美容師が病む・うつ病で辞めたいアシスタント|特徴と理由や免許について解説
「美容師の仕事が精神的に辛い…」
「美容師を辞めたいと考えるのは甘えなのか…」
「このままでは病む、美容師辞めて転職したい…」
こんな悩みをひとりで抱えていませんか?
美容師アシスタントでうつ病になったと言うケースは決して少なくありません。
過酷な労働環境に身をおいて、心身ともに搾取される日々を送る状況であれば、誰しも精神的に病んできてしまいます。
この記事でわかること
- うつ病になる美容師・ならない美容師の特徴
- 美容師が病む理由
- 実際に美容師がうつ病になったという声
- うつ病で免許取得できない・取り消される場合
結論から言って、美容師の仕事を無理に続ける必要はありません。
何よりも自分の身を守ることを考えて決断することが最優先です。
いつでも転職はできるので、まずは病む理由やうつ病になりやすい人の傾向を理解しておくことで、うつ病から自分を解放する答えが見つけられるはずです。
美容師辞めてよかったと思える転職を実現したいとお考えの方は>>美容師の退職理由・例文で、美容師アシスタントが辞めるタイミングや伝え方をご紹介していますので、併せてご覧ください。
この記事を書いた人
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メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
うつ病になる美容師・ならない美容師の特徴
まずは、うつ病になりやすい思考や性格とそうでない場合の特徴を比較してみます。
特徴 | うつ病になりやすい特徴 | うつ病になりにくい
真面目 完璧主義 責任感が強い 自分に厳しい 道徳観が強い 気遣いができる | 自分を責めない 柔軟性がある 切替ができる 変化に強い ストレス耐性がある 自分の意見を主張できる |
うつ病になる美容師
規範や秩序を重んじる性格にあたる人は、うつ病になる可能性が高いと言えます。
なぜなら、自分のことを最優先に行動できないパターンに陥りやすいため、精神的負担が多くかかるから。
例
仕事がうまくいかないと、自分を必要以上に責めてしまう
理不尽な環境下でも、周囲の迷惑を考えると辞職する決断に踏み切れず、我慢し続けてしまう
このように勤勉で良心的である長所がある一方で、柔軟性に欠け、挫折に弱いなどの面を持ち、一人で抱え込んでしまう傾向がみられます。
これらの特徴を持つ性質は
「メランコリー親和型性格」といわれるものに該当します。
うつ病にならない美容師
柔軟な考え方や行動力を持ち、自分の意思を尊重できる人は、うつ病になる可能性が低い思考の持ち主。
それは、いざとなったら自分にとって最良の決断を下し、行動に移せるためです。
例
仕事がうまくいかないと、原因と対策にフォーカスし、成長へと繋げる
理不尽な環境下と感じたら、自分にとって有益となる転職先を探す行動へ切り替える
たとえ自分に非があった場合でも、今後に生かせる経験としてふまえる柔軟性を持つ反面、周囲の都合などはあまり考えることがないため、見切りをつけるのも早く行動力があります。
美容師が病む理由
美容師の多くが精神的に追い詰められ、しまいには病んでしまうという理由は、以下の内容からと考えられます。
- 上下関係が厳しい
- アシスタントの下積み期間がキツイ
- ブラックな労働環境
>>美容師が辞める理由ランキング5選でも人間関係で悩み、転職する美容師の方が圧倒的に高いということがわかっています。
上下関係が厳しい
美容業界では、縦社会が主流。
理由は、先輩スタイリストから技術を学ぶ必要があるため、一般的な職場よりも体育会系気質になりがちとされています。
そのため、職場での人間関係に悩む美容師は多く、退職理由としても圧倒的に挙げられています。
上司からの高圧的な指導の中で、思うように働けずに悩むアシスタントが多いのではないでしょうか。
アシスタントの下積み期間がキツイ
美容師のアシスタント期間の平均は1〜3年程。
開店前の雑務や閉店後の練習などで、拘束時間が長く給与は低いといった状況下が辛い時期。
「何のために一生懸命耐えながら働いているんだろう」という虚無感に襲われ、うつが発症しやすい状態に陥ります。
また、スキルアップ体制が整っていなかったり、
仕事を教えてもらえない職場など、本人には原因なくともアシスタント期間がより長くなってしまい
「焦り」から精神的負担も原因となるでしょう。
ブラックな労働環境
美容師が働く業界では、
就業時間が長く、休みが少ない労働環境であるサロンがまだまだ多く存在しています。
接客業であることから精神的疲労と、肉体的疲労が重なることで、
自律神経が乱れメンタルバランスを崩してしまいやすいと考えられます。
美容師はやめとけ?終わってる!などとネット上で言われている理由について詳しく解説した
>>美容師の残業代がでない!労働環境の改善や勤務時間もご覧ください。
実際に美容師がうつ病になったという声
前述のとおり、劣悪な環境下で働いている美容師の方、それによって病を引き起こしている方は少なくありません。
実際に、美容師になってからうつ病を患ったという声をご覧ください。
美容師を続けるか否かの葛藤
専門時代からうつ病で悩まされ、卒業後すぐ就職しましたが3か月で辞めました。
1年ほど休み、他の美容室に就職して1年経つところで、病気が悪化。
自殺未遂をして、病院から診断書を出され、1か月休むことになりました。
しかし、保険料を会社が負担する関係で、来月から働くか辞めるか決めるよう言われました。
アシスタントは仕事中に技術を覚えるのではなく仕事終わりに練習するのが当たり前。
それが苦痛に思えてきてしまい、やりたくないと思う反面、高い授業料を払ってもらってやっと卒業して資格を取ったのに親を裏切るのはどうなのかと葛藤しています。
ただの甘えなのはわかってます。
こんなに周りが理解があるのに 動けない自分が情けなく
なぜこんなに弱いのだろうと、いつも自分を攻め続けてしまいます。
引用元:Yahoo知恵袋
焦りからくる苦しみ
うつ病で通院中の24歳美容師(アシスタント)です。
以前勤めていたサロンの勤務内容、人間関係からうつ病を患いました。
その後退職し1年間心療内科に通院、投薬治療を続け身体がいうことをきくようになり気持ちも前向きになっていったので知人の息子さんが新しく始めたサロンに勤務するようになりました。
少しずつ減薬しながら通院を終え、完治したものだと思っていた矢先に、以前と同じ症状が出始め再び通院しています。
自己分析的な原因としては1年のブランク、専門学校の同期が次々スタイリストになっていってる事への焦り、仲の良かった友人達の結婚出産などとにかく焦燥感、劣等感、もともと自尊心の低い人間なので些細なことでも自分を責めて何て駄目な人間なんだろうと感じでしまいがちな傾向のせいかと思います。
オーナーは現状しんどい日は無理せずに休んで良いよと言ってくれるのですがお給料をいただいてる身としてはとても申し訳ないです。
まともに働けてもいないのにお金をもらっていてとても後ろめたい気がします。
家族はおそらく前回と同じか、それよりも軽症だと思っているようでたまに心ない言葉を浴びせられます。 勤務先、家族両方に自傷行為の件を話すべきかどうかとても悩んでいます。
同じようにうつ病、自傷行為で悩んでおられる方、または経験者の方はどのように乗り越えましたか?
身近な人に打ち明けましたか?
引用元:Yahoo知恵袋
辞め方や伝え方がわからない
美容師になって2か月目のアシスタントですが美容師を辞めたいです。
1か月経った頃から不安障害のようなものを感じ、それでも美容師を頑張りたいと思って続けていたのですが、精神的に限界を感じて早めに病院に行くと適応障害と診断され、自分がHSPだということも知りました。
同期が居なくて周りが先輩しか居らず、ずっと気を張っているから適応障害になったんだと思います。
そして、辞めたいと思いながら営業や練習をやるのは失礼だし申し訳ないと思うので、もう辞めたいとおもったのですが、職場の皆はいい人達だし練習もちゃんと見てくれる上に、人手不足なのもあってとても辞めたいと言いづらいです。
正直に話せば辞めさせていただけるでしょうか?
また、礼儀に厳しい所なのでどう伝えればいいか分からないので教えてください。
引用元:Yahoo知恵袋
辞め方や伝え方について詳しくは
>>美容師が辞める理由を参考にご覧ください。
うつ病で免許取得できない・取り消される場合
美容師法では、うつ病など、病気を理由に美容師の業務を適切にできない場合、以下を命じられる可能性があります。
- 免許が付与されない
- 免許の取り消し
- 業務停止
2美容師免許
美容師免許は、高等学校を卒業した後、都道府県知事の指定した美容師養成施設で昼間課程2年、夜間課程2年、通信課程3年以上(修得者課程においては、昼間・夜間課程で1年、通信課程で1年半以上)にわたり必要な学科・実習を修了した後、美容師試験に合格した者が申請することにより与えられる。
美容師が精神の機能の障害により美容師の業務を適正に行うに当たって必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者であるときは免許を与えなかったり取り消したりすることがある。
また、伝染性の疾病にかかり就業が適切でないときは業務停止を命ずることがある。引用元:厚生労働省
ただし、医師による診断書の提出内容によっては回避することもできます。
引用元:理容師美容師試験研修センター
引用元:理容師美容師試験研修センター
まとめ
美容師がうつ病になる理由や、うつになりやすい人の特徴について解説しました。
うつ病で美容師を辞めたい時にどうすべきか迷っている方は非常に多くいらっしゃいます。
払いきれない葛藤もあるでしょう。
それでも、自分の気持ちをいちばん大切にしてあげてください。
辞めることは決して悪いことではありません。
新たな一歩を踏み出すことで、 自分らしい生き方に出会え、病と決別できる日がきっとくるはずです。
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