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美容師確定申告|フリーランス・個人事業主の経費や白色・青色申告のやり方

美容師確定申告|フリーランス・個人事業主の経費や白色・青色申告のやり方

「フリーランス美容師の確定申告は青色と白色どちらがいい?」
「美容師の業務委託で帳簿の書き方が知りたい!」
「美容室の経費で落とせる項目は?」

このような疑問をお持ちの方に向けて「フリーランス美容師の確定申告」について以下の内容を解説します。

  • 確定申告の流れ
  • 用意すべきもの
  • 白色・青色の違いと書き方
  • 経費になるもの・ならないものの例
  • フリーランス美容師の確定申告に関するFAQ

結論から言って、フリーランス美容師には「青色申告」をお薦めします。

理由は、最大で65万円の特別控除が受けられるから。

美容師やヘアメイクでフリーランス・個人事業主の場合は確定申告が必要となり、面貸しや業務委託、独立して開業する場合もすべて同様です。

ただ、申告する種類によってそれぞれに違いがあるため、特徴ややり方について詳しくみていきましょう。

編集者yuki
申告漏れがあると、罰金や税金を多く支払うことになる可能性も。納税はしっかりと、忘れずに!
編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

フリーランス美容師は青色申告がおすすめ

フリーランス美容師は青色申告がおすすめ

青色申告をオススメする最大のメリットは「節税効果が大きい」という点です。

なぜなら、「青色申告特別控除」が適用されて、所得金額から最大65万円(55万円)、又は10万円が控除されるため所得税の支払い額が少なくすむからです。

控除の種類条件
65万円控除①不動産所得・事業所得どちらかがある
②複式簿記で記帳
③貸借対照表・損益計算書を確定申告書に添付
④期限内の提出
⑤e-Taxまたは電子帳簿保存で申告
55万円控除①〜④を満たしている
10万円控除上記条件を満たさない青色申告者
編集者yuki
青色申告では、過去3年間赤字を繰り越した場合、翌年黒字でも納税額が少なくなることもメリットと言えます。

一方で、白色申告には特別控除がありません。

その分、青色申告に比べて手続きが簡素化されている利点があるといえます。

参考:国税庁「青色申告特別控除」

青色・白色の違いと書き方

青色・白色の違いと書き方

確定申告には「青色申告」と「白色申告」があります。

ここではそれぞれの違いとして、メリット・デメリットとみられる特徴をご紹介していきます。

また、それぞれの申告書の書き方についても確認していきましょう。

青色申告の特徴・書き方

青色申告の特徴は以下の内容です。

メリットデメリット
最大で65万円(又は55万円)の特別控除が受けられる
赤字が翌年以後3年間繰り越せる
条件付きで家族への給料を経費にできる
家賃や電気代なども経費になる
30万円未満の固定資産が全額経費になる
白色申告より記帳が複雑
開業届の提出が必要
青色申告承認申請書の提出が必要

>>青色申告承認申請書の書き方はこちら

フリーランス美容師の場合、開業日によって青色申告承認申請書の提出期限が変わります
開業日が1月1日〜15日:3月15日まで
上記以外:開業日から2か月以内

事前にフリーランス美容師としての開業届出さないと「青色申告」ができません。

青色申告に必要な書類は、主に以下の3つです。

必要書類

  • 確定申告書
  • 青色申告決算書
  • 各種控除などの添付書類

青色申告決算書の書き方

青色申告

参考:国税庁「青色申告決算書の書き方」

編集者yuki
余裕を持って申告前に仕分けしておくようにしましょう。

白色申告の特徴・書き方

白色申告の特徴は以下のとおりです。

メリットデメリット
手続きがシンプルで簡単特別控除がない
赤字の繰り越しができない

白色申告に必要な書類は、主に以下の3つです。

必要書類

  • 収支内訳書(一般用)
  • 確定申告書
  • 各種控除などの添付書類

収支内訳書の書き方

参考:国税庁「収支内訳書の書き方」

確定申告の流れ

確定申告の流れ

確定申告の手順・流れは次のようになっています。

確定申告の流れ

  1. 必要な書類を準備
  2. 帳簿を整理
  3. 確定申告書類を作成
  4. 確定申告書などを提出
  5. 納税するor還付を受ける

参考:国税庁 確定申告書等作成コーナー

確定申告の受付期間は、2月16日〜3月15日

用意するもの

確定申告する際に必要なものは以下のとおりです。

提出書類確定申告書
収支内訳書/青色申告決算書
必要に応じて提出医療費控除の明細書
社会保険料控除証明書
寄附金受領証明書
申告書作成に用意はんこ(e-Taxでは不要)
口座情報帳簿
領収書・レシート
提出時に用意マイナンバーカード
ICカードリーダーライターorスマホ(e-Taxの場合)

マイナンバーカードがない場合は?
マイナンバー通知カードまたは、マイナンバーが掲載されている住民票の写しなどでもOK

e-Taxがオススメ

画像:国税庁

e-Taxとは
自宅からでもインターネットで申請できる国税電子申告・納税システム

おすすめポイント!

  • スマホやパソコン、タブレットでも申請できる便利さ!
  • 還付金受け取り期間が早い!
  • 青色申告控除額が最大10万円UP!

YouTube「国税庁動画チャンネル」でも申告書作成・送信方法などが手軽に学べます。

>>e-Taxの利用方法について
>>マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン

マイナンバーカードを用意してさっそくチャレンジしてみましょう

経費になるもの・ならないものの例

経費になるもの・ならないものの例

フリーランス美容師だと、仕事に必要なものを購入した場合、「必要経費」として計上することができます。

例えば、社員時代に自腹で買っていたシザーやコーム、講習会の参加費や交通費などを経費で落とすことが可能に。

経費の判断基準とは
事業者や法人が事業を営むために支出したお金であること

節税対策として知っておきたい経費で落とせるもの、落とせないものをご紹介します。

フリーランス美容師におすすめ!帳簿管理アプリをご紹介している下記の記事も参考にしてみてください。
>>美容師・個人事業主の税金|フリーランスのメリット・デメリットやインボイス制度

経費になるもの

勘定科目具体例
消耗品費ハサミ
コーム
タオル
ゴム手袋
薬剤
シャンプー
ヘアケアアイテム
エプロンなどの作業着
固定資産/減価償却
椅子
テーブル
シャンプー台
(※10万円以上が対象)
新聞図書費参考書籍
電子書籍
雑誌
水道光熱費水道費
光熱費
地代家賃テナント料
シェアサロンなどの利用料
家事按分自宅でサロン業
スマートフォンの利用料
営業車
交通費交通費
ガソリン代
会議費スタッフとのミーティング
研修費セミナー
講習会
競合サロンの美容院代
接待交際費取引先との飲食代
宣伝広告費ホームページ作成費
ネット広告費
チラシ

消耗品費

値段が10万円未満、もしくは使用可能期間が1年未満のもの

固定資産

1年以上の長期間にわたって使用・保有する資産のこと
原則として10万円以上の取得金額であるものが対象

減価償却

  • 10万円以上20万円未満:一括償却資産又は少額減価償却資産又は固定資産
  • 20万円以上30万円未満:少額減価償却資産又は固定資産
  • 30万円以上:固定資産のみ

家事按分

仕事で使用するスペースの割合を自ら算出し経費計上が可能

例①:100㎡の自宅のうち20㎡をサロンとして開業の場合、家賃の2割を経費計上
例②:仕事とプライベート半々でスマホ利用の場合、使用料の5割を経費計上

経費にならないもの

確定申告の際に「経費」として認められないものの例は以下のとおりです。

編集者yuki
基準としては、プライベートと見分けがつかないもの。
  • 事業主個人に対する給与
  • 親族に対する給与や家賃
  • 服やアクセサリーなど普段も着用するもの
  • 仕事以外の外出で使った交通費
  • プライベートな飲食代
  • 事業主個人の健康診断費
  • ジムの月額料
  • 住宅ローンの元金・借入金

また、美容師で個人事業主収入やフリーランスの年収について紹介している
>>美容師・個人事業主の税金|フリーランスのメリット・デメリットも参考にご覧ください。

美容師の確定申に関するFAQ

美容師の確定申に関するFAQ

ここで、「フリーランス美容師の確定申告」に関するよくある質問をご紹介します。

  • 確定申告を忘れた場合は?
  • 美容室で個人事業主の経費の割合は?
  • 美容業における経費の割合は?
  • フリーランスの美容師は何所得になる?

確定申告を忘れた場合は?

「期限後申告」として取り扱う申告が可能です。

参考:国税庁「確定申告を忘れたとき」

所得税の確定申告期間
:2月16日〜3月15日
消費税の確定申告期間
:2月16日〜4月1日

美容室で個人事業主の経費の割合は?

オーナー収入の目安、売上に対して20〜55%程度です。

それは美容室の規模などによって異なります。

美容業における経費の割合は?

適正な経費率は30〜40%前後です。

リース代や材料費、光熱費、通信費などの固定費や、在籍するスタッフの人件費によって大きく左右されます。

フリーランス美容師は何所得になる?

フリーランス美容師の所得区分は「事業所得」に該当します。

継続して収入を得る美容師業の場合、事業所得で確定申告をすることになるためです。

まとめ

今回は、「フリーランス美容師の確定申告」について解説しました。

結論、フリーランス美容師には「青色申告」がオススメ。

それは、最大で65万円の特別控除が受けられるという理由から。

一方で、白色申告は手続きが簡略化されている利点もあるため、どちらが自分にとっていいのか検討し、準備を始めましょう。

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