美容師の道具|美容師で使う道具一覧や持ち物・名前・種類・金額の相場を紹介
「美容院で働くことになったら持ち物は何が必要?」
「美容師の道具や用語がよくわからない」
「いくらぐらいで道具一通り揃えられるのか心配」
このような疑問をお持ちの方に向けて
「美容師に必要な道具」について下記の内容を詳しく解説していきます。
- 美容師に必要な道具一覧
- おすすめ!理美容用品専門の通販サイト
- アシスタント美容師にオススメ便利グッズ
結論、美容師に必要な道具はシザー・コーム・ブラシなどで値段もピンキリです。
初めは手頃なお値段にしておいて、スタイリストになってから買い換えるのもアリですが、思い切って少し質の良いものを買って長く使いこむことで愛着が湧き、モチベーションアップにもつながります。
どれも美容師の道具を扱う専門店で揃えることができます。
美容師の道具の名前や種類、美容学生でも必要なものなどご紹介します。
それでは、美容師として働く前に知っておきたい「美容師に必要な仕事道具」をわかりやすく一覧表にしたので見ていきましょう。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師に必要な道具一覧
イラストにあるように、シザーやコームといった器具は美容師の必須アイテムです。
具体的な道具の名前、価格帯の相場、道具を使うシーンについて以下の一覧にまとめました。
最安でなら、およそ2万円〜3万円ほどで揃えることも可能です。
美容師に必要な道具一覧
種類の名称 | 値段相場 | 使用場面 |
シザー | 1万円〜 30万円 | カット |
シザーケース | 3,000円〜 5万円 | 道具出し入れ |
コーム | 100円〜 | シャンプー カラー パーマ |
ブラシ | 2,000円~ 3,000円 | ドライヤー スタイリング |
ダッカール | 1,000円〜 | カット シャンプー カラー パーマ ブロー スタイリング |
シザー
美容師の道具といえば、まずはハサミです。
美容師が使うハサミの名前は以下のように4種類あって、カットするスタイルに合わせて使用するシザーを選びます。
ハサミの種類
- ベーシック
- セニング
- スライド
- アール
作り手の技術や素材へのこだわりによって、最も値段の幅が大きく変わる道具と言えます。
>>美容師憧れのハサミの値段では、美容師としてのモチベーションを上げる高級シザーや、その選び方、業界で人気の有名ブランドメーカーをご紹介しています。
ベーシック
最もスタンダードなハサミです。
普通のハサミと同様、両方に刃が付いているタイプ。
ベーシックは、長さを示す「インチ」で選ぶ仕様、ハサミの長さにより使い心地やフィット感も変わってくるため、美容師のほとんどが異なる長さのベーシックを数本所持しています。
セニング
セニングは「すきバサミ」のことを指します。
片方の刃がクシ状になっているタイプ。
カットする長さは変えず、毛量調整したい場合に使います。
セニングは「カット率」で選ぶ仕様で、一開閉でカットできる量を「%」で示します。
スライド
スライドは、ボリュームの調整や、動きを出したいスタイルに使われるハサミです。
刃が片方にだけついているタイプ。
ハサミを滑らせながら髪の毛を逃してカットできる構造です。
スライドは「スライド率」で選ぶ仕様、高くなるほどカットできる毛量が少なくなることを示します。
下の画像は、異なるスライド率のカット比較です。
スライド率20%
スライド率80%
アール
仕上げなどの繊細なカット調整をしたい時に使われるハサミです。
刃の形状が曲線を描くカーブになっているのが特徴。
ハサミのメンテナンスや自分でできる簡単なお手入れ方法について解説している
>>美容師ハサミ研ぎ当日|セルフで研ぎ直しも併せてご覧ください。
シザーケース・アシスタントケース
美容師に必要な道具セットを収納して身につけておくのが、シザーケース・アシスタントケースです。
シザーケースのタイプによって、しまえるアイテムやハサミの本数などが異なりますので、自分が出し入れするのに必要なアイテムと合致するデザインを選ぶ必要があるでしょう。
それぞれのタイプを選ぶポイントや、おしゃれシザーケース専門店のおすすめランキング10を参考にしたい方は、
>>【シザーケース】美容師人気ブランドをチェック!
コーム
コームとは、細い形状の刃が直線に並ぶくしのことです。
主な用途は以下のようなシーンです。
- カットの際に毛を直線状にそろえる
- 分け目をつくる
- カラーやパーマの際にブロッキングする
- セットの際に逆毛を立てる
ブラシ
ブラシとは、刃がランダムに並ぶタイプのくしです。
主な用途は、シャンプー後のブローやスタイリング、セットなど。
ブラシの書類
- ロールブラシ
- スケルトンブラシ
- クッションブラシ
ダッカール
ダッカールは、一般的に言う「ヘアクリップ」のことを指します。
主な用途は、カットの毛量調整、カラーリングやパーマなどでのブロッキングで必要となるアイテム。
留める髪の毛量によって適したサイズを使うもの。
おすすめ!理美容用品専門の通販サイト
美容師に必要な道具一式が分かったところで、次は道具を購入できるオススメの美容用品専門通販サイトをご紹介します。
オススメの通販サイト
- 飛燕シザー
- ビューティーガレージ
- REVO+
飛燕シザー
引用元:飛燕シザー
飛燕(ひえん)シザーは、シザーの種類やバリエーションが豊かなショップとして名高い通販サイトです。
圧倒的な取り扱い商品数を誇るこだわりのラインナップが魅力。
予算や用度に合った商品をじっくり比較して選ぶことができます。
おすすめポイント
ビューティーガレージ
引用元:ビューティーガレージ
ビューティーガレージは、美容商材に特化した、品揃え豊富な卸通販サイトです。
会員制オンラインショップとなるため、会員登録が必要。
「美容材料激安」などで調べると出てくるように、国内最安値保証制度を掲げているのも魅力です。
おすすめポイント
また、実際に見て触れることができる国内最大級の大型ショールームが全国展開されています。
ショールーム
- 札幌
- 仙台
- 金沢
- 渋谷
- 東京本社
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 福岡
REVO+
引用元:REVO+
REVO+(レボプラス)は、美容師・理容師のための会員制プロショップとなっています。
会員登録数5万人超えの人気通販サイト。
ディーラーが取り扱う美容メーカーの製品から美容専門機材など、キーワードやメーカー名から探すことができます。
おすすめポイント
会員資格
引用元:REVO +
美容室、理容室、ネイルサロン、エステサロン、SPA、リラクゼーションサロンの
オーナー、従業員または開業予定、勤務予定の方。
美容に従事されているが店舗に勤務されていないフリー、面貸しの方。
美容専門学校、理容専門学校、美容に関する各種スクールの学生。
実店舗をもつシザーメーカー・販売店をお探しの方は、おすすめランキング一覧をご紹介している
>>美容師ハサミどこで買う?も参考にご覧ください。
アシスタント美容師にオススメ便利グッズ
アシスタント美容師としてスタートをきるには、万全な準備が必要です。
そこで、さらにあると便利なアイテム・グッズをご紹介します。
美容師にオススメ便利グッズ
- タイマー
- 毛払いブラシ
- ハンドクリームとグローブ
タイマー
タイマーは、カラーやパーマの薬剤を馴染ませておく時間を測るために重要なアイテム。
あらかじめタイマーが用意されているサロンも多いですが、自分用のタイマーも持っておくと便利です。
掛け持ちでいくつもタイマーを持つアシスタント美容師も少なくないからです。
毛払いブラシ
お客様がカット後の顔に細かい毛が付いている際にサッと払うことができる毛払いブラシもあると重宝します。
ティッシュやコットンなどが用意されているサロンもありますが、ブラシの方がより取れやすく、払い心地も良いのでお客様にとっても良いアイテムと言えるからです。
ハンドクリームとグローブ
ハンドクリームとグローブ(ゴム手袋)は、薬剤の刺激から手や爪を保護するための必須アイテム。
手荒れは美容師の悩みとして多く挙げられるほど、避けられない症状だからです。
カラー剤やパーマ液、シャンプーなどの際には、できるだけハンドクリームを塗ってからグローブをはめて行うように徹底することで伏せぐことができます。
サロンで使用する薬剤による手荒れや爪の変色については
>>美容師三大職業病・あるあるの病気
>>美容師の爪が黒い?
で詳しく解説しています。
美容師の道具に関するFAQ
美容師の道具に関連したよくある質問をまとめたので参考にご活用ください。
- 初めてサロンに出勤する日の持ち物は?
- 美容師が使うピンの名前・種類は?
- 美容師のシザーは何インチがちょうどいい?
- シザーは何年もつ?
- ハサミに利き手はあるの?
Q.初めてサロンに出勤する日の持ち物は?
A. 新人美容師として必要最低限の持ち物は以下の内容です。
- コーム
- ダッカール
- グローブ
- メモ帳
- ペン
Q.美容師が使うピンの名前・種類は?
A. ヘアアレンジの際に美容師が使う主なヘアピンは、以下の4種類です。
ヘアピンの種類
- アメリカンピン
- スモールピン
- Uピン
- 鬼ピン
Q.美容師のシザーは何インチがいい?
A. 5.5~6.0インチが標準的なサイズです。
手の大きさは人によって異なりますが、5.5インチくらいの少し小ぶりのものは小回りが利きやすいく使いやすいという特徴があります。
6.0インチで慣れていけば将来的にパワーのあるロングシザーを使うのも馴染みやすいでしょう。
Q.シザーは何年もつ?
A. 理美容ハサミの寿命は7~8年と言われています。
毎日簡単な水洗い・拭き取りなどのお手入れを続け、不具合を感じたら早目にプロの点検・メンテナンスに出しましょう。
Q.ハサミに利き手はあるの?
A. はい、あります。
美容師には右利きの人の割合が多く、なかには左利きでも右に矯正しているケースもあります。
市場に出回っている既製品のハサミは右利き用が多いからです。
そのため左利き用はセミオーダーメイド扱いになることも少なくありません。
まとめ
今回は「美容師に必要な道具」について解説しました。
結論、美容師に必要な道具は以下の種類です。
美容師の道具
- シザー
- シザーケース・アシスタントケース
- コーム
- ブラシ
- ダッカール
加えて、あれば便利なアイテムもご紹介しました。
美容師の便利グッズ
- タイマー
- 毛払いブラシ
- ハンドクリームとグローブ
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