【美容師免許再発行】紛失・名前変更で再交付するには｜ダウンロードや日数・金額

こんなケースに該当する方へ、美容師免許証の再発行について詳しく解説します。

美容師免許を紛失した場合、また情報に変更があった際には「美容師免許再交付申請書」での手続きにより美容師免許証の再交付が受けられます。

東京都、大阪府など居住地に関係なく全国どこでも
美容師免許再発行するには公益財団法人理容師美容師試験研修センターでの申請手続きが必要です。

それでは、以下の内容について詳しく見ていきましょう。

美容師免許証は再発行できて更新は不要

結論、美容師の免許は再発行が可能です。また、免許証の更新は不要です。

国家資格である美容師免許は、一度取得してしまえば一生涯資格を保有できるもの。

ただ、失くしてしまったり、結婚で苗字が変わるなど再発行しなければならないケースが出てきます。

美容師免許証の再交付は、そうした再交付を受けたい理由によって申請書類や送付先が変わるので確認する必要はあります。

免許提示が必要な場面

美容師免許を提示する場面はこんなときです。

ちなみに美容室を辞める理由については>>美容師が辞める理由ランキング5選で詳しく解説しています。

このように必要となるシーンが限られていて、携帯できるサイズでもなく、額に飾る表彰状のようなタイプであることから紛失してしまうケースも少なくないようです。

美容師免許証を再発行する手順

美容師免許証を再発行する手順は以下の方法です。

また、当てはまるケースによって申請書類などの内容が異なるので、自分に該当する内容を確認します。

紛失・破損した場合

ここでは、美容師免許証を以下の内容で失くした場合に行う手続き方法と流れをご紹介します。

• 紛失
• 破損
• 汚損
• 焼失

手順①：美容師免許証再交付申請書をダウンロードして印刷します。

手順②：免許証再交付手数料4,150円をゆうちょ銀行にて払込みします。下記のいずれかの控えを申請書裏面に貼ります。

窓口払込の場合	ATM払込の場合
振替払込請求書兼受領証	ご利用明細票

汚損・破損の場合は、美容師免許証の原本を同封してください。

手順③：申請書へ必要項目を記入例に従い、記入します。

記入項目

手順④：「簡易書留」で申請書類を郵送します。

印刷した用紙に記載ある送付先住所を切り取って封筒に貼り付けます。

また、送付先は美容師名簿訂正「あり」・「なし」のいずれかを選択できるようになっているため、「あり」の場合には美容師名簿訂正申請書を同封する必要があります。

氏名・本籍・国籍が変更した場合

次に、美容師免許証発行後に以下の内容が変更された場合に行う手続きの流れを見ていきます。

• 氏名
• 本籍
• 国籍

手順①：美容師名簿訂正・免許証(免許証明書)書換え交付申請書をダウンロードして印刷します。

手順②：以下4つ(または5つ)の必要書類を準備します。

手順③：記入例を参照し、申請書に記入します。申請書には収入印紙も貼りましょう。

記入項目

手順④：「簡易書留」で申請書類を郵送します。

印刷した用紙に記載ある送付先住所を切り取って封筒に貼り付けます。

翻訳が必要な場合

国外への移住や留学、海外の美容学校への入学、ワーキングホリデーなどを考えている場合に、英訳の美容師免許が必要になることがあります。

所持する理容師又は美容師免許証の文面を英訳したい方には、以下の流れで翻訳証明書を交付してもらえます。

手順①：免許証(免許証明書)英訳文証明申請書を印刷します。

手順②：記入例を参照し、申請書に記入します。

記入項目

手順③：以下2つの必要書類を用意します。

手順④：「簡易書留」で申請書類を郵送します。

印刷した用紙に記載ある送付先住所を切り取って封筒に貼り付けます。

美容師免許の再発行にかかる金額や日数

前述したとおりですが、美容師免許証の再交付手続きにかかる費用や日数について詳しく見ていきましょう。

金額は手数料・収入印紙代

申請手続きに必要となる金額については、以下の一覧表でご確認ください。

申請内容	手数料	収入印紙代
紛失・破損の場合	4,150円	ー
氏名・本籍変更の場合	3,750円	1,000円
翻訳の場合	1,150円	ー

日数は2〜4週間程度

免許証の受け取り日数については概ね2〜４週間です。

発送日の指定・問い合わせ等はセンターでは非対応という記載が確認できます。

書類が届いているかの確認は郵便局窓口で受け取る簡易書留の「お問合せ番号」で追跡確認が可能です。
>>郵便追跡サービス

申請してからも時間が経過している場合は、ご自宅のポストに不在票連絡が届いていないかチェックしましょう。

不在票には「保管期限」が記載されています。
郵便局では期限が過ぎた場合、センターへ返送されてしまいます。
その際に再送する場合の郵送料は、自己負担となりますのでご注意ください。

再発行手続きにおける注意点

再発行手続きをする上で留意しておきたい点が以下の3つです。

手続き完了確認には電話で問い合わせが必要

4週間以上経過しても免許証が届かない場合は、不備などにより不受理の可能性が考えられます。

手続きが正常に行われたかどうかの完了確認については、センターへの問い合わせが必要となります。

もしも申請内容に不備があって、手続きが滞っている場合でもセンターから連絡されることはないからです。

当然、余裕をもって申請することが前提とはなりますが、
万が一急ぎで免許証が必要な場合は申請内容に不備がないように注意が必要な上、念のため問い合わせ確認しておくと安心でしょう。

確認したい内容	確認方法
申請書類がセンターへ届いたか確認したい場合	「簡易書留のお問合せ番号」で 郵便追跡サービスまたは郵便局窓口で確認。
申請書類に不備がなかったか確認したい場合	センターへ電話で問い合わせして確認。

 

【問合せ窓口】
公益財団法人理容師美容師試験研修センター
〒151-8602東京都渋谷区笹塚二丁目1-6　JMFビル笹塚01(8階)
TEL：03-5579-6878(業務部・免許登録)

不備がある場合はさらに2週間かかる

通常、不備がなく手続きが進められる場合は2〜4週間かかるもの。

もしも申請内容に不備があった場合には再申請の手続きを要するため、さらに2週間以上を見込む必要が出てきます。

紛失した免許証が出てきたら返納する

紛失後に再交付申請をした場合、のちに以前の免許証が出てくるケースも多くあります。

その場合は、5日以内にセンターへ返納する必要があります。

美容師免許の再発行に関するFAQ

美容師免許証の再発行や交付についてよくある質問をまとめました。

以下の質問例を参考にご覧ください。

登録番号がわからない場合は？

登録番号がなくても再交付の手続きは可能です。

また、センター窓口では本人確認ができる写真付の公的証明書（運転免許証等）の提示により、名簿の閲覧ができます。

郵送で急ぎの場合、交付される免許証の到着より3～4日早めるには以下の方法があります。

【申請書類を郵送する際に同封するもの】
・返信用封筒
・「受付書希望」と記入したメモ

不備がない場合に限り、登録番号・登録年月日を記入し、受付した申請書の控えをセンターより返送。
※返信用封筒には必ず、氏名・返送先住所を記入して切手を貼るようにしましょう。

合格証明書を紛失した場合は？

再交付の場合、「合格証明書」は不要です。

新規で免許証交付の申請をする際には、以下の内容に沿って申請する必要があります。

• 合格年月が平成12年4月以降の方は合格証書は不要。
• 合格年月が平成12年3月以前の方は合格証明書交付申請書も同封して手続きが必要。

美容師免許の申請を忘れてたらどうなる？

いつでも申請が可能です。

詳しい手順については>>美容師免許の申請手続きについてをご覧ください。

管理美容師免許も再発行できる？

管理美容師免許も再発行が可能です。

詳しい手順については>>管理美容師免許の申請手続きについてをご覧ください。

まとめ

紛失しやすい美容師免許証の再発行について解説しました。

再交付を依頼する手続きは、書類を郵送するだけで2〜4週間程度で手元に届くというものでした。

結婚して苗字が変わったり、本籍に変更がある場合も訂正手続きが必要。

申請には不備がないよう、また日数には余裕をもって行えるようにしましょう。