを正しく積んでいくためと言えます。
限られた時間のなか足踏みしている暇はありません。
例えば、以下のポイントを押さえることで、自分にとって正しいと思える判断が下せるはずです。
- スタイリストまで続けるべきとは限らない
- お店に残るべき理由はあるのか考える
>>美容師の退職理由を例文で紹介|美容師を辞めたい場合の伝え方・辞めるタイミング
では、お店への伝え方やタイミングについて詳しく解説しています。
スタイリストまで続けるべきとは限らない
サロンを変えたい、辞めたいと誰かに相談すると決まって言われる「スタイリストまでは続けるべき」という考え。
それは当然間違ってはいませんが、必ずしもそうとは限りません。
なぜなら、それは人によって異なるからです。
例えば、同じ美容師でも100人いれば、100通りの違った体験やキャリアが存在します。
疑問や違和感など自分の直感を見逃さないことが重要。
そのことについて、なぜなのか書き出して精査してみましょう。
自分にとって辛抱すべき状況であるのかが見えてくるはずです。
お店に残るべき理由はあるのか考える
次に挙げられるポイントとしては、今いる「お店に残るべき理由があるのかを考えること」です。
それは、自分自身にとって最適な判断をするために必要なことだからです。
単に今の現状が嫌で辞めるだけと比較して、成長に繋がる行動に変換できることがポイント。
例えば、以下のような場合はお店に残るべき理由と考えられますね。
- 厳しくても尊敬できる部分や技術を持つ上司がいる
- 自分にとって乗り越えるべき試練と論理的に考えられる
- 残ることで得られる何かがあると感じる
もしも、残るべき理由が見つからないのであれば、他のサロンに移ることで美容師としての意欲を高める環境に出会えるかもしれません。
【美容師の声】お店を変える理由
実際にお店を変えたい、辞めた、という美容師の方のリアルな声を集めました。
お店を変える理由は主に以下の内容です。
店を変える理由
- 人間関係の悩み
- 労働環境や待遇面に問題
- スキル・キャリアアップできない
人間関係の悩み
お店を変える理由1つ目は、「人間関係の悩み」があるケースです。
なぜなら、人間には相性の良し悪しがあるからです。
この場合は、自分自身をあまり責めずに、環境を変えることで解消されるケースがほとんどと言えるのも特徴です。
美容師アシスタント1か月目で辞めると決めました。
オーナーさんに話がしたいといいました。
とてもいい店で、特にオーナーが本当に良くしてくれる人なのですが、あるスタイリストとアシスタントが苦手です。
私は物覚えがとても悪く、要領も悪い人間。
出来るようになるにも同期の数十倍の遅さ。
そんな私に冗談半分で「もう教えたくない」と言われました。
その一方で、同期には熱心に教えています。
そんなのが続いていくと、教わるのが怖くなり、仕事へのモチベーション維持も困難になったので決心しました。
引用元:Yahoo知恵袋
美容師アシスタント4年目です。
お店のアシスタントの中では1番上ですが、カリキュラムがなかなか進まず、
あるスタイリストのカラーの施術に入るのを禁止されたり、(カラーの塗り方や調合などが他のスタイリストより細かくて神経質な方)お店で仕上げのブローに入るのを禁止されたりしています。
実際、あとから入った後輩にもカリキュラムで先を越され、最近になって完全に舐められてる態度取ってきました。
辞めるか、このまま続けるために何をしていけばいいか、わからなくて困っています。
引用元:Yahoo知恵袋
労働環境や待遇面に問題
お店を変える理由2つ目は、「労働環境や待遇面に問題」がある場合です。
それは、美容師としてのビジョンやライフスタイルに悪影響と考えられるからです。
美容師の労働環境は悪くて当たり前、とあぐらをかいているサロンもあるでしょう。
そんな環境下では、アシスタント期間も必要以上に長引き、生活苦も長く続いてしまうことで心身ともに疲弊してしまいます。
これは、自分自身を見失ってしまう原因にもなり得ます。
今のお店から違うお店に行こうと思っています。
スタイリストになって2年近くになるのですが、給料が低くて生活的に難しくなってきました。
私のお店は雇用保険だけついて、交通費込で105000円しか貰っていません。
流石に、色々ひかれる税金などあり、生活が苦しくなってきました。
もともと、もう少し給料があったのですが、お店の経営が危ないとひかれ続け、かれこれ3年ほどこの給料です。
指名の客が入っても、私の友人を紹介して来てもらっても、指名料とかがはいるわけでもありません。
引用元:Yahoo知恵袋
新入社員として入社、美容師アシスタント1か月目です。
新人研修が宿泊でありサロンワークが始まりました。
労働時間は平均12時間程度で、休日もイベント事などで呼び出され、午前or午後のみ出勤。
丸一日休みの日は奇跡です。
交通費も月4000円ほどしか貰えません。
新人研修も無賃で交通費すら出ません。
週休6日しか休めず、それを下回る事もあります。
心身ともにとても辛いです。
美容師アシスタントとはこんなものなのでしょうか?
引用元:Yahoo知恵袋
美容師のアシスタント7年目です。
7年もアシスタントとかやばいですよね?
辞めた方が身のためですかね?
もっと頑張らなくちゃという気持ちはありますが、遅くまで残ったりするのは嫌です。
昼休憩すらまともにないんだから、早く帰って夕食食べて寝たいです。
美容師の労働環境自体がブラックすぎると思います。
でも他にできることもないしどうしたらいいかわかりません。
スキル・キャリアアップできない
お店を変える理由3つ目は、「スキル・キャリアアップできない」です。
それは、自分にとってとても不利益なことと考えられるからでしょう。
美容師にとっての1年はキャリアを積む中でとても貴重な時間。
技術練習やカリキュラム制度に関して積極的ではないサロンに不安を感じて「お店を変える」という判断に至るケースも多いようです。
美容師アシスタントです。
お店を変えようか迷っています。
昨年、専門学校を卒業後に地元の美容室で働いていました。
人間関係も良好でずっと働こう!と考えていました。
しかし、そこのお店がまったく練習せず、質問をしても嫌な顔をされるようなお店でした。
このままでは成長できないと思い、約10か月で辞めました。
引用元:Yahoo知恵袋
今年から美容師アシスタントとして働いています。
今働いているところは、最初のところとは正反対で、何においても楽です。
スタッフ全員、営業後には即帰宅します。
練習をしなければいけないという強制もなければ、オーナーも先輩スタイリストも何も言わず…
もちろん私からお願いしなければならないのですが…
何回か頼んだこともありましたが、オーナーにお願いしたのに、アシスタントの人に任せて帰ってしまったこともありました。
そんなこともあり、やっぱり誰一人として練習しようとする人や、練習に協力的な人がいないお店だということがわかりました。
決まった練習が週1しかありませんし、その練習も、営業で閉店が遅くなると中止になったりするのです。
今もシャンプーやカラーなど、練習ができないので不安なままやっています。
カラーやシャンプーのお客さんがこなければいいなあ…と憂鬱な気持ちなままやっているのです。
もう悩んでいるのは嫌です。
一度見学や、お客さんとしていったことのある美容院に移ろうかと思っています。
引用元:Yahoo知恵袋
お店を変えるメリット・デメリット
アシスタント美容師がお店を変えると、主に下記のようなメリット・デメリットが挙げられます。
メリット | デメリット |
視野が広がる 自分に合う店に出会える アシスタントの方がかえって転職しやすい スキル・収入アップが望める | はじめからやり直す必要がある スタイリストデビューが遅れる可能性 条件にさほど差がない可能性 |
メリット
アシスタント美容師がお店を変えることで「メリット」と考えられるのは以下の内容です。
- 様々な美容室を見ることで視野が広がり、考え方にも奥行きを持つことができる
- 自分に合わない環境で働き続けるストレスは仕事に支障が出るため、変えることでスキルアップに集中できる
- 自分に合う・長く働ける店舗かどうかは実際に働いてみないとわからない
- スタイリストになってお客様がついてしまうとかえって転職しづらくなる
- 自分が不安に感じていたスキルや接客などが学べるようになる
- スキルアップや収入アップが見込める可能性
デメリット
アシスタント美容師がお店を変えることで「デメリット」と考えられるのは以下の内容です。
- 今まで積んできたものがリセットされ、また一からやり直す必要がある
- スタイリストデビューが遅れる可能性が高い
- どのサロンでもアシスタント時代の給与はそれほど差がないケースが多い
辞めるときの伝え方
最後に、お店を辞めるときの伝え方について確認しておきましょう。
円満退職するための適切な伝え方は以下の内容です。
伝え方の手順
- 話す時間をくれたことにお礼を伝える
- 退社の意思を伝える
- サロンの良いところを伝える
- 今後のキャリアビジョンを伝える
- これまでの感謝を伝える
- 最後まで貢献する意思を伝える
>>【美容師】辛い・大変なこと|辞めたいスタイリスト・アシスタントの辞め方や転職
では、円満退社するコツについて解説しています。
>>美容師職種書き方|職務経歴書・履歴書で美容室や美容師から転職するコツ
も転職の際の参考にしてみてください。
1.話す時間をくれたことにお礼を伝える
まずはじめに、話す時間をくれたことにお礼を伝えましょう。
それは、相手に時間を作ってもらったことに対してのマナーだからです。
また、円満かつスムーズに話を進めるのにも効果的です。
例
お忙しいなか、お時間をつくっていただきありがとうございます。
今後のことについてお伝えしたいことがあり、お時間をいただきました。
2.退社の意思を伝える
お礼の後は結論から、退社の意思をはっきりと伝えましょう。
それは、相談ではなく、すでに意思が固まっていることを明確に示すため。
「話がある」と言われた時点で、相手も話の内容が退職意向であることは心得ているはずです。
例
単刀直入になりますが、〇月末をもってお店を退社させていただきたいと考えています。
3.サロンの良いところを伝える
退社意向を伝えたら、お店の良いところを伝えます。
なぜなら、ネガティブな理由で辞めるのではないと言うことを示すためです。
例
入社してから〇〇さんには一からご指導いただいて、大変学びの多い環境で働くことができました。
4.今後のキャリアビジョンを伝える
次に、今働いているサロンの良い部分を踏まえたうえで、今後自分が望むキャリアビジョンを伝えましょう。
それは、退職がポジティブな理由であることを示すためです。
決して後ろ向きな原因で行動しているのではなく、自分を高めるための決断であることを相手に伝えることで説得力が増します。
例
今後、美容師として自分自身の目標を達成する為には〇〇のような環境に身を置く必要があると考えています。
5.これまでの感謝を伝える
次に、これまでの感謝を伝えることが大切です。
なぜなら、これまでの経験は周りにいた人たちによって得られたものだからです。
良いことや辛かった、悲しかった経験もすべて大切な人生の糧となり、成功への学びとなります。
例
今まで自分を支えてきてくださった〇〇さん、スタッフの皆さんにはとても感謝しています。
6.最後まで貢献する意思を伝える
さいごに、退社日までお店に貢献する意思を伝えることは最重要ポイントと言えます。
これは、円満退社を実現させるためです。
お互いに気持ち良く終わらせるためにもやり遂げる覚悟でいることを伝えましょう。
例
最後まで皆さんと協力して、お客様に精一杯向き合えるよう努めますのでよろしくお願いします。
まとめ
今回は、「美容師アシスタントがお店を変えるタイミング」について解説しました。
美容師アシスタントがお店を変えることは、場合によってはとても大事なこと、必要な選択と言えるでしょう。
それは、ひとつのお店だけではわからないことがたくさんあるからです。
サロンの数だけやり方もそれぞれ異なります。
働くサロンに疑問を感じたら、自分なりの前向きな理由を見つけて、次の場所を探す準備を始めましょう。
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