美容師のフリーランスとは?働き方や給料、メリット・デメリットを徹底解説
「美容師のフリーランスってどんな働き方なの?」
このような方に向けて、本記事は執筆しています。
本記事では、美容師のフリーランスとしての働き方だけでなく、給料やメリット・デメリットについても徹底解説しています。
少しでもフリーランス美容師に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
フリーランス美容師とは。いったいどんな働き方をしてる?
フリーランス美容師とは、雇用されていない個人事業主という働き方です。
どこかの美容院に所属する社員や契約社員、アルバイトなど、従業員として働く美容師と違い、フリーランスの美容師は自分で売上を管理し、労働時間も自由な働き方を目指せます。
美容院に就職して数年の経験を積んだ後のステップアップとして、別の美容院に移籍する選択肢もありますが、業務委託やフリーランスという働き方を選ぶ美容師は近年増加の傾向に。
今回は美容院での面貸しなどではなく、最近増えた「シェアサロン」を利用したフリーランスを解説していきます。
業務委託については、別に記事にしていきますのでそちらを読んでくださいね。
フリーランス美容師。一番気になる収入は?年収は上がる?フリーランスになるメリット
フリーランスの美容師の年収は、通常の雇用されている美容師と比較するとどのような変化があるのでしょうか?
ここでは、フリーランス美容師のメリット、収入の仕組みや休み・労働時間についても解説していきますね。
フリーランス美容師の給料・収入の考え方
フリーランスの給料・収入は、完全出来高制となります。
完全出来高制とは、自分がやった分だけ収入が増える仕組みです。
例えば、お客様1人あたりの単価を10000円とします。
1日に5人担当すると50000円、1日に7人担当すると70000円といったように、売上がそのまま自分の収入につながります。
通常の雇用されている美容師にも、売上に応じた給与システムを取り入れているところが多くありますが、歩合となっていてその利率も店舗によってさまざま。
同じ売上でも、雇用されている美容師とフリーランスとでは給料・収入に差が生まれます。
フリーランスにはもちろん、材料費や場所代などの経費がかかりますが、働いたら働いた分の収入が増えるというわけです。
基本的に給料・収入は上がる傾向!
フリーランスは自分が売上げた分だけ収入になるので、たくさんの顧客がいればそれだけ給料・収入が増えます。
その反面、顧客が少ない美容師は売上を作るのが難しく、雇われていた時よりも収入が減少してしまいます。
ただ、フリーランスを選ぶ美容師は、顧客人数や技術、集客にある程度自信があり、独立してもやっていける目途がついている人がほとんど。
そのため、フリーランスとして軌道に乗れば、給料・収入は上がる傾向にあります。
自由な時間に働ける!場合によっては、週休3日も可能?
フリーランスの美容師は、働く日数や時間を自分で決められるようになります。
営業時間に合わせた時間の拘束がある従業員とは違って、朝はゆっくり出勤、早めに帰宅といった変則的な時間に働くことも可能です。
一定以上の満足できる収入がある場合には、午後だけ働く、1日の労働時間を増やして週休3日にするといった調整をすることも。
仕事の配分を考え、長期休暇で旅行に出かけるということも夢ではありません。
フリーランス美容師。デメリットは?
収入が増え、働く時間も自由、場合によっては週休3日も選べるというフリーランス。
まるで夢のようですが、当然デメリットもあります。
フリーランス美容師のデメリット
- 安定した収入がない
- 雇用保険や厚生年金がない
- 確定申告や経費計算が大変
- 自己管理が大変
1つずつ解説していきます。
デメリット1.安定した収入がない
フリーランス美容師のデメリット1つ目は「安定した収入がない」点です。
フリーランスは自分で稼いだ分が給料となるので、働かなければ収入がありません。
従業員として働いている場合は、最低賃金があるので基本給の土台がありますが、フリーランスにはありません。
- 病気や怪我による休業
- 顧客の減少
こうした場合、ひとりで売上を管理しているフリーランスは、フォローが難しくなってしまいます。
また、基本的にマンツーマンの施術になるので、かけもちで並行させることができません。
ひとりのお客様が予約時間よりも大幅に遅刻した場合も、次の予約のために断ることもあります。
また、1日に担当するお客様の人数に限界があるので、一人当たりの単価のアップや予約の取り方も気をつけなければいけません。
デメリット2.雇用保険や厚生年金がない
フリーランス美容師のデメリット2つ目は「雇用保険や厚生年金がない」点です。
フリーランスの美容師は個人事業主となるため、雇用保険や厚生年金がありません。
雇用保険は、失業をした際に手当が支給されたり、再就職の援助を受けられる制度です。
本人の意思でない失業の場合は即時、自己都合の場合は3カ月後から失業手当がもらえます。
従業員が5人以上いる美容室は厚生年金の加入義務があります。
自分だけで納める国民年金と違い、厚生年金は会社が従業員の納めている年金額と同額を一緒に納めます。
そのため、将来もらえる年金額が国民年金よりも高くなります。
デメリット3.確定申告や経費計算などの事務処理を自分でやらなければならない
フリーランス美容師のデメリット3つ目は「確定申告や経費計算などの処理が大変な」点です。
フリーランスの美容師になると、自身で帳簿をつけて収支を管理することが必要です。
従業員の確定申告は、医療費控除や雑所得の申告程度のあまり難しいものではありませんが、フリーランスはすべての収支を把握し、その利益に応じた税金を自分で納めることになります。
これらは、税理士にお願いすることもできますが、費用がかかります。
収入額によっては、税制処置を受けられる青色申告をしますが、これは帳簿も細かくつけなければならず、かなり複雑です。
最近では、会計ソフトもありますが、こまめな管理が必要なので、時間をとられることは間違いありません。
デメリット4.仕入れや仕入れた商品管理など、すべて自分でやるため、自己管理能力が必要
フリーランス美容師のデメリット4つ目は「自己管理が大変な」点です。
フリーランスは材料などの仕入れなども、すべて自分で行います。
「どれをどのくらい仕入れるか」「その費用は施術の代金に見合っているか」
など、従業員時代の仕入れ管理とは少し違った、収支バランスを考慮した視点も必要になってきます。
新色のカラー剤などの新しい商材も、顧客に勧められないものなら仕入れないといったように、必要なもの不必要なものを把握することも大切です。
フリーランス美容師に向いてる人の特徴
フリーランス美容師に向いてる人の特徴として、大きく下記の3つを挙げることができます。
フリーランス美容師に向いてる人の特徴
- 技術スキルの高い人
- 自己管理能力が高い人
- 積極的に動ける人
結論から言うと、能力の高い美容師であればすぐにフリーランスとして活躍することができます。
また、何かスキル的に足りない場合でも、現在は様々なツールが発展しているので、足りない部分はサービスを活用して補えれば、足りないスキルを補うことは可能です。
フリーランス美容師。将来性は?
フリーランス美容師はデメリットもたくさん考えられますが、収入アップを目指したい方や自由に働きたい方にとってはとても魅力的な働き方です。
最近では、シェアサロンが増えてきているのも、フリーランスとして働きやすい環境になっています。
シェアサロンとは、フリーランスの美容師に複数あるブースの一つを貸し、シャンプー台などの設備は共有するといったような形態の美容室。
月額制で使い放題や数時間だけのスポット貸しなど、使い方もさまざまです。
通常の営業としてだけでなく、週に何日かだけ利用したい副業の方や、練習や撮影スペースとしての利用の仕方も。
SNSの普及により、個人での集客もしやすくなっていることから、収入アップや自由な働き方などのメリットを受けやすくなってきています。
フリーランスの美容師は年々増えているので、今後はもっと働きやすい環境となっていくことが予想され、将来性のある働き方と言えるでしょう。
美容師になりたての方やまだ美容学生という方も、今からSNSを利用して、将来はフリーランスという働き方も考慮に入れてみてはいかがでしょうか?
フリーランス美容師の集客方法3選
フリーランス美容師におすすめの集客方法を3つほど紹介させていただきます。
フリーランス美容師の集客方法3選
- インスタグラム
- その他SNS
- 紹介
現状、SNSの中でもっとも効果のあるSNSは「Instagram」になります。
カットしている動画やカット後の写真を掲載することで、顧客にアプローチすることができます。
そのほかのSNSでも「TikTok」や「Youtube」といった媒体も集客方法に最低な媒体です。
SNS以外には「紹介」に力を入れましょう。
紹介されるための施策は「顧客の満足度」を高めることです。
満足したお客様はSNSなどで発信してくれますので、紹介集客に力を入れたい方は、ぜひ「顧客満足度」を高めるようにしてみてください。
まとめ
ここまでで「美容師のフリーランスとは?働き方や給料、メリット・デメリットを徹底解説」の解説は以上です。
本記事のまとめ
- フリーランス美容師とは、雇用されていない個人事業主という働き方
- フリーランス美容師のメリットは「給料・収入が上がる」「自由な働き方できる」点
- フリーランス美容師のデメリットは「収入が不安定」「保険関連の自立」「税務の対応」「仕入れ」など自分で対応する項目が増える点
- フリーランス美容師に向いてる人は「自分で問題を解決できる人」
- フリーランス美容師におすすめの集客方法は「Instagram」「その他SNS媒体」「紹介」
本記事は以上です。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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