美容室のレセプションきつい?レセプションとは美容院サロンの受付・給料や仕事内容を解説!
美容室のレセプションとはお客様が来店した際の受付業務です。
レセプショニストとも呼ばれます。
美容院のサロンでするレセプションは「お店の顔」とも言われる華やかなイメージもあり、やりがいを感じることもあれば、きついと言われている部分も事実です。
結論、きついと感じる理由には働く美容室に要因があるケースがほとんどと言えます。
この記事ではレセプションのお仕事に興味がある方へ向けて
- きついと言われる理由
- 給料の相場
- 主な仕事内容
- 自分に合ったサロン選び
- よくある質問
について解説していきます。
サロンのレセプション業務が、ご自身に合った仕事かどうかの判断基準にご活用いただき、美容室のレセプションとしてより働きやすい環境を見つけられるポイントも参考にご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容室のレセプションがきついと言われる理由5つ
おしゃれなサロンの受付に立つ姿は憧れのお仕事であり、やりがいも十分に感じられるはず。
レセプション業務がきついと言われる理由は主に以下の5つが挙げられます。
- 立ちっぱなし
- 長時間労働で休みが少ない
- レセプション業務以外の雑務
- 美容師との扱いの差
- 美容師とお客様との板挟み
①立ちっぱなし
レセプションでの受付業務は店頭での接客業となり、基本的に就業中はずっと立ちっぱなしでいることになります。
また店舗によってはシフト制がなく、一日通しで稼働するケースもありうるため、それが毎日続くにつれ苦痛に感じて辞めたくなるという方も少なくありません。
②長時間労働で休みが少ない
美容関係に限らないことで、接客業ではあるある。長時間労働で休みが少ないという点は人によってはキツイと感じやすい要素でしょう。
理由は、体力の消耗により自律神経が乱れやすく精神的にも少なからず影響が出てくるものだから。
さらには休日に関しても、接客業は普通の会社勤めに比べると少ないという問題も事実です。
【休日の例】
- 定休日:6日
- 夏季休暇:7日
- 冬季休暇:5日
採用後に後悔しないよう、十分な人員確保ができている店舗であるか、また募集要項で福利厚生についてしっかりと確認しておきましょう。
③レセプション業務以外の雑務
募集要項に書いていなかったり、面接時には聞いていなかった受付業務以外の仕事をふられることもありがちです。
本来であればアシスタントやスタイリストが担当する業務という点に違和感をいだく方もいます。
【雑務の例】
- 店内・トイレの掃除
- カット後の片付け
- タオルを洗濯・たたむ
- 買い出し
④美容師との扱いの差
あくまでサロンによるものですが、職場内で以下のように高圧的な言動や理不尽な扱いの差をつけられるケースもあるようです。
「美容師が売上をつくっているおかげで経営が成り立っている」
「受付担当には何の権限もない」
「言われたことだけをしていればいい」
実際にこのようなひどいことを言われると、モチベーション維持に苦しむという声を耳にします。また給与面にも差が開いてしまうのも事実。
こういった場合は経営者の思考や理念に左右する部分でもあるため、できる限りサロン選びをする際には慎重に見極める目が必要です。
⑤美容師とお客様との板挟み
お客様からのキャンセル処理や担当スタイリストへのクレームに関しては代理対応しなければならないなど、レセプショニストとしての重要な役割。
ときにはスタイリストとお客様の板挟みにされ、双方からの言い分、心無い言葉に胸を痛めることもあるでしょう。
しかし考え方によっては、両者の架け橋として重要な役割を果たす「やりがい」にもつながる仕事とも言えます。
なぜなら、この任務をこなすことによって以下の利点が得られるからです。
- スタイリストが業務に専念できるようになる
- お店にとって有益となる
- お客様にとって丁寧に対応してくれるという印象を与えることができる
給料の相場
レセプションの給料の相場は以下の内容によって変わってきます。
- 雇用形態
- 地域
- 役職
- 勤続年数
雇用形態によって異なる
美容室でレセプションとして働く場合の給与は以下の内容が目安となり、雇用形態によって変動します。
雇用形態 | 給料の相場 |
---|---|
パート・アルバイト | 時給920円~ |
契約・派遣社員 | 時給1,100円~ |
正社員 | 月給150,000円~ |
アルバイトや契約社員などの場合は、勤続年数が長くても時給が上がることは稀です。
ある程度の収入を確保したい方は、あらかじめ高めの時給を設定している美容室を選ぶようにすることをおすすめします。
正社員の場合には上記のほか、勤続年数や業績により賞与が出ることもあります。その場合は年収200~300万円前後が目安と考えられます。
地域や役職・勤続年数によって異なる
地域や役職・勤続年数によっても違いは出てきます。
例えば美容室激戦区とされる以下の場所では給与が高くなる傾向です。
- 東京
- 神奈川
- 大阪
- 愛知
例えば繁華街の中でも特に銀座は高い給与であったりと、同じ都内でも差があります。
美容室のレセプションの主な仕事内容5つ
美容室のレセプションとは主に以下の5つの業務を担当します。
お客様対応に加え、レジでのお会計や予約スケジュール等を中心とした管理業務がメインです。
- 電話応対
- 予約管理
- 会計・売上管理
- 在庫管理
- 顧客管理
①電話応対
電話の窓口は基本的にすべてレセプションが担当します。お客様とのファーストコンタクトのシーンとなる機会も多く、お店の印象を決める重要な役割。
好印象につながる言葉使いや声のトーン、話す速度など、細心の注意が必要となる業務です。
問い合わせ内容
- 予約
- 施術内容の相談
- 営業日時の確認
- お店に関する問い合わせ
電話予約で聞く内容は通常、日時とメニュー内容がほとんどでも、ときには施術内容について細かく相談されるケースも。
また、必要に応じて担当スタイリストや店長への取り次ぎ、場合によってはクレーム対応をしなければなりません。
まずは相手の話をよく聞くこと、そして相手にとって最善の対応ができる能力が求められる役目です。
②予約管理
美容室でするカット・カラーなどの予約管理は、パソコンや紙媒体など店舗によって異なります。
予約管理はお客様の予約状況とスタッフのシフトを考慮し、ミスのないようバランス良く振り分けるスキルが求められます。
特に電話での予約受付の際にはスムーズにできないと、お客様を長時間待たせてしまうことに。
また、無理な配分にしてしまうことでスタッフの負担になるケースも生じてきます。
予約管理はレセプションの仕事で、最も責任ある業務といえます。
③会計・売上管理
会計業務では以下の内容を確認してレジでの精算を行います。
会計内容
- 施術メニュー
- クーポン利用の有無
- 支払い金額
売上が合わないなどミスが許されない、慎重さが求められる業務です。
また、お客様をスムーズに案内することで満足度を向上させるのもポイント。
④在庫管理
サロンによって、施術に使う備品の管理・発注なども任される場合があります。
カラー剤やシャンプーのほか、欠かせない消耗品が数多くある美容院。管理しなくてはならない在庫が山ほどあり、美容師に相談するなどの連携が必要となる業務でもあります。
なぜなら在庫がなくなっては、施術が行えないなどのトラブルに発展しかねないからです。
⑤顧客管理
顧客情報やカウンセリング内容を記述したカルテの管理を任される場合もあります。
また、施術前に簡単なプレカウンセリングをレセプション担当者が行うサロンもあります。
カウンセリングは担当美容師が行いますが、その前に基本的な確認事項として対応するものですが、簡単だからといってもある程度業務に慣れていて知識のある状態でなければ業務をこなすことはできません。
レセプションに資格は必要なし
美容師のような国家資格はなく、レセプションになるうえでの資格は必要ありません。
ただし、電話やメール・SNSのみならず、対面でのコミュニケーションなどが必要となるため、ビジネスマナーやPCスキルがある方は優遇される可能性が高いです。
また接客業のため、お客様に対する配慮や臨機応変な待遇能力が必要となってきます。
気持ちよくサロンでの時間を過ごしてもらえるためのスキルを磨くことで、満足度の高い店舗という評価にもつながり、能力手当や昇給ができるチャンスにもなりうる部分はレセプショニストとしての醍醐味。
さらには職業柄、ヘアやファッションに興味がある場合は強みにできるのでぜひアピールポイントにしましょう。
理由は「美」を提供する場所でお店の印象を左右するレセプショニスト、美容やトレンドに敏感な方ほどレセプションに向いていると言えるからです。
就職・転職で失敗しない!サロン選びのポイント4つ
レセプションとして働くには「どの美容室で働くか」によって働きやすさが大幅に変わってきます。
なぜなら美容室選びで失敗している方が多いからです。
レセプションへの就職・転職で失敗しないために、サロン選びのポイント4つをご紹介します。本気でサロンのレセプションを目指している方は必見です!
①レセプションが複数所属
まず1つ目は、「個人への負担」が偏らないように、2~3名以上のレセプションが所属しているサロンを選ぶこと。
レセプションが1名のみでは、以下の問題が発生しやすい環境となりがちです。
- 長時間労働
- 休みが取れない
- 休憩が取れない
②明確に業務内容を説明してくれる
2つ目のポイントは、業務内容について質問した際に詳しく教えてくれるサロンであるかどうかです。
理由は「レセプション業務と関係ない仕事までふられる」「対応するべき仕事のボリュームが明らかに予定よりも多すぎる」などという不満が出ないようにするため。
採用後にミスマッチが生じないよう、想定外の雑務などがないかチェックしておきましょう。
③サロンのホームページやSNSをチェック
3つ目は、お店の公式ホームページやSNSをチェックしたり口コミ・評価でお客様の声を知ることもサロンの雰囲気を掴める手掛かりになります。
例えば、
「担当してくれたスタイリストが感じ良かった」
「受付の人が冷たかった」
などの口コミも時には判断材料となります。
またサロンが掲げているビジョンや経営理念を知ることである程度、経営者の想いや思考をはかることができ、応募前にお店のカラーに自分が合いそうか擦り合わせすることもできますね。
④お客様としてお店に行ってみる
最後にオススメするポイントは、お客様としてサロンに行ってみることです。
実際にレセプションの対応が見られて、仕事のイメージが湧きやすいのもありますが、何よりお店の雰囲気やスタッフの感じがわかるからです。
レセプションに関するFAQ
レセプションに関してよくある以下の質問をまとめていますので参考にご覧ください。
- 美容室のレセプションの仕事で楽しいことは?
- 美容室のレセプションになると将来性は?
- 美容室の受付は何歳までできる?
- 美容院の受付はバイトだと大学生でもできる?
美容室のレセプションの仕事で楽しいことは?
現役のレセプショニストの意見で多かったものを以下にまとめました。
楽しいこと
- 無料で施術が受けられる
- 人の役に立てる
- 自分の成長を実感できる
- 好きな美容に関われる
- トレンドに敏感でいられる
- キレイになったお客様の笑顔が見れる
- 感謝の言葉をもらえる
- たくさんの人と出会えて磨かれる
- 人生の大事なイベントをサポートできる
美容室のレセプションになると将来性は?
勤続年数や業務態度が評価されるなどにより、スタッフを取りまとめるリーダーへ昇格することも可能です。
他の職種へ転職する場合には以下のことが経験値として活かせます。
将来性・活かせるスキル
- 接客・コミュニケーションスキル
- 電話対応
- パソコンスキル
- 事務処理能力
- ビジネスマナー
- 管理業務
- SNS活用など
転職先で多いのは、秘書や事務職、ブライダル、アパレルなどが挙げられます。
美容室の受付は何歳までできる?
サロンの方針によりますが、美容室でレセプション応募時の年齢上限は30歳〜35歳までである場合が多いと言えます。
美容院の受付はバイトだと大学生でもできる?
はい。学生の求人を出しているサロンも多くあります。
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まとめ
美容室のレセプション業務は多岐にわたっていて、果たす役割が大きいことがわかりました。
苦労も多い分、お店の価値を上げることに直接関わることができ、やりがいを感じる仕事と言えるのは確かです。
今回挙げた懸念される問題点においては、サロン選びに左右されることがわかったからこそ、ポイントを踏まえて慎重に決める必要があります。
レセプションとして働く環境が整えられたサロンで日々の任務を積み重ねていければ、自身の成長とともに店舗の発展に貢献していくことができるでしょう。
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