美容師の自己PR例文|美容師の履歴書の書き方やアピールポイントの見つけ方
「新卒で美容師の面接を受ける際の自己アピールはなんて答えるべき?」
「合格率をアップさせる自己PRの書き方や例文が知りたい」
「履歴書で自分の強みを笑顔って書くのはNG?」
このような悩みをお持ちの美容専門学校・新卒採用学生の方に向けて
「美容師志望の履歴書・面接での自己PR対策や例文」について下記の内容を解説します。
- 履歴書・面接ごとの自己PR書き方のコツと例文
- 自己PRのNG例
- 自分の強み・アピールポイントの見つけ方
- サロンが採用したい人・履歴書の特徴
結論、美容師を志望する際の自己PRでは「仕事に反映できる強み」をうまく伝えられればOKです。
それは、採用する側のサロンでは「お店に貢献してくれる人材」を求めているから。
そのそも自己PRの目的は、自己分析がしっかりとできているかを確認するためです。
また、人柄や熱意があるか判断する基準ともなります。
これからご紹介していく自己PRの例文を参考に、自分の強みを最大限にうまくアピールするコツを掴みましょう!
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
【履歴書の自己PR】書き方のコツ・例文
まず最初に、就職活動で必要となる履歴書での「自己 PRの書き方」について、以下の内容で順にご紹介します。
- 履歴書の基本ルール
- 書き方のコツ
- 自己PRの例文
>>美容師の職務経歴書の書き方
こちらの記事では、転職するアシスタントへ向けて、履歴書テンプレートのダウンロードや見本をご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
履歴書の基本ルール
履歴書作成時の基本ルールとして、ひとまず以下の項目をチェックしておきましょう。
履歴書の基本ルール
- 手書きの場合は黒色のペン・ボールペンを使用
- 読みやすい字・端的な内容で書き記す
- 自分に合う履歴書フォーマット(テンプレート)を選ぶ
- 応募企業向けの具体的な内容にする
- 誤字・脱字・略字はNG
- 空欄はNG→「特になし」と記載する
>>美容師の履歴書の書き方と例文
こちらの記事では、さらに詳しい履歴書の書き方や、志望動機、証明写真について解説しています。
自己PRで書き方のコツは自己分析・PREP法
自己PRを作成する際のコツは「自己分析を徹底して行うこと」と「PREP法で作ること」です。
なぜなら、サロン選考においては、自分の強み・弱みをきちんと自己分析したうえで、客観的に伝えられる能力が重要とされるから。
また、相手に理解されやすい簡潔な文章で作る必要があるためです。
自己分析
具体的な自己分析の方法は、感情面にスポットを当てて、その気持ちや考え方の裏づけ作業をしてみることです。
自己分析のやり方
- テーマを決める
- テーマに関する経験場面を挙げる
- エピソードの言語化
- 気持ちや考え方の裏づけ
- いくつか繰り返し、共有点をまとめる
- 出した答えが自分の価値観・思考
自己分析するテーマの例
- 印象に残っていること
- うれしかったこと
- 大変だったこと
- 頑張ったこと
- 失敗したこと
- 成功したこと
- 挫折したこと
- 継続していること
- 学んだこと
- 人間関係
PREP法
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:結論
上記の手順で書くPREP法では、「結論をはじめに置き、根拠・具体例となるエピソードを書いて、最後に意欲を伝える」といった伝え方を用います。
あらゆるシーンで活用されるこの手法は、ビジネスや就職活動においても有効とされています。
理由は、誰でも簡潔に説明できて、相手に伝わりやすい構成だからです。
例文
結論:私の強みは、〇〇です。
理由:それは、過去に〇〇をきっかけに、〇〇という成果を出せた経験があるからです。
具体例:この問題を解決させるために〇〇をして、その結果〇〇を学びました。
結論:御社でも〇〇を生かし、貢献できると考えています。
また、作成する時間がない方には、就活に役立つ「志望動機作成ツール5選」などを紹介している、こちらの記事もおすすめです。
>>美容師の志望動機・例文|履歴書の書き方や面接でも使える志望動機作成ツールを紹介!
自己PRの例文
これまでのポイントをふまえながら、新卒採用での自己PRの例文をご紹介します。
例文①:主体性が強み
私の強みは、課題を見つけ解決に向けて行動する主体性です。
高校生活での3年間はテニス部に所属し、試合に出場することができず、はじめの1年は挫折の日々でした。
一方で、毎回試合に出場できている同級生から学び、自己分析をするようになってから、自身の課題を見出す力と、それを解決するための計画力を身に付けることができた結果、全国大会出場を実現できました。
このような取り組みは、仕事にも役立てることができると考えています。
御社に入社後は自身の主体性を活かし、先輩方にならって新規顧客開拓や利益向上に貢献していけるよう最善を尽くします。
例文②:人とのコミュニケーションが得意
私は、人とコミュニケーションを取ること、意思疎通をとても大切にしています。
その背景には、学生時代、友人の相談に乗る場面が多くありました。
相手の話をじっくり聞いて、共感してほしい・解決案が欲しいなど、潜在意識に寄り添った対応をすることで相手の表情が明るくなることがうれしく、印象的でした。
これから美容師として仕事をしていくうえでも、お客様に寄り添い、心から喜んでいただける接客・サービスを提供できるよう取り組んで参りたいと考えています。
スタイリスト・アシスタントの自己PRについて例文など詳しい書き方は、こちらの記事を参考にご活用ください。>>美容師プロフィール例
【面接での自己PR】伝え方のコツ・例文
次に、書類選考後の面接で話す内容について触れていきたいと思います。
主に、以下の内容を順番に解説していきます。
- 自己PRで伝え方のコツ
- 自己PRの例
自己PRで伝え方のコツは時間内で話す事前準備
面接の際に自己PRをうまく伝えるためのコツとしては、指定された時間内に簡潔な内容を話す事前準備。
なぜなら、面接では、限られた時間で自分を売り込む必要があるからです。
自己PRで伝えるべき内容に関しては、前述でご紹介した例文と変わりはありません。
実際に話す練習もしておいた方が、本番に緊張で話す内容がとぶリスクも回避できるはず。
例えば、下記のように「自己PRのトークスクリプト」を作って対策しておくと効果的です。
話す時間の目安
- 1分(250文字)
- 3分(750文字)
- 5分(1250文字)
「自己PR」は、自分を採用するメリットを会社へ伝えるためのもの。
そのため、自己PRの評価基準が「求める人物像」となり、企業情報やサロンの雰囲気やコンセプトなど、事前にリサーチしておく必要があります。
自己PRの例
前述では、履歴書や職務経歴書に記載する例文をお伝えしました。
ここでは、面接の際に口頭で伝える場合の「自己PR」を例として挙げてみますので参考にご覧ください。
例①:「お客様目線での接客スキル」(1分・260文字)
在学中は〇〇のアルバイトをして、常にお客様の視点を意識した接客を心がけてきました。
というのも、お店へのクレーム対応を受ける機会が何度かあり、その原因と解決策について深く追求する経験ができたからです。
お客様の声によく耳を傾け、真摯な対応を尽くし、現場で共有し、改善へと導く過程の積み重ねで、口コミ評価が以前と比較して高評価へとつながりました。
その結果、職場の上司に評価され、最終的にアルバイトリーダーを任せてもらうことができました。
貴社でも利益向上への貢献に努めたいと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
例②:「コンテスト受賞履歴あり」(3分・670文字)
私はこれまで、向上心と行動力を強みとして学業に励んできました。
美容学校では〇〇を専攻し、在学中に〇〇コンテストでの受賞経験があります。
入学当初は慣れない用語や、専門的技術に苦戦し、手先も器用とは言えないタイプでした。
周囲のレベルが高かったのもあって、その刺激を受けてから意欲向上までに時間はかかりませんでした。
まずは得意な分野を伸ばすことから着手していくごとに、苦手意識を持っていた分野にも抵抗がなくなっていく感覚を覚えたことも印象深いです。
また、真剣に向き合っている姿を見てくれている周りの協力もあって、〇〇コンテストへ出場することができ、成功体験を得るまでに至れました。
向上心と行動力さえあれば、できないことができるようになるまでのプロセスを計画し、実行に移すことで目標を達成できるという体感を得て、今後はプロとして活躍できるようにスキルアップを目指していきたいと考えています。
御社での〇〇や〇〇という取り組みに感銘を受けたのも、そういった経験があったからこそです。
何度かこちらで施術を受けさせていただいた際にも、技術の高さはもちろん、心地良い空間や接客サービスの提供に力を入れている部分に惹かれました。
自分のそういったプロとしてのサービスをお客様へ提供できる美容師になりたいと決意したのを覚えています。
就職後も向上心と行動力を忘れることなく、いつでも前向きな姿勢でさまざまなことに取り組んでいけるよう、また会社の発展に貢献できるメンバーの一員になれるよう精一杯励んでいきたいと考えておりますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
>>美容師面接の服装
では、サロン面接の私服・スーツ・髪型・ネイルと自己紹介例文について解説しています。
自己PRのNG例
続いて、自己PRにおいての避けるべき「NG例」も確認しておきましょう。
自己PRのNG例
- 根拠がない
- アピールポイントが多い
- サロンのコンセプトとマッチしていない
根拠がない
自分の強みやアピールできる部分だけ書いて、「根拠」が書かれていないと、採用側には刺さりません。
なぜなら、説得力がないから。
相手の注意や興味を引かないことには、自己PRの意味を成さないと言えます。
アピールポイントが多い
自分の強みやアピールできることをたくさん書いても効果的ではありません。
それは、雑多な印象でまとまりがなく、全体的に薄い内容に感じやすいためです。
ボリュームではなく、質の良い簡潔な内容を心がけて作成します。
>>文字数カウントで文字数のチェックができます。
サロンのコンセプトとマッチしていない
サロンのコンセプトとマッチしていない内容の自己PRは望ましくないと言えます。
理由は、志望する企業やサロンの「適正」を重視されるからです。
自己分析結果と志望先の理念やイメージを照らし合わせて、マッチする要素を全面に打ち出していきましょう。
自分の強み・アピールポイントの見つけ方「SWOT分析」
ここでは、自分の強みやアピールポイントの見つけ方に使える「SWOT分析」という方法をご紹介します。
これは就活をする個人にも役立ちます。
SWOT(スウォット)とは、以下4つの要素から分析する方法であり、それぞれの頭文字を取った名称です。
- 強み(Strength):自分の得意分野・長所
- 弱み(Weakness):自分の苦手なこと・短所
- 機会(Opportunity):市場において自分にとってのメリット
- 脅威(Threat):市場において自分にとってのデメリット
それぞれの項目で書き出した要素をまとめ、企業と自分がマッチしているか見極め、うまくプレゼンすることができるでしょう。
サロンが採用したい人・履歴書の特徴
最後に、「サロンが採用したい人・履歴書の特徴」を見ていきましょう。
採用する企業側は、何を求めているのか知っておく必要があります。
なぜなら、相手のニーズに応えることで採用率アップが図れるから。
具体的な内容は以下のとおりです。
採用したいと思われる人の特徴
- サロンに貢献できる内容が明確に書いてある
- 具体的なキャリアビジョンの提示
- 素直な人間性
サロンに貢献できる内容が明確に書いてある
就職した場合に、どういった点でお店の売上や企業の発展に貢献できるのか、を明確に書き記すことがポイントです。
それは、やる気があること、自己分析がしっかりとできている、といったアピールにもつながります。
例えば、以下の内容のように「自分を採用したらこんなメリットがある」といった相手にとっての利点を明示するようにします。
- 笑顔で丁寧な接客を提供する
- 向上心と行動力でスキルアップ
- ビジネスマナーと責任感ある対応能力
具体的なキャリアビジョンの提示
自分が将来どういった働き方をしたいのか、どんな美容師になりたいかを具体的に伝えるようにましょう。
なぜなら、「目標を持って取り組める」といった点をアピールすることで、本気度が伝わり、すぐに辞めてしまいそう、などの印象を払拭できるからです。
また、重要なポイントは、そのサロンで実現できる内容なのかです。
「うちでは実現するのが難しいな..」と思われないためにも、企業のコンセプトや教育体制などと擦り合わせておく必要があります。
素直な人間性
最終的な判断は、その人の「人間性」であるケースがほとんどではないでしょうか。
それは、採用する側も人間であるから当然とも言えます。
加えて、今後ともに働く仲間として迎え入れるからこそ、人の話を素直に聞ける素質が必要。
接客面やスタッフとの人間関係の構築、自身の能力向上においても欠かせない要素です。
履歴書の内容や面接でも、偽りなく、率直な想いを伝えることがポイントとなります。
まとめ
今回は「美容師志望の履歴書・面接での自己PR対策や例文」について解説しました。
自己PRは、採用の際に重要視される項目といえます。
なぜなら自己PRの目的は、働きたいと思う美容室やサロンに「自分を売り込むこと」だからです。
ポイントは、自己分析がしっかりとできていること。
相手に熱意が伝わる丁寧な内容を心がけて作成しましょう。
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