美容師免許なしできること|美容師免許がないとできないことはシャンプー資格
「美容師免許なしでシャンプーやカラー補助はできる?」
「サロンで美容師免許なしで働くことは可能なの?」
「アシスタントでも美容師免許って絶対必要?」
このような疑問を抱えている方へ、
「美容師免許がないとできないこと」について以下の内容を解説していきます。
- 美容師免許がなくてもできること
- 美容師免許がないとできないこと
- 無免許で美容師として働くと業務停止になる
結論、美容師免許なしでカットやカラーなどの施術に関わることはできません。
なぜなら、美容師免許なしで施術することは違法だからです。
ただし、美容師免許なしでも美容室で働くことはできます。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師免許なくてもできること5つ
美容師免許を持ってない場合でも、美容室やサロンで働くことはできます。
その場合に担当できる業務は、主に以下の内容です。
免許がなくてもできること
- 接客・電話対応
- 受付・会計管理
- 予約・商品管理
- 道具の準備
- 清掃・洗浄
これらの業務内容は、サロンにおいての
「アシスタント」や「レセプション(受付)」としての役割に配分されているケースがほとんどです。
>>美容師アシスタント資格なし・美容師免許必要?美容室アルバイトでできる仕事
接客・電話対応
まず、美容師免許を持たずに美容室やサロンで働く場合にできる仕事として「接客・電話対応」が挙げられます。
「接客・電話対応」は、お店の顔となる重要な役割と言えるでしょう。
なぜなら、サロンにかかってくる電話対応は、お客様とのファーストコンタクトとなるケースがほとんどだからです。
また、接客といっても、その範囲は以下のように多岐に渡ります。
- お客様のお迎え・お見送り
- ご案内
- カウンセリング・アンケート
- お茶やお菓子の提供
- 店頭商品の販売
施術以外で、サロンに来店された際のお客様対応全般を任される場合も。
受付・会計管理
次に、挙げられるのは「受付・会計管理」です。
「受付・会計管理」はミスがあってはならない作業です。
なぜなら、お店の売上に直接関わり、お客様からお金を受け取る重要な業務だからです。
また、お客さまを待たすこともできないので、
正確さとスピード感をもって処理することが求められます。
慣れるまで件数をこなすことが必要となるでしょう。
>>美容室のレセプションきつい?
では、美容室における受付対応専任の業務内容などについて詳しくご紹介しています。
予約・商品管理
続いて、免許なしでできる仕事は「予約管理・商品管理」です。
「予約管理・商品管理」では、お客様からの電話・ネット予約や、お店で取扱う商品在庫と発注管理を行う仕事です。
それは、お店にとってなくてはならない必要不可欠な業務。
予約管理や商品管理がうまくできていないと、サロン運営や施術に滞りが生じ、お客さまにも迷惑をかけてしまうことにまで発展します。
わからないことに対しては確認を怠らず、慎重に進めなければなりません。
道具の準備
サロンによっては「道具の準備」の対応を求められることもあります。
「道具の準備」では、スタイリスト美容師がお客さまへスムーズに施術を進めるためにサポートする役割であったり、開店前や閉店後の準備として行うなどの作業がメインとなります。
それは、通常アシスタント業務として必要とされている仕事だからです。
見習い期間である美容師が対応するサロンがほとんどで、人手不足のお店であれば「アシスタント要員」として求人しているケースもあるでしょう。
清掃・洗浄
さいごに挙げられるのは「清掃・洗浄」の仕事です。
「清掃・洗浄」では、主に店内清掃や備品などの洗浄が必要となります。
それは、サロン経営において衛生面を保つことが求められるからです。
店内の床に落ちた髪や鏡の汚れ、トイレ掃除や、施術に必要となる備品などがたくさんあり、タオルの洗濯や畳む作業だけでも大量となる場合があるでしょう。
水を扱うことが多くなるほど、手荒れに悩むケースも多いため、まめなケアをすることも大切です。
美容師免許がないとできないことは施術全般
美容師免許がないとできないことは、美容室で行う「施術全般」です。
具体的には以下の内容が挙げられます。
免許がないとできないこと
- カット
- カラー
- パーマ
- 縮毛矯正
- シャンプー
- トリートメント
- スタイリング
- メイク
- 着付け
- まつ毛パーマ
- まつ毛エクステンション
美容室での仕事には、大きく分けて2つ。
1つは、お客さまに美容の施術を行う作業。
もう1つは、それ以外に発生する付随業務です。
なぜなら前者は、美容師免許を保持する美容師にしか出来ないこととして「美容師法」で定められています。
美容師法による「美容師」の定義
(目的)
第一条 この法律は、美容師の資格を定めるとともに、美容の業務が適正に行われるように規律し、もつて公衆衛生の向上に資することを目的とする。
(定義)
第二条 この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。
2 この法律で「美容師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて美容を業とする者をいう。
3 この法律で「美容所」とは、美容の業を行うために設けられた施設をいう。
参考元:厚生労働省「美容師法」
このように美容師法では、美容師の定義として国により既定されています。
美容師とは「美容を業とする者」として、国家試験を受け免許取得が必要とされている職業です。
それは、衛生上適切な処置や環境を保障するために必要不可欠とされているからです。
よって、美容師免許を持たない場合には、お客さまに対して対価を得るための美容を施すことはできないということです。
無免許美容師は保健所への摘発で業務停止
無免許で、理容又は美容の仕事をした場合は「無免許営業」となります。
保健所への摘発によって業務停止になるなどの罰則が与えられます。
>>美容師になるための免許・資格を徹底解説
では、美容師免許・資格を取得するまでの流れなどについて詳しく解説しています。
「美容師免許がないとできないこと」に関するFAQ
「美容師免許がないとできないこと」に関してよくある質問5つをまとめました。
- 美容師免許が無免許だとバレる?
- 美容師免許なしでドライヤーはできる?
- アイリストに美容師免許が必要とされるのはなぜ?
- 美容師免許は最短何年で取れる?
- 美容師免許なしでヘッドスパの資格は取れる?
美容師免許が無免許だとバレる?
バレる可能性もあります。
それは、保健所へ摘発されると「美容師法違反」として業務停止処分などを受けることになるからです。
例えば、人間関係のもつれからくる内部通告などがあります。
美容師免許なしでドライヤーはできる?
できません。
ドライヤーは美容行為に準ずる業です。
よって美容師免許保持者でなければできない行為とされています。 無免許ではお客さまに触れることが出来ません。
アイリストに美容師免許が必要とされるのはなぜ?
まつ毛に関する仕事は「美容」に位置付けられているためです。
なぜなら、国が定めている美容の定義は「首から上の容姿をきれいにすること」だから。
よって美容師免許を持っていないと施術ができないということになります。
美容師免許は最短何年で取れる?
最短で2年1か月とされています。
美容師資格取得の最短ルート
・美容学校在学中2月に実技試験
・3月に筆記試験を受験
・3月末に合格発表
美容師免許ないのにヘッドスパの資格は取れる?
「ドライヘッドスパ」では美容師免許は必要ありません。
専門的な知識と技術を身につければ誰でも施術が可能です。
ヘッドスパの資格について詳しく解説している下記の記事を参考にご覧ください。
>>ヘッドスパ 資格・ドライヘッドスパの資格は必要?
まとめ
今回は、「美容師免許がないとできないこと」について解説してきました。
美容師免許なしで施術することは違法と国で定められており、お客様への施術以外の業務においては免許なしでも対応が可能ということでした。
美容師免許がない、未経験や無資格の方でも、サロンバイトでアシスタントやレセプションから始めてみるのはいかがでしょうか。
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