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美容室の給料の決め方|美容師の給料の仕組みや歩合率の相場・給与システム

美容室の給料の決め方|美容師の給料の仕組みや歩合率の相場・給与システム

美容師の給料ってどうやって決まるの?

美容室の給料形態は、基本給+歩合給が一般的ですが、サロンによって給与体系は異なります。

特に歩合制を採用している場合、個人の売上によって収入が大きく変動するため、どのように計算されるのかを理解しておくことが大切です。

歩合率の相場は40%~60%(正社員)、業務委託サロンでは50%~70%、個人サロンのオーナーでは50%前後の場合も多ければ、70%~90%のケースもあるといわれています。

また、固定給制や最低保証付きの給与システムを導入しているサロンも。

ここでは、美容師の給料の仕組みや歩合率の相場、給与システムの違いについて詳しく解説します。

これから美容師として働く方や、サロンの給料体系を見直したい方にとって、わかりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

編集者yuki

働き方によって収入の仕組みが大きく異なるため、ライフスタイルに合った給与形態を選ぶことが大切です。


編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

美容師の給料の仕組み

美容師の給料の仕組み

美容師の給料は雇用形態や働き方によって異なります。主な仕組みや内訳を以下に解説します。

編集者yuki

また、それぞれの特徴からメリット・デメリットも比較してみました。

美容師の給料の仕組み一覧表

スクロールできます
給与形態仕組みメリットデメリット主な対象者
固定給制(基本給)毎月一定額の給与安定した収入、社会保険あり歩合が少なく給与が低めアシスタント
正社員
歩合制(完全歩合・最低保証あり)売上の〇%が給料指名が増えれば高収入売上が少ないと収入不安定スタイリスト
フリーランス
基本給+歩合制固定給+売上に応じた歩合安定+頑張り次第で収入UP基本給のみだと低収入の可能性スタイリスト
正社員
時給制働いた時間に応じて給与シフトの自由度が高い歩合がつかないため収入が限られるパート
アルバイト
業務委託(フリーランス)売上の〇%が収入(完全歩合)高歩合(50%~60%)、自由な働き方集客・経費管理が自己責任フリーランス
美容室間の業務委託

固定給制(基本給)

主に正社員の美容師が対象で、毎月一定額の給料が支給されます。

未経験者やアシスタントはこの形式が多く、安定はするものの歩合が少なく給与が低めになりやすいです。

詳しくは、>>美容師アシスタントの給料で初任給や平均年収・見習いの手取りを解説しています。

歩合制(完全歩合・最低保証あり)

売上に応じた歩合給がもらえる仕組みで、スタイリストやフリーランスによく見られます。

例えば「売上の40%が給料」といった給料計算で、指名が多いほど高収入になります。

ただし、最低保証がない場合は売上が少ないと収入が不安定に。

美容室やフリーランス美容師の平均年収については、>>美容師売り上げ100万と50万の給料でご覧いただけます。

基本給+歩合制(組み合わせ型)

固定給に加えて、指名数や売上に応じた歩合が支給される形態。

安定しつつも頑張り次第で収入を増やせるため、スタイリストの主流の給与形態です。

平均年収を美容室役職別に紹介している>>【美容師年収】店長・美容師の給料も参考にご覧いただけます。

時給制(パート・アルバイト)

パートやアルバイトの美容師が対象で、働いた時間に応じて給与が支払われます。

勤務時間の自由度が高い反面、歩合がつかないため収入が限られるのがデメリットです。

業務委託(フリーランス)

業務委託では売上の割合で収入が決まる完全歩合制が一般的。

自由に働ける分、集客や経費管理が自己責任になります。

50%〜60%の高歩合が魅力ですが、材料費や席料がかかる場合もあります。

>>【美容師の業務委託】相場と現実で、面貸しの報酬やフリーランスの収入・割合を紹介しています。

美容師の歩合率の相場

美容師の歩合率の相場

美容師の歩合率の相場は、雇用形態やサロンの方針によって異なりますが、一般的には以下のような水準です。

雇用形態別の歩合率相場

雇用形態歩合率の相場特徴
個人サロン(独立)70%~90%売上の大部分が収入になるが、経費(家賃・広告費・材料費など)を自分で負担。
正社員(基本給+歩合)5%~20%固定給+売上に応じた歩合。安定はするが、歩合率は低め。
業務委託(フリーランス)40%~60%完全歩合制が主流。売上の半分以上を得られることもあるが、経費自己負担。
面貸し(シェアサロン)60%~80%高歩合だが、席料や材料費を自己負担するため利益管理が必要。
パート・アルバイト基本的に歩合なし時給制が基本。ごく一部でインセンティブがつく場合も。

補足ポイント

  • 都心の人気サロンは歩合率が低め(固定給+指名手当)
  • 郊外や個人サロンは歩合率が高め(業務委託が主流)
  • 材料費や手数料の有無で実質の手取りが変わる

美容師の給与体系は多様で、それぞれにメリット・デメリットがあります。歩合率の高さだけでなく、固定給・福利厚生・経費負担なども考慮し、自分に合った働き方を選びましょう。

正社員(基本給+歩合):歩合率 5%〜20%

正社員は、基本給に加えて売上に応じた歩合が支給される給与形態。

歩合率は5%〜20%が相場で、指名売上や店販の成績に応じて変動します。

基本給があるため安定した収入を得やすいですが、業務委託に比べると歩合率は低めです。

また、社会保険やボーナスなどの福利厚生が整っていることが多いため、安定した環境で働きながら収入アップを目指したい人に向いているでしょう。

>>美容師にボーナスがない理由で、具体的な美容師の年収やボーナスの平均・給料手取りについて解説しています。

業務委託(フリーランス):歩合率 40%〜60%

業務委託美容師は、サロンに雇用されずに完全歩合制で働くスタイルです。

歩合率は40%〜60%と高めで、売上に応じた収入が得られます。

自由な働き方が可能ですが、材料費・光熱費・確定申告などは自己負担になる場合が多く、安定した収入を得るには集客スキルが求められます。

編集者yuki

売上次第で高収入を目指せる反面、固定給がないため収入が不安定になりやすいのがデメリットに。

面貸し(シェアサロン):歩合率 60%〜80%

面貸し(シェアサロン)は、サロンのスペースや設備を借りて施術を行うスタイルで、歩合率は60%〜80%と高めです。

ただし、席料(固定費)や材料費は自己負担となるため、売上が少ないと経費がかさむリスクもあります。

集客が得意で顧客が固定している美容師には高収入のチャンスがありますが、新規顧客を獲得する力がなければ安定した収入を得るのは難しいでしょう。

個人サロン(独立):歩合率 70%〜90%

自分でサロンを開業すると、最も高収入を狙える働き方です。

それはやり方次第で、売上の70%〜90%を利益として得られるため。

家賃・光熱費・材料費・広告費などの経費をすべて自己負担する必要があり、安定するまでの資金繰りや経営スキルが求められます。

成功すれば大きな収益を得られますが、経営の負担が大きく、集客や経費管理ができないと収入が不安定になるため、しっかりとした計画が必要です。

パート・アルバイト:基本的に歩合なし

パート・アルバイト美容師は時給制が基本で、歩合がつかないケースがほとんどです。

ただし、一部のサロンでは指名手当や店販手当がつくこともあります。

勤務時間の自由度が高く、育児や副業と両立しやすいのがメリットですが、固定給が低く、キャリアアップが難しいのがデメリット。

短時間勤務を希望するママ美容師や、ブランク復帰後に無理なく美容業に携わりたい人に向いています。

美容師の給料と売上の目安

美容師の給料と売上の目安

美容師の給料と売上の目安を具体的に見ていきましょう。

例えば、月の売上が120万円と仮定して給与はどのくらい差が出るのか。

前述のとおり美容師の給料は以下の3パターンが主流です。こちらの平均歩合率を基に算出して比較します。

雇用形態年収(月収)給与形態歩合率の目安
正社員年収:384万円
(月収:32万円)
基本給+歩合5%~20%
業務委託年収:720万円
(月収:60万円)
完全歩合制40%~60%
個人サロン年収:960万円
(月収:80万円)
売上−経費実質50%~70%

ポイント

  • 安定志向なら「正社員」(歩合率は低いが福利厚生あり)
  • 高収入を目指すなら「業務委託」(売上に応じた収入だが自己管理が必要)
  • 独立志向なら「個人サロン」(高収益だが経営リスクあり)
編集者yuki

自分の目指すライフスタイルやキャリアプランに合わせて、適した働き方を選ぶのがいいですね。

>>美容師年収700万・最高年収では、高収入な美容師の給料や歩合を解説。

売上と給料の目安:正社員(基本給+歩合)の場合

正社員で、月の売上が120万円とした場合は月収32万円となります。

安定した収入が得られるとはいえ、売上が増えても歩合率が低いため、給与の伸びは小さいです。

月の売上120万円
基本給20万円
歩合率10%

計算式

20万円(基本給)+ 12万円(歩合:120万円 × 10%)= 月収32万円

業務委託(フリーランス)

フリーランス美容師として、業務委託のサロンワークをしている場合の月収は60万円です。

売上がそのまま収入に反映されるため高収入を目指せる一方で、材料費・税金・保険は自己負担となります。さらに正社員と異なり基本給もないため、収入が不安定になる点も懸念点です。

月の売上120万円
基本給
歩合率50%

計算式

120万円 × 50% = 月収60万円

個人サロン(独立)

個人サロンオーナーで、月の売上が120万円だった場合、経費(家賃・光熱費・材料費など)40万円として月収80万円が見込めます。

1人美容室のオーナーでは売上のうち経費の割合が30〜40%前後となる目安だからです。収益率は高いものの、集客や経費管理が必須で、売上が不安定だと経営が厳しくなるリスクと常に隣り合わせです。

また、1人で全て行うには上限もあるため、計算式通りにならない可能性も含んでいます。

月の売上120万円
基本給
歩合率60%(経費:33%)

計算式

120万円 − 40万円 = 月収80万円

>>【美容室の売上】1人・2人・個人経営では、1人美容室の売り上げ構成や、平均売上、利益率を解説。

美容師の給料に関するFAQ

美容師の給料に関するFAQ

美容師の給料に関してよくある質問とその答えをまとめました。

  • 美容師はお店から給料明細書はもらえる?
  • 美容師の給料はどのくらいが平均?
  • 美容室の社長の年収はいくらぐらい?
  • 給料が上がる美容師と上がらない美容師の違いは?
  • 美容師の売り上げ150万〜200万円では歩合で何パーセントの給料がもらえる?

Q. 美容師はお店から給料明細書はもらえる?

A. 法律によって、企業には給与明細の交付義務があるとされています。

電子化されたデータにより提供でも問題ありませんが、従業員から請求があった場合は紙による給与明細書を交付しなくてはなりません。

参考:所得税法231条

Q. 美容師の給料はどのくらいが平均?

A. 厚生労働省の調査によると、美容師の平均月収は26.4万円です。

新人の場合は15万~20万円、店長クラスは35万~50万円以上、独立すれば年収500万円以上も可能です。

参考:jobtag

Q. 美容室の社長の年収はいくらぐらい?

A. サロン経営者の年収は店舗数や規模によって異なり、500万円〜1,000万円が相場です。

>>美容師の給料上げるにはで、「美容師の年収1000万円を目指す収入アップ術」を参考にご覧いただけます。

Q. 給料が上がる美容師と上がらない美容師の違いは?

A. リピーターを増やし、指名数を伸ばせる美容師は給料が上がりやすです。

歩合制の場合、個人の売上が収入に直結するため、技術力・接客力・集客力が重要になります。

美容業界では、指名顧客による歩合制の給与計算システムを採用している美容室がほとんどでしょう。

Q. 美容師の売り上げ150万〜200万円では歩合で何パーセントの給料がもらえる?

A. 美容師の給料は、売上に対する歩合率によって決まります。

一般的な歩合率の相場をもとに、売上150万~200万円の場合の給料を計算すると、以下のようになります。

歩合率別の給料目安(売上150万~200万円)

歩合率売上150万円の場合売上200万円の場合
10%(正社員の下限)15万円20万円
20%(正社員の一般的な相場)30万円40万円
30%(正社員の一般的な相場)45万円60万円
40%(業務委託の下限)60万円80万円
50%(正社員の上限)75万円100万円
60%(業務委託の一般的な相場)90万円120万円
70%(高歩合の業務委託・個人サロン)105万円140万円
80%(個人サロンオーナー)120万円160万円

まとめ

美容室の給料体系では、基本給+歩合給の組み合わせが主流です。

また、サロンの給与システムによって収入の安定性や歩合率が異なります。

正社員の歩合率は40%~60%が一般的で、業務委託サロンでは50%~70%、個人サロンのオーナーは70%~90%と高めの設定が多いのも業界の特徴。

固定給制のサロンでは安定した収入が得られますが、歩合制の場合は売上を伸ばすほど収入が増える仕組みのため、自分に合った給与体系を選ぶことが重要です。

給与システムの違いを理解し、自分の働き方に合ったサロンを選ぶことで、収入面でも満足できる美容師ライフを実現できるでしょう。

編集者yuki

本記事の情報を参考に、今後のキャリアプランを考えてみてください。

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