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美容師は何歳から何歳まで働ける?40代定年・独立|美容師免許を活かせる仕事

美容師は何歳から何歳まで働ける?40代定年・独立|美容師免許を活かせる仕事

美容師には何歳までなれるのか。

美容師は年齢に関係なく働き続けることができる職業。資格取得時も年齢は不問です。

ただし、体力・収入・働き方のバランスを見直す必要があるのは40代以降。

実際、美容師が年取ると稼げなくなるのでは..と不安を感じる方も少なくないようです。

「40代で限界」「もう若手には勝てない」と言われる年齢層の誤解は関係なく、実際には独立・フリーランス・講師・企業勤務など新たな道を選ぶ人が増えています。

美容師のキャリアはサロンワークだけでは終わりません。

美容師免許を活かして、訪問美容・美容メーカー勤務・教育分野・商品開発などへ広がる可能性も十分にあります。

この記事では、

  • 美容師が実際に何歳まで働けるのか
  • 「40代定年」と言われる背景と真実
  • 美容師免許を活かせる新しい働き方

を解説します。

編集者ゆき

年齢を理由にあきらめるのではなく、“美容師としてどう生きるか”を再設計するヒントをお伝えします。

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目次

美容師として働ける年齢

美容師は何歳まで

画像:ビサポシェア

上記の調査では、理美容師の年代別労働者数として20〜24歳が最も多い35.5%の割合となっています。

美容師の平均年齢でいうと「32歳」で、他業界・職種と比べて若い傾向にあるといわれています。

日本の労働者の平均年齢は上昇傾向にあり、男性の平均年齢が44.7歳、女性の平均年齢は41.6歳となっているからです。

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

こういった背景から、歳をとったら働けない業界のイメージが強いといえます。

美容師が働ける年齢は17歳から

美容師には何歳でなれる?
何歳から働ける?

美容師になれる最低年齢は17歳です。

美容師は美容師免許を取得した時点で「美容師」になることができます

この、美容師免許は国家資格なので国家試験を受けて合格する必要があります。

美容師試験を受けるための条件として、美容学校で必要課程を修了している必要があります。

編集者ゆき

そのため、美容師になるためにはまずは美容専門学校に入学することがスタートとなります。

この美容学校の多くは高卒が条件となりますが、中卒での入学ができるところがあったり、夜間学校や通信など働きながら美容師を目指すという方法があるため、早ければ17歳で美容師になることができます。

最短ルートで美容師になるには>>【美容師の高校】をご覧ください。美容専門高等学校・通信制高校などを詳しく解説しています。

美容師が働ける年齢に制限なし

美容師が働ける年齢に制限はありません。

美容師免許は一度取得すると、取り消しがない限りは生涯有効のものです。

おうちの近所の美容室で何十年も続けているベテランの美容師さんを知っているという方もいるのではないでしょうか?

健康な心身や体力、能力があれば一生美容師を続けるということも可能です。

実際にお客様の髪をカットすることができる「スタイリスト」になるまでの期間や業務内容について詳しくは>>美容師アシスタントは何年かかる?をご覧ください。

最低でも美容師1年目はアシスタント業務、4年目・5年目以降にようやくスタイリストデビューするケースや、7年目でもアシスタントを続ける人まで個人差があります。

美容師の年齢は調査対象・定義により異なる

理美容師(理容・美容業界)全体で「平均年齢」がどれくらいかを示す統計は、調査対象・定義(常勤者・全就業者・組合員など)によってバラつきがあります。

以下、代表的な数値とその解釈を紹介します。

主な統計例と平均年齢

スクロールできます
統計名・出典対象範囲・条件平均年齢補足・ポイント
国勢調査(理美容業従事者)理容業就業者約 61.41 歳理容業従事者全体平均。
国勢調査(理美容業従事者)美容業就業者約 48.16 歳美容業界に就業する人の平均。
事業所規模 5〜9人 の理美容師従業者数が少ない中小サロン約 36.5 歳この規模のサロンにおける実務者レベルの平均。
労働統計(賃金構造基本統計)規模 10人以上の理美容師約 31 歳規模要件付きの企業に勤める理美容師の平均。
求人情報 / 業界系メディア現役美容師平均年齢約 40.8 歳一部サロン・チェーンを対象にした実態感覚での平均。

参考:厚生労働省「理容業・美容業に関する関連データ」

美容師の働き方も多様化しており、従来のサロンに就職するだけでなく、フリーランスや業務委託、アルバイトなど時間を有効に活用して働く人も増えています。30代から美容師を目指す方も増加傾向に。

40代前後の美容師は、独立や引退を考えるターニングポイントになりやすい傾向。

ライフステージの変化によって、給与を上げたいと考えたり、または、年齢を重ねていくごとに体力の限界を感じたりするのもこのぐらいの世代です。

編集者ゆき

40歳からの働き方次第で、キャリアの長い美容師がそのまま現役を続けていくのも難しくない時代へ。

>>【50歳から美容師】では、美容師免許を通信で50代から取得する方向けに。45歳から65歳の転職・求人情報をご紹介しています。

美容師が「40代で定年」と言われる背景

業務委託は〇〇な美容師さんにおすすめ!

美容師は40代で実質定年になる、と囁かれているのには下記のような要因があるからで、実際はそんな事実はありません。

40代定年説の要因

  • 体力的な限界が見えやすい職種だから
  • サロン構造が“若手中心”で設計されている
  • 収入の頭打ちと将来不安
  • 業界全体が「若さ=価値」というイメージを持つ

① 体力的な限界が見えやすい職種だから

美容師は一日中立ちっぱなしで、手・腕・腰への負担が大きい職業です。

20〜30代では気にならなかった疲労が、40代以降は慢性的な痛みや体力の衰えとして現れやすくなります。

結果として「長くは続かない仕事」と見なされがちです。

具体例

  • 立ち仕事+シャンプー作業による腰痛・腱鞘炎
  • 長時間勤務・休憩の取りにくさ
  • 視力や集中力の低下

② サロン構造が“若手中心”で設計されている

多くの美容室では、若手のカットモデル・トレンド感・SNS発信力が集客の中心とされています。

経営者・店長以外で40代以降のポジションが明確に定義されていないことが多く、「40代になると居場所がない」「若いスタッフにお客様を取られる」という状況が起きやすいのは事実です。

背景

  • サロンブランディングが“若さ・感性”重視
  • 年齢が上がると昇給しづらく、人件費調整の対象になる
  • 若手教育よりも即戦力重視の店舗が増加

45歳から65歳現役美容師の年収や、働き方・活躍の場について解説している>>【男性美容師の行く末】美容師が歳をとったら?をご覧いただければ、そういったサロンばかりではないこともお分かりいただけます。

③ 収入の頭打ちと将来不安

一般的に、美容師の平均年収は300〜400万円前後です。

長年勤務しても昇給幅が小さいケースが多く、40代で生活費・家族負担が増えるタイミングに収入が伸びにくい構造になっています。

このため「40代で転職・独立を考える」=「定年扱い」される誤解が生まれます。

  • 家族を養うにはサロン勤務では厳しい
  • 社会保険未加入の個人サロンも多い
  • 退職金制度がない

美容室を辞めた後・老後のためにできることを解説している>>美容師の退職金で相場も参考にしてください。

④ 業界全体が「若さ=価値」というイメージを持つ

流行・発信力・ビジュアル感度が高い若手が脚光を浴びやすい構造にも要因があります。

美容業はトレンド産業であるためです。

「若くないと活躍できない」という業界風土的なバイアスが根強く存在します。

結果、年齢を理由に自信を失ったり、自己評価を下げてしまうケースも多いのです。

「40代定年」は“思い込み”であり真実ではない

ヘアスタイリストの年収は230〜330万円

実際のところ、40代以降も美容師として活躍している人は非常に多いです。

編集者ゆき

むしろ、キャリアの転換点として活躍の幅を広げる人が増えています。

真実①:40代以降は“キャリアの再構築期”

美容師の40代以降ではキャリアの再構築に移行する転換期でもあります。

例えば以下のような活躍の仕方が挙げられます。

  • 独立して自分のペースで働く(フリーランス・面貸し)
  • 教育担当・講師・専門学校指導者
  • 訪問美容・福祉美容
  • 美容メーカー・商品開発・営業職

「現場でカットする」だけでなく、美容の経験値を生かす役割へ移行しているだけです。

真実②:経験・信頼が“最大の武器”になる

40代は顧客との信頼関係が厚く、安定したリピート率を築ける世代。

若手が真似できない「提案力・安定感・安心感」が価値として評価されます。

とくに独立後や出張美容では、この信頼が最大の強みになります。

真実③:今の時代は“年齢より発信力”

SNS・オンライン予約・口コミプラットフォームの普及により、「年齢が上でも集客できる」「経験を強みに発信できる」時代に変わりました。

40代でInstagramやYouTubeを活用し、“大人美容師”としてファンを増やす人も多くいます。

>>フリーランス美容師のやばい末路では、美容師としてフリーランスになるメリット・失敗しないためのノウハウを解説!

美容師免許の取得に年齢制限はない

美容師免許の取得には年齢制限がありません。

いくつになっても美容師を目指すことができますが、次のことが必須条件です。

  • 美容師養成施設を卒業していること
  • 美容師国家試験を受験し、合格して申請すること

美容師養成施設とは美容師学校のことで、美容師免許の取得に対応している都道府県知事指定の美容師養成施設指定校のこと。

多くは2年制、3年制の専修学校です。

【美容師養成施設で、次の課程を修了した人(1998年4月1日以降に入学した場合)】

  • 昼間課程:2年以上
  • 夜間課程:2年以上
  • 通信課程:3年以上

美容師免許は在学中に国家試験を受験するのが一般的です。

高卒以上であることが受験資格

多くの美容専門学校は「高校卒業以上」という受験資格が必要です。

ですが、何らかの理由によって高校を卒業できなかった方や、中卒の方も美容師を目指すことができます。

高卒資格を持っていない方は次のような方法もあります。

  • 高卒認定資格を取得する
  • 高等課程のある美容学校に入学する
  • 中卒でもOKの通信課程に入学する

高卒認定は合格すれば高卒同等と認められるので、1年以内の合格も十分に狙えます。

高校卒業と同等の資格を得ることで、高卒が条件の美容学校への進学ができるようになります。

※ちなみに、高卒認定の学歴は「中卒」となります。

高等課程のある専門学校は、高卒認定や高卒資格を取得しながら、美容師を目指すことができます。

編集者ゆき

通う期間は2〜3年で、中学を卒業してからすぐに美容を学ぶことができ、高校を卒業してから美容学校に入って美容師になるよりも、早く美容師を目指すことができます。

中卒で入学できる美容学校には、通信制課程のある学校もあります。

通信課程の特徴

  • 学費が安い
  • 基本は自宅学習

通信課程の美容学校の学費の相場は、3年間で70万円〜100万円未満とされています。

通信課程では自分で時間を決めて学習すると言うのが基本になるので、日中は仕事をして働きながら学費を稼ぐなど、勉強以外の時間を持つことも可能です。

美容師としてのキャリアプラン|新しい働き方

美容師を長く続けていく上でのキャリアプランとして、次のようなプランが考えられます。

また、美容師免許を活かせる仕事も増えています。

美容師免許が活かせる仕事一覧(タイプ別)

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カテゴリ職種・業務内容活かせるスキル/特徴想定収入・働き方
① サロンワーク延長線上(実技系)・訪問美容/出張美容
・フリーランス美容師(面貸し・業務委託)
・ヘアメイク(ブライダル・撮影)
・着付け・ヘアセット専門店勤務
カット・カラー・接客など現場スキル
接客経験と信頼関係構築力
案件単価制や委託報酬制が中心
柔軟な時間設定が可能
② 教育・指導系・美容専門学校講師
・スクール講師(通信教育・企業研修)
・新人教育トレーナー
技術+指導力
教育的視点・コミュニケーション力
固定給 or 時給制(正職・非常勤)
キャリア講師は安定的収入も可
③ 美容関連メーカー・企業系・美容メーカー営業(ディーラー含む)
・インストラクター(技術指導担当)
・製品開発・マーケティング担当
現場経験・商品知識・提案力正社員:年収350〜600万円程度
営業・教育担当としてキャリアアップ可能
④ 医療・福祉領域・訪問理美容/介護施設内美容サービス
・医療ウィッグ・メディカル美容関連
・美容クリニック・エステサロン勤務
清潔感・衛生管理・丁寧な接客
美容×医療の知識
福祉美容師・訪問美容は高齢社会で需要拡大中
⑤ 美容関連ビジネス・独立系・美容室経営者(独立・フランチャイズ)
・シェアサロン運営
・スクール・講座主宰
経営力・SNS発信力・顧客管理力年収は事業規模次第(300〜1,000万円超も)
⑥ 美容メディア・広報・SNS発信系・美容ライター/編集者
・インフルエンサー/YouTuber
・美容商材レビュー・監修
トレンド理解・表現力・写真/動画制作スキル副業収入〜独立レベルまで幅広い
⑦ その他/関連業種転用・化粧品販売員(BA)
・エステティシャン/セラピスト
・ネイリスト/アイリスト(追加資格で展開)
接客・提案・手技スキル
美容感度の高さ
美容師免許は信頼の裏付けとして強い武器

美容室経営者の独立後の収入について知りたい方は>>美容師オーナーの年収を参考にご覧ください。

仕事選びのヒント

キャリア目的向いている仕事
サロンを離れたいけど技術は続けたい訪問美容・ヘアメイク・セットサロン
教える仕事がしたい美容学校講師・企業教育トレーナー
安定した勤務を望むメーカー勤務・営業職・美容クリニック
将来の独立を視野に入れたいフリーランス・面貸し・シェアサロン経営
社会貢献や福祉に関わりたい訪問美容・高齢者施設・メディカル美容
SNS発信やコンテンツ制作が得意美容系ライター・YouTuber・コンサル

組織が向いている方はマネージャーや統括など、お店の経営に関わることが必要とされる場合も少なくありません。

また、美容師を目指した時点で独立を目標として、将来は自分の美容室をという方も多いのではないでしょうか。

生涯現役を目指しているという方は、フリーランスや業務委託は時間単価が高くなり効率よく稼ぐことができます。

また、空いた時間を自由に使ったり、自分に合った働き方を目指せるのも魅力的な要素です。

高齢化社会が加速していくと予想されている現代では、訪問美容師も注目されています。

介護資格と合わせたり、ネイルやフェイシャルエステなどと組み合わせたメニューも喜ばれているようです。

まとめ

今回は美容師何歳から何歳まで働けるかの年齢について詳しく解説してきました。

働き方の自由度が拡大している昨今、40代から美容師を目指すという方も実は増えています。遅いスタートなど関係ありません。

まとめ

  • 美容師は最短17歳でなれて、一生続けられる
  • 美容師になるには美容師免許が必須
  • 美容師免許は国家試験に合格すれば取得できる
  • 国家試験を受けるためには美容学校に通うのが必須
  • キャリアプランは現役の他に独立もある

美容師という職業は「手に職」と言われる通り、自分の腕で勝負ができる仕事です。

機械化が進む現代でも、機械が全てできる仕事ではないため、まだまだ必要とされる職業のひとつです。

編集者ゆき

「美容師になりたい」気持ちに制限をかけることなく、自由に夢を叶えてくださいね。

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