美容師の悩み|スタイリスト・アシスタントを辞めたい美容師あるあるとは
「スタイリスト美容師の悩み・不安なこととは? 」
「アシスタントではどんな悩みが多い?」
「美容師を辞めたい理由ってどんな内容?」
このように仕事で悩んでいる美容師の方に向け、「美容師スタイリスト・アシスタントの悩み」について以下の内容をまとめています。
- スタイリストの悩みと解決策
- アシスタントの悩みと解決策
- 女性美容師特有の悩みと解決策
- 解決できない場合は転職もアリ
結論、スタイリストは求められる成果へのプレッシャーに悩み、一方でアシスタントは成長過程での葛藤に悩む傾向が多くみられます。
また、女性の美容師さんでは、結婚・出産に関するキャリアについて悩まれるケースが多いでしょう。
美容師あるあるの悩みとは簡単に解決できないケースも多いものですが、自分自身の気持ちを尊重し、行動に起こすことで解消できる場合がほとんどと言えます。
同じような経験をしてきている美容師の方々がどんなふうに乗り越えてきたのか、参考に見ていきましょう。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
スタイリストの悩みと解決策
スタイリスト美容師で多く見られる悩みと、その解決策は以下の内容です。
悩み | 解決策 |
売上向上 集客 | 焦らず自分の強みを極めること トレンドや情報収集を欠かさない 接客・技術とも丁寧さを心掛ける |
人材育成 | 考え方やマインドを変える 指導には一貫性を持たせる 相談しやすい環境をつくる 方向性やゴールを周知させる すぐに成果を求めない |
顧客対応への責任感 | 丁寧なカウンセリング 丁寧な接客・施術 適度なコミュニケーション スキルアップへの取り組み 経験を重ねる |
>>美容室で嫌なお客さんの断り方では、
「美容院で来てほしくない客」「美容院来るなサイン」「迷惑な特徴」などについて解説しています。
売上向上・集客
まず、スタイリストの不安や悩みで多く見られるのは「売上向上」に対するプレッシャーでしょう。
なぜなら、「プロとしてお店に貢献しなければ」という責任を感じる反面、売上が思うようにつくれない時期も当然ながら発生し得るからといえます。
サロンの売上をつくることは、スタイリストの任務であるとはいえ、お客様が来てくれないことには売上が立ちません。
さらに言えば、現状維持ではなく経営状況をより良くしていけるサービスを提供し続けることが求められます。
これは、「重圧」そのものですね。
解決策
- 焦らず自分の強みを極めること
- トレンドや情報収集を欠かさない
- 接客・技術とも丁寧さを心掛ける
売上向上に対する悩みや不安を払拭したい場合は、「安定的に売上を計上し続けること」が必要です。
そのためには、既存顧客を増やすこと。
例えば、他のスタイリストとの売上やリピーター率を比較するほど焦ってしまい負のスパイラルに陥ります。
自分自身がライバルだと認識し、スキルを分析した上で得意とする技術をさらに練り上げていきましょう。
施術だけでなく、センスの良さやコミュニケーションスキルなど、何かこれは負けないという強みがある人で丁寧な対応とスタイリングができる美容師であれば、必ずリピートしてくれるお客様が増えていくはずです。
それは、お店にとっても大切な人材となってポジションを確立していけるでしょう。
人材育成
次に、スタイリストの悩みとして避けられないのは「人材育成」が思うようにいかないことです。
それは、人によって理解できる伝え方や、速度などが異なるためです。
後輩とは、自分の仕事をサポートしてくれる相手。
また、今後ともにお店を盛り上げていく戦力として接します。
その相手が理解しやすい伝え方を心掛けることで自分自身がラクになれるという思考をもつことです。
人材育成で培った経験は、
自分自身の能力向上にも直結すると考えてください。
解決策
- 考え方やマインドを変える
- 指導には一貫性を持たせる
- 相談しやすい環境をつくる
- 方向性やゴールを周知させる
- すぐに成果を求めない
人材育成で重要なのは、「一貫性を保つこと」です。
言動と行動に矛盾があったり、指導内容に整合性がないと、育成される側は不信感を抱くことに。
その場合、信頼関係を築けずに人材育成効果が損なわれる原因となります。
また、新人は慣れない仕事や環境に戸惑い、悩みや課題を抱え込むことで成長が滞る原因となる傾向があります。
あと、もうひとつ欠かせないポイントは、
「サロンの方向性やゴールを周知させること」です。
それは、チームで認識共有することにより、自身が成し遂げるべきミッションを明確化できるなど、主体的な考え方を身につけることができるから。
そうして「やりがい」を感じさせ、モチベーション維持・向上に役立てることが人材育成を成功させる過程となっていくはずです。
顧客対応への責任感
さいごに、スタイリストの悩みとなる不安要素として「お客様を担当するという責任感」も挙げられるでしょう。
なぜなら、スタイリストはお店の代表として、お客様に満足してもらえるサービスを提供するという責任があるからです。
その反面、精一杯対応しても、ときにはお客様に納得してもらえない可能性を含みます。
例えば、
- お客様との相性
- お店の混み具合
- スタイリングの擦り合わせに認識の齟齬(そご)
があったりなど、原因は様々。
トラウマになってしまいますよね。
その重責から毎回接客の度に緊張してしまい、
うまく振る舞えないなどで悩むスタイリストも少なくありません。
解決策
- 丁寧なカウンセリング
- 丁寧な接客・施術
- 適度なコミュニケーション
- スキルアップへの取り組み
- 経験を重ねる
そういった責任感という重責から解放するには
「丁寧な対応を心がけこと」
「経験を積んでいくこと」
です。
それは、お客様が対応されるうえで感じ取れるものだからです。
誠意を持って対応してもらえたと感じられるほど、お客様の満足度は上昇傾向にあります。
大切な髪を委ねるわけですから、大切に扱ってくれる担当者がいいのは当然のこと。
何事にも通じるものですが、近道はありません。
経験を積み重ね、技術力の向上に励むことこそが、プロとして上質なサービスを提供できるようになる方法と言えるでしょう。
いま一度、自身が目指したい美容師像や、将来的にどんな活躍をしていきたいかを整理して考えていくことで、そのために必要となる過程を逆算し、日々の具体的な目標を立てていくことが悩み解消に直結するでしょう。
美容師としてのやりがいを感じられる
「また来てほしい客」「楽しみな客」「客あるある」について解説した
>>美容院の上客とは|美容師が好む客・印象に残る客や指名が嬉しい理由
も併せて参考にご覧ください。
アシスタントの悩みと解決策
アシスタント美容師でよくある悩みと、その解決策は以下の内容です。
悩み | 解決策 |
プライベートな時間がない | 期間限定と割り切る スキルアップのため |
指導内容の差異 | 上司やサロンオーナーへ相談 |
人間関係 | 割り切る 上司に相談 目標を設定 |
手荒れ・腰痛 | こまめな保湿ケア ストレッチ |
>>美容師アシスタントあるあるとは
でも美容師アシスタントの本音やありがちな失敗、ストレス・辛いことをご紹介しています。
プライベートな時間がない
アシスタント美容師の悩み1つ目は、「プライベートな時間がつくれないこと」が挙げられます。
その理由は、業務時間外にも技術練習をする必要があるサロンがまだまだ多いためです。
営業時間内に練習時間を設けているサロンであれば、それほど悩む必要がないように思えますね。
それでも、実際に営業中は忙しくてそんな時間はなく、開店前の早朝と閉店後の深夜まで練習しているアシスタントがほとんどではないでしょうか。
加えて、休日のセミナー参加や手伝いなどの業務が相まって「プライベートなど皆無」と嘆く新人アシスタントは後を絶ちません。
解決策
- 期間を設定する
- スキルを習得する
自分時間がないという悩みに対する解決策は、自分で適正期間を設定して、それまでに十分なスキルを身につけることです。
今の辛い状況は「期間限定」であると自身に認識させることで、乗り越える力を蓄えることができます。
さらに、ある一定レベルまでのスキル習得を目標に掲げることによって、より有益な下積み時代を経ることができるでしょう。
意識して取り組むのと、そうでないのとでは、数か月後の姿が全く違っているはずです。
たとえその後に、労働条件のいい職場へ転職するとしても、その経験が役に立ち無駄にはなりません。
指導内容の差異
アシスタントの悩み2つ目は、先輩スタイリストによって指導内容に違いが生じることです。
それは、お店全体でやり方が統一できていないことや、教育体制が整っていない職場だからと言えます。
解決策
上司やサロンオーナーへ相談
指導内容の差異に関する解決策は、信頼できる上司に確認したり、相談することです。
お店でいちばん仕事ができると感じる先輩や、親身になってくれる先輩、またはサロンオーナーへ現状抱えている疑問について打ち明けることで解決させる必要があります。
お店としてもスタッフ間の認識を統一させ、教育体制を整備していかなくてはなりませんね。
人間関係
3つ目に、アシスタントの悩みといえば「人間関係」に振り回されて疲弊してしまうケースです。
なぜなら、美容師業界は他業種と比べて、縦社会がはっきりとしているためです。
美容師アシスタントでうまくいかない、ぶち当たる壁として多く挙げられるのも、この人間関係の問題です。
それは、美容室のほとんどが先輩の指導を受けてスタイリストへと育成していく「労働環境」が主軸となっているからと言えるでしょう。
例えば、教える側に人材育成についての知識が不十分である場合、新人育成どころかやる気やモチベーションを潰されてしまう可能性が高まります。
また、同期がいれば比較対象にされるなど、ライバル関係から生じる競争心で関係性がこじれてしまうパターンなども少なくありません。
解決策
- 割り切る
- 上司に相談する
- 目標を設定する
人間関係の悩みを解決させるにはまず、割り切って対応することです。
自分に落ち度があって注意されたことは改善に向けて、素直に聞き入れることが必要ですが、理不尽な内容と感じるのであれば受け流すことが必要でしょう。
とはいっても、狭い店内で毎日顔を合わせるわけですから「受け流すのに限界がきて精神的にきつい」という場合には、思い切って上司やオーナーへ相談してみることで解消できるケースもあります。
また、小さなことでもいいので
「自分なりの目標を設定」をすることで辛いことが乗り越えられるようになるものです。
ささやかな目標設定の一例で言えば…
「一度も注意されない日をつくる」
「先輩スタイリストの接客スキルを盗む」
「サロンが得意としているカラーリング技術を習得するまではやり通す」など。
何のために今の経験が必要なのか見出せることが、今後の自分に大きく影響してくるでしょう。
手荒れ・腰痛
さいごに、アシスタントの悩みとして多いのは「手荒れや腰痛、足のむくみ」など体に負担がかかって出る症状です。
なぜなら、美容師は水や薬剤を使用する頻度が多く、長時間労働で立ちっぱなしの作業となり、休憩時間も十分に取れないことが日常的であるからです。
悪化してひどい場合には、美容師の仕事自体を続けることが困難になるケースも。
そのため、日常的にこまめなケアを怠らないことがとても重要です。
解決策
- こまめな保湿ケア
- ストレッチ
手荒れであれば、仕事中でもこまめに保湿ケアをすることが効果的です。
手荒れの原因は乾燥であることがほとんどのため、手が濡れたらその都度拭き取り、ハンドクリームやオイルなどを塗りましょう。
また、可能な限り手袋などで保護することも有効です。
腰痛や足の疲れに関しては、ストレッチが効果的です。
足腰を伸ばす意識で仕事中も動かしてみたり、お風呂上がりや寝る前のストレッチはできる限り習慣にしておくといいでしょう。
睡眠不足で面倒なときは、寝たまま壁や枕を重ねた高い部分に足を上げて数分放置しておくだけでも血流が良くなってストレッチに似た疲労回復効果を得ることができます。
また、美容師の悩みで多いものをランキング形式でご紹介している
>>美容師が辞める理由ランキング
も参考にどうぞ。
女性美容師特有の悩み
美容師という職業柄、女性ならではの悩みもあるようです。
キャリア的にもやっとやりたいことができるようになったタイミングと、出産を考えるべき年齢がかぶる。
結婚や出産と仕事が充実する時期が重なり、両立させることができずに選択を迫られる。
ホルモンバランスが崩れたり、年齢を重ねるごとに体力が続かない。
結婚・出産も考えると、男性と同じキャリアを積んでいくことが難しいと感じる。
どんなに頑張って売上を伸ばしても、結婚後に辞める可能性の低い男性が優遇される。
生理痛などで体調が悪いときでも休めないし、座っていられない。
結婚を考える相手が普通の会社員男性だと、美容師の仕事に対して特性を理解してもらえなかったりする。
「美容の仕事はやりがいもあって楽しいからずっと続けたい」という思いがある一方で、
結婚や出産といった選択をする場合にはやめざるを得ない
美容師の労働環境に悩む女性が多いようです。
解決策
- 待遇が整った職場環境を選択する
- キャリアビジョンを明確にしておく
なかなか難しいことですが、できるだけ将来的なキャリアビジョンを就職前に提示して、それに見合った理解あるサロン選びをすることも重要です。
万が一入社してみて、認識と違うなどといった場合には転職も視野に入れていいでしょう。
>>美容師でも産休は取れるでは、妊娠・出産でもらえる給付金や手続きなどについてご紹介しています。
解決できない場合は転職もアリ
これまで美容師によくある悩みと、その解決策についてご紹介してきましたが、「そんなことでは解決できない!」という場合もあるでしょう。
その場合は、「転職することで解決できる」はずです。
なぜなら、自分自身の心掛けや行動で改善できないのであれば、環境を変えることで解消できる可能性が高いと言えるからです。
転職という選択肢
- 別のサロンで働いてみる
- フリーランスとして独立する
- 独立して開業する
- 美容師以外の職種・業界に転職する
美容師は続けたいのか、サロンを経営する側になりたいのか、それとも美容師という仕事自体を辞めたいのか。
これからの人生についてももちろん大事ですが、今の自分が自分らしく生きられる方法が必ずどこかに在るものです。
美容師の転職について詳しく解説している
>>美容室の無料求人おすすめランキング
>>【美容師】辛い・大変なこと
>>美容師のフリーランスとは?
も参考にしてみてください。
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この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
まとめ
今回は、「美容師の悩み」について、
スタイリスト・アシスタント別に解説してきました。
他の経験者と、自分の悩みとを擦り合わせすることで、客観的な視点で現状が見えてきます。
自分なりに悩みを解決できる糸口を見つけ、新たなステージへ邁進することができるでしょう!
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