ホットペッパービューティーを使わない方がいい?やめたメリット・デメリット

「ホットペッパービューティーはやめたほうがいい…?」
そんな声を美容業界でよく耳にするようになりました。
集客に強い一方で、毎月の掲載料や価格競争、顧客の定着率の低さに悩むサロンオーナーは少なくないからです。
実際、ホットペッパーをやめた店舗が「利益率が上がった」「理想のお客様が増えた」と語る例も増えてきています。
とはいえ、やめることで失うものがあるのも事実。
下手に判断すると「集客が激減した」「新規の問い合わせが止まった」といったリスクも。
この記事では、ホットペッパービューティーをやめた場合の【メリット・デメリット】を徹底的に比較し、どんなサロンがやめるべきで、どんなサロンは使い続けるべきかを具体的に解説します。

「いつかやめたいけど、不安で踏み切れない」そんな方こそ、後悔しない判断の材料としてぜひ最後までご覧ください。
ホットペッパービューティーをやめた美容室が感じたメリット


国内最大級のユーザー数と掲載店舗を誇るHOT PEPPER Beauty(ホットペッパービューティー)。
まず、掲載するのかやめるのか判断するうえでは、メリット・デメリットにどういった点が考えられるのかを比較するところから始まります。
実際にホットペッパービューティーへの掲載をやめたサロンが感じているメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
経費削減 価格勝負からの脱却 顧客の質向上とリピート率の上昇 | 短期的に新規集客は落ちる可能性あり 不安感や不信感 予約の仕組み・導線整備が必須 |
コストを最小限に抑えながら、サロンの強みを最大限にして経営状態を安定させるきっかけになることがメリットです。
経費削減:広告費の圧縮による利益改善
ホットペッパービューティーへの掲載をやめたことで、そのぶんコストがかからなくなるという点が大きなメリットとなります。
これは月々の支払い掲載料や、予約時の売上から引かれる手数料などから解放されるためです。
例えば、月10万円以上の固定費が削減できた実例も。
売上のためではなく「利益のための集客」に転換できるようになるのもメリットですね。
最安値の掲載料金や口コミについては、>>ホットペッパービューティーの無料掲載プランをご覧ください。
価格勝負からの脱却:本来の価値で勝負できる
クーポンを使わない集客に切り替えることで単価維持が可能になります。
ホットペッパービューティーを使わないという選択肢によって、本来の価値で勝負できるロードマップを築き上げることが実現できるからです。
例えば、SNSやLINE、Googleマップなど、無料で発信できるツールが豊富な時代です。公式サイトを見直して予約導線を整えるのも良いでしょう。
こういった価格勝負からの脱却することで自社の強みやコンセプトを発信しやすくなります。
ホットペッパービューティーから新規については>>美容院の初回荒らしの対策で解説しています。
顧客の質向上とリピート率の上昇
掲載しなくなったことで自店を選んでくれる顧客が集まりやすくなった!という声もあり、顧客の質向上とリピート率の上昇を実感できる可能性も高いです。
ホットペッパービューティーからの予約では、新規クーポンなどの値引き対象者が集客できる一方で、リピーターや質の向上・維持には繋がりにくいのが課題。
リピート率アップの視点にシフトチェンジできることで、経営が安定する好循環が生まれます。
「ホットペッパービューティーに依存しない=ゼロになる」ではなく、
「より良い経営のスタートラインに立つ」という意味での“やめる”です。
ホットペッパービューティーをやめたデメリット・注意点


デメリットは、代わりの予約導線が必須になることに注意が必要な点です。
ここを整備できていないと集客力がガクッと落ちてしまうため、経営状況にも大きく影響してしまいます。
短期的に新規集客は落ちる可能性あり
ホットペッパービューティーへの掲載をやめた途端、新規集客が落ち込む可能性は高いです。
なぜなら、即効性のある媒体であるのは事実だからです。
SNSや公式サイトの整備など、やめる前に準備が必要であることは念頭に置いておく必要があります。
成功させる集客方法のポイントや注意点について詳しくは、>>美容室のホームページや、>>美容室SEO対策・美容院MEO対策とはを参考にご覧ください。
“載っていない”ことによる不安感や不信感も
ホットペッパービューティーのユーザーにとっては、ホットペッパーに載っていない=怪しいと感じるケースも中にはあると言えます。
これは単純に、サロンを探す手段がホットペッパービューティーに依存している客層も少なくないからです。
そのため、「ホットペッパーに載ってない美容室」という検索ニーズにも対応が必要に。
例えば、エリアによっては地域密着のファミリー層であったり、学生や社会人の多い立地だったりと、ターゲットへの訴求方法が変わってきます。
繁盛している競合店などマーケティングしながら、ターゲット層にマッチした広告を打ち出すことが重要です。
>>美容師がインスタに載せる基準では、美容室のインスタに載る顧客の特徴や集客術について解説。
予約の仕組みや導線の整備が必須になる
予約のしやすさ・リマインド・キャンセル防止機能などの代替が必要となります。
やめたからこそ「やめる前に何を整えるか」が重要になるからです。
やめる判断と同時に、次の導線設計が不可欠です。
ホットペッパービューティーに対してよくある不満


ホットペッパービューティーに対して「使わない方がいい」と言われる理由には以下のような声が上がっているためです。
使わない方がいいという声
- 使いにくい
- 質が安定しない
- 表示順位の不公平感
ホットペッパービューティーは集客に役立つ一方で、「もう使いたくない」「載ってない美容室の方が良い」といった不満の声も増えています。
その理由は、運用の手間や費用の高さに対して効果がないと感じるサロンが多いためです。
実際、「クーポンの乱用で客単価が下がった」「売上が伸びないのに広告費ばかりかかる」といった声も。
さらに、ネット界隈の一部では、登録にはある程度の情報開示や契約が必要で、「ホットペッパービューティーに登録するのは危険」「闇がある」とまで言われることも。



このような背景から、ホットペッパービューティーに頼らず、独自の予約システムやSNS活用にシフトする美容室が増加中です。
>>ホットペッパービューティーは集客できない?では、集客のコツと集客方法の成功事例を紹介。
使いにくい・使いたくないという声
「ホットペッパービューティーは使いにくい」と感じるユーザーは少なくありません。
特に高齢層やデジタルに不慣れな層からは「使いづらい」「登録しないで予約したい」との声が多く寄せられています。
理由としては、アプリやサイトの操作性にクセがあり、予約完了までにステップが多すぎることが挙げられます。
例えば、「ホットペッパービューティーのクーポンを使わないと予約しづらい」「登録しないとポイントがもらえない」など、ユーザーにとっては余計な手間がかかる仕様が敬遠される原因です。
このような使いにくさから、「ホットペッパービューティーを使いたくない」というニーズが生まれ、直接予約できるサロンやLINE予約へ流れる傾向が強まっています。



ここのニーズに当てはまる予約導線をつくると集客効果を実感できます!
質が安定しない
ホットペッパービューティーに載ってる美容室は質が安定しないと感じる人も多く、サロン選びに慎重になるユーザーが増えています。
その理由は、クーポン狙いの集客が中心となり、価格に敏感な新規客が増える反面、リピーターや質を重視する客層とのミスマッチが生じるためです。
実際、「安さ重視で来た客が無断キャンセルした」「丁寧なカウンセリングを望む人には向かない」など、ホットペッパービューティー経由の客層に悩む美容室は多くあります。
結果として「ホットペッパービューティーはいらない」「やめたほうが良い」という経営者の判断に繋がるのです。
表示順位の不公平感
ホットペッパービューティーでは「表示順位に不公平さを感じる」という不満が美容室オーナーから数多く寄せられています。
その背景には、有料プランのグレードに応じて上位表示が決まる仕組みがあり、広告費をかけられるサロンほど目立つ構造があります。
たとえば「近隣の実力ある美容室よりも、広告料を払っているサロンが上に来ている」「ホットペッパービューティーは何が得なのか分からない」といった声も実際に見られます。
このような表示の偏りにより、「ホットペッパービューティーは良くない」「登録したくない」と感じる店舗が出てくるのも自然な流れです。
今ではホットペッパービューティーに載ってない美容室こそ選ばれる時代になりつつあります。
上位表示が決まる仕組みについて詳しくは>>ホットペッパービューティーの無料掲載プランで。
それでも本当に必要か?見極めポイント


採用するかの見極めは以下のポイントを観点に判断するといいでしょう。
見極めポイント
- エリア・業態・立地によって効果は異なる
- ホットペッパーに頼らず予約が埋まる仕組みがあるか
- 継続利用と「惰性での掲載」を区別する
ホットペッパービューティーは、すべてのサロンにとって必要不可欠な集客手段ではありません。
なぜなら、効果がないと感じる声が増えている背景には、エリア・業態との相性や、顧客が“クーポン目当て”で来店する構造的な問題があります。
実際、登録しないでクーポンを使いたがる顧客層に疲弊するオーナーも少なくありません。
たとえば郊外の個人サロンでは、地域密着型の施策の方が成果を出しやすく、掲載費に見合った集客ができないケースが多いです。
また「ポイントが目当てでリピートしない」「クーポン利用者に値下げを強いられる」などのデメリットも指摘されています。



掲載前に「本当に必要か」を冷静に見極め、自サロンに合った集客戦略を選ぶことが重要です。
エリア・業態・立地によって効果は異なる
ホットペッパービューティーの効果は一律ではなく、サロンの立地や業態によって大きく変わります。
都市部の激戦区であれば価格競争に巻き込まれやすく、ポイント目当ての顧客が集まりやすい傾向があります。一方、地方や住宅街にある個人店では、そもそもホットペッパーを使わずに集客できる余地があるのです。
たとえば地方のネイルサロンでは、知人紹介や地域ポータルの方が反応率が高く、ホットペッパービューティー登録後に効果がなく解約したという声も多く聞かれます。
ホットペッパーに頼らず予約が埋まる仕組みがあるか
ホットペッパービューティーに頼らなくても、自力で予約が埋まる仕組みがあれば解約は十分選択肢になります。
安売りクーポンに依存した集客は利益を圧迫し、リピーターの質も下がります。独自集客力があるサロンほど惰性での掲載が損失になるのです。
GoogleビジネスプロフィールやLINE予約、SNSを活用して「ホットペッパービューティー登録しないでクーポンがないほうが客単価が高くなる」と判断し、脱却に成功した事例も多数あります。



「自力で集客できるか?」が掲載継続の最重要判断ポイントです。
継続利用と「惰性での掲載」を区別する
なんとなく続けているだけの掲載は、利益を圧迫する“無駄コスト”になりかねません。
「ホットペッパービューティー 嫌がられる」と感じているオーナーの多くが、毎月の掲載料に見合う価値を感じていない現状があります。予約が少なくなっても、解約の決断ができずに惰性で掲載し続けているケースも少なくありません。
ある美容室では3万円の掲載費で月に2〜3件しか新規が入らず、「ポイント目当てでリピートもない」という状況に苦しんでいました。掲載をやめてLINE予約に切り替えたところ、利益率が向上したと言います。
続けるべきか悩んだら、「掲載が利益を生んでいるか」を数値で見直しましょう。
ホットペッパービューティーを使わない選択肢と代替手段


具体的なホットペッパービューティーの代替手段は以下のとおりです。
代替手段
- 公式LINEやGoogleビジネスプロフィールの活用
- SNS(Instagram・TikTok)での認知・集客
- 独自予約システム・サロン専用予約ツールの活用
ホットペッパービューティーに頼らず集客・予約管理を行う手段は、近年どんどん進化しています。
多くのオーナーが「クーポン利用で利益が残らない」「登録しないでクーポンだけ使われる」などの課題に直面し、脱ホットペッパーを模索しています。今は公式LINEやSNS、予約管理ツールなど、代替手段が豊富にあります。
実際に、GoogleビジネスプロフィールとLINEだけで月間予約が安定しているサロンも増えており、集客の選択肢は広がっています。



「使わない」という判断も立派な戦略。自分に合う手段を見極めましょう。
公式LINEやGoogleビジネスプロフィールの活用
無料で始められるLINEとGoogleビジネスプロフィールは、費用対効果の高い集客・予約ツールです。
LINE公式アカウントは顧客との接点を保ち、予約や再来店を促進するのに適しています。またGoogleビジネスプロフィールでは「近くの美容室」で検索された際に自然と表示され、即予約につながることもあります。
LINEでの一斉配信・リッチメニューを活用して、ホットペッパービューティーに頼らずリピーターを定着させた事例も。Googleでは写真・口コミ・営業時間の充実で、掲載0円でも成果を上げることが可能です。
まずは「無料でできる集客」を徹底的に活用することが賢明です。
SNS(Instagram・TikTok)での認知・集客
InstagramやTikTokを使えば、広告費をかけずに自分の世界観でファンを増やすことができます。
ホットペッパービューティーでは差別化が難しく、「クーポン目当ての流入」や「ポイントが嫌がられる」といった課題も。一方でSNSは写真・動画・ストーリーズなどで“サロンの魅力”を自在に発信でき、共感型の集客が可能です。
あるアイラッシュサロンではTikTokでの発信がバズり、月50名以上の新規予約がLINEに直結。ホットペッパーに頼らない完全独自集客に成功しました。
価格ではなく“価値”で選ばれる仕組みを、SNSでつくりましょう。
独自予約システム・サロン専用予約ツールの活用
サロン専用の予約システムを導入することで、手数料も安く利益率の高い経営が実現できます。
ホットペッパービューティーでは、予約ごとにポイントや手数料が発生するケースもあり、登録しないでクーポンだけ使われる損失も避けられません。独自予約ならリピーター管理やキャンセル防止機能なども柔軟に設計可能です。
今やLINE連携やGoogle連携もできるツールは豊富にあり、遜色ない集客・管理が可能です。費用も固定制が多く、無駄なコストが発生しません。
長期的に見ると、自社運営の予約システムの方が安定的な経営につながります。
「ホットペッパービューティーをやめたら終わり」ではなく、
「自分たちの力で集客する始まり」と考えるべきです。
まとめ
ホットペッパービューティーは、美容室やサロンにとって非常に強力な集客ツールである反面、依存しすぎると経営の自由度や利益率を圧迫する側面もあります。
やめたことで「利益率が改善した」「理想のお客様と長く付き合えるようになった」と感じるサロンがある一方で、「集客が急減して慌てて戻った」というケースも少なくありません。
重要なのは、「やめるかどうか」ではなく、自サロンの現状・強み・今後の方向性に合っているかを冷静に見極めることです。
この記事を通して、ホットペッパービューティーとの付き合い方を一度見直し、経営にとって本当にプラスになる選択をしていただけたら幸いです。