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【美容師】ヘアカットの種類|カリスマ美容師のテクニックやカットスクール

【美容師】ヘアカットの種類|カリスマ美容師のテクニックやカットスクール

美容師としてのスキルを磨く上で、ヘアカットの技術の向上は欠かせません。

しかし、カットの種類や特徴、適したヘアスタイルや具体的な手順といった基礎知識についてきちんと説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか。

本記事では、美容師の基本的なカット技術から最新のカット理論、またカリスマ美容師から最新テクニックの学び方まで詳しく解説します。

編集者yuki

初心者から施術に慣れてきた中〜上級者まで、基本を再確認できるお役立ち情報をお届けします!

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目次

美容師が施術するカットの種類

美容師が施術するカットの種類

代表的なカットの手法は以下のようなものがあります。

カット方法特徴
ブラントカット基本のカット、まっすぐ切る
ハイレイヤートップとアンダーの段差を大きめにつける
ローレイヤートップとアンダーの段差を控えめにする
インレイヤー内側を短く切り丸みのあるラインを作る
セイムレイヤー全体の髪を同じな長さで切り揃える
ポイントカット毛先がギザギザで動きが出る
グラデーションカット細かい段差や傾斜をつける
シャギーカットスキバサミやカミソリで毛先・顔回りの毛量を調節
スライドカット毛先から根元にハサミをすべらせボリュームダウン
ストロークカット内側の毛量を調整
レザーカットかみそりで毛先を斜めにカット
セニングカットスキバサミで毛量を調整
エフェクトカットランダムに切り込み軽い印象に

これらの技法を使い分けて、お客様の希望や頭や顔の形に沿って髪を切っていきます。

お客様の希望や個人差に合わせた「似合わせカット」については、以下の記事を参考にしてください。

>>似合わせカットとは?では、上手い美容師が頭の中でイメージしていることを紹介。

編集者yuki

それぞれの技法について解説していきます。

ブラントカット:基本のカット

ブラントカットとは、美容師の髪の切り方の基本となる切り方です。

はさみを髪に対して直角に入れ、まっすぐに切ることで、毛先の揃った重みのあるラインを作り出します。

このやり方は特に髪の長さを揃える際に用いられ、シンプルでありながらも非常に重要なテクニックです。

このカット方法は、重さとシンプルさが求められるスタイルに最適で、特にボブやワンレングスなどストレートのヘアスタイルに多く使用されます。

ハイレイヤー:トップとアンダーの段差を大きめにつける

ハイレイヤーは、髪のトップを短く、アンダーを長くすることでトップとアンダーに大きなレイヤー(段)をつけるカット方法です。

これにより、トップにボリュームを出すことができ、髪に動きが出て軽やかな印象を与えます。

この技法は特に髪が多く、重く見えがちな人に適しています。

さらに、ハイレイヤーは顔周りに立体感を持たせ、小顔効果も期待できるカット技法です。

長い部分と短い部分があるため、レイヤーカットは寝癖が付きやすいのがデメリットです。

ローレイヤー:トップとアンダーの段差を控えめにする

ローレイヤーは、ハイレイヤーに比べてトップとアンダーの段差を控えめにするカット方法です。

まとまった自然な流れを保ちつつ、毛先は軽く、柔らかな動きを加えることができます。

髪の重さを感じさせずに、自然な動きを演出できるので、ナチュラルなスタイルを好む方におすすめです。

インレイヤー:丸みのあるラインを作る

インレイヤーは、髪の内側が長く、外側は長くして段差をつけ、丸みを持たせるカット方法です。

特に、髪がペタンとなってしまってボリュームが欲しい方や、柔らかい印象を求める方に最適です。

女性らしい丸みを持たせたスタイルに仕上げるための技法です。

セイムレイヤー:全体の髪を同じ長さで切り揃える

セイムレイヤーは、髪の長さを均等に切り揃えるカット方法で、セイムレングスとも呼ばれます。

全ての髪を同じ長さで仕上げるので、頭の丸みに沿って自然な段差が生まれ、シンプルで柔らかい印象になります。

この方法は、メンズ・レディース問わず使えるカットデザインですが、髪が硬かったり、太い人に合う技法のため、メンズカットで主に使われます。

ポイントカット:毛先がギザギザで動きが出る

ポイントカットは、毛束に対してハサミを縦に入れ、髪の先端をギザギザに切ることで、軽さと動きを持たせるカット方法です。

特に、毛先にニュアンスを加えたい場合に用いられます。

ポイントカットは、レイヤーカットに組み合わせたりしてカジュアルな印象を求めるスタイルに適したカット方法です。

グラデーションカット:細かい段差や傾斜をつける

グラデーションカットは、髪に細かい段差や傾斜をつけるカット方法です。

レイヤーカットのような段差がつかないので、自然な流れを保ちつつ、ボリュームと丸みを持たせることができます。

この技法は、ボブ・ショートヘアで使われることが多いです。

シャギーカット:スキバサミやカミソリで毛先・顔回りの毛量を調節

シャギーカットは、スキバサミやカミソリを使って毛量を調節するカット方法です。

レイヤーカットとは異なり、毛先や顔回りの毛に対して使う方法で、動きのある軽やかな印象を持たせることができます。

スライドカット:毛先から根元にハサミをすべらせボリュームダウン

スライドカットは、毛先から根元に向かってハサミをすべらせ、髪のボリュームをおさえる技法です。

自然に髪の毛のボリュームダウンをすることができ、髪が多めのロングヘアの方に最適な技法です。

スライドカットは、毛量の調節で行われることが多いので、ドライカットでの施術が多いです。

ストロークカット:内側の毛量を調整

ストロークカットは、根元から毛先に向かってハサミを滑らせ、髪の内側の毛量を調整するカット方法です。

ハサミを動かす方向、上部の髪が長く、下部の髪が短くなるのがスライドカットとは逆なので、違いをおさえておきましょう。

トップのボリュームは保ちつつ、髪全体のボリュームを抑えることができる手法です。

レザーカット:かみそりで毛先を斜めにカット

レザーカットは、かみそりを使って毛先を斜めにカットする方法です。

髪に柔らかさと動きを持たせることができ、特にショートヘアやボブヘアなどのナチュラルなスタイルに適しています。

レザーカットは、ボリュームダウンをしつつ、髪の毛先に軽さと柔らかさを加えることができます。

セニングカット:スキバサミで毛量を調整

セニングカットは、スキバサミ(セニングシザー)を使って毛量を調整するカット方法です。

シザーの種類によって、切る割合(カット率)が異なるので、仕上げたいスタイルによって異なるカット率のシザーを使い分けましょう。

セニングカットは様々なヘアスタイルに応用することができ、根元・中間・毛先のカットによって出来上がるスタイルが異なります。

例えば、メンズカットの場合、根元をセニングカットすることで髪を立ち上がらせたりする役割があります。

スキバサミを使う美容師は下手な美容師あるあるで、「スキバサミを使う美容師は下手な美容師が多い」という噂話もありますが、あくまで噂であり、スキバサミは美容師の必需品です。

エフェクトカット:ランダムに切り込み軽い印象に

エフェクトカットは、髪を持ち上げて落としながら、ハサミを細かく動かして毛量を調整するカット方法です。

華やかでパフォーマンス要素の強い動きなので、見せ場で使われることがよくありますが、実は非常に難しいカット方法です。

エフェクトカットは、内側に短い部分ができるため、動きや立体感を出すことができます。

ドライカットとウェットカットの違いは?シャンプー前・後の施術

ドライカットとウェットカットの違いは?シャンプー前・後の施術

お客様の髪をカットする前提条件として、ドライカットとウェットカットの2種類に分けられます。

ご存じであるとおり、「シャンプーした後にカットする」のと「シャンプーする前にカットする」という違いです。

美容師は、お客様のカウンセリングを受けたら、施術の方向性を決めてどの方法でカットするのが適切かを選択します。

  • ドライカット:乾いた状態でカットをする方法
  • ウェットカット:髪を濡らした状態でカットする方法

ドライカットとは乾いた状態でカットをする方法

ドライカットは、「ドライ」とあるように、髪を乾いた状態でカットする方法です。

髪の自然な流れを確認しながらカットできるため、仕上がりが非常に自然なものになります。

ドライカットは、髪の癖や流れ・毛量を確認しながら行うため、より正確に仕上げたい場合に適しています。

ウェットカットとは髪を濡らした状態でカットする方法

ウェットカットは、名前の通り、髪を濡らした状態でカットする方法です。

髪の滑りが良くなるため、切り口が揃いやすく、正確なラインを引くことができます。

ウェットカットは、均一な切り口を作り出すために効果的で、特にブラントカットやセイムレイヤーに適しています。

ドライカット・ウェットカットのメリットデメリット

ドライカット・ウェットカットのメリットデメリット

ドライカットとウェットカットの2種類についてご紹介しましたが、それぞれのメリットデメリットを熟知して、シーンに合った選択ができるようにしておく必要があります。

担当するお客様の状態にあったカットを適切に行うためです。

それぞれ詳しく比較しながら見ていきましょう。

ドライカットのメリット・デメリット

メリットデメリット
実際の仕上がりに近くカットできる
動きを出した髪型にしやすい
仕上がりが自然
ハサミとの摩擦で髪の毛が傷みやすい
少量ずつ切るのでカットに時間がかかる

ドライカットのメリットは、髪の自然な流れを確認しながらカットできる点です。

特に、髪の毛のクセが多い人はカットでクセを目立たなくする施術ができるためドライカットが適しています。

一方で、乾いた髪は少量ずつしか切れないため施術時間が長くなりやすく、またハサミとの摩擦で髪の毛へのダメージが出やすいので、高いカット技術が求められます。

ウェットカットのメリット・デメリット

メリットデメリット
カットしやすく髪の毛が傷みにくい
カットラインを出しやすい
切りくずが飛び散らずに作業が清潔に保てる
乾かすと髪型のシルエットが崩れやすい
クセの矯正が難しい

ウェットカットのメリットは、正確なラインを引きやすく、ぱっつんヘアなどには適していますが、乾いたときの髪の流れが予測しづらいというデメリットもあります。

美容師は、カットの目的や髪質に応じてドライカットとウェットカットを使い分けることが重要です。

多くの美容院では基本的に両方のカット方法を使い分けており、ウェットカットでざっくりと長さを整え、最終的にドライカットで調整する方法を取っているところが多いです。

【骨格に合わせたカット方法】コーンケープとコンベックス

【骨格に合わせたカット方法】コーンケープとコンベックス

「骨格似合わせカット」というのを耳にしたことがありますよね。

これまでにご紹介してきた基本カットの派生で、より骨格に合わせて切りたい時に使える方法があります。

それがコーンケープとコンベックスです。

それぞれの特徴を見ていきます。

骨格似合わせカット

  • コーンケープ:シルエットにメリハリ
  • コンベックス:骨格補正

コーンケープでシルエットにメリハリ

コーンケープは、髪に立体感とメリハリを持たせるカット方法です。

顔周りに動きをつけることで、小顔効果も期待できます。

特に、顔の形を補正し、立体感のあるシルエットを作り出すために有効です。

コーンケープを使ったカットは、顧客の顔の形や骨格に応じてカスタマイズすることができますが、カット理論をしっかりと頭の中で構築し、展開図を頭の中で作っておくことは大切です。

コンベックスで骨格補正

コンベックスは、髪の内側にボリュームを持たせることで、骨格の補正を行うカット方法です。

この手法は頭頂部から引き出した髪を、中央部分を長く山形にカットし、骨格が出っ張っているのを自然に見せることができます。

コンベックスカットは、髪の重さを調整し、顔の形を補正するために効果的です。

カリスマ美容師のテクニックが学べる動画・オンラインサロン・スクール

カリスマ美容師のテクニックが学べる動画・オンラインサロン・スクール

毎日忙しい美容師の方のために、カットテクニックを自宅でも学べる方法をご紹介します。

カリスマ美容師のテクニックが学べる動画・オンラインサロン・スクールをチェックしてみてください。

カットテクニックを学ぶコンテンツ

  • YouTube:三科光平
  • オンラインサロン:KAMISMAX
  • スクール:日本カットアカデミー

YouTube:三科光平

YouTubeでは、多くのカリスマ美容師がカットのテクニックを公開しています。

例えば、Youtubeチャンネル「三科光平」では、最新のカット技法やスタイリングのコツを学ぶことができます。

一般向けのトレンド情報の発信もされていますが、最新のスタイリングやカットのポイントなどについても発信されており、美容師にとっても勉強になるチャンネルです。

技術面だけでなく、経営する美容室のスタッフ教育教育、美容室のブランディングに関するコンテンツもあるため、美容室経営者にとっても非常に為になります。

充実したコンテンツながらも、テンポよく、視覚的に理解しやすく編集されており、初心者から上級者まで幅広い層におススメです。

オンラインサロン:KAMISMAX

オンラインサロンでは、レッスン型、コミュニティ型など様々ありますが、スキルを上げたい人にとってはレッスン型がオススメです。

KAMISMAXは、様々なアングルと高画質な映像で最先端の最新カット技法を学ぶことができるのが特徴です。

カリキュラムも豊富で、自分のスキルアップしたい内容にフォーカスして学ぶことができます。

講師がカットが上手い美容師に与えられる「カミカリスマ」の称号を持った美容師が務めているのも特徴です。

他にも、カラーに特化したものや、経営ノウハウに特化したオンラインサロンなど様々な種類があるので、自分のニーズに合わせて選びましょう。

ニーズに合わせたおすすめオンラインサロンはこちらの記事をチェック!

>>美容師オンラインサロンランキングでは、美容室セミナーでおすすめを紹介しています。

スクール:日本カットアカデミー

カットスクールでは、実践的なカット技術を学ぶことができます。

例えば、日本カットアカデミーでは、ブランクがある方でも短期間でカット基礎から理論、人の髪を切るコツを集中的に学べるコースが人気です。

スクールは、集中的に学ぶことで、確実に技術を向上させることができます。

本当にカットが上手い美容師になるには、しっかりと基本を学びなおすこともがとても大事です。

>>ヘアカラーシミュレーションでは、おすすめのアプリ5選や利用するメリットなど、ヘアカラーについて詳しく解説。

美容師のカットに関するFAQ

美容師のカットに関するFAQ

美容師のカットに関してよくある質問をまとめていますので参考にご覧ください。

  • カットが上手くなるためにはどうすれば良いですか?
  • ドライカットとウェットカットはどちらが良いですか?
  • 初心者におすすめのカット技術は何がありますか?

Q.カットが上手くなるためにはどうすれば良いですか?

A.カットが上手くなるためには、当たり前のことですが、基本的な技術を繰り返し練習することが重要です。

また、美容専門学校では基本のカットを学んだと思いますが、技術は日々進歩しています。

最新のカット技術を学ぶために、動画やスクールを活用することもおすすめです。

実際の練習とともに、理論を理解することで、より深い理解と技術の向上が見込めます。

Q.ドライカットとウェットカットはどちらが良いですか?

A.ドライカットとウェットカットにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

髪の状態や仕上がりのイメージに合わせて使い分けることが重要です。

どちらかの方法だけを使うのではなく、1人のお客様の中でもウェットカットできる場面、ドライカットできる場面を使い分けましょう。

Q.初心者におすすめのカット技術は何がありますか?

A.初心者には、基本的なブラントカットやセイムレイヤーから始めることをおすすめします。

これらの技術は基礎を固めるのに最適で、比較的シンプルなカット手法であり、正確なラインを引く練習にもなります。

正しい姿勢やハサミの使い方を身につけるためにも、まずは基本をしっかりと習得しましょう。

まとめ

今回は、美容師のヘアカットにおける基本的なカット手法と、それらをより深く学ぶ方法をご紹介しました。

美容師が施術するカットの種類には、ブラントカット、ハイレイヤー、セニングカットなど多岐にわたります。

それは、お客様の要望や骨格に合わせたスタイルを創造するために使い分けが必要となるからです。

そのため、それぞれのカット手法について特徴やメリット・デメリットをよく理解しておくことが必要不可欠。

ヘアカットのテクニックを学ぶ方法には、YouTube、オンラインサロン、スクールがあり、自分のスキルアップしたい内容に応じて選択すると良いでしょう。

美容師のカット技術を向上させるためには、基本技術の練習と最新技術の学習が重要。

基本のカットから最新のカット技法まで網羅的に学び、お客様に様々なスタイルを提供できる美容師としてアップデートを重ねていきましょう!

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