美容師が癒される客|印象に残るお客様や嬉しい!好きなお気に入りのサイン
美容師にとってのいいお客さんってどんな人?と気になっている方は案外多いようです。
なので今回は「美容師が好きになるお客様の特徴」や、「好きなお客様に対応する時の態度・しぐさ」などを追求する回となっております。
決して可愛いと思うお客さんだけが特別なわけではありません。
仕事上の付き合いであっても、所詮は人と人との関係性。
マナーや常識ある人、やさしさを持って接することができる相手を大切にしたいと思うのが人の心です。
それでは、美容師の本音について詳しく見ていきましょう!
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師が癒される「印象に残るお客様」の特徴
美容師が接客していて嬉しいと感じる特別なお客様、「癒し」の神客とはどういった人たちなのでしょう。
現役美容師の方々が感じる「癒される・印象に残るお客様」を調査したところ、次のような人であることがわかりました。
癒される!印象に残る!
- やさしくて素直
- 定期的に通ってくれる
- 単価が高い
- 褒めてくれる
- 小さなお子さんやご年配の方
やさしくて素直
優しいお客様、素直に提案を受け入れてくれるお客様は美容師にとっての癒しです。
美容師の施術はお客様に喜んでもらうためにしている仕事だからです。
お客様に満足してもらえるために、日々スキルアップして長い年月努力を重ねてきています。
「ありがとう」と言ってもらえると、それだけで救われる思いなのは決して大袈裟なことではありません。
定期的に通ってくれる
定期的に通ってくれるお客様は、心のよりどころでもあります。
コンスタントに通ってきてくれる指名客は印象的であり、今後も来てくれるか美容師にとって気になるお客さんとなるからです。
美容師にとってリピート率は必要不可欠。できれば離したくありません。
単価が高い
単価が高いお客様が毎回指名してくれることは、美容師にとって嬉しいこと。
例えば、施術後のアフターケアに効果的なヘアケア商品などを購入してくれるお客様は単価も高くなり、美容師の提案を受け入れて美髪をキープしてもらえることをうれしく感じます。
美しい髪を保つ共同作業をしていくことに対するやりがいや達成感からの延長で、癒しも感じられることでしょう。
褒めてくれる
施術して喜んでもらえたり、褒めてもらえると、素直に嬉しいと感じる美容師がほとんどです。
さらに頑張ってまた喜んでもらえる仕事をしよう!といったモチベーションにも繋がります。
人は褒められると、脳が反応してドーパミンやセロトニンなどの脳内物質が多く分泌されます。
小さなお子さんやご年配の方
キッズのお客様は鏡の前にちょこんと座っているだけでかわいいし癒されます。
素直にいうことを聞いてくれて施術できると「すごいね!」となるし、カットして気に入ってくれたり笑ってくれたら嬉しくなってしまいますよね。
年上のお客様でも、ご年配の方で世間話をしてくれたり、ゆったりとした雰囲気を感じられるとそれもまた癒しに感じる美容師の方も多いでしょう。
>>美容院の上客とはでは、美容院で印象に残る・美容師に好かれる客や指名が楽しみな理由について解説。
苦手なお客様の特徴と対処法
反対に、現役美容師の方が「内心は苦手」と感じてしまうお客様の特徴とその対処法について調査すると、次のような内容であることがわかりました。
人としてのマナーができていない場合は、当然ながら苦手意識を感じてしまうのは誰でも同じです。
苦手なお客様 | 対処法 |
遅刻が多い 不平不満 不機嫌な無口 イメージ共有できない 横柄な態度理不尽なクレーム | 笑顔で対応 お客様に合わせる 話を聞く姿勢 リラックスできる工夫 |
それでもプロの美容師として接客しなければならない上で、工夫していることがいくつかあります。
それは、できるだけお客様が心地よく感じてもらえる空間を提供すること。
そのためには、笑顔で対応し、お客様の状態に寄り添った姿勢を心がけています。
遅刻・不平不満が多い
遅刻が多いのはサロンにとって致命的です。
なぜなら、予約枠と時間の配分は売上に直結するため。
予定が狂ってしまうと帳尻合わせをするのも大変で、後に予約されているお客様にも迷惑をかけてしまう可能性があるからです。
また、不平・不満ばかり聞かされていると人は疲弊します。
精神的にしんどく感じてしまうと身体にも影響を及ぼしてしまうからです。
対処法
遅刻については注意書きなどで周知を促したり、予約サイトでブラックリスト機能を採用する。
愚痴については話半分でもいいから「聞く姿勢」をみせるパフォーマンスが重要。
不機嫌な無口
不機嫌な態度で無口でいられると美容師として困ってしまうことも。
カウンセリングや仕上がりへの満足度に関係してくるためです。
美容室では話したくないタイプの静かなお客様なだけなら何の問題ありません。
話したくないってお客さんはわりと多いです。
対処方
お客様の気持ちに寄り添った接客を心がける。
必要最低限の会話で済ませたり、話しかけてみて様子を伺いながら対応。
スタイルイメージが共有できない
スタイルイメージがうまく共有できないケースは美容師の頭を悩ませます。
お客様のなりたいスタイルが把握できないと、仕上げてから気に入ってもらえなかったり、最悪の場合クレームに発展する可能性も含まれるためです。
共通認識が持てないまま施術を進めても次回のご来店につながる可能性は極めて低いと考えられるでしょう。
>>サイレントクレーマーでは、お客様が突然お店に来なくなる失客理由ランキングをご紹介しています。
対処方
カウンセリング時に複数のスタイル画像などで擦り合わせを行う。
横柄な態度や理不尽なクレーム
いうまでもなくですが、横柄な態度や理不尽なクレームは美容師に限らず避けたいケースです。
それでも接客をして施術しなければならないのは過酷な状況となります。
まずは、理不尽な言いがかりをつけられない、お客様がイライラしにくい「癒される美容室」を提供できるようにあらゆる側面からアプローチすることもリスクヘッジにつながります。
対処方
お客様の話を真摯に「聞く姿勢」を徹底します。
いつでもお客様がリラックスできる心地の良い空間づくりも意識しましょう。
>>美容師クレーム落ち込むでは、美容室での失敗を回避する対処法を詳しくご紹介しています。
お気に入りのお客様にしがちなサイン
「美容師が好む客」というテーマでお話ししてきましたが、お気に入りのお客さんに美容師はどういったリアクションをとっているのか。
無意識のうちに出る態度や行動について見ていきます。
具体的な判断基準となるのは以下のサインです。
美容師のサイン
- 笑顔が多くなる
- プライベートな話をよくする
- 優先的にサービスする
笑顔が多くなる
好きなお客様に限らず、気に入った相手には自然と笑顔が多くなるのが人間の心理です。
分け隔てなく笑顔で接客するプロ意識の高い美容師さんも多いですが、会話の中で自然とテンションが高かったり、楽しい表情になることが多いのは大半「好意的なサイン」と考えやすいでしょう。
自分的に「良い時間を過ごせた」と感じれているなら、相手も同じように良い印象を持っていると判断できますね。
プライベートな話をよくする
何度か担当するうちに、お互いのプライベートな話をよくするようになることもありますね。
素の部分が垣間見れたりすると、会話も盛り上がり情も入るので「また来てほしい」と思うのも自然なことです。
美容師と顧客の関係だけど、人としても相性がいいとなれば、会うたびに楽しい会話が弾みます。
>>美容師との出会いでは、美容師と付き合う恋愛事情、客に惚れる?出会いやアプローチ法を解説。
優先的にサービスする
大事なお客様にはついつい予約や施術を優先してサービスしてしまう美容師も少なくありません。
お客様喜んでもらったり、笑顔がみれるのは嬉しいもの。
例えば、女性美容師よりは、男性美容師の方で多いと言われているのがシャンプーです。
いつもはアシスタントに任せる作業のシャンプーやお会計なども、お気に入りの大切なお客様にはクローズまですべて自分で丁寧なトータルサービスをするケース。
わかりやすいサインの一例と言えるでしょう。
>>美容師の結婚では、結婚相手やドキッとするタイミング、年収や将来性について解説。
まとめ
以上、「癒される・印象に残るお客様」に関する美容師の本音でした。
美容師に気に入られるお客様の特徴は、「やさしくて素直」「定期的に通ってくれる」など、やはり美容師にとってありがたいと感じれる部分を持っている方々ということがわかりました。
好意的サインについても、楽しそうな笑顔や高めのテンション、丁寧なサービスを優先的に行う、などがわかりやすくリアルでしたね。
美容室には、さまざまなお客様がご来店するため、苦手と感じてしまうお客様もいらっしゃいます。
そんな時はご紹介した対処法で乗り切っている美容師の頑張りやプロとしての高い意識、忍耐強さを知ることもできました。
すべての努力は、お客様の笑顔のため。
美容師は、美を創造するスペシャリストとしてあらゆる経験を糧に変えていく素敵なお仕事ですね。
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