美容師の履歴書の書き方と例文|志望動機や美容師免許・写真・自己PR
「美容室の面接に提出する履歴書の正しい書き方って?」
「美容師の職種って…書き方がわからない」
美容師・理容師の面接を受ける際に必要な履歴書、いざ書こうとするとどう書くべきか悩むものですね。
そんな方に役立てていただきたい「履歴書の書き方」についてご紹介していきます。
- 履歴書の書き方や例文
- 証明写真のポイント
- 美容師の履歴書に関するFAQ
美容業界に限ったことではないですが、履歴書で特によくチェックされている項目は、
「自己PR」「経歴」「志望動機」です。
履歴書は、具体的な内容で、理由や貢献できる強みについて「結論」から書くことで訴求力が高まります。
重要ポイントをおさえた書き方で合格率をアップさせましょう。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師の履歴書の書き方
まずは、履歴書の項目ごとに書き方のポイントをご紹介します。
以下のとおり、記入箇所の順番に沿ってご確認下さい。
また、履歴書において年月日を記入する場合は、全体で西暦もしくは元号に統一させましょう。
①日付
提出する日付を記入します。
郵送の場合は投函する日付に記入します。
また、元号表記する場合は略字はNGです。
例
〇:令和5年
×:R.5年
②写真
証明写真のサイズは、以下のとおりです。
- 縦36~40mm
- 横24~30mm
胸から上の正面で、カラー、3〜6か月以内に撮影したものを使用します。
表情のポイントは、歯は見えない程度に自然な微笑みで口角を少し上げます。
万が一はがれることも考えて、裏面に名前を書くのもポイントです。
③氏名
「名字」と「名前」の間はスペース(間隔)を空けて記入します。
- 「ふりがな」と書かれているものは平仮名
- 「フリガナ」と書かれているものはカタカナ
で読み方を記入するようにしましょう。
④生年月日・年齢
西暦ではなく元号(平成・昭和・大正)で記入しましょう。
数字は算用数字(1・2・3〜)を使用します。
また、年齢の項目で「満 歳」とは、今年で何歳になるのかではなく、現在の年齢を記入します。
⑤住所・連絡先
郵便番号、都道府県からマンション名まで省略せずに正式名称で記入します。
ふりがなは漢字のみで、数字は不要。
ただし、マンション名の英語など、読みにくい場合には記載が必要です。
⑥学歴
専門学校などの学校名は正式名称で省略せずに記入します。
1行目に「学歴」と記載し、2行目から学校名を書き出します。
中学校は卒業だけを記入、高校からは入学・卒業の両方を記します。
⑦職歴
学歴の最終行から1行空けて「職歴」と記入し、次行から「会社名 入社」と書きます。
- 〇〇店に配属
- 従業員〇〇名
- 〇〇として勤務
などの情報も補填するとよりわかりやすい内容となります。
- 退社をした場合は「一身上の都合により退職」
- 勤務中の場合は「現在に至る」
と記載します。
⑧免許・資格
取得した順に正式名称で記入します。
仕事に無関係な免許・資格を記入する必要はありません。
⑨志望動機・自己PR
志望動機は、履歴書の記載内容の中で最も重要な箇所です。
- 入社への意欲
- 入社後の活躍
について簡潔にまとめ、その会社でなぜ働きたいと思ったのかを自分の言葉で表現しましょう。
志望動機の例文は>>美容師の志望動機・例文で詳しく紹介しています。
自己PRは主に、
- 自己分析ができているか
- 長所と短所がわかっているか
という部分を重点的にチェックされています。
自分の性格や思考と、経験したことを企業にどう反映させたいかという考えを表明します。
自己PRの例文は>>美容師の職務経歴書の書き方|転職するアシスタントの自己PRテンプレート・見本を参考にご覧ください。
⑩本人希望記入欄
本人希望記入欄には、基本的に「御社(単店の場合は貴サロン)の規定に従います」と書きます。
希望職種、希望勤務地、希望勤務時間などがある場合は記載しましょう。
空欄にするのはNGです。
【新卒・中途・ブランク】履歴書・志望動機の例文
ここまで解説してきたポイントを踏まえながら、実際に履歴書に書く志望動機の「例文」をケース別でご紹介します。
- 新卒・美容学生の場合
- 中途・アシスタントの場合
- 中途・スタイリストの場合
- ブランクがある場合
新卒・美容学生の場合
例文
子どもの頃から美容室へ行くたびにワクワクしていたほど「美容業界」に強い憧れがありました。
いつか自分もお客様に「美」を提供して、喜んでもらえる仕事に就きたいと考えるようになり、美容学校に入学する決意に至ります。
ヘアメイク、ネイルアート、着つけなどを学下手ことをきっかけに、幅広いサービスを提供するトータルビューティーサロンの御社で、自分の持つ資格を活かし、チームの一員として貢献できるようになれればと考え志望いたしました
お客様のニーズに沿ったサービスを提案できるよう努力を続けていく所存ですので、宜しくお願い致します。
中途・アシスタントの場合
例文
大手美容室で1年間アシスタント業務に従事してきました。
現在の職場では、シャンプーやカラー、パーマなどのスタイリストサポート業務を行っています。
私が貴社を志望する理由は、ヘアスタイルの提供だけでなく、ネイル、まつ毛エクステンションなどの美容をトータルサポートするサービスを提供しているコンセプトに感銘を受けたためです。
貴社で活躍されている先輩スタッフの方々のように、自分も美容師という枠にとどまることなく、お客様の魅力を最大限に引き出すトータルビューティーアドバイザーとしてサービスを提供していきたいと考えています。
中途・スタイリストの場合
例文
都内の美容室で、3年間スタイリストを務めました。
働くうえでお客様からの要望としてブリーチやカラーのダメージについての悩みや相談を受ける機会が多く、「お客様にカラーリングを存分に楽しんでいただきながらの、美しい髪をキープしてもらいたい」という意識がつのるようになりました。
これまで培った技術を通じて「カラーやダメージケア」に特化したサービスを提供している御社を志望したという経緯です。
自分の強みとしては、技術だけでなく丁寧なカウンセリングや接客と考えています。
前職で多くのお客様からご支持いただき、指名率を前年比の2倍を達成しつづけています。
これまでの経験や知識を活かして、御社の即戦力となれるよう尽力いたします。
ブランクがある場合
例文
都内サロンで7年間スタイリストとして働き、妊娠・出産を機に退職しました。
子育てが落ち着いたタイミングで美容師として再就職したいという気持ちが強いまま現在に至り、ヘッドスパを取り入れ、地域密着で幅広い層から支持されている御社を志望いたしました。
子育て期間中は空いた時間を活用して、技術の維持ができるようフリーランスとして美容師の活動をしていました。
また、ヘッドマイスターの資格を取得したため、そのスキルも御社で活かせれば幸いです。
美容師の転職に必要な職務経歴書については>>美容師の職務経歴書の書き方でご覧ください。
手書きよりもパソコンで時間を有効活用
指定がない場合は手書き・パソコンどちらでも問題ありませんが、
時間を有効に使いたい場合は、パソコンでの作成がオススメです。
スマホでも入力できたり、データがそのまま残せるため、修正やテンプレート化させて活用することができ、負担や時間をかけることなく作成できるメリットがあります。
強いてデメリットを挙げるとするなら、確認ミスによる「誤字脱字」や「他社に向けた内容」をそのまま提出しないように注意する必要があります。
証明写真は半年以内のものを使用する
履歴書に貼る証明写真は重要な情報であり、面接官へのインパクトも強い要素のひとつです。
必ず半年以内に撮影したものを使用することが、証明写真の基本マナーです。
NGポイントをふまえて、清潔感ある髪型、服装で撮影しましょう。
髪型:顔に髪がかからないスタイリング
髪型やメイクは社会人としてのマナーを意識した清潔感あるものにするのがベストです。
前髪など顔周りにかかる髪はサイドに流すなど、表情がしっかりとでるスタイリングにするのが基本。
服装:サロンの雰囲気に合わせる
服装はスーツでも問題ありませんが、面接を受けるサロンの雰囲気に合うような服装が望ましいです。
お店の雰囲気に合った写真の方が、サロンで働くイメージに直結するケースも少なくないと言えるからです。
例えば、お店を選ばない白いブラウスやシャツなどがいいでしょう。何度も取り直す必要がありません。
また、フォーマルな雰囲気のサロンであれば、ジャケットもプラスしてきちんとした印象を心掛けるのもポイント。
自撮りやプリクラはNG!
証明写真で避けるべきなのは、スマホで自撮りしたデータの使用や、プリントクラブで撮影した写真シールを使うことです。
理由は、いくら写りが良く撮れているものでも、見る人にはわかってしまうものだから。
それは印象が良くならない可能性が高いといえます。
写真スタジオでプロに撮ってもらうのが理想的ではありますが、スピード写真を利用するのも問題ありません。
美容師の履歴書の書き方に関するFAQ
最後に「美容師の履歴書」に関するよくある質問をまとめたので参考にご覧ください。
- 個人店に就業していた場合の正式名称はどう書けばいい?
- 志望動機でサロン見学について書くべき?
- フリーランス美容師の場合は?
- 高校生の場合、自己PRはどう書く?
個人店に就業していた場合の正式名称はどう書けばいい?
雇用契約書や給与明細などの書面に記載ある正式名称で記入しましょう。
志望動機でサロン見学について書くべき?
書いた方が効果的といえます。
サロン見学で感じた店舗の魅力について書くと、具体的な内容となり訴求力が高い志望動機となります。
また、サロン見学をしていない応募者との差別化がはかれます。
フリーランス美容師の場合は?
フリーランスの場合は経験値が求められます。
履歴書はプロフィールや経歴を読み手へ簡潔に伝えるため書類として端的にまとめることがポイントです。
詳しい職務内容は、「職務経歴書」も作成して提出するようにするのが基本です。
高校生の場合、自己PRはどう書く?
学生の場合は、未経験からの応募となるため、「自己分析能力」「意欲」の2本立てで構成するようにします。
例文
私は〇〇な人間です。
高校では〇〇部に所属していましたが、その性格から〇〇な経験をしました。
そのときに学んだのは〇〇で、最後には〇〇という成績を残すことができました。
今後は社会人としてこの経験を活かし、仕事にも成果が出せるよう尽力し続けます。
まとめ
美容師の履歴書は基本的なポイントと自分の想いをもとに、丁寧に作成することが大切です。
また、志望動機は具体的な内容を交えて「なぜこのサロンで働きたいのか」を明記することで、採用側に想いが伝わりやすくなります。
今回ご紹介した履歴書の書き方のポイントをしっかりとおさえて、憧れのサロンで働く日を迎えられますように。
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