美容師面接の服装|サロン面接の私服・スーツ・髪型・ネイルと自己紹介例文
「サロンの面接で私服指定の場合、何を着ていいかわからない」
「美容師の面接でスーツってどうなの?」
「服装のせいで美容室の面接に落ちたくない」
そんな考えをお持ちの方に向けて、以下の内容を解説していきます。
- サロン面接にふさわしい服装
- NGな服装例
- 美容室の面接で受かる人の髪型
- 美容師の面接でのメイク・ネイル
- サロン面接でよくある質問と答え方
- サロン面接の自己紹介例文
結論、美容師の面接の服装で重要なのは
- 清潔感がある
- サロンの雰囲気に合っている
という点です。
このポイントを抑えておけば、服装を理由に落ちるということはまずないと言えます。
面接で見るのは、服のセンスよりもその人の「考え方」や「動機」です。
アピールしたいのはおしゃれなセンスではなく、TPOに応じた装いができているかどうか。
面接対策を万全にして、希望のサロンで美容師として活躍できる日を迎える準備をしましょう。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
サロンの面接にふさわしい服装
美容師として就活する際に、まず悩むのが服装。
一般的な企業と比較して硬いイメージではないものの、カジュアルすぎても印象が良くありません。
だからこそ、スーツか私服か悩ましいところ。
また、美容室の面接では美容師の他にも、レセプション(フロント)、新卒採用や中途採用、パートやアルバイトとそれぞれ役割や雇用形態も様々。
どの条件にしても共通して、以下のポイントを押さえましょう。
サロン面接にふさわしい服装
- 私服ならビジネスカジュアル
- スーツならベーシックなダークカラー
理由は、清潔感とスタイリッシュさを演出できるからです。
オシャレは人の感性によって様々ですが、ビジカジやスーツスタイルは誰から見ても好印象です。
また「面接」といったシーンでTPOに適した対応ができるというアピールができ、採用側からみても判断材料のひとつとなります。
私服なら上品でスタイリッシュなビジネスカジュアル
美容室の面接で服装が指定なしの場合はスーツでもいいですが、「私服で来てください」などの指定がある場合は、サロンの雰囲気に合った装いが好ましいです。
この場合、「私服」とは普段着のことではありません。「ドレスコード=面接」という解釈になります。
その際には「ビジネスカジュアル」を意識して選びましょう。
なぜなら、相手を選ばずに好印象を与えることができる装いだからです。
またサイズ感のあったもので、なおかつシンプルで上品なデザインのアイテムを選ぶのもポイント。
ビジネスカジュアルとは
ビジネスシーンでも着れるカジュアルなスタイルのこと。
- ジャケット・カーディガン
- ボトム
- シャツ・ブラウス・Tシャツ
- 革靴・パンプス
- 書類が入るA4サイズのバッグ
スーツならブラック・ネイビー・ダークグレー
美容師の面接でスーツ指定のケースはほとんどないと言えます。
それでもスーツで行くのはもちろん問題ありません。
清潔感とスタイリッシュな印象を与えるのため、美容師の面接にも適しています。
「堅すぎるイメージはサロンの雰囲気に合わない」という場合はノーネクタイにしてもいいでしょう。
美容師の面接に、一般的な就活の際に着るリクルートスーツである必要はありません。
例えば近年、ファッションとして人気のあるセットアップのスーツスタイルでもOK。
ただし、色味はベーシックなダークカラーを選ぶのがポイントです。
スーツの色
- ブラック
- ネイビー
- ダークグレー
学生なら制服でもOK
過去の知恵袋で「美容室 面接 高校生 服装」で調べたのですが参考になるものが見当たらなかったので質問させていただきました。
今度サロン面接があるのですが、どのような格好で面接を望んだらいいのかわかりません。
担任には「制服で行け」 と言われていますが、過去の知恵袋を見ると「スーツで行ったら面接官に笑われた」「場違い」などと書いてあり、「センスを見るため私服が良い」という声もありました。
私は受付ではなくアシスタント(いつかはヘアスタイリスト)を希望しています。
私服で行きたいのですが先生が言ってたこともあり非常に迷っています。
やはりこの場合は私服がいいのでしょうか?それとも高校生らしい制服がいいのでしょうか?
引用元:Yahoo知恵袋
学生の方の場合、美容師の面接に「制服」で行くことは、もちろん問題ありません。
面接する側も学生が面接を受けにくることは当然わかっています。
サロン側から見て、学生らしい制服で面接に来ることに違和感は生じません。
よって、面接の結果に悪い影響を与えることはまずないと考えられます。
さらに言ってしまえば、常識の範囲内の服装である限り、服のセンスだけで採用を決めるといったこともありません。
大切なのは、「なぜこのお店で働きたいのか」「どういった美容師になりたいのか」「どうお店に貢献していくか」といった考えを真剣に伝えることです。
サロンの面接でNGな服装例
美容師は私服でおしゃれな着こなしが特徴的な職種ですが、あくまで面接というシーンでの服装。
受かりたい一心でセンスを重要視してしまっては、その場にそぐわないことにもなりかねません。
ここでは、美容師の面接の際に着ていく服装としてのNG例をご紹介します。
NG例
- 靴がスニーカー・サンダル
- ボトムがデニム素材
- ダメージ加工
- 露出度が高いデザイン
- 鮮やかな色味
靴がスニーカーやサンダル
面接にスニーカーやサンダルはNG。かかとのないミュールなども同様です。
理由は見たとおり面接においてはカジュアルすぎるから。
相手に敬意を払うという意味合いも込めて、まずは足元に気を使うのが重要視されます。
「おしゃれは足元から」とよく言ったものですが、そのとおりでオシャレな人ほど靴にはこだわるもの。
決して高価な靴でなくても、よく手入れされ磨かれている皮靴を履いていくようにしましょう。
ボトムがデニム素材
私服でいいからと言って、デニム素材などのジーンズを履くのは避けましょう。
なぜなら、実際に店舗で働く際にもNGに指定しているサロンもあるからです。
面接なら、私服であってもスラックスやチノパンなど、キレイめなパンツを履くのが好ましいです。
ダメージ加工
ジャケットやボトムにダメージ加工が施されているものはNGです。
理由は、清潔感や品位に欠ける印象を与えてしまうから。
スタイリストとしてサロンで働く際にはファッションとして成立するとしても、面接時においては当然ふさわしくまりません。
面接官にいい印象を与えるには、やはり上品で清潔感のある服装を選ぶのがポイントです。
露出度が高いデザイン
当然ながら、露出が必要以上に多いデザインのアイテムを面接では選ばないようにします。
理由は、TPOへの配慮に欠けていると判断されるから。
例えば、男性ならハーフパンツは避けましょう。胸元のボタンを第2ボタン以上あけていたり、深いVネックのインナーもNGです。
女性はミニスカートや、デコルテが出すぎるインナーはやめましょう。
面接ではファッション性よりも、好感を持たれるアイテムでコーディネートするのを最優先します。
鮮やかな色味
面接に、赤や黄色などの鮮やかなビビットカラーは不適切です。
なぜなら色彩心理学の観点から見ても、激しい色味には「怒り・攻撃的」といったネガティブなイメージもあるから。
色彩心理学とは
色の特徴・性質と人間心理の関連性を研究する学問のこと。
色は人間の心に様々な影響を与え、無意識に感情が生じます。
色彩の性質について理解を深めることで、色によって相手に影響を与えることが可能となります。
例えば色味をプラスする場合は、ペールトーンのような淡いカラーを選びましょう。
心理的に優しさや柔らかさのイメージを与え、落ち着いた印象をもたらしてくれます。
美容室の面接で受かる人の髪型
美容院の面接なので、髪型や髪の状態はしっかりチェックされています。
そこで「美容師の面接に受かる人の髪型」として、大事な特徴を知っておきましょう。
当日は以下のポイントをしっかり抑えて、面接を受けられるようにしたいところです。
- 清潔感ある髪型
- サロンの雰囲気に合った髪型
- 表情が良く見える髪型
何よりも清潔感が大事
面接を受ける立場として、何よりも清潔感が大事です。
美容師とは言えども、こだわりあるカラーやスタイルで主張するのは、かえって面接で落とされてしまう可能性が高いです。
それはあくまで面接であって、相手にいい印象をもたらすための選択ができるかを問われるためです。
清潔感は「顔周り」と「全体のバランス」を意識してみてください。
また、髪の質感も重要です。
丁寧に手入れがなされているかどうかは、プロから見てすぐにわかります。
例えばカラーが落ちかけて変色していたり、ダメージヘアを伸ばしたままの状態は印象が悪くなってしまいます。
サロンの雰囲気に合わせる
サロンの雰囲気とマッチしているかが重要な理由は、同じお店で働く様子がイメージしやすい方が、採用という部分において有利に働くからです。
例えば、面接を受けるサロンに直接足を運んで、カットやカラーを施術してもらうのもいいでしょう。
もしくはサロンの公式ホームページに掲載されているスタッフや、SNSで発信しているヘアスタイルなどをチェックして、スタイリングの参考にするのも十分に効果的です。
表情が良く見えるようにセットする
面接で求められる「おしゃれな髪型」とは、顔まわりがすっきりとして表情が良く見える髪型のことを指します。
前髪が目にかかったり、顔回りにカールがかかっていて表情が見えにくいなどのスタイルでは、面接官からの印象が悪くなってしまうからです。
また、髪が顔にかかるスタイルだと「だらしない」「清潔感がない」などのイメージにつながりやすく、合否への影響も大きく左右します。
面接の際には、長い髪はまとめるスタイルにしたり、前髪が目にかかる場合は横に流すセットにするなど配慮しましょう。
美容師の面接でのメイク・ネイル
美容師のサロン面接にふさわしいメイクとネイルに関しては以下のポイントを心がけましょう。
どちらも好印象になるナチュラルなイメージで、品のある仕上がりが合格率をアップさせます。
- メイクはベーシックカラーで上品に
- ネイルはワンカラーでナチュラルに
ベーシックカラーで上品なメイク
美容師の面接においてのメイクは、ベーシックな色味のナチュラルメイクが好ましいと言えます。
人生がかかっている大事な面接、気合が入るあまりメイクに力が入ってしまうこともあるでしょう。
ただ、濃いメイクや派手なイメージを与えるお化粧では、かえって悪い結果にもなりかねません。
それは美容師が接客業であり、相手にとっていい印象を与える身だしなみができることもセンスや評価のひとつとなるからです。
一方、男性では近年おしゃれなヒゲが流行し、美容師でもヒゲを生やしている方が多い印象があります。
ただし、清潔感に欠ける伸ばしっぱなしの髭は面接ではNGです。ヒゲや肌のお手入れは日頃から念入りにしておきましょう。
ナチュラルなワンカラーネイル
面接のような人に見られるシーンにおいては、爪先まで抜かりなくケアはしておいた方がいいでしょう。
ネイルはベージュなどナチュラルな色味のワンカラーが好印象です。
長すぎるデザインやデコレーションは避けましょう。
女性は日頃からケアしている方が多い反面、男性はそこまで気にしていない方が多いといえます。
ただ、一方ではネイルサロンに行く男性も増えている時代。美容に携わるのであればなおさら気遣いは必要です。
ネイルをする必要はなくとも、キレイに整えておいた方がイメージ良く働きます。
サロン面接でよくある質問と答え方
サロン面接でよくある質問と答え方についてのポイントを、以下の内容でまとめましたので参考にご覧ください。
- 志望動機
- 特技
- 長所・短所
- キャリアビジョン
- 退職理由
- 逆質問
志望動機
面接では外せない「志望動機」を聞く意図は、応募者の仕事に対する熱意を判断する要素となるからです。
技術はもちろんのこと、意欲やコミュニケーション能力を重視しているサロンは多いです。
特に新卒・未経験を採用する場合、たとえ技術が伴わなくても積極的に学ぶ姿勢をアピールできれば採用率もアップします。
採用する側からすると、全国的にも多くの美容室がある中で「なぜこのサロンを選んだのか」は重要な採用基準となります。
答え方は「きっかけ」をもとに作るといいでしょう。
お店を選んだきっかけとなった話に、自分の強みを絡めながら説明できると説得力が増します。
特技
特技について聞かれる背景としては、仕事に活かせるスキル面との関連付けもありますが、人柄を見たいという意図も含まれています。
この場合の答え方は、見栄を張らず本当に好きなもの、得意なことを選んで、本来の自分らしさを伝えることです。
長所・短所
長所と短所を聞かれるケースでは、以下のことについて判断しています。
- 人物像
- 仕事に対する姿勢
- 仕事への適性
- 自社との相性
長所については、自分のアピールポイントが仕事に活かせることを話せばいいため難しくありませんが、
短所となると、途端に困ってしまう人も少なくありません。
その場合は短所の伝え方を変えて、長所のように話せると「自分のことがよく分かっている」というイメージアップに繋げられます。
例えば短所が「人見知り」という場合、「自分の話をするよりも相手の話を聞くことが得意」という説明から、「接客でもお客様の話をよく聞いて話題や要望を引き出すことができる」といったようにアピールができます。
キャリアビジョン
面接でキャリアプランやビジョンについて聞かれる理由は、どういった考えを持って取り組んでいくのか働き方や姿勢を見るためです。
何の目標も持たずにただ働く人材は、経営者にとって魅力的にはうつりません。
お店のオーナーは、会社に貢献してくれる主体性を持った人材を求めています。
何年後にどういったポジションで、どのような経験を積んでおきたいなど、具体的な内容が伝えられるようにまとめておきます。
お店にとってのメリットが何かを把握したうえで、将来の目標を組み立てておきましょう。
退職理由
中途採用の場合に避けられない質問として挙げられるのが「退職理由」です。
なぜなら、採用する側からすると「また同じ理由で辞められたら困る」というリスク回避の思考があるため。
この質問の場合にも、自分をアピールするチャンスにすり替えてしまうことが答え方のポイントです。
辞めた理由と面接を受けるサロンとを比較して、自分がどう変化できると考えているか具体的にまとめてみましょう。
自分自身を高めるためのポジティブな退職であることを伝えられると、悲観的に捉えられることなくアピールができます。
逆質問
面接の終盤では「なにか聞いておきたいことはありますか?」と質問されるケースがほとんどです。
この場合には、ポジティブな質問を用意しておくのがマストです。
例えば「お客様の髪をカットできるようになるまで、目安として何年ほどかかるものでしょうか?」など、仕事に対して意欲的なアピールができる内容が望ましいです。
これに反して「質問はない」という答え方はNG。
サロンに対して興味がない、意欲的でないとネガティブな印象を与えてしまうリスクがあるので、積極的に質問をしましょう。
サロン面接の自己紹介例文
自己紹介は、はじめの挨拶として人柄や雰囲気などを見るもの。
なぜなら人の性質は書類上では分からないからこそ、短時間で感覚的に把握したいと考えているからです。
通常、自己紹介は1分程度となります。
まずは以下の内容を簡潔にまとめ、スムーズな出だしを練習しておくことが大切。
- 名前
- 学歴、職歴
- 経歴、実績
- 簡単な志望理由
- 意気込み
長所や特技などの自己PRと混同しないように、端的にまとめておくのが自己紹介のコツです。
自己紹介の例文①
○○学校から参りました、○○(名前)と申します。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
学校では○○を専攻し、コンテストで○○を受賞しました。
御社の○○に惹かれ、自分自身も○○な美容師として活躍したいと考えています。
本日はよろしくお願いいたします。
自己紹介の例文②
○○(名前)と申します。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
前職は○○(サロン名)でスタイリスト(もしくはアシスタント)として○年間従事しておりました。
実績としては、年間指名率が前年の○%増達成があります。
御社の○○にとても共感し、チームの一員として貢献したいと考えております。
本日はよろしくお願いいたします。
また、志望動機の例文については>>美容師の志望動機・例文で詳しく解説していますのでご覧ください。
まとめ
今回は、美容師の面接に着ていくべき服装について解説しました。
結論、服装は相手に好印象を持ってもらえるイメージを重要視して決めることがベストです。
髪型やメイクなども含めた身だしなみは、オシャレかどうかというよりも清潔感が最優先。
加えてサロンの雰囲気に合わせたアレンジも必須です。
また、有名店で人気なサロンは別ですが、多くの美容室においては落とすためではなく、受け入れるための面接を行います。
それは「人材」がサロンにとってなにより重要となるから。
志望理由やキャリアビジョンなどをしっかりと伝えることができればきっとうまくいくはずです。
夢を実現するために、面接という舞台であなたの想いを率直にオーナーへ伝えられるようにしましょう。
美容師専門の無料求人サイト
「優秀な美容師を雇いたい、、」
「人気の美容室で働きたい、、、」
上記のようにお考えの「美容師や美容学生」「美容室オーナー」は、ぜひアプリを登録してみてください。