美容室でクレジットカードを使えるように|美容院に導入するメリットを解説!
近年、キャッシュレス決済を利用する人が増加傾向にあり、クレジットカードの導入は拡大し続けています。
日本クレジット協会の調査によると、2022年に契約されたクレジットカード枚数は約2億8000枚。
そのため今や美容院でもクレカでお支払いできるお店がほとんどとなっています。
まだ美容院にクレジットカードを導入するべきか迷っている
このような方に向けて、本記事では「美容院のクレジットカード導入」について解説します。
解説内容
- 9割のサロンがキャッシュレス化
- クレカ導入のメリット・デメリット
- クレジットカードを導入する方法
- 導入後の見直しポイント
- FAQ
美容室はクレジットカード使える方が、集客や単価アップに繋がるメリットがあります。
その一方で、導入コストがかかるデメリットも挙げられるでしょう。
比較して、どちらがサロンの利益として考えられるのかが見極めのポイント。
ご紹介している導入後の見直しポイントもぜひご活用ください。
時代は「キャッシュレス化」・9割のサロンで導入
近年では、現金をあまり持たずにキャッシュレス化が進んでいます。
2015年がキャッシュレス比率18.2%なのに対して、2020年には93.2%までと比率が急激に高まっています。
現金のみのお店は美容室全体の1割を切っているのです。
キャッシュレス決済の手段は様々で、
- クレジットカード決済
- 電子マネー決済
- バーコード・QRコード決済
このような決済手段があります。
クレジットカード決済は、クレジットカード会社に代金を建て替えてもらい、後日返済する方法です。
電子マネーやバーコード・QRコード決済は事前に現金を何らかの方法で入金をし、残高から決済する方法になります。
どの決済手段も、手軽でポイントが付く等のメリットがありますが、この中でもオススメなのがクレジットカード決済です。
- 事前に残高をチャージするという手間も省けるという事
- 各クレジットカードによって特有の特典があり、自身の求める物に応じて選択出来る事
このような点が、他のキャッシュレス決済よりもオススメ出来るポイントです。
まだ現金一択という方は、キャッシュレスの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
美容院にクレジットカードを導入するメリット
キャッシュレス決済のメリットはいくつかご理解頂けたかと思います。
特にクレジットカードにはメリットが沢山あります。
そんなキャッシュレスの決済手段ですが、美容院にクレジットカード決済を導入するメリットはあるのでしょうか?
お客様にはメリットがある事は間違いないですが、実は美容院側にも様々なメリットがあります。
という事で、美容院にクレジットカードを導入するメリットを深掘りさせて頂きます。
5つのメリット
- 顧客獲得に繋がる
- 客単価が上がる
- 会計対応の効率化に繋がる
- 会計ミスを減らせる
- 集客しやすくなる
顧客獲得に繋がる
決済手段だけで、顧客獲得に繋がるのかという疑問を持つ内容ですが、大いに関係のある事です。
何故なら、現在はポータルサイトなどにもクレジットカード決済があるかどうか調べるユーザーも一定数いらっしゃいます。
美容院の技術やサービスを比較する方同様に、クレジットカード決済に対応しているかどうかでも比較されていますので、クレジットカードを導入するということは、大変メリットがあることかと思います。
客単価が上がる
1人のお客様に対する施術メニューの単価が上がる可能性が高いです。
クレジットカード決済を導入することによって、お客様が手持ちの現金が足りないときでも、カットの他にカラーやトリートメント、ワンランク上の施術メニューを選択できるといったケースに発展するからです。
また、クレジットカードの利用をメインにしている方にも利用してもらえ、より高い利益を作ることに役立つと考えられます。
会計対応の効率化に繋がる
美容院の営業中では、忙しい場面も多々あるかと思います。
そんな時にお会計を手間取ってしまうと、後の作業に支障をきたしてしまいます。
このような手間を減らし、効率化に繋がるのもクレジットカードのメリットです。
現金処理するよりも、クレジットカード決済の方が作業時間が短縮出来るということは想像が出来ます。
また、現金によるお会計だと、お釣りの渡し忘れや金額入力のミス等で損失が出てしまう事もあります。
そんなデメリットを減らせるかつ、効率的にお会計対応が出来る事がメリットかと思います。
会計ミスを減らせる
前述でも少し触れましたが、会計ミスを減らせる事もメリットの1つです。
レジの金額を営業終了後に集計をするという事は、サービス業では欠かせない業務になるかと思います。
そんな中で、現金のお会計が多ければ、当然ミスも増えてしまいます。
クレジットカード決済に移行していけば、現金を取り扱う機会も減りますので、必然的にミスが減るのです。
お客様に直接携わらない業務でも、クレジットカード決済を行えば、スムーズに仕事が出来ます。
集客しやすくなる
集客を増やすためには、クレジットカード決済の導入がオススメです。
クレジットカードには、カードを使用することで金額に応じたポイント還元がサービスされているものもあるからです。
同じ消費でも、ポイントがつくクレカ決済の方がお得と考えて行動する消費者は少なくありません。
そのため、お客様のなかにはクレジットカード決済ができないお店やサービスを利用しない、といったケースも。
クレジットカード決済の導入で、そういったお客様を取り込みましょう。
美容院にクレジットカードを導入するデメリット
クレジットカード決済を導入するにあたり、メリットが多くある事はご理解頂けたかと思います。
しかし、メリットがあれば、デメリットも当然存在します。
そこで、クレジットカード決済を導入するデメリットについても深堀させて頂きます。
3つのデメリット
- 導入コストが発生する
- キャッシュフローが悪くなる
- 操作方法を覚える必要がある
- 通信障害などの不具合発生
導入コストが発生する
クレジットカード決済は導入する時、使用中にもコストが発生してしまいます。
どんなコストが発生するか、いくつかご紹介致します。
- 初期費用…1万円〜5万円
- 月額料金…3000円〜8000円
- 決済手数料…3%〜10%
- トランザクション料…決済一件につき、5円〜15円
このようなコストが発生します。
上記のコストを踏まえても、お客様の入客を促せる事やお店の利益を高められるという見込みがあるかどうかをしっかり見極めてから導入するようにしましょう。
キャッシュフローが悪くなる
キャッシュフローとは、現金の流れの事を指します。
クレジットカード決済に移行すると、キャッシュフローが悪くなってしまうのです。
なぜなら、クレジットカードの入金が遅いからです。
クレジットカードの入金は、支払日と売上確定処理という2つから決まります。
支払日とは、クレジットカード会社が定める日付のことで、何日か設定日があり、1ヶ月分の決済価格が確定した段階で支払がされます。
売上確定処理とは、該当月の売上を確定させることです。
売上確定処理が翌月等になってしまうと、入金も翌々月と伸びてしまうのが特徴になりますので、注意が必要です。
このようにクレジットカードは入金にタイムラグが生じますので、余裕を持った資金管理が重要になります。
操作方法を覚える必要がある
端末の使い方や操作方法を覚える必要があることも挙げられます。
クレジットカードの対応には、操作する端末毎に操作方法を覚える必要があります。
操作方法を誤ってしまうと、売上が上手く反映されなかったり、お客様に迷惑がかかってしまう場合もあります。
社内で導入した端末の操作方法はスタッフに、しっかりと共有し、分かりにくいようでしたらマニュアルを作成する等の対応をして教育していくのが望ましいです。
通信障害などの不具合が発生する場合がある
クレジットカード決済システムは、インターネットへ接続することで会計処理ができる仕組みです。
お会計の際に、通信障害などの不具合が発生した場合は、決済システムが作動できません。
そのため不具合発生時には、障害復旧までクレジットカード払いの対応ができなくなってしまいます。
このようなリスクにおいては、決済システムの見極めと通信環境に注意が必要です。
美容院にクレジットカードを導入する方法
クレジットカードの導入方法にはいくつかあります。
実際に導入する際には、どのような方法があるのか詳しくご紹介致します。
導入方法
クレジットカード会社と直接契約する
決済代行会社と契約する
モバイル決済
クレジットカード会社と直接契約する
直接契約をする方法で、かつ一番手間のかかる方法です。
しかしメリットも大きく、手数料等の値引き交渉も出来るのがこの方法になります。
決済代行会社と契約する
クレジットカード会社をまとめて契約出来る方法です。
まとめ契約出来る分、手間が大幅に少なくなるのがメリットです。
しかし、月額利用料がかかるのがデメリットになります。
モバイル決済
スマホやタブレットにカードリーダーを付けることで、決済が出来る方法です。
場所も取らない、導入費が安い等のメリットがあります。
どの方法もメリットとデメリットがありますので、会社の売上規模に応じて、適切な方法を選ぶことが最善かと思います。
クレジット導入後の見直しポイント
クレジットカードを導入後も見直すポイントは多くあります。
- 集客手段は最適か
- 時代にあったお客様への接客対応をしているか
- 優秀な人材の確保が出来ているか
この辺りが、見直すポイントです。
せっかくの集客手段であるクレジット決済でも、使うスタッフや会社が何もしなければ、それ相応の結果にしか繋がりません。
導入後に後悔しない為にも、見直しポイントを参考にお店をより良くして頂ければ幸いです。
また、見直しポイントに関しては、別の記事でも詳しく解説させて頂いておりますので、是非ご覧下さい。
求人募集するなら「JOB VR」がおすすめ
クレジットカード決済導入後、重要になるのが社内教育です。
そんな中、よりサービスの向上を目指し、より良い人材を求める方も多いかと思います。
そこで、おすすめなのが「JOB VR」というアプリです。
JOB VRでは美容師の求人を出すことが出来、掲載費用も無料ですので、コストを抑えて美容師を募集する事が可能です。
また他の求人サイトと違い、美容室と美容師や美容学生のマッチングアプリとなっていますので、美容師側からしても、気軽に職場の雰囲気を体験出来る事がメリットかと思います。
美容室オーナーにも、美容師や美容学生にも、メリットのあるアプリになっていますので、より良い人材を集める為にJOB VRから始めてみましょう。
美容院にクレジットカードを導入する際のよくある質問
美容院にクレジットカードを導入する際によくある質問をまとめました。
- 美容院での支払いに分割払いは可能ですか?
- 美容院でクレジットカード払いをすると迷惑になりますか?
- 美容院でクレジットカード払いを嫌がられることはありますか?
- 美容院にクレジットカードを導入するメリットは何ですか?
- 美容院でクレジットカードを導入する際の注意点は何ですか?
Q1. 美容院での支払いに分割払いは可能ですか?
A2. 多くの美容院では、クレジットカードの分割払いを導入しています。分割払いの対応はクレジットカード会社によって異なるため、詳細は美容院スタッフまたはカード会社に確認してください。
Q2. 美容院でクレジットカード払いをすると迷惑になりますか?
A3. 美容院でクレジットカード払いをすることは迷惑ではありません。実際、多くの美容院がクレジットカード払いを推奨しています。現金の取り扱いが減り、会計がスムーズに行えるため、店舗側にもメリットがあります。
Q3. 美容院でクレジットカード払いを嫌がられることはありますか?
A4. 一部の美容院ではクレジットカード払いを嫌がる場合もありますが、これは手数料がかかるためです。しかし、多くの美容院はお客様の利便性を重視してクレジットカード払いを受け入れています。事前にカード払いが可能かどうか確認しておくと安心です。
Q4. 美容院にクレジットカードを導入するメリットは何ですか?
A5. 美容院にクレジットカードを導入するメリットは多くあります。顧客の利便性が向上し、支払いがスムーズになります。また、高額なサービスや商品の購入がしやすくなるため、売上の増加が期待できます。さらに、現金管理の手間が省け、セキュリティも向上します。
Q5. 美容院でクレジットカードを導入する際の注意点は何ですか?
A6. クレジットカードを導入する際には、手数料の確認が重要です。クレジットカード会社によって手数料が異なるため、比較検討が必要です。また、暗証番号の入力やサインの確認など、セキュリティ対策を徹底することが求められます。スタッフへの教育も欠かせません。
まとめ
今回はクレジットカード決済についてご説明させて頂きました。
美容室でクレジットカードが使えないのは集客にも影響する可能性が高いということがわかりました。
導入にはコストがかかるというデメリットと、集客に効果が期待できるメリットを比較して、どちらが資金面にいい影響をもたらすのか検討してみてはいかがでしょうか。
この記事をご覧頂いた方は、導入方法から運用、アフターケアもご理解頂けたかなと思います。
是非、皆様のお店にも落とし込んで頂き、売上や集客UPに役立ててもらえれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。