美容師が歳をとったらどうなる?40代以上はどうすればいい?解決策をご提案
「美容師は歳をとったらどうすればいいの?」
本記事は、このような方に向けて「美容師が歳を取ったらどうすれば良いのか」を徹底解説しています。
人間は誰しも歳を取ります。
その事を踏まえて、歳を取った場合の解決方法やどのような行動を取れば良いのかまで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師が歳をとったらどうなる?
都心の美容室に行くと2〜30代の美容師さんが多く、年配の美容師さんが少ない傾向にあります。
そのこともあってか「美容師は40代から厳しい」とよく言われているのが現状です。
しかし実際は4〜60代でも現役で、バリバリ美容師として活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。
なぜ「美容師は歳を取ったら厳しい」と言われるの?
それでは、なぜ美容師は歳を取ったら厳しいと言われてしまうのでしょうか。
原因は大きく分けて3つあげられます。
美容師は歳を取ったら厳しいと言われる理由
- 以前は「40代でハサミを置く」という文化があった
- 美容師はハードワークで長時間の立ち仕事なので、体力的に厳しくなった
- 最新のトレンドについていけなくなる
このようなことから歳を取った美容師は厳しいと言われてしまう原因になっています。
美容師という職業は常にトレンドを先取りして、新しい技術やスタイルがどんどん誕生してきます。
それらをいち早く取り入れて発信していかなければならず、遅れをとってしまうと置いていかれてしまいます。
都心では若い美容師が多くトレンドにも敏感です。
そこで年々若い美容師についていけなくなってしまったり、働きにくくなってしまい転職する方も多いのです。
またお昼も取れないようなハードワークな場合もあり、歳を取るに連れて体力が追いつかなくなってしまうケースも多いでしょう。
美容師は歳をとったらどうすれば良い?
歳を取ったら「美容師をやめなくてはいけないの?」と思いがちですが全くそうではありません。
ある程度の年齢を過ぎたら考えるべき働き方についてご紹介いたします。
- 地域密着型の美容師として働く
- チェーン店の店長を目指す
- 自身で美容室を経営する
1つずつ解説していきます。
地域密着型の美容師として働く
最もメジャーなパターンが地域密着型の美容室で働くことです。
都心と違い地域密着型の美容室は年齢層が高い傾向があり、落ち着いている店舗も多いので働きやすく感じる傾向があります。
最先端の技術よりも信頼感や相性が重要となってくることが多いため、今まで培ってきた技術でお客様を満足させることもできます。
チェーン店の店長を目指す
地域にこだわらず店長などの役職についてしまうのも一つの手です。
長年努めてきた経験や知識を生かして、店長として現役で美容師を続けるのもありです。
また完全に運営側にシフトチェンジしたり、経営に携わり現場からではなく裏方として働く方法もあります。
自身で美容室を経営する
その他にも、自分で開業して美容室を経営するパターンもあります。
地元や自分の好きな街に小規模の店舗を構えて、自分のペースで予約を取りのんびりサロンワークすることもできます。
収益をアップさせるためにはそれなりに入客しなくてはなりませんが、ベテランでしたら今まで担当していたお客様もいるのでそこまで困らないケースも多いです。
アシスタント又はスタイリストを雇って業務負担を減らしたりと調整できるのも美容室経営者ならではの権限です。
働き方次第で定年もなく長く美容師を続けていくことができるのが何よりのメリットです。
業務委託
業務委託は個人事業主として、サロンオーナーと業務委託契約を結ぶ働き方になります。
雇われの美容師と違うのは、サロンオーナーと同等の立場で働くことのできる点です。
そして働いた分を給与ではなく、働いた分を報酬という形で受け取ります。
決められた業務をこなすことができれば、時間や休みが比較的自由で自分のペースで働きたい方にはもってこいです。
注意点:確定申告や税金関係の申請など、自分で対応する必要があります。
支出や経費などの管理まで自分一人で行わなくてはならないので、そのあたりの知識や勉強も必要不可欠です。
自分が担当した分の売上の何%かを引かれた額が報酬となるため、たくさん入客できればそれだけ報酬は増えていきます。
そのため集客できていないサロンの場合思ったよりも稼げない、といったケースもあり得ます。
自分でお客様を呼べるスタイリストならばいいのですが、そうではない場合は事前に美容室の集客状況を確認すると安心です。
訪問美容師
訪問美容師とは様々な理由で美容室に足を運べないお客様のために、自宅や介護施設、病院へ出向いて施術を行う働き方になります。
介護美容師や福祉美容師とも言われています。
基本的に美容室は保健所の認可が降りた美容所での施術が義務付けられていますが、以下のような特別な場合のみ、美容所以外での施術が認められているのです。
- 高齢、障害、病気
- 介護、育児
- 式典などのイベントのため、その場での施術が必要な場合
- 住んでいる地域に美容室がない
日本は高齢化が進んでいるため、需要は伸び続けています。
店舗を構える必要もなく、出向いてその決められた時間内に施術すればよいので時間の自由もききやすいでしょう。
自分で集客
自営業で美容師を続けるとなると必要になってくるのが、自身の集客力です。
既存のお客様はリピータとして通っていただかなくてはなりませんし、新たな新規のお客様にもご来店いただかなくてはなりません。
自分で集客するためには以下のような方法があります。
- 美容ポータルサイト集客
- ホームページ集客
- SNS集客
- チラシ集客
- 紹介集客
- リスティング集客
このように様々な方法を使い分けながら、集客していく必要があります。
特に手軽に取り入れることのできるSNS集客は必須と言えます。
You Tube、Instagram、TikTok、Twitterなどアプローチしたい事によって何のツールを使おうか考えていきます。
自身の得意な技術やオススメのスタイルなどを、SNSを通じてうまく発信することによってスタイリスト個人のファンを増やすことができるのです。
既存のお客様の次回提案などにもSNSを活用したり、ご紹介に対する特典などを設けることでお客様の家族やお友達と繋がっていくことができます。
自分で様々な工夫をしながら集客力を高めていかなくてはなりません。
店長を目指す・ご自身で美容室を経営する方におすすめ「JOBVR」
もしも店長を目指していきたいと思い今の美容室では難しいと感じる場合は、チャンスのある店舗に転職を考えてみるといいかもしれません。
求人情報をみても見極めが難しいと感じる方には「JOB VR」をオススメいたします。
疑問点などチャットで気軽に質問できる使用なので、自分の求めている条件が明確に伝わりやすくなっています。
また、個人事業主としてスタッフを募集している方にもオススメできます。
気軽にバイトとしてサロンワークも実施できるので、店舗に馴染めるかやスタッフの相性なども見極めることが可能となります。
まとめ
長年美容師として働いた後にどうしていくのか、噂だけ聞いていると不安になってしまいがちですよね。
しかし今回ご紹介したように働き方や場所を変えれば、まだまだ現役で活躍する場があることがおわかりいただけたのだはないでしょうか。
せっかくなった美容師を続けていくために、自分がどの方向性で活躍していくのか今のうちから考えて、それに向かっての店舗や働き方を選択できるといいですね。
今回の記事が、少しでも選択の参考になれたら幸いです。
本記事のまとめ
- 美容師は歳を取ったら厳しいと言われる理由は「日本の文化」「ハードワーク」「最新のトレンドについていけない」
- 美容師は歳を取ったら「地域密着型の美容師」「チェーン店の店長」「自身で美容室を経営する」といった道がある