【美容師の本音】美容師裏側事情・美容師あるある|理想のお客さんに共感

美容師という職業は、憧れの存在ですが、その裏側にはなかなか語られない本音や悩みがあります。
本記事では、美容師目線で「こんなお客様に来てほしい!」「こんなことを言われると困る…」といった美容師の本音を紹介します。

この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
【美容師の裏事情】本音ではやめてほしい!困ったお客様

美容師はお客様との会話やコミュニケーションを大切にしていますが、時には困ってしまう嫌な客の言動や行動も…。
美容院では、密かに「来るな」のサインを送っているかもしれませんよ。
でも「美容院の裏怖すぎる」とこわがる必要はありません。
嫌な客ランキングにされないように、ここでは美容師の気持ちを知っておきましょう。
本音では言われて困ることや「やめてほしい」と思ってしまうお客様の特徴を紹介します。
- 「お任せで」と言う
- 伝え方がざっくりすぎる
- 無理難題なオーダーをしてくる
- 施術中よく動く
- 遅れてくる
>>美容師の嫌いな客対応も参考にしてください。
「お任せで」と言う
美容室に来て、「お任せでお願いします」と言うお客様は意外と困ることが多いです。
美容師側は、客の好みやライフスタイルをすべて把握しているわけではありません。
「お任せで」と言われても、どの程度の変化を望んでいるのかが分からないため、美容師は非常に慎重になります。
例えば、「お任せで」と言いながら仕上がりを見て「思っていたのと違う」と言われるケースもあります。

具体的な希望や好きなスタイルを伝えることで、より満足のいく仕上がりになります。
伝え方がざっくりすぎる
「短めで」「軽くして」など、男性でも女性でもざっくりした注文は美容師を困らせがちです。
短めといっても人によって捉え方が違い、どのくらいカットすればいいのか分かりにくいからです。
「軽くして」と言われても、どこをどの程度軽くするのかの基準がないと、仕上がりに差が出ることも。
希望の長さや軽さを具体的に伝えたり、写真を見せるとスムーズです。
無理難題なオーダーをしてくる
美容師が「これは難しい…」と思うオーダーがあります。
無理難題なオーダーなのに、「希望通りにしてくれない」といつも言うのは来てほしくない客です。
例えば、ブリーチなしで透明感のある髪色を希望したり、髪質的に難しいスタイルを指定されると、美容師の技術だけではどうにもなりません。
SNSで見たカラーやパーマが自分の髪に合うとは限らず、現実的ではないことも。
美容師のアドバイスを聞きながら、できる範囲で理想のスタイルを伝えるのがベストです。
施術中よく動く
シャンプーやヘッドスパなど施術中に頭や体を動かされると、美容師は困ってしまいます。
特にハサミやバリカンを使う場面では危険も伴うため、できるだけ動かないでほしいのが本音です。
雑誌を読んでいて急に動いたり、スマホを操作しながら頭を動かすと、カットの仕上がりにも影響が出ます。
リラックスして施術を受けることを意識すると、お互いに気持ちよく過ごせます。
遅れてくる
予約時間に遅れるお客様は、美容師にとって頭を悩ませる存在です。
一人のお客様の遅れが、次の予約の方にも影響を及ぼしてしまうため、スケジュール管理が難しくなります。
5分程度なら調整できますが、15分以上の遅れになると予定通りの施術ができなくなります。
時間に余裕をもって来店すると、美容師も安心して施術できます。
美容院で来てほしくない客や>>美容室で嫌なお客さんの断り方も知っておくといいです。
美容師にとって嬉しい!理想のお客様


美容師にとって、ありがたいと感じるお客様の特徴を紹介します。
- 「ありがとう」と言ってくれる
- 希望スタイルを画像で見せてくれる
- 髪の悩みをしっかり伝えてくれる
- 指名してくれる
美容師には普段なかなか言えない本音があります。
お客様側も仕上がりを褒めるなど、少し意識を変えて、いいお客さんでいれば、美容師とより良い関係を築くことができます。
良い意味で印象に残る客は、美容師はまた来てほしい客だと思うのです。



美容師もお客様に癒されるのです。
>>美容師とお客さんとの恋愛もご覧ください。
「ありがとう」と言ってくれる
シンプルですが、「ありがとう」の一言が美容師の励みになります。
接客業である美容師にとって、お客様の感謝の言葉は仕事のモチベーションにつながるからです。
「今日もありがとうございました!」と言ってくれるお客様は、美容師にとって非常に印象が良いです。
感謝の気持ちを伝えるだけで、より良いサービスを受けられることもあります。
>>美容師が癒される客には良い特徴があります。
希望スタイルを画像で見せてくれる
写真でイメージを伝えてくれると、美容師はとても助かります。
言葉だけでは伝わりにくいニュアンスを、視覚的に共有できるからです。
特にカラーやパーマの場合、写真があると希望通りの仕上がりを理解しやすくなります。
希望のスタイルがあれば、事前に画像を用意しておくと良いでしょう。
髪の悩みをしっかり伝えてくれる
髪の悩みを詳しく伝えてくれるお客様は、美容師にとって施術しやすいです。
美容師はお客様の髪質や生活習慣に合わせた提案をしたいと考えているからです。
髪が綺麗な客でも、「広がりやすい」「トップがペタンとする」など、具体的に伝えると可愛いと思う客と印象に残ります。
また来てほしい客、楽しみな客として、的確なアドバイスがもらえます。



気になる点は遠慮せず相談すると、美容師も最適な施術を提案できます。
指名してくれる
指名してくれるお客様は、美容師にとって本当にありがたいです。
指名されると、美容師側もお客様から喜ばれていると実感でき、仕事へのモチベーションが上がります。
リピーターが多い美容師は、売上に貢献でき高く評価される点も嬉しいポイントです。
>>美容院で常連が来なくなるのは致命的です。
給料への本音


美容師が給料面に感じている本音で多いのは次の3つです。
- アシスタント時代は安すぎてキツイ
- 指名が増えたのに給料が上がらない
- 拘束時間の割に給料が安い
アシスタント時代は安すぎてキツイ
アシスタント時代の給料の低さに苦しむ美容師は多いです。
長時間労働にもかかわらず、給料は最低賃金に近いことが多く、生活が厳しいからです。
シャンプーやヘッドスパ、片付け、練習に追われながらも、手取り10万円台というケースも珍しくありません。



経験を積み、指名を増やすことで給料が上がるため、努力が必要です。
指名が増えたのに給料が上がらない
指名が増えても給料が上がらないことがあります。
歩合制のサロンでは売上の一定割合しかもらえず、手取りが思うように増えないからです。
月の売上が100万円を超えても、実際の給料は30万円程度というケースも。
給与体系をしっかり理解し、指名が増えた時に給料が上がるか確認すべきです。
拘束時間の割に給料が安い
美容師は拘束時間の割に給料が安い職業です。
サロンでの勤務時間は営業時間だけではありません。
準備や片付け、練習やミーティングなど営業時間外の拘束時間が長いです。
その全てに残業代が支払われるわけではないので、給料と実際の勤務時間のバランスが悪いと不満を抱える美容師は多いです。
休日への本音
美容師は休日が一般的な会社員と違うので不満も美容師ならではです。
セミナー参加で休めないこともある
他業種よりも休み少ないな、と痛感する
カレンダー通りの休日に憧れがち
セミナー参加で休めないこともある
休日でもセミナーや講習に参加する美容師は多いです。
技術向上のために勉強を続けなければならない業界だからです。
休日を使って有名美容師の講習に参加することもあり、結果的に休みが減ります。
成長のためとはいえ、適度な休息も必要です。
他業種よりも休み少ないな、と痛感する
美容師は一般的な職業よりも休みが少ないと感じることが多いです。
土日や祝日が稼ぎどきなので、カレンダー通りに休めないからです。
スケジュールを工夫して、リフレッシュする時間を確保することが大切です。
カレンダー通りの休日に憧れがち
美容師はカレンダー通りの休日に憧れがちです。
カレンダーの休日は、ほぼ出勤なので会社員などの友人との予定が合わず、プライベートの時間が取りにくいことも。
たまにはカレンダー通りに休みたいと思う美容師は多いです。
フリーランス美容師の本音


美容師の働き方で広まっているフリーランスですが、社員美容師とは違う本音がたくさんあります。
- とにかく自由
- 仕事と私生活のバランスを調整できる
- 人間関係から解放される
- 開業して独立よりコスパいい
- 副業もできる
- 収入は自分次第
- 確定申告が必要
- アシスタントなどの連携が難しい
- サロンには当たりハズレがありがち
>>フリーランス美容師のサロンの探し方は効率的に行うのが大切です。
とにかく自由
フリーランス美容師は時間や働き方の自由度が高いです。
サロンに縛られず、自分のペースで仕事ができるからです。
予約を調整して長期休暇を取ることも可能です。
自由と引き換えに自己管理が必要ですが、働き方の選択肢が広がります。
仕事と私生活のバランスを調整できる
フリーランス美容師は、仕事と私生活のバランスの調整が可能です。
働き方や勤務時間が自由なので、私生活を優先する働き方もバリバリ仕事に没頭することもできます。



自分でバランスを調整して美容師を続けられるのがメリットです。
人間関係から解放される
フリーランスの美容師は、サロン特有の上下関係や人間関係のストレスから解放されます。
正社員の美容師は、上司や同僚との関係に気を遣う場面が多いですが、フリーになると自分のペースで働けます。
「厳しい先輩や上下関係が苦手でフリーになった」という美容師も多く、自由な環境が魅力です。
余計なストレスなく、自分の技術やお客様との関係に集中できる点がフリーランスのメリットです。
開業して独立よりコスパいい
自分のサロンを持つよりも、シェアサロンなどを活用した方がコスト面で有利です。
店舗を持つと賃貸料や設備投資がかかりますが、フリーランスなら場所を借りるだけで済みます。
シェアサロンの利用や、レンタルスペースを使うことで初期費用を抑えられます。
金銭的なリスクを取らずに仕事ができるため、コスパの良さがフリーランスの魅力です。
副業もできる
フリーランス美容師は、副業の自由度が高いです。
勤務時間が固定されていないため、空いた時間に別の仕事をすることが可能です。
YouTubeやSNSでの発信、講師業、物販など、美容関連の副業をしている美容師もいます。
美容師としての枠にとらわれず、自分の可能性を広げられます。
収入は自分次第
フリーランスは収入の上限がなく、努力次第で大きく稼げます。
正社員のように固定給ではなく、指名数や単価の設定次第で収入が変動します。
指名が多い美容師や単価を上げられる美容師は、会社員時代よりも収入が増えます。
自分の技術や営業力を活かせば、高収入を目指せるのです。
美容師売>>美容室やフリーランス美容師の年収も参考にしてください!
確定申告が必要
フリーランスは確定申告を自分で行わねばなりません。
会社員美容師と異なり、税金や経費の管理をすべて自己責任で行います。
経費の計上や帳簿の管理を怠ると、思ったより税金が高くなることがあるので要注意です。
税務知識が必要ですが、しっかり管理すれば節税も可能です。
アシスタントなどの連携が難しい
フリーランス美容師は基本的に一人で働くため、アシスタントを使うことは少ないです。
業務委託あるあるですが、サロン勤務と違い、フリーランスはすべて自分で対応しなければなりません。
アシスタントをお願いすることもありますが、うまく連携できずストレスが溜まります。
アシスタントがいないと、カラーやパーマでは一人での施術には時間がかかります。
サロンには当たりハズレがありがち
フリーランスの美容師が利用するシェアサロンやレンタルサロンには、当たりハズレがあるのが面貸しあるあるです。



設備の充実度や客層、オーナーの方針などが異なるため、環境の良し悪しで働きやすさが変わります。
オーナーのこだわりが強すぎるサロンや、客層が合わないサロンだと働きにくいです。
まとめ
美容師にとって理想のお客様は、具体的なオーダーを伝え、感謝の言葉を忘れない人です。
美容師はお客様のご希望に応えたいと考えていますが、遅刻や「お任せ」「無理なオーダー」は最終的に影響を与え、トラブルの原因になります。施術中の動きも美容師に負担がかかります。
さらに美容師業界のあるあるを知っておけば、美容師も共感でき仕事の励みにもなります。