美容師の爪が黒い?爪の変色やジェルネイル・予防や対処法を紹介!
「美容師はだいたい爪の色が黒い?」
「美容師してると爪染まるのが悩み..」
「薬品で爪がボコボコ..」
このように爪の変色や荒れに悩む美容師の方へ、「美容師の爪が黒くなる原因と対策」について解説します。
- 爪が黒くなる原因
- 予防法
- 対処法
- 美容師がジェルネイルする注意点
結論から言って「美容師の爪が黒い」のは、カラー剤の影響による変色です。
ただ、原因と対策を踏まえたうえでしっかり対処していけば防げるもの。
大切な爪がボロボロになってしまわないように、参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
爪が黒いのはカラー剤の影響
美容師の爪が黒くなるのは、ヘアカラー剤が染まってしまうのが原因。
なぜなら、美容師が施術するヘアカラーにおいては、カラー剤を髪に揉み込む大事な工程があるからです。
そのため、髪を染める薬剤の成分が爪にも影響するということ。
シャンプー時の乳化によって爪が染まる
爪を黒くするのは、シャンプー時の「乳化」という作業が主な要因。
なぜなら、ヘアカラーの際には、髪に色を定着させるために「乳化」は必須となる作業だからです。
乳化とは?
ヘアカラーにおけるシャンプー時の作業工程。
シャワーでお湯をかける前に、薬品をシャンプーボールにためたお湯で揉み洗いする方法。
効果:ダメージを抑え、色の定着をよくする。
目的:頭皮についた薬剤を落とし、髪に色を馴染ませる。
所要時間:約5分
また、手袋をしないで乳化を施すのも多いためでしょう。
シャンプーのときに手袋はしない
シャンプーするときに、あえて手袋をしない美容師が多くいます。
理由は、お客様の髪に直接触れて状態の確認をしたいから。
もしくは、プロ意識からシャンプーされる立場を考えて、心地よく感じてもらえるよう素手で洗う方も多いのではないでしょうか。
爪は、髪とほぼ同じ成分のため、カラー剤で徐々に染まってしまいます。
爪が黒くならないための予防法
カラー剤が爪に付着してしまうのを防ぐための予防法は以下の内容です。
予防法
- 爪は短め
- 乳化時のみ手袋
- 爪にハンドクリーム
- ジェルネイルをする
乳化時のみ手袋で保護
シャンプーする際は手袋の着用をおすすめします。
理由は、化学薬品に素手で触れるのは、爪だけでなく皮膚にも良くないためです。
もし、手袋の使用をなるべく避けたい場合には、乳化の際だけでも着用することで爪を保護できます。
指先の感覚が鈍る心配がある方は、薄手のタイプの手袋を選ぶといいでしょう。
爪は短めにする
爪の長さは常に短い状態を保ちましょう。
それは、長いと爪の内側までカラー剤が入り込んで汚れが落としにくいため。
他にも、痛んだ爪が割れやすくなったり、爪が長いことでお客様の頭皮などに当たってしまう恐れもあります。
「シャンプーの際に爪が痛い」となってしまわないようケアをこまめに行いましょう。
ハンドクリームで保護
ヘアカラー剤を扱う際には前もって、手だけでなく爪にもハンドクリームを塗っておきましょう。
なぜなら、ハンドクリームの油分がバリアー機能を果たし、爪が黒く染まりにくくなるからです。
ただし、あまり塗りすぎないのがポイント。
ハンドクリームを多く塗りすぎると、手がべたついて仕事に支障をきたします。
そのため、軽いテクスチャーのタイプを選ぶのもいいでしょう。
また、爪をケアするためにも、ネイル専用オイルもこまめに塗ることをオススメします。
ジェルネイルで保護
ジェルネイルをすることで、施術による爪の染色や荒れを防げます。
それは、ジェルネイルは耐久性の高い材質でできているため。
また、薬剤などでダメージを受け、欠けたり割れやすかったりする爪も、一時的にジェルネイルで補強することも可能。
そのため、割れた爪などでお客様に引っかけてしまわないよう予防ができます。
美容師のジェルネイルはOK!
現代の美容師は、ネイルしてる人が多く、OKとされているサロンがほとんどです。
なぜなら、ジェルネイルは取れやすいという心配がないから。
ひと昔前までは「美容師がネイルをするのはNG」というのがスタンダードな認識でした。
その理由は、ポリッシュネイル(マヌキュア)の材質が施術に使用する薬剤で溶ける可能性があったため。
しかし、現在ではジェルネイル、スカルプチャーなど、さまざまな材質で薬剤に溶けない耐久性の高いものが多く存在しています。
落ちやすいネイルポリッシュは、お客様の髪や服などに付着して染まるなどの恐れがありますが、ジェルネイルのような耐久性の高いタイプであればその心配がありません。
よって、ネイルを禁止する美容室は少なくなっています。
ジェルネイルするときの注意点
美容師の方がネイルする際には注意しなければいけない点がいくつかあります。
それはお客様を対応する際に、ネイルが取れたり当たったりする危険性や、印象を悪くしないよう配慮が必須となるためです。
注意点
- ネイルの長さ
- シンプルなデザイン
- サロンの雰囲気にマッチ
長いネイルや、取れる心配があるネイルデザイン・パーツなどは美容師向けとは言えません。
それは、お客さまの頭皮や髪に触れるお仕事だからです。
そのため、施術に影響のない短めの長さ、凹凸がないシンプルなデザインのジェルネイルなどが好ましいでしょう。
また、つけ爪なども取れやすく、長さが出てしまうなどの点からあまりお勧めできません。
爪が黒くなったときの対処法
爪に付着したカラー剤は、以下のものを使用することで落とすことができます。
対処法
- メイク落とし
- カラーリムーバー
- 除光液
- 重曹
- 歯磨き粉
- 灰
メイク落とし
爪についてカラー剤は、メイクを落とすときに使用するジェルやオイルなどでも簡単に落とせます。
ただし、時間が経過していて落としにくい場合には、蒸しタオルやスチームなど温めることで汚れを浮かし拭き取ることができます。
使い方
汚れた部分にくるくると馴染ませ、コットンで拭き取る。
または、ぬるま湯で洗い流す。
カラーリムーバー
カラーリムーバーは、皮膚や爪に付着したヘアカラーをきれいに落とす専用のローションです。
本来はお客様の生え際等についた際に用いますが、美容師の爪についたカラー剤にも活用できます。
使い方
リムーバーをコットンにしみこませてから爪に当て、軽くこする。
落ちない場合は、浸透するまで数分程度の時間を置いて馴染ませてから落とす。
除光液
除光液は、カラーリムーバーより強力に落とせます。
その分、手が荒れている場合は痛みを感じるリスクもあるため、扱いには注意が必要です。
使用する部分に傷などがないかを確認しましょう。
使い方
除光液は直接つけずに、コットンに浸したものを爪楊枝の先に巻きつけて拭きとる。
重曹
お掃除などでも万能な重曹で、爪に付着したカラー剤を落とすことができます。
ただし重曹でも、手荒れのリスクがあるため、できるだけ早く処置するように注意して使いましょう。
使い方
水に溶かしてコットンで拭き取った後にぬるま湯で洗す。
落ちにくい場合は、歯磨き粉を混ぜて使う。
歯磨き粉
歯磨き粉の研磨成分で、爪の黒い汚れを落とせます。
ただし、強めのフレーバーなどだと刺激が強くいため、傷口などがある場合には避けた方がいいでしょう。
使い方
ティッシュに歯磨き粉をつけて、軽くこする。
灰
紙などを燃やした「灰」を使って、カラー剤を落とすこともできます。
なぜなら、「燃やした灰」は、石けんやシャンプーなどと同様、もアルカリ性だからです。
江戸時代の庶民が体を洗う際に使用していたとされています。
使い方
水につけたティッシュや歯ブラシに、灰をつけて軽くこする。
まとめ
美容師の爪が黒く染まってしまう理由と予防策、色がついてしまった場合の落とし方について解説しました。
ジェルネイルが登場してからは、耐久性もあるという点から爪を保護するのにも、身だしなみの点でもいいとされています。
サロンの雰囲気やお客様への施術に差し支えない範囲でネイルを楽しめるなら、モチベーションもUPしていいですね。
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