訪問美容は儲からない?儲かる年収・介護美容師儲からない特徴や副業需要
「訪問美容は儲かる?」
「訪問美容の収入ってどのくらい?」
「訪問美容師として成功させる方法は?」
今回は気になる訪問美容の「お金のこと」についてです。
少子高齢化に伴って今後、市場拡大していく前に「訪問美容師」としての働き方を検討し始めている美容師の方が、徐々に増えてきているのではないでしょうか。
そこで、訪問美容師として稼ぐために知っておきたい以下の内容について解説します。
- 訪問美容で儲かるビジネスモデル
- 儲かる理由
- 平均年収
- 収入アップさせるコツ
- 儲からないケースの特徴
- 申請できる助成金・補助金
結論、訪問美容師は個人で開業しても、初期費用をかけずに今より収入アップが狙える働き方と考えられます。
そのためには収益化する仕組みや収入アップのコツを知っておく必要があります。
また、訪問美容師の注意点やトラブル、必要な資格や始め方について詳しく解説している
>>訪問美容師のデメリットも参考にご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
訪問美容で儲かるビジネスモデル
「訪問美容」で成果を出しているビジネスモデルを知ることで、事業を成功させるヒントにしていきましょう。
訪問美容で4つのビジネスモデル
- フリーランス
- サロン経営
- フランチャイズ
- 業務委託
訪問美容師とは
本来なら美容室やサロンで行う美容サービスを、許可されている対象者の訪問先で施術する美容師のことを指します。
例えば、病気や介護、育児など外出が困難な方が許可対象であり、訪問美容の利用者となります。
許可されていない訪問先へ美容師が出張することは違法になるケースもあるので、詳しくは
>>訪問美容師のデメリット|訪問美容で大変なことや失敗例と注意点でご確認ください。
フリーランス
フリーランスの訪問美容師は「個人事業主」として開業する方法が該当します。
サロン時代にはしてこなかった事業計画から、営業までをすべて管理しながら行う必要がありますが、その分初期費用を抑えられるメリットがあります。
価格設定から稼働日数などの自由度も高くなる点も魅力です。
集客方法ではコストをかけないよう、ブログ運営・YouTubeなどの手法を取り入れているフリーランス訪問美容師が多く収益化に成功している実例があります。
サロン経営
サロン経営と訪問美容サービスを掛け合わせて運営しているケースも多く存在します。
サロン施術と訪問美容の仕事を効率よく組み合わせることで、収益化の効率も加速させることが可能となります。
デメリットは、開業する際に初期費用がかかるため、ある程度の自己資金も用意する必要があります。
フランチャイズ
フランチャイズでの訪問美容師は、契約を結んでノウハウを得ながら実績を積むことができる方法です。
未経験から始める方向けに研修制度があったり、初期費用0円から始められるプランも用意してあるなど、自分の目的に沿った内容で比較検討する必要があります。
場合によっては、フリーランスよりも初期費用が発生するケースや、介護職員初任者研修もしくはサービス介助士の資格を取得する条件付き契約のケースもあります。
業務委託
業務委託で訪問美容師をする場合は、フリーランスとしての業務委託契約を結ぶ働き方が該当します。
業務委託での報酬は完全歩合制となり、収入が不安定となるデメリットもある反面、自分の努力次第では高収入を達成させることも可能といえます。
また、集客についてもクライアントが担ってくれる部分が大きなメリットといえます。
訪問・介護美容が儲かる理由4つ
訪問・介護美容は需要に対して、供給が追いついていない市場。
やり方次第では十分な収益アップが見込めるお仕事と言えます。
訪問美容で「儲かる理由」とされている主な理由は以下の4つです。
儲かる理由
- 初期費用が安価
- 将来性がある事業
- 高いリピート率
- 高い利益率
初期費用が安価
訪問美容師として開業するうえでいちばん魅力的なのが、「初期費用がかからないこと」です。
なぜなら、美容室のオーナーとしてサロンをオープンさせる場合の初期費用は最低でも500万円以上必要となります。
訪問美容の場合は、5万円〜20万円もあれば備品などの道具を揃えることができ、事業をスタートさせることが可能です。
将来性がある事業
訪問美容師、福祉美容師という事業は今後さらに拡大していくであろう市場と言われています。
なぜなら少子高齢化が進み、医療も発達していく将来において平均寿命も上昇傾向であることからです。
「安心してベッドで寝たままカットが行える」
「短時間でしっかりとシャンプー・ブローをしてくれる」
など、訪問美容ならではのサービスが充実した事業展開が現時点でも求められています。
高いリピート率
訪問美容ではサロンと比較すると競合がまだまだ少ないのが現状。
一度施術をして信頼が得られれば、その後の依頼が継続される確率が90%以上見込めるといった傾向があります。
理由は、通常のサロンに比べて、いろいろなお店を試してみるという感覚よりは、自宅へ招き入れるなら馴染みのある担当であることが心理的に自然と求められるからです。
高い利益率
訪問美容は、利益率が高いのも稼ぎやすい理由の一つです。
なぜなら、初期費用で揃えた必要な道具さえあれば、その他に経費はほとんどかからないからです。
開業後に必要となる費用は、以下の通りです。
- ガソリン代
- 名刺・チラシ代
- 材料費
- 通信費
金額的にも大きいものはなく、売上からこれらの経費を差し引いたものがそのまま利益となり収入につながります。
訪問美容師の平均年収
訪問美容師や介護理美容師、福祉理美容師のお給料の相場は、首都圏の求人データからみると、
- 正社員では、25万円〜35万円前後
- パート・アルバイトでは、時給1,500円前後
単純計算で、300万円〜420万円が平均的な年収とされています。
一般的な職種の平均値と比べて、やや高めに設定されていることがわかります。
ただし、訪問理美容師の収入は、事業の打ち出し方・スキルなどによって金額が左右されるとも言えます。
なぜなら、訪問美容師としての働き方は、雇用されるパターンの他に個人事業主としてフリーランスで働くこともできるからです。
雇用されている場合には、高い技術や介護に関わる資格などがあればその分、昇給手当がついたりするケースもあるでしょう。
一方、個人で開業している場合では、ターゲットとなるお客様層のニーズに寄り添ったサービスを展開していくことでより一層収益アップが見込めます。
また、地域によっても需要に偏りがあるため変動する可能性も高いでしょう。
個人で訪問美容師として活動する際の「施術メニュー別料金設定」については
>>訪問美容師のデメリットで詳しく解説しています。
訪問美容師として収入アップさせるコツ6つ
訪問美容師として収入アップさせるコツは、以下6つのポイントをおさえることです。
収入アップのコツ
- リピーターを増やす
- 既存のお客様から紹介してもらう
- ケアマネージャーとのパイプ作り
- 一度の訪問で複数名対応する
- 効率的な予約管理
- 経費を最低限にする
リピーターを増やす
訪問美容でも新規開拓は大切ですが、それ以上に確実にリピーターへ繋げる対策の方が、重要度が高いといえます。
なぜなら、訪問美容事業者のほとんどがリピート率90%以上を保有しているからです。
リピート率を上げることで安定した運営が実現できるでしょう。
訪問美容を必要とする方の求めているサービスや接客について理解を深め、カタチにしていくことが重要。
もしもリピートしてもらえなかった場合は、その理由について考察し、改善していく必要があります。
既存のお客様から紹介してもらう
いつも担当しているお客様から、別のお客様を紹介してもらう方法も効果的です。
対応する際に「他にもお知り合いで美容院に行けずにお困りの方がいらしたらぜひ」と軽くお声がけしておくことで、後日紹介をもらえるケースも少なくありません。
紹介で予約いただけた場合は、初対面でも安心して施術を受けていただきやすいメリットもあります。
ケアマネージャーとのパイプ作り
訪問美容では、ケアマネージャーさんとのいい関係がとても重要。
なぜなら、ケアマネさんは訪問美容の利用者となる「要介護者」や「高齢者」の方々において広いネットワークを持っているからです。
信頼関係を築ければ、お客様を次々と紹介してもらえる可能性が高いと言えます。
一度の訪問で複数名対応する
病院や施設はもちろん、個人宅であっても、一度の訪問でより多くの方の施術が担当できれば、まとまった収益が上げやすくなります。
ただし、病院や施設では、既存の訪問美容サービスが専属で入っているケースも多いため、個人宅で利用される方のご家族も一緒に施術を受けてもらえる営業活動が必要となります。
効率的な予約管理
予約管理は収入に直接反映することは言うまでもありません。
より効率的に収益を上げるためには、決められた予約枠の中からお客様に選んでもらうよう工夫することなどがいいでしょう。
または、ご自宅の距離が近いお客様同士を同日に施術するように管理するなども、移動時間を短縮できて有効な方法です。
経費を最低限にする
支出を最低限におさえることで利益を上げることが可能です。
最初から豊富なメニューを用意すると、必要な機材も増え、費用がかさんでしまいます。
ある程度、予約が埋まるようになるまでは、最小限の設備投資からスタートさせる方法もオススメ。
例えばメニューはカットのみから始めることで、経費を最小限にすることができ、予約管理もしやすくなります。
収益化が不確定な時期は、できる限り低い経費で活動することが最善策といえます。
訪問美容師で儲からないケースの特徴
前述した儲かる理由や収入アップのコツとは逆に、「訪問美容師でうまく収益を上げられないケース」についても知っておく必要があります。
失敗しないためにも、うまくいかないパターンを以下のとおり押さえておきましょう。
儲からないケースの特徴
- 施設・病院に参入できない
- 価格設定が低い
施設・病院等に参入できない
訪問美容は、ホームなどの施設や病院への新規参入は非常に困難な業界であるということ。
これは、すでに提携している業者が存在しているケースが多いため、あとから別のサービスを営業してもほとんどの確率で変えられることはありません。
狙いめは『新設する介護施設の関連施設』です。
既存の業者が未開拓の可能性が高いデイサービス施設、ケアハウスをあたってみましょう。
施設や病院で施術できる場合のメリットは、一度の訪問でまとめて売上を作れることです。
ただ一方では、個人では複数名の施術をこなすのに限界があるというデメリットも。
そのため、個人で活動するならターゲット層は「個人宅」となりやすい傾向にあります。
個人宅でも、そのご家族への施術を一緒に行うことで単価を上げることが可能です。
価格設定が低い
訪問美容において、施術メニューの料金設定を低く設定することは避けましょう。
理由は、単価が低いと、必然的に回転率を上げざるを得ない状況に追いこんでしまいます。
エリアによっては価格設定が低いケースもあったり、施設や病院などは案件数が増加する分、単価が低く設定されやすい傾向です。
件数を多くこなさなくても運営できるよう、一定の基準を満たせる高めの価格設定や出張料金の設定など、計画的な事業展開が重要ポイントとなります。
訪問美容師の料金の相場について詳しくは>>訪問美容師のデメリットでもまとめていますのでご覧ください。
訪問美容で申請できる助成金・補助金
ここでは、ぜひ活用していただきたい「補助金や助成金」についてご紹介します。
訪問美容師として事業を始める個人事業主が申請できる助成金・補助金は以下の内容となります。
助成金と補助金
- 創業補助金
- 生涯現役起業支援助成金
- IT導入補助金
- ものづくり補助金
- 持続化補助金
申請には、事業計画書の提出が必要となるのであらかじめ作成しておきましょう。
また、申請したからといって「審査」に通らなければ交付はされないものであることも留意しておく必要があります。
創業補助金
訪問美容事業の創業時に資金補助を受けられる制度です。
事業者が提出する事業計画書で、創業時にかかった経費を確認・審査を行います。
審査に時間がかかるというデメリットはある一方、返済義務がないというメリットも。
生涯現役起業支援助成金
40歳以上で起業する方への助成金です。
ただし注意点は「従業員の雇用」が条件となっています。
自分だけで訪問美容の事業をスタートする場合には申請対象から外れてしまうため、複数人で運営するケースに利用することとなります。
IT導入補助金
自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費に対して資金補助を受けられる制度です。
例えば、売上アップや業務の効率化をサポートするためのソフトウェアやサービス、WEBサイトの制作やリモート会議ツール導入などが挙げられます。
ものづくり補助金
訪問美容に必要となる「新しいサービスを実現するための資金」が補助金交付対象とみなされます。
今後、さらに拡大していく訪問美容のニーズに沿った活動をしていく中で、ターゲット層に喜ばれるサービスの考案も重要な課題となります。
持続化補助金
中小企業、個人事業主の事業継続のため、国から資金補助を受けられる制度です。
災害時の損害だけにとどまらず、新規事業計画作成時に「継続に対する懸念」がある際にも申請できる補助金です。
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ここまで、「訪問美容師」の実態について触れてきました。
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まとめ
訪問美容師の儲かる?儲からない?についての実情をご紹介しました。
訪問美容は将来性ある事業でありながら、まだまだ競合が少ない状況からスタートできるお仕事です。
お客様のニーズをキャッチし、実現することでサロン経営に負けない収益を上げる可能性を持っています。
国からもらえる補助金や助成金をうまく活用して、自由度の高い働き方を実現してみてはいかがでしょうか。
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