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美容師の爪はネイルOK・爪が長い注意点|爪が黒い変色予防と対処法を解説

美容師の爪はネイルOK・爪が長い注意点|爪が黒い変色予防と対処法を解説

「美容師はだいたい爪の色が黒い?」
「美容師してると爪染まるのが悩み..」
「薬品で爪がボコボコ..」

こんな美容師特有の爪の変色・荒れにお悩みですか?

本記事では、美容師が守るべき爪の理想的な長さやネイルの可否、爪が長いことで起きやすいトラブル、さらに毛染めで爪が黒く変色したときの予防と対処法まで、わかりやすく解説します。

解説内容

  • 爪が黒くなる原因
  • 予防法
  • 対処法
  • 美容師がジェルネイルする注意点
  • Q&A

結論から言って「美容師の爪が黒い」のは、カラー剤の影響による変色です。

ただ、原因と対策を踏まえたうえでしっかり対処していけば防げるもの。大切な爪がボロボロになってしまわないように、参考になる内容をお届けします。

編集者ゆき

日々お客様に直接触れるプロだからこそ押さえておきたい「爪のケアとマナー」を一緒に確認していきましょう。

監修者 — 京極琉

京極琉は「世界一のヘアデザイナー」と称され、数々の国際的な美容賞を受賞した実力派。日本の高級ヘアブランド「KYOGOKU」の創設者であり、アジアにおいて非常に高い影響力を持っています。セレブリティ、有名人、スーパーモデル、企業家などのヘアスタイルを手がけ、無数の人々にとって理想のイメージを実現してきました。
パリ・ミラノ・東京コレクションでは公式ヘアディレクターを務め、世界各国でプロ向けの美容技術セミナーにも招かれるなど、 その指導のもとアジアで10万人以上の美容師が一流の技術を学び、「京極琉ヘアデザイン」は世界的なトレンドとなっています。

「完璧なヘアスタイルとは、見た目の変化にとどまらず、自信とセンスを高める鍵である。」—— 京極琉

彼の理念は、美容技術を通して一人ひとりが「最も美しい自分」を表現できるようにすること。現在は日本最高峰のヘアケア技術を台湾市場にも導入し、より多くの台湾の方々にプロレベルの美容体験を提供しています。

【これまでの実績】
・世界的に認められた「世界一のヘアデザイナー」
・日本のトップヘアブランド「KYOGOKU」創設者
・アジアで最も人気のあるヘアアーティストであり、10万人以上のプロ美容師を指導


京極琉プロフィール

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目次

爪が黒いのはカラー剤の影響

爪が黒いのはカラー剤の影響


理美容師さんの爪が黒くなるのは、ヘアカラー剤が染まってしまうのが原因。

なぜなら、美容師が施術するヘアカラーにおいては、カラー剤を髪に揉み込む大事な工程があるからです。

爪は、皮膚や髪と同じ成分の「ケラチン」というタンパク質でつくられています

そのため、髪を染める薬剤の成分が爪にも影響するということ。

爪が黒い原因

  • シャンプー時の乳化によって爪が染まる
  • シャンプーのときに手袋はしない

>>【カラーリスト】美容師の資格では、ヘアカラーリストの仕事内容や資格の種類について解説。

シャンプー時の乳化によって爪が染まる

爪を黒くするのは、シャンプー時の「乳化」という作業が主な要因。

なぜなら、ヘアカラーの際には、髪に色を定着させるために「乳化」は必須となる作業だからです。

乳化とは
ヘアカラーにおけるシャンプー時の作業工程。
シャワーでお湯をかける前に、薬品をシャンプーボールにためたお湯で揉み洗いする方法。

効果:ダメージを抑え、色の定着をよくする。
目的:頭皮についた薬剤を落とし、髪に色を馴染ませる。
所要時間:約5分

また、手袋をしないで乳化を施すのも多いためでしょう。

シャンプーのときに手袋はしない

シャンプーするときに、あえて手袋をしない美容師が多くいます。

理由は、お客様の髪に直接触れて状態の確認をしたいから。

もしくは、プロ意識からシャンプーされる立場を考えて、心地よく感じてもらえるよう素手で洗う方も多いのではないでしょうか。

爪は、髪とほぼ同じ成分のため、カラー剤で徐々に染まってしまいます。

>>美容師三大職業病ではスタイリスト・アシスタントあるあるの病気、腱鞘炎・手荒れ・腰痛での労災保険について解説しています。

爪が黒くならないための予防法

爪が黒くならないための予防法

カラー剤が爪に付着してしまうのを防ぐための予防法は以下の内容です。

予防法

  • 爪は短め
  • 乳化時のみ手袋
  • 爪にハンドクリーム
  • ジェルネイルをする

乳化時のみ手袋で保護

シャンプーする際は手袋の着用をおすすめします。

理由は、化学薬品に素手で触れるのは、爪だけでなく皮膚にも良くないためです。

もし、手袋の使用をなるべく避けたい場合には、乳化の際だけでも着用することで爪を保護できます。

指先の感覚が鈍る心配がある方は、薄手のタイプの手袋を選ぶといいでしょう。

爪は短めにする

爪の長さは常に短い状態を保ちましょう。

それは、長い爪は内側までカラー剤が入り込んで汚れが落としにくいためです。

他にも、痛んだ爪が割れやすくなったり、爪が長いことでお客様の頭皮などに当たってしまう恐れもあります。

「シャンプーの際に爪が痛い」となってしまわないようケアをこまめに行いましょう。

単純に、爪の長い美容師に施術されるのは良い気分はしないですよね。

美容師の爪の長さは指先とほぼ同じか、0.5mm以内の出っ張りが理想となる目安

ハンドクリームで保護

ヘアカラー剤を扱う際には前もって、手だけでなく爪にもハンドクリームを塗っておきましょう。

なぜなら、ハンドクリームの油分がバリアー機能を果たし、爪が黒く染まりにくくなるからです。

ただし、あまり塗りすぎないのがポイント。

ハンドクリームを多く塗りすぎると、手がべたついて仕事に支障をきたします。

そのため、軽いテクスチャーのタイプを選ぶのもいいでしょう。

また、爪をケアするためにも、ネイル専用オイルもこまめに塗ることをオススメします。

美容師の手荒れに効果的な市販ハンドクリームをご紹介している>>美容師ハンドクリームおすすめ紹介も参考にご覧ください。

ジェルネイルで保護

ジェルネイルをすることで、施術による爪の染色や荒れを防げます。

それは、ジェルネイルは耐久性の高い材質でできているため。

また、薬剤などでダメージを受け、欠けたり割れやすかったりする爪も、一時的にジェルネイルで補強することも可能。

そのため、割れた爪などでお客様に引っかけてしまわないよう予防ができます。

美容師のジェルネイルはOK!

美容師ネイル画像

美容師ネイル画像:kakimoto arms

現代の美容師は、ネイルしてる人が多く、OKとされているサロンがほとんどです。

なぜなら、ジェルネイルは取れやすいという心配がないから。

ひと昔前までは「美容師がネイルをするのはNG」というのがスタンダードな認識でした。

その理由は、ポリッシュネイル(マヌキュア)の材質が施術に使用する薬剤で溶ける可能性があったため。

しかし、現在ではジェルネイル、スカルプチャーなど、さまざまな材質で薬剤に溶けない耐久性の高いものが多く存在しています。

落ちやすいネイルポリッシュは、お客様の髪や服などに付着して染まるなどの恐れがありますが、ジェルネイルのような耐久性の高いタイプであればその心配がありません。

よって、ネイルを禁止する美容室は少なくなっています。

編集者ゆき

付け爪は施術中に取れやすいので避けましょう。

ジェルネイルするときの注意点

美容師の方がネイルする際には注意しなければいけない点がいくつかあります。

それはお客様を対応する際に、ネイルが取れたり当たったりする危険性や、印象を悪くしないよう配慮が必須となるためです。

注意点

  • ネイルの長さ
  • シンプルなデザイン
  • サロンの雰囲気にマッチ

長いネイルや、取れる心配があるネイルデザイン・パーツなどは美容師向けとは言えません。

それは、お客さまの頭皮や髪に触れるお仕事だからです。

そのため、施術に影響のない短めの長さ、凹凸がないシンプルなデザインのジェルネイルなどが好ましいでしょう。

また、つけ爪なども取れやすく、長さが出てしまうなどの点からあまりお勧めできません。

編集者ゆき

お客様の中には、美容師にシャンプーされたり、ドライヤーで乾かす際に、ネイルがあたって痛い!という声もありがちですので気をつけなければなりません。

爪が黒くなったときの対処法

爪が黒くなったときの対処法

ここでは、黒染めや薬剤で爪についた着色の落とし方についてご紹介します。

爪に付着したカラー剤は、以下のものを使用することで落とすことができます。

対処法

  • メイク落とし
  • カラーリムーバー
  • 除光液
  • 重曹
  • 歯磨き粉
編集者ゆき

ブリーチしてハイトーンカラーを入れた際にする「カラーシャンプー」がついた爪の落とし方も同様です。

メイク落とし

爪についてカラー剤は、メイクを落とすときに使用するジェルやオイルなどでも簡単に落とせます。

ただし、時間が経過していて落としにくい場合には、蒸しタオルやスチームなど温めることで汚れを浮かし拭き取ることができます。

使い方

汚れた部分にくるくると馴染ませ、コットンで拭き取る。
または、ぬるま湯で洗い流す。

メイク落としには「敏感肌用」などの商品もあるため、肌に負担をかけたくない方にオススメ。

カラーリムーバー

カラーリムーバーは、皮膚や爪に付着したヘアカラーをきれいに落とす専用のローションです。

本来はお客様の生え際等についた際に用いますが、美容師の爪についたカラー剤にも活用できます。

使い方

リムーバーをコットンにしみこませてから爪に当て、軽くこする。
落ちない場合は、浸透するまで数分程度の時間を置いて馴染ませてから落とす。

除光液

除光液は、カラーリムーバーより強力に落とせます。

その分、手が荒れている場合は痛みを感じるリスクもあるため、扱いには注意が必要です。

使用する部分に傷などがないかを確認しましょう。

使い方

除光液は直接つけずに、コットンに浸したものを爪楊枝の先に巻きつけて拭きとる。

色を落としやすい成分である「アセトン」が入った除光液を選びましょう。
使用後は必ず保湿を。

重曹

お掃除などでも万能な重曹で、爪に付着したカラー剤を落とすことができます。

ただし重曹でも、手荒れのリスクがあるため、できるだけ早く処置するように注意して使いましょう。

使い方

水に溶かしてコットンで拭き取った後にぬるま湯で洗す。
落ちにくい場合は、歯磨き粉を混ぜて使う。

歯磨き粉

歯磨き粉の研磨成分で、爪の黒い汚れを落とせます。

ただし、強めのフレーバーなどだと刺激が強くいため、傷口などがある場合には避けた方がいいでしょう。

使い方

ティッシュに歯磨き粉をつけて、軽くこする。

紙などを燃やした「灰」を使って、カラー剤を落とすこともできます。

なぜなら、「燃やした灰」は、石けんやシャンプーなどと同様、もアルカリ性だからです。

江戸時代の庶民が体を洗う際に使用していたとされています。

使い方

水につけたティッシュや歯ブラシに、灰をつけて軽くこする。

美容師のネイルに関するQ&A

FAQ

美容師のネイルに関してよくある質問をまとめました。

  • 美容師の国試(国家試験)では爪の長さに決まりはありますか?
  • ネイル禁止の職業は何ですか?
  • 爪が長いとお客様が「痛い」と感じるのはなぜ?
  • 毛染め(カラー剤)が爪についたら、なかなか取れないのですが対処法は?

Q1. 美容師の国試(国家試験)では爪の長さに決まりはありますか?

はい。美容師国家試験(実技)では、爪が長いと不合格につながる可能性があります。

シャンプーやワインディングでモデルやウィッグを傷つける恐れがあるため、爪は必ず指先から出ないように短く切りそろえておくことが求められます。

試験官は清潔感や安全性もチェックするため、爪の長さや状態も重要な評価ポイントです。

Q2. ネイル禁止の職業は何ですか?

以下の職業は基本的にネイルが禁止です。

ネイルOKな職業・NGな職業 一覧表

ネイルOKな職業ネイルNGな職業
事務職・営業職(オフィスワーク)美容部員(シンプルなものはOKの場合も)
アパレル販売員看護師・医師
ネイリスト介護士・保育士
フリーランス(在宅ワーク・クリエイター等)調理師・飲食業(ホール・キッチン)
美容師(サロン勤務:サロンにより可)製造業(工場ライン作業)

Q3. 爪が長いとお客様が「痛い」と感じるのはなぜ?

爪長い(1mm以上伸びている)と、シャンプー時やブロー時に頭皮に直接当たり、チクッとした痛みや不快感を与えてしまいます。

また、カラーやパーマの施術中に薬剤が爪の下に入り込むと、清潔感に欠ける印象を与えます。

美容師は手の感覚が命ですので、爪は短く丸く整えることが信頼とリピートにつながります。

Q4. 毛染め(カラー剤)が爪についたら、なかなか取れないのですが対処法は?

カラー剤は爪や甘皮部分に入り込むと黒く変色して落ちにくいです。

予防策としては、

  • 施術時はグローブを必ず着用する
  • ベースコートを爪に塗っておく(直接の染まりを防ぐ)

それでも爪に付着した場合は、

  • レモン汁や重曹を使ったナチュラルケア
  • 市販のカラーリムーバー

などで落とせます。

爪に負担をかける強い薬剤は避け、日常的にハンドクリームやオイルで保護することが長期的な変色防止につながります。

まとめ

美容師の爪は「清潔・安全・施術のしやすさ」が最優先です。

ネイルはサロンの方針や施術内容によってOKの場合もありますが、基本は指先から出ない短い爪が理想的。爪が長いと頭皮に当たって痛みを与えるリスクがあり、また毛染めによる黒い変色も起こりやすくなります。

予防にはグローブやベースコートの使用、定期的なケアが有効です。万が一カラー剤で爪が染まってしまったときは、強い薬剤で落とすよりも爪を守りながら優しく対処することが大切。

「清潔で整った爪」は、美容師としての信頼を高める最もシンプルな自己表現のひとつ。

見た目のおしゃれとプロとしてのマナーを両立させ、お客様に安心感を与えられる爪の状態を意識していきましょう。

編集者ゆき

サロンの雰囲気やお客様への施術に差し支えない範囲でネイルを楽しめるなら、モチベーションもUPしていいですね。

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