ミニモとホットペッパーどっちが良い?違いや特徴|新規集客・連携を解説!

ミニモとホットペッパービューティーは、どちらも美容サロンの予約サイトですが、それぞれ特徴が違います。
ミニモは若い世代に人気で、安さ重視やデビュー前の美容師のモデル募集に向いています。
一方、ホットペッパービューティーは幅広い年代に対応し、リピーター獲得に強いです。

どちらを使うかはターゲット層や目的次第。
ここでは、2つの媒体に掲載するメリット・デメリットや特徴、料金システムなどを一覧で比較!
どちらを導入すべきかの判断基準にお使いいただけます。
ミニモとホットペッパービューティーの違いを比較
ホットペッパービューティーとミニモのどっちがいいか、悩んでいるのであれば、まず違いを知ることから始めましょう。
下記は、ミニモとホットペッパービューティーの違いを比較した一覧表です。
項目 | ミニモ | ホットペッパービューティー |
---|---|---|
特徴 | 個人の美容師やアシスタントが直接掲載でき、若年層に強い。モデル募集や格安施術で集客しやすい。 | サロン全体で掲載する仕組み。幅広い年代にリーチでき、検索での集客力が圧倒的。 |
利用目的 | ・空き時間の有効活用 ・モデル募集(練習や作品撮り) ・個人集客 | ・サロン全体の新規集客 ・予約のメイン導線 |
価格帯 | 無料~格安(材料費のみのケースあり) | 通常料金(割引クーポンあり) |
料金システム | 掲載料無料。 予約成立時のみ成果課金(最大660円/件)。 | 月額固定費+オプション。 地域やプランによっては数万~数十万円規模。 |
予約システム | アプリ内で完結(チャット・簡易管理) | アプリ内で完結(チャット・簡易管理) 充実した予約台帳・顧客管理機能あり |
集客力 | 若年層(10~30代前半)中心 | 幅広い層にリーチ、検索露出が強力 |
口コミ・評価 | 個人プロフィールに蓄積 | 店舗ページに蓄積、信頼度が高い |
依存リスク | 比較的低い(やめても影響小) | 依存度が高い(解約=新規客激減リスク) |
メリット | 低コストで始められる 若年層の新規顧客にアプローチできる スタイリストデビュー前の練習や口コミ集めに最適 | 検索や口コミでの露出が強 幅広い年齢層の集客が可能 予約管理・分析機能が充実 リピーター獲得につながりやすい |
デメリット | 価格重視の客層が多く、単価が上がりにくい キャンセルやドタキャンが発生しやすい リピート化が難しい | 掲載料が高額で負担が大きい 掲載をやめると新規客が激減しやすい 依存度が高く脱却が難しい |
判断のポイント
✅若年層やモデル募集がメイン → ミニモ
…低コストで即始められるため、新人スタッフのデビュー・口コミ集めにも最適です。
✅幅広い年代を安定的に集客したい → ホットペッパービューティー
…高コストでもリピート獲得力が強く、サロン全体の売上を安定化できます。



ホットペッパーかミニモで選択するというよりは、どちらも運用して「いいとこ取り」するのもオススメ。
ミニモは個人(サロンスタッフ)の掲載媒


画像:公式サイト
ミニモ(minimo)とは、美容師やネイリストなどサロンスタッフを直接検索して予約できるアプリです。スタッフは施術写真や料金を掲載し、ユーザーは気に入った人に直接予約できます。
さらにミニモでは掲載料が無料という点が最大のメリット。
詳しいミニモの強みは以下の通りです。
ミニモの特徴
- 成果報酬型
- 10〜20代に人気
- カットモデルの募集
- 個人のブランディングに最適
特徴①:成果報酬型
ミニモがなぜ安いのかというと、成果報酬型だからです。
だからと言って、ミニモの手数料は高いということもなく以下の仕組みとなっています。
初期費用 | 月額料金 | 施術料金 1円〜2,200円 | 施術料金 2,201円以上 |
---|---|---|---|
0円 | 0円 | 440円 | 660円 |
ただ、施術料金や客単価が低いと、その分手数料が負担になる可能性もありますので、詳しくは>>ミニモの掲載料金をご覧ください。
特徴②:10〜20代に人気
ミニモは10代~20代の学生や若年層に特に人気があり、SNS感覚で気軽に検索・予約が行われています。
価格重視で新しいサロンやスタイリストを試す傾向が強いため、初めて来店する若年層を集客するのに効果的です。
若者層にアプローチしたいサロンや、新規客を積極的に獲得したい美容師にとって有力な媒体といえます。
特徴③:カットモデルの募集
掲載料金のほかにも、施術料金が安く、または無料でカットを希望しているユーザー向けに、カットモデルを募集できるシステムなのがミニモの大きな特徴です。
サロン単位のみでなく個人でも掲載できるので、スタイリストデビュー前のアシスタントや若手美容師が、カットやカラーのモデルを募集するのに活用しやすいのが人気の理由だからです。
無料や材料費のみで施術できるため、モデルにとっては安く施術を受けられるメリットがあり、美容師側は実践経験や作品撮りを通じて技術を磨けます。



練習と集客を同時に行える点が魅力です。
特徴④:個人のブランディングに最適
前述のとおりミニモはサロン単位ではなくスタッフ個人にフォーカスされるため、「ショート特化」「カラー専門」など得意分野を前面に出すことで、個人ブランドを作りやすい媒体です。
プロフィールや口コミが積み重なれば、そのスタッフ指名での来店が増え、将来的に独立やフリーランス活動への足がかりにもなります。
ホットペッパービューティーはサロン(お店)の掲載媒体


画像:公式サイト
ホットペッパービューティーは、ご存じのとおり美容室やネイル・まつげ・エステ・リラクなどを探して、24時間いつでもネット予約できる国内最大級の美容ポータルサイト・アプリです。
ホットペッパービューティーの具体的な強みを以下の内容で見ていきす。
ホットペッパービューティーの特徴
- 条件によって異なる月額制
- 幅広い層のユーザー
- 知名度の高さが魅力
- 豊富な予約管理機能
特徴①:条件によって異なる月額制
ホットペッパービューティーの掲載は、基本的に月額課金制です。
地域やプラン、掲載枠の大きさによって料金が変動し、都市部の人気エリアでは数十万円に達することもあります。
高額な投資にはなりますが、その分多くのユーザーの目に触れる機会が増えるため、費用をかける価値があると判断されやすい媒体です。
詳しい数字や解説は>>ホットペッパービューティーの無料掲載プランでご覧いただけます。
特徴②:幅広い層のユーザー
ホットペッパービューティーは10代から50代以上まで幅広い年齢層に利用されています。
幅広いユーザー基盤を持つことで「新規顧客の獲得」から「リピーターの定着」まで期待でき、サロン全体の売上安定に貢献しやすいのが大きな特徴です。
特徴③:知名度の高さが魅力
ホットペッパービューティーは、美容系の予約サイトとして圧倒的な知名度を誇ります。
テレビCMやネット広告を通じて認知度が高く、多くの消費者が「美容室を探すならホットペッパー」という習慣を持っています。



知名度の高さはそのまま集客力につながり、掲載するだけで信頼感が増すのも大きな魅力です。
特徴④:豊富な予約管理機能
ホットペッパービューティーに付随する「サロンボード」は、予約管理・顧客管理・売上分析まで一括で行える便利なシステムです。
これによりスタッフの負担を軽減しながら、リピート促進のためのメッセージ配信や顧客分析が可能になります。
サロンボードのメリットについて詳しく解説している>>ホットペッパービューティーの契約・掲載料金もご覧ください。
併用するのもオススメ
結論、「どちらか一方」ではなく、ターゲットや目的に応じて併用するのがベストです。
- まずはミニモで若年層+口コミ集め → 信頼を積み上げ
- その後ホットペッパーで幅広い層を獲得!



この流れがもっともリスクの少ない導入戦略だからです。
また使いにくいかどうかも、それぞれ実際にやってみて継続すべきか判断、選択するのも良いでしょう。
予約情報が連携できるツールを活用|予約システム一元化
予約サイトやアプリの併用にはシステム一元化が必須です。
カテゴリ | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
なぜ必要か? | ダブルブッキング防止 業務効率化 顧客管理の一元化 | →媒体ごとに予約を受けると同時間帯に重複リスクあり 。 →複数の管理画面にログイン不要、スタッフ作業がスムーズ。 →来店履歴やデータをまとめて分析・提案に活用可能。 |
具体的な仕組み | 予約が入る 空き枠が自動更新される 顧客に予約確認メールを自動送信 | →自動で一元管理システムに反映 →他媒体にも反映 →リマインド通知も自動送信 |
活用できるツール例 | サロンボード(リクルート) Reservia(リザービア) STORES予約/Coubic Airリザーブ | →ホットペッパービューティー連動 →ホットペッパー、ミニモ、LINE、Google予約を一元管理 →GoogleカレンダーやLINEと連携 →幅広い業種対応、カレンダー連携 |
メリット | 予約ミスを防げる 確認作業の手間が激減 顧客データを活用 | → 顧客満足度UP → スタッフの負担軽減 → リピーター施策やDM配信に活用可能 |
予約システム一元化とは、サロンが使っている複数の予約経路を一つの管理画面に集約し、予約を一元管理できる仕組みのこと。
サロンにとっては「安心して新規集客を広げられる体制」になるので、ミニモやホットペッパーを並行利用する場合には特に必須。
ミニモとホットペッパービューティーの比較でよくあるQ&A


ホットペッパーとミニモの比較でよくある質問とその答えをまとめました。
参考にご活用ください。
- ミニモで外部予約システムと連携するやり方は?
-
外部予約システム(サロンボード)との連携には、サロンツールの利用申請が必要です。
連携方法は以下も手順です。
【手順】
- サロンツール(https://minimodel.jp/salontool/login)にある「設定」をクリック
- 「予約システム連携」をクリック
- 連携したい予約システムを選択し、操作方法を確認
- 連携後、「スタッフ一覧」より対象スタッフを選択
参考:minimoヘルプ
- ミニモ・ホットペッパービューティーで言う「新規」とは?
-
ミニモ・ホットペッパービューティーの「新規」とは、そのサロンで初めて施術を受けるお客様のこと。ユーザーは新規クーポンで特別価格を利用でき、サロン・美容師側は新しい顧客獲得のチャンスになります。
そのため、2回目以降は対象外となるので注意が必要です。
- 「ミニモ やめた 方がいい」と検索関連ワードで出てくるのはなぜ?
-
競合の多さによる価格競争、悪質な口コミ投稿、集客が埋もれるリスクなどがデメリットとして、ネット上に挙げられています。また、無料のカットモデル体験で対応・スキルの悪さを低い評価として掲載しているユーザーの声が原因にもなっているでしょう。
情報に踊らされることなく、よく情報収集をして冷静に判断することが賢明です。
まとめ
ミニモとホットペッパービューティー、双方には独自の強みがあります。最適な選択には、サロンの現状と将来のビジョンを明確にすることが重要に。
掲載料金でどっちが安いかといえばミニモですが、ホットペッパーよりミニモの方がコストがかからない分、本格的な広告や集客アプローチには物足りなさを感じるケースも。
すぐにコストをかけず若年層を取り込みたいなら → ミニモ
サロン全体で幅広い層を安定的に集客したいなら → ホットペッパービューティー



自店にマッチしたツールを選択することで、サロンの成功につながる武器となります。
さらに両方を併用し、役割を分けて運用するのがベストと言えるでしょう。