美容師がお客様を連れていく|独立時の顧客数や美容師の引き抜きについて解説

結論から言うと、美容師を選ぶのはお客様です。
サロンと独立する美容師が取り合うものではありません。
ただ、開業するにあたって、元のお店で毎回指名してきてくれた担当のお客様をずっと大切にしたい気持ちはあって当然。
新しい自分のお店に来てもらう連絡方法や、やってはいけないこと、独立時の顧客数についてお伝えします。
解説内容
- 独立・開業はHPやSNSで発信
- 客データの持ちだしはNG
- 開業後に来てくれるお客様は3割
- 美容師独立でついていかないケース

監修者 — 京極琉
京極琉は「世界一のヘアデザイナー」と称され、数々の国際的な美容賞を受賞した実力派。日本の高級ヘアブランド「KYOGOKU」の創設者であり、アジアにおいて非常に高い影響力を持っています。セレブリティ、有名人、スーパーモデル、企業家などのヘアスタイルを手がけ、無数の人々にとって理想のイメージを実現してきました。
パリ・ミラノ・東京コレクションでは公式ヘアディレクターを務め、世界各国でプロ向けの美容技術セミナーにも招かれるなど、
その指導のもとアジアで10万人以上の美容師が一流の技術を学び、「京極琉ヘアデザイン」は世界的なトレンドとなっています。
「完璧なヘアスタイルとは、見た目の変化にとどまらず、自信とセンスを高める鍵である。」—— 京極琉
彼の理念は、美容技術を通して一人ひとりが「最も美しい自分」を表現できるようにすること。現在は日本最高峰のヘアケア技術を台湾市場にも導入し、より多くの台湾の方々にプロレベルの美容体験を提供しています。
【これまでの実績】
・世界的に認められた「世界一のヘアデザイナー」
・日本のトップヘアブランド「KYOGOKU」創設者
・アジアで最も人気のあるヘアアーティストであり、10万人以上のプロ美容師を指導
独立・開業はHPやSNSで発信

美容師が独立後についていくお客様はどうやって情報を得ているのか。
どういう方法が適切なのか悩みますよね。
一番オススメするな方法は、ホームページや公式SNSで情報発信することです。
これなら、新規のお客様と同様の集客方法となり、働いているサロンにも気兼ねなく周知することができるからです。
正々堂々とわだかまりなく新しい道に進むことができます。
参考にしたい美容院のおしゃれなサイトデザインについては、
>>美容室のホームページでご紹介しています。
また、平日の美容室でも効果的な集客のポイントは、
>>美容室の新規集客を参考にご覧ください。
顧客データの持ちだしはNG

サロンの顧客データを持ちだすのはNGです。
お客様の個人情報はサロンが保有する資産だからです。
勝手に顧客情報を外部に持ち出すのは違法行為のため注意しましょう。
また、美容室で、独立する際にスタッフを引き抜く行為は避けた方がいいです。
トラブルの元となり、円満な結果では終われないケースが多いため。
業界内でも悪い噂が広まるのは、長い美容師人生としてもリスクが高いと言えます。
>>美容師ヘッドハンティング会社経由で引き抜きでは、正しい対応方法や注意点をご紹介しています。
開業後に来てくれるお客様は3割

独立後にもついてきてくれるお客様の割合は、およそ3割程度が一般的な平均値とされています。
状況によるため一概には言えませんが、あらかじめ経営に必要な売上高と客単価・客数などを算出しておくことが重要となります。
例えば、具体的に美容院オーナーは1日何人なら失敗しないのかについては、
>>1人美容室の経営に必要な独立資金で解説しています。
美容師独立でついていかないケース

指名してもらってから長い付き合いとなっているお客様でも、移転や独立・開業後に新店舗へ足を運んでいただけるとは限りません。
具体的には以下のような理由で在るケースがほとんどと言えます。
指名客がついていかないケース
- 遠いから
- テイストが違うから
- 料金が高いと感じるから
- サロンを変えたくなったから
- 店販など強引だから
遠いから
自宅や職場から近いのもあって通い続けていたというお客様である場合、新店舗が旧サロンから離れた場所になると通わなくなってしまうことは少なくありません。
テイストが違うから
これまで通っていたサロンと、担当美容師が開業したサロンの雰囲気やテイスト、コンセプトなどがかけ離れてしまうと、来なくなってしまう要因に。
料金が高いと感じるから
独立後の料金単価が上がってしまうと、お客様が通わなくなってしまうパターンです。
例えば、以前のお店ではカットが5,000円だったのに対して、新店舗が6,000円だと高くなった印象を強く持つお客様も。
サロンを変えたくなったから
担当がいなくなったのをきっかけに、サロンを変えてみたくなるケースも少なくありません。
他に気になっていたサロンがあった、最近新しくできたお店に行ってみたい、など他のサロンに興味がいってしまうケースです。
成功させる集客方法のポイントや注意点について詳しくは、
>>美容室SEO対策・美容院MEO対策とはをご覧ください。
店販など強引だから
独立後に売上が思うようにいかず、強引な店販をしてお客様にイヤな思いをさせてしまう場合も挙げられます。
>>1人美容室の経営に必要な独立資金では、
サロンオーナーが1日何人なら経営に失敗しないかを解説しています。
まとめ
今回は「独立時にお客様を連れていく」について解説しました。
近年では、個人でも簡単にコンテンツを発信できるツールが発達しているおかげもあって、うまく活用することで円満に集客できるようになりました。
お世話になったサロンとも、また担当させてもらった長いお付き合いのお客様とも、いい関係を続ける配慮があってこそ独立後の未来が発展していくのだといえます。
マーケティングと発信力を掛け合わせて、今後の成功を実現していきましょう。