ホットペッパービューティーのキャンセル繰り返す客|サロンボード予約拒否のやり方

サロンオーナーの悩みとして、予約キャンセルを繰り返すお客様の問題があります。
ホットペッパービューティーを利用するサロンにとって、特に無断キャンセルは売上が上がらないだけでなく、その時間を確保していた美容師の人件費もかかるため、大きな問題です。
本記事では、キャンセルを繰り返すお客様の特徴や、サロンボードを活用した予約拒否の方法、さらに効果的な対策について詳しく解説します。

この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
ホットペッパーのキャンセルを繰り返す客が迷惑!

ホットペッパービューティーを通じて予約を受け付けるサロンにとって、予約変更やキャンセルを繰り返すお客様の存在は大きな悩みの種です。
特に無断キャンセルは、他のお客様の予約機会を奪い、サロンの収益に直接的なダメージを与えます。
何度もキャンセルを繰り返す顧客の問題に対応するには、次のことをまず理解しましょう。
- キャンセルを何度も繰り返す理由
- ホットペッパーのサロンボードでお客様ブロックはできない
キャンセルを何度も繰り返す理由
何度もキャンセルを繰り返すお客様には、共通する理由があります。
まずは、キャンセルを繰り返す理由を理解しましょう。
そうすれば、適切な対策をとることができます。
- 予約の手軽さ
- キャンセルペナルティがない
- クーポン目的
- やむを得ない事情
ホットペッパービューティーは、簡単に予約ができるので、予定をしっかり確認せずに予約を入れるお客様がいます。
さらに無断キャンセルをしても、特にペナルティがないと思っているので、キャンセルを軽く考えています。
また、ホットペッパービューティーは、クーポンメニューが多く、複数のサロンを予約してから一番お得な割引を利用しようと考える人がいます。

ただし、体調不良や急な予定変更など、避けられない理由でもやむを得ないキャンセルは発生します。
ホットペッパーのサロンボードでお客様ブロックはできない
ホットペッパービューティーのサロンボードには、特定のお客様を完全にブロックする機能はありません。
サロン側が個別に対応して予約を拒否することは可能ですが、システム上で特定のお客様を完全にブロックする機能はありません。
そのため、問題のあるお客様が再度予約することを完全に防ぐのは難しいです。
例えば、過去に無断キャンセルを繰り返したお客様に対して、口頭やメールで「今後のご予約をお断りします」と伝えても、別の名前や連絡先を使用して再度予約を行うケースがあります。
サロンボードだけでは、予約キャンセルを繰り返すお客様を完全にブロックすることはできないため、他の対策が必要です。
サロンボードの予約拒否のやり方


サロンボードは、ホットペッパービューティーに付随するツールです。
サロンの運営に欠かせない予約管理、顧客管理などの機能が一元化されており、度重なる予約キャンセルなど、問題のあるお客様への対策として活用できる機能があります。
すぐに対策できる予約拒否には、3つの方法があります。
- サロンボードで要注意設定する
- メールや電話で連絡する
- キャンセル手続きをする
順番に確認しましょう!
サロンボードで要注意設定する
サロンボードの「要注意顧客」設定を活用します。
「要注意顧客」設定機能を使うと、過去にキャンセルを繰り返したお客様の情報をスタッフ全員で共有でき、新たな予約時に注意を促すことができるため、効果的です。
例えば、無断キャンセルを3回以上繰り返したお客様に対して「要注意」のタグを付けることで、スタッフが新規予約を受け付ける際に事前に確認し、必要に応じて予約を断る判断ができます。



ただし、予約拒否の正当な理由を誠実に伝えて、更なるトラブルにならないようにアフターフォローには注意しましょう。
オーナーとスタッフで要注意顧客の設定と情報共有を徹底すれば、無断キャンセルなどによるトラブルの未然防止と、スムーズなサロン運営が可能です。
メールや電話で連絡する
キャンセルが多いお客様には、メールや電話で予約確認の連絡をすることが重要です。
事前にメールや電話で確認を取ることで、本当に来店する意志があるのかを判断できるからです。
また、事前に直接連絡がくれば、予約をうっかり忘れてキャンセルになるトラブルも減り、お客様側もキャンセルに対する意識を高めることができます。
連絡する際は「以前キャンセルが続いているため、今回のご予約は確実にご来店いただけるか確認させていただきます」など、今後も来店してもらえるように誠意のある文章や内容を心がけるのも大切です。
サロンボードにメッセージ機能もあるので使ってみましょう。



お客様サイドの意識も変わります。
事前の確認連絡は確かに面倒ですが、徹底すれば確実に無断キャンセルを減らせます。
キャンセル手続きをする
問題のあるお客様の予約は、早めのキャンセル手続きが有効です。
来店の意思が不確かなお客様の場合、サロン側から予約をキャンセルすることで、無駄な空席を防ぐことができます。
例えば、「無断キャンセルによるトラブル防止のため、事前決済をお願いしております」などルールを設ければ、真剣に予約する意思のあるお客様だけを確保できます。
事前のキャンセル対応は、不要なキャンセル予防になります。
キャンセルを繰り返す客への対策
キャンセルを繰り返すお客様への対策として、リマインドメッセージの配信やキャンセル規定の設定が効果的です。
これらの対策は、キャンセル率を抑えられ、サロンの運営効率がアップします。
- リマインドのメッセージ配信
- キャンセル規定を設定する
リマインドのメッセージ配信
リマインドメッセージを送れば、予約忘れやキャンセルを防げます。
予約日の前日にメールやLINEでリマインドメッセージがくれば、予約忘れを防ぎ、お客様の予約に対する意識も高まります。
例えば、「明日はご予約の日です。お待ちしております!」といった短いメッセージを送るだけでも、無断キャンセルのリスクは減ります。
キャンセル規定を設定する
キャンセル規定を明確にし、ルールを徹底するのが重要です。
キャンセルポリシーを設定し、お客様に事前に伝えれば、無責任なキャンセルを防げます。
「当日キャンセルは、次回のご予約をお断りする場合があります」「無断キャンセルはキャンセル料として100%を頂戴しております」などの規定を設け、予約時に告知します。
ホットペッパービューティーの掲載ページ内にもサロンのキャンセルルールを明記しておくと良いです。
明確なルール設定で、キャンセルを防ぎましょう。
ホットペッパーのキャンセルを繰り返す客についてQ&A


ホットペッパービューティーのキャンセルに関する疑問や不安を解消するため、よくあるQ&Aをまとめました。
- ホットペッパービューティーで来店したのにキャンセルされることがある?
- サロンボードでお客様をブロックできる?
- 無断キャンセルを繰り返すと利用できなくなる?
ぜひ、参考にしてください。
ホットペッパービューティーで来店したのにキャンセルされることがある?
来店したにもかかわらず、予約がキャンセル扱いになることは基本的にはありません。
サロン側がお客様の来店状況を適切に管理していれば、来店済みの予約がキャンセル扱いになることは避けられます。
万が一、システムの不具合や手違いでそのような事態が発生した場合は、サロン側に連絡し、状況を確認してもらうことが重要です。
適切な管理とコミュニケーションで、このような問題は防ぐことができます。
サロンボードでお客様をブロックできる?
サロンボードには、特定のお客様を完全にブロックする機能はありません。
システム上、特定のお客様を完全にブロックする機能はないので、問題のあるお客様が再度予約を試みることを完全に防ぐことは難しいです。
さらに、過去に無断キャンセルを繰り返したお客様が、別の名前や連絡先を使用して再度予約を行うケースがあります。
サロンボードではお客様を完全にブロックすることはできないため、他の方法や工夫を組み合わせて対策を講じる必要があります。
無断キャンセルを繰り返すと利用できなくなる?
ホットペッパービューティーでは、無断キャンセルを繰り返すお客様に対して、サービスの利用制限があります。
利用規約に基づき、無断キャンセルが複数回発生した場合、「来店なし」という記録が残ります。
要注意のお客様として、一部サービスの利用が制限されることがあります。
無断キャンセルを繰り返したお客様が、ネット予約をしようとすると、「お客様は、予約の無断キャンセルなどで、当サービスの利用規約に違反されている可能性があります。つきましては、今後ホットペッパービューティーの一部サービスをご利用いただくことができませんので、ご了承ください。」と表示され、ネット予約が利用できなくなります。
無断キャンセルを繰り返すと、キャンセルしたサロンだけでなく、ホットペッパービューティーのサービス利用自体が制限される可能性があるため、お客様には注意を促すことが重要です。
参考:ホットペッパービューティー
まとめ
ホットペッパービューティーを利用するサロンにとって、キャンセルを繰り返すお客様への対応は避けて通れない課題です。



サロンの良いイメージへの配慮は大切ですが、マナーやモラルの観点からも繰り返されるキャンセルにはしっかり対応すべきです。
サロン側でできる対応を徹底して無駄なキャンセルを防ぎ、サロンの運営効率を向上させましょう。