美容師が働ける年齢は何歳から何歳まで?資格に年齢制限はある?
「美容師は最短で何歳からなれるの?」
「美容師は何歳まで働ける?」
ここでは、美容師は何歳から何歳まで働けるのか?について詳しく解説しています。
美容師の年齢制限や、現役美容師は何歳までが多いのかなど、気になる美容師寿命についても触れています。
これから美容師を目指す方も今頑張って仕事をしている方も、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
美容師として働ける年齢
美容師になりたいとお考えの方は、今から美容師を目指すには遅いのか早いのか気になるところだと思います。
また、美容学校に通って勉強して、国家試験に受かってようやく美容師になった方にとっては、「いつまで美容師を続けられるのか」も気がかりですよね。
そんな方のために、今回は美容師の年齢に関することを解説していきます。
美容師が働ける年齢は何歳から?
美容師になれる最短年齢は17歳です。
美容師は美容師免許を取得した時点で「美容師」になることができます。
この、美容師免許は国家資格なので国家試験を受けて合格する必要があります。
美容師試験を受けるための条件として、美容学校で必要課程を修了している必要があります。
そのため、美容師になるためにはまずは美容専門学校に入学することがスタートとなります。
美容師が働ける年齢は何歳まで?
美容師が働ける年齢に制限はありません。
美容師免許は一度取得すると、取り消しがない限りは生涯有効のものです。
おうちの近所の美容室で何十年も続けているベテランの美容師さんを知っているという方もいるのではないでしょうか?
健康な心身や体力、能力があれば一生美容師を続けるということも可能です。
データ参照:美容師の多くは40代未満が多い
厚生労働省の「令和2年(2020年)賃金構造基本統計調査」によると、理美容師の平均年齢は38.8歳となっていて、前年を7.6歳上回りました。
平均年齢が跳ね上がったのは、女性の理美容師の年齢が前年よりも17歳ほど上昇し、53歳(1000人以上の規模)となったことが影響しています。
また、上記に該当する女性理美容師の勤続年数は2,3年と短く、大きな規模のサロンに最近就業したということが考えられます。
美容師の働き方も多様化しており、従来のサロンに就職するだけでなく、フリーランスや業務委託、アルバイトなど時間を有効に活用して働く人も増えています。
40代くらいの美容師は、独立や引退を考えるターニングポイントと言われています。
ライフステージの変化によって、給与を上げたいと考えたり、または、年齢を重ねていくごとに体力の限界を感じたりするのもこのぐらいの世代です。
今後の働き方によっては、キャリアの長い美容師がそのまま現役を続けていくというのも難しくないのかもしれません。
美容師免許の取得に年齢制限はあるの?
美容師免許の取得には年齢制限がありません。
いくつになっても美容師を目指すことができますが、次のことが必須条件です。
- 美容師養成施設を卒業していること
- 美容師国家試験を受験し、合格して申請すること
美容師養成施設とは美容師学校のことで、美容師免許の取得に対応している都道府県知事指定の美容師養成施設指定校のこと。
多くは2年制、3年制の専修学校です。
【美容師養成施設で、次の課程を修了した人(1998年4月1日以降に入学した場合)】
- 昼間課程:2年以上
- 夜間課程:2年以上
- 通信課程:3年以上
美容師免許は在学中に国家試験を受験するのが一般的です。
高卒以上でないと入れない?
多くの美容専門学校は「高校卒業以上」という受験資格が必要です。
ですが、何らかの理由によって高校を卒業できなかった方や、中卒の方も美容師を目指すことができます。
高卒資格を持っていない方は次のような方法もあります。
- 高卒認定資格を取得する
- 高等課程のある美容学校に入学する
- 中卒でもOKの通信課程に入学する
高卒認定は合格すれば高卒同等と認められるので、1年以内の合格も十分に狙えます。
高校卒業と同等の資格を得ることで、高卒が条件の美容学校への進学ができるようになります。
※ちなみに、高卒認定の学歴は「中卒」となります。
高等課程のある専門学校は、高卒認定や高卒資格を取得しながら、美容師を目指すことができます。
通う期間は2〜3年で、中学を卒業してからすぐに美容を学ぶことができ、高校を卒業してから美容学校に入って美容師になるよりも、早く美容師を目指すことができます。
中卒で入学できる美容学校には、通信制課程のある学校もあります。
通信課程の特徴
- 学費が安い
- 基本は自宅学習
通信課程の美容学校の学費の相場は、3年間で70万円〜100万円未満とされています。
通信課程では自分で時間を決めて学習すると言うのが基本になるので、日中は仕事をして働きながら学費を稼ぐなど、勉強以外の時間を持つことも可能です。
美容師としてのキャリアプラン
美容師を長く続けていく上でのキャリアプランとして、次のようなプランが考えられます。
- マネージャー
- オーナー
- フリーランス
- 業務委託
- 訪問美容師 など
組織が向いている方はマネージャーや統括など、お店の経営に関わることが必要とされる場合も少なくありません。
また、美容師を目指した時点で独立を目標として、将来は自分の美容室をという方も多いのではないでしょうか。
生涯現役を目指しているという方は、フリーランスや業務委託は時間単価が高くなり効率よく稼ぐことができます。
また、空いた時間を自由に使ったり、自分に合った働き方を目指せるのも魅力的な要素です。
高齢化社会が加速していくと予想されている現代では、訪問美容師も注目されています。
介護資格と合わせたり、ネイルやフェイシャルエステなどと組み合わせたメニューも喜ばれているようです。
まとめ
今回は美容師が働ける年齢について詳しく解説してきました。
まとめ
- 美容師は最短17歳でなれて、一生続けられる
- 美容師になるには美容師免許が必須
- 美容師免許は国家試験に合格すれば取得できる
- 国家試験を受けるためには美容学校に通うのが必須
- キャリアプランは現役の他に独立もある
美容師という職業は「手に職」と言われる通り、自分の腕で勝負ができる仕事です。
機械化が進む現代でも、機械が全てできる仕事ではないため、まだまだ必要とされる職業のひとつです。
「美容師になりたい」気持ちを活かして、夢を叶えてくださいね。