美容室の頻度｜ロングヘア・ショートのカットとカラーで美容院に行くベストは

答えは月1ペースが理想的といえますが、髪の長さやスタイルによって、美容室へ行く最適な頻度は変わります。

特にロングヘアはダメージケアやカラーの持ちを意識する必要があり、ショートヘアは形が崩れやすいため定期的なメンテナンスが欠かせません。

本記事では、ロング・ショート別にカットやカラーの最適な来店頻度を解説し、理想のスタイルを長くキープするための目安をご紹介します。

美容室へ行く頻度を一覧表で比較！

美容室へ行く頻度として、理想的な目安をヘアスタイル別・施術メニューごとにみていきましょう。

主に以下のスパンでヘアサロンに行くと、理想のスタイルがキープできます。

美容室へ行く頻度一覧表（スタイル・施術別）

スタイル（施術メニュー）	推奨来店頻度	理由・ポイント
ショートヘア	3～4週間に1回	形が崩れやすく、襟足やシルエット維持にこまめなカットが必要
ボブ・ミディアム	1.5～2か月に1回	形が比較的保ちやすいが、毛先が重くなるため定期メンテが必要
ロングヘア	2～3か月に1回	崩れにくいが、毛先のダメージケアやカラー維持が目的
カット＋カラー	1～2か月に1回	根元の伸びが気になりやすく、カラーの持ちを考慮した頻度が必要
カット＋パーマ	2～3か月に1回	パーマは2～3か月で緩むため、扱いにくくなる
メンズショート	3～4週間に1回	サイドや襟足が伸びると清潔感を損なうため短め周期が理想
ブリーチカラー	1～1.5か月に1回	根元の黒髪がすぐ目立ちやすく、色落ちも早いため頻繁なリタッチが必要
リタッチカラー	1～2か月に1回	根元の伸びが自然に見える期間は1～2か月程度。放置すると境目がはっきりする

※独自調査による

参考：厚生労働省「美容室のみなさまへ」

総合して、月一で通うのが一般的でしょう。

どのスタイルも4ヶ月以上経つとスタイル維持が難しくなってきます。

あまりないケースと考えられますが、1週間おきだと行き過ぎになる頻度といえるでしょう。

ロングヘア

ロングヘアは、美しさを保ちながら伸ばすには2〜3か月に一度の来店が理想です。

なぜなら長い髪はダメージが目立ちやすく、毛先の枝毛やパサつきが出やすいからです。

例えばカラーをしているロングヘアの場合、毛先の退色や乾燥を放置すると一気に印象が落ちます。

定期的なカットやトリートメントを入れることで、艶やかで扱いやすい髪をキープできます。

髪の毛は一般的に1ヶ月に約1cm伸びる周期と言われています。

女の子など小さなお子さんはさらに半年以上と長いスパンになる傾向も。

ボブヘア

ミニボブヘアは、形の維持を意識するなら1.5〜2か月ごとの来店が望ましいです。

理由は、伸びてくると重さが下に溜まりやすく、全体のシルエットが崩れるため女子の嗜みです。

ウルフカットなども型崩れがしやすいスタイル

特に毛量が多いタイプだと定期的な調整や毛先のカットを加えることで、ボブ特有の美しいラインを長持ちさせられます。

ショートヘア

ショートヘア（ショートボブ）は、清潔感とシルエットを保つために3〜4週間に一度のカットがおすすめです。

短い分、少しでも伸びると襟足やサイドが膨らみ、輪郭がすぐ崩れるからです。そのため髪を切る頻度は高くなる傾向にあります。

例えばメンズライクなベリーショートやマッシュスタイルは、1ヶ月経たないうちに印象が変わってしまいます。

定期的なメンテナンスでスタイルを常にベストな状態に保ちましょう。

反対にセミロングへのシフトなどで伸ばし中なら、6ヶ月以上の期間を空ける場合も。

メンズショート

メンズショートは3〜4週間ごとのカットが理想です。

短い分、伸びるとすぐにサイドや襟足が重たく見えて清潔感を損なうためです。

同じショートヘアーでも女の人に比べ、男の人の方が長さが短く形が崩れやすいので、ツーブロックやビジネスマンの刈り上げスタイルなどは、2週間前後の場合も。

定期的に早めのペースで整えることで、いつも爽やかで好印象なスタイルを維持できます。

カラー

カラー施術は1〜2か月に一度が目安です。

理由は、根元の黒髪が2センチほど伸びると色の差が目立ちやすくなるためです。

特に明るめのカラーやハイトーンは、1ヶ月を過ぎると境目がはっきり出てしまいます。

例えば暗めカラーなら2か月程度でも自然に見えますが、明るい色なら1ヶ月ごとに調整すると美しさを維持できます。

ヘアカラーの頻度は最も気を使うという方が目立つカテゴリーと言えるでしょう。

ブリーチ

ブリーチは1〜1.5か月ごとが理想的です。

ブリーチは退色が早く、根元の黒髪も1センチ伸びただけで境目が目立つからです。

例えばハイトーンやホワイト系カラーでは、2週間で黄ばみや色抜けが進みやすく、清潔感を損ねます。

リタッチやカラーシャンプーを併用しつつ、短い周期でのメンテナンスが必要です。

リタッチ

リタッチカラーは1〜2か月ごとが目安です。

全体染めと異なり、リタッチは根元の黒髪は1ヶ月で約1センチ伸びるため、放置すると境目が気になるようになります。

例えば白髪染めをしている場合、1.5か月以上空けると一気に老け見えしてしまうリスクがあります。

定期的なリタッチで境目を自然に保ち、全体カラーの持続期間を延ばせます。

>>【美容室】カラー剤で傷みにくい・痛まないヘアカラーでは、オススメの白髪染めや、髪のダメージ改善方法を解説しています。

パーマ

パーマは2〜3か月ごとが目安です。

理由は、毛先のカールやウェーブが伸びて取れてきやすく、根元の伸びもスタイルの持続に影響するからです。

例えばデジタルパーマは比較的長持ちしますが、ゆるめのパーマは2か月前後で落ちやすいです。

女性の年代別でみる｜美容室の平均頻度

女性が美容院へ通い、お手入れを行う頻度は以下のスパンが平均的です。

【女性】美容室の平均頻度

• 20代以下～40代は1ヶ月おき
• 50代・60代以上は2ヶ月おき

定期的に美容室へ通う方が平均的に多いことがわかります。

20代以下～40代は1ヶ月おき

画像：PR TIMES

学生・OLさん、主婦層の方まで20代以下から30代・40代は「月1回程度通う」と答えた人が最も多く見られました。

画像：PR TIMES

特に20代女性は、施術料金の平均値が1万円〜1万5000円未満の層がもっとも多いのも特徴的で、カット・カラーなどのセットオーダーが主流であると推測できます。

一方、アラサー以降では、2,000〜5,000円未満が多く、カットやリタッチカラーがメインとなっている傾向が読み取れます。

50代・60代以上は2ヶ月おき

一方で、50代や60代以上では「2か月に1回」が主流という結果です。

また、20代以下～40代の層では「半年に1回程度」という回答も1割を超えており、年齢が上がるほど来店ペースが短くなる傾向がうかがえます。

男性は1〜3ヶ月おきのスパンで散髪

レディースとメンズでは、美容室に通う頻度にやや違いが見られます。

スタイルや性格などにもよりますが、男性のメンテナンスカットはおよそ1〜3か月おきのスパンで散髪するのが一般的です。

画像：PR TIMES

女性と同じくカットの頻度が「4か月に1回」「5か月に1回」「半年に1回」といった長めのスパンを選ぶ人もいますが、男性の場合はそこまで間隔を空けることは少なく、あまり行かない人でも3か月に1度は美容室に通っている傾向が見られます。

その理由は、メンズスタイルは髪が伸びるとすぐにサイドや襟足が重く見え、清潔感やシルエットが崩れやすいためです。

前述のとおりビジネスシーンで人気の刈り上げスタイルやショートヘアは、1ヶ月も経たないうちに輪郭が乱れてしまいます。

したがって、男性にとっては短めの周期で定期的にカットを行うことが、社会人として常に爽やかで好印象なスタイルを維持するための心がけとなっているようです。

美容室の施術金額の平均

美容室の施術金額は、カットだけなら全国平均で約3,600円、カラーやパーマを含めると6,000〜10,000円前後が一般的です。

特に「カット＋カラー」のセット料金は8,000〜10,000円が相場で、多くの利用者が該当する価格帯の1つに挙げています。

また、地域やサロンのランクによって料金は上下しますが、まずはこの相場感を抑えておくと、価格設定や顧客への説明に役立ちます。

美容室の施術金額 平均一覧表

メニュー	全国平均・相場
カットのみ	約3,600円 （東京23区：約4,000円前後）
カラー（リタッチ）	約5,000～6,000円
フルカラー	約7,000～8,000円
カット＋カラーセット	約8,000～10,000円
パーマ	約8,000～10,000円 （種類により変動）
平均的な利用金額（総額）	6,000～10,000円程度

※独自調査による

参考：厚生労働省「美容業の実態」

美容室に通う回数を減らすコツ

最後に「美容室に通う回数を減らすコツ」をお伝えします。

それは、単に回数を減らすだけでなく、髪をきれいに保ちながら上手に間隔を伸ばす工夫がポイントです。

回数を減らすコツ5つ

• カットで長持ちするスタイルを選ぶ
• カラーはリタッチや伸びても自然な色を選ぶ
• ホームケアで美しさをキープ
• 前髪・根元だけセルフで整える
• 美容師に「回数を減らしたい」と相談する

1. カットで長持ちするスタイルを選ぶ

ショートは崩れやすいので頻度が必要ですが、ボブやミディアムならシルエットが長持ちします。

毛先を重めに残すスタイルにすると伸びても形が崩れにくいです。

2. カラーはリタッチや伸びても自然な色を選ぶ

根元が目立ちにくいグラデーションカラーや、暗めのトーンを選ぶと持ちが良くなります。

ハイライトを入れておくと伸びても境目が目立ちにくいです。

3. ホームケアで美しさをキープ

サロントリートメントに頼らず、自宅で補修力の高いトリートメントやオイルを使いましょう。

ドライヤーやアイロンの熱ダメージを抑えることで、次の来店まで髪が扱いやすくなります。

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4. 前髪・根元だけセルフで整える

前髪カットや根元カラーをセルフで行えば、全体の来店ペースを遅らせられます。

ただし大きなカットやブリーチは美容室に任せるのが安全です。

5. 美容師に「回数を減らしたい」と相談する

美容師は持ちの良いカット方法やカラー提案をしてくれます。

来店時に「次は2～3か月後でも大丈夫なようにしたい」と伝えるのがコツです。

まとめ

ヘアサロンへ月に何回通うのがベストか、悩んでいる方や疑問を持つケースは案外多いのを見受けられました。

ヘアカットの間隔を維持することは「髪型を美しく保つための投資」です。

髪は見た目の80％ほどを占めると心理学的に言われているほどに重要な視覚的要。定期的に美容室に通うことで見た目の維持に大きく差が出ます。

ロングはカラーやケアを重視して1〜2か月ごと、ショートはフォルム維持のため3〜4週間ごとがおすすめ。

忙しくても定期的なメンテナンスを取り入れることで、ヘアスタイルはあなたの魅力を最大限に引き出す武器になります。