ロング料金とは?ロング料金なしとの違いや導入する美容室オーナー向けの秘訣を紹介
「ロング料金って何?」
「ロング料金はどのように導入すればいいの?」
本記事では、このように「美容室を利用する方」と「美容室オーナー向け」の記事になっています。
どちらの方にも役立つ内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
そもそもロング料金とは?
そもそもロング料金とは、髪の長さに応じてプラス料金がかかるシステムです。
一般的なロングの基準は鎖骨より下の長さになります。肩に付く長さから鎖骨までがミディアム、肩より上がショートと規定する場合が多いでしょう。
ロング料金なしの意味とは?
ロング料金なしの意味とは、どんな長さの髪でも一律で同じ料金で施術ができるというシステムです。
ショートの方でも、ロングの方でも、プラス料金を気にせずに施術ができるのが、ロング料金なしのメリットかと思います。
ただし、ショートの方にとってはお得感が薄れてしまう可能性もありますので、臨機応変に対応することが大切です。
ロング料金の相場はどのくらいに設定されているの?
ロング料金の相場は+1000円程の美容室が多いかと思います。
ショートの場合であれば、ロング料金はかかりません。
ミディアムの場合で+500円、ロングの場合で+1000円、スーパーロングの場合で+1500円程度の価格帯が相場です。
あくまでも、技術料ではなくロングという髪が長いというだけに対しての料金になりますので、ここで利益をあげようとする料金設定は避けた方が良いかと思います。
ロング以外にも髪の種類はあるの?
ロング以外にもベリーショート、ショートヘア、ショートボブ、ボブ、ミディアム、セミロング、ロングなどがあります。
それぞれの特徴を簡潔に表にまとめさせて頂きましたので、ご確認下さい。
種類 | 内容 |
---|---|
ベリーショート | 刈り上げ等をした短いスタイルで、メンズライクな仕上がり。 |
ショートヘア | 刈り上げまではいかない、耳が出るぐらいのスタイル。 |
ショートボブ | ボブとショートヘアの中間に位置するスタイル。 |
ボブ | 段をつけずに、一直線に切られたスタイル。 |
ミディアム | 肩に付く長さ〜鎖骨に付く長さまでの総称。 |
セミロング | 鎖骨下〜胸上ぐらいまでの長さの総称。 |
ロング | 胸上以上の長さのあるスタイルの総称。 |
スーパーロング | 胸下以上の長さのあるスタイルの総称。 |
ロング料金が導入されている理由
ロング料金が導入されている理由はいくつかあります。
- 施術時間が伸びるため
- 使用する薬剤の費用が増えるため
以上の2つがロング料金が導入されている理由です。
次項ではそれぞれ1つずつ解説させて頂きます。
施術時間が伸びるため
ロング料金が導入されている理由の1つ目は「施術時間が伸びるため」です。
ショートの髪の毛に対応するよりもロングの髪の毛を対応する方が施術時間が増えてしまいます。
そのため、手間が増えることからロング料金を設けている美容室が多いです。
特にカラー施術では、カラーの塗布からシャンプー・ブローまで、特に時間がプラスしてかかってしまいますので、ロング料金を設けている美容室が多いかと思います。
使用する薬剤の費用が増えるため
ロング料金が導入されている理由の2つ目は「使用する薬剤の費用が増えるため」です。
当たり前のことですが、ショートヘアに使うパーマ液やカラーリング剤、シャンプーよりもロングヘアの方が使用する量が多くなります。
そのような施術に必要な経費が上がるため、ロング料金が導入されているのです。
こちらもカラー剤のコストが大幅に変わってくる関係から、特にカラーの施術においてロング料金を設けている美容室が多いかと思います。
ロング料金を導入するときの注意点
ロング料金を導入するときの注意点として、下記の内容があります。
- ロングの基準を明確化する
- ロング料金を明確化する
- お客様へのフォロー対応
それぞれ、次項で詳しく解説させて頂きます。
ロングの基準を明確化する
ロング料金を導入する場合は、美容師それぞれの基準ではなく、美容室としてロングヘアの基準を明確化していきましょう。
ロングヘアの基準は「鎖骨よりも下」や「胸上より下」等の身体の一部分を基準として明確化すると良いかと思います。
スタッフにはもちろんですが、お客様にも明確に伝えられるように、スタッフ全体に浸透させていきましょう。
ロング料金を明確化する
次に、ロング料金をわかりやすくメニュー表に追加するようにしましょう。
分かりづらいとトラブルになってしまうことがあるので、メニュー表に分かりやすく記載するようにし、お客様にも分かりやすいようにします。
特に注意書きのように小さく表示するのは、お客様に不親切です。
通常のメニューと同様に、分かりやすく記載しましょう。
お客様へのフォロー対応
最後に、お客様へのフォロー対応を徹底しましょう。
ロングヘア料金は美容室にとって損失を防げるメリットがある一方で、お客様からは不快に思われがちな内容なので、その点を配慮してあげる必要があります。
施術に入る前には、確実にお客様に伝え、後々になってからトラブルにならないように気をつけて下さい。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はロング料金について解説させて頂きました。
ロング料金の基準や、何のためにロング料金が存在するのか明確になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。