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美容室と美容院の違い|どっちが正しい言い方?理容室・ヘアサロンの意味とは

美容室と美容院の違い|どっちが正しい言い方?理容室・ヘアサロンの意味とは

「美容院、美容室の違いってなに?」

どっちの表現が正しいのかふと気になってみても、なんとなく同じ意味として使っていませんか?

実はこの2つ、法律的には同じ施設を指しますが、言葉の響きやイメージには微妙な違いがあり、使い分けることでお店の印象や検索効果にも影響を与えることがあります。

さらに、「理容室」や「ヘアサロン」との違いも含めて考えると、それぞれの言葉が持つ意味や立ち位置は想像以上に奥深いもの。

この記事では、

  • 「美容室」「美容院」「理容室」「ヘアサロン」の正しい意味
  • 現場での使い分けや法律的な違い
  • サロン名やブランディングにどう活かすべきか

をわかりやすく解説します。

編集者ゆき

より訴求力のあるブランディングに活用するためにも「言葉の使い分け」をクリアにしておきましょう。

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目次

美容室と美容院の違いとは

1人美容室で欠かせない機能

「美容室」と「美容院」は似たような意味で使われることが多いですが、実際には何が違うのか疑問に思う方も多いでしょう。

結論としては法的な違いはないものの、言葉の選び方によってブランドイメージや検索での露出に影響することもあるため、目的に応じた使い分けが重要です。

美容室と美容院の違い

  • 基本的に意味は同じ|法律上の定義に違いはない
  • 広辞苑には「美容室」という言葉はない
  • 言葉の由来・印象・使用傾向に違いがある
  • 検索キーワードでは「美容院」が優勢
  • 業界内では「美容室」がよく使われている
編集者ゆき

美容室と美容院の違いは「印象」によるもの。

基本的に意味は同じ|法律上の定義に違いはない

「美容室」と「美容院」は、法規上はどちらも美容所(びようしょ)と呼ばれるもので同じ施設を指します。

どちらも美容師法に基づき、美容師が施術を行う場所として定義されており、営業許可や資格の要件も共通です。

つまり、行政的な観点では両者に明確な差はなく、名称によって提供できるサービスが変わることはありません。

違いがあるとすれば、それは法律ではなく、言葉の印象や慣用的な使い分けにあります。

広辞苑には「美容室」という言葉はない

日本語辞典の代表格である広辞苑(大辞泉、大辞林などでは、「美容院」の項目は掲載されていますが、「美容室」という言葉は見出し語として存在しません。

これは「美容室」が比較的新しい言葉であり、戦後以降に広く普及したカジュアルな呼称であることが理由です。

一方で「美容院」は、医療機関を思わせる「院」という語感から、格式や信頼性を感じさせる表現として、古くから定着しています。

言葉の由来・印象・使用傾向に違いがある

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用語語源・由来伝来時期備考
美容室英語の「Beauty Salon」「Hair Salon」に由来昭和以降カジュアルで現代的な印象。商業的表現として普及
美容院明治時代、西洋の「ビューティーサロン」文化が伝来し、「美容」という言葉が日本で定着明治時代末〜「院」がつくことで医療機関風な格式も感じられる

美容室は「美容を行う部屋」という意味合いで、モダンで親しみやすい響きがあります。

これに対して美容院は「美容を行う医院」のような語構成になっており、どこかフォーマルで伝統的な印象を与えます。

実際、若年層や都市部では「美容室」が多く使われ、地方や年配層では「美容院」が根強く残っている傾向があります。

美容院が”昔の言い方””死語”といった印象を持つ若年層が多いのもこの点から。

どちらを使うかで、受け手のイメージが微妙に変わるのに注意が必要です。

>>サロンの名前を風水では、サロン名・ネーミングの決め方やアイデアを解説!

検索キーワードでは「美容院」が優勢

Google検索などのデータを分析すると、「美容院」の方が「美容室」よりも多く検索されています。

「美容院」がより一般的に普及されている用語であることがわかります。

キーワード検索件数
美容院9000件
美容室7500件

これは、「美容院」という言葉の方が長年使われてきた歴史があり、特に30代以降のユーザーにとって自然な検索語であるためです。

SEOの観点からは、「美容室」と「美容院」の両キーワードを適切に含め、検索ユーザーの層に合わせた表現を使い分けることが効果的です。

業界内では「美容室」がよく使われている

美容室のこと、なんて言うのが適切?

実際の美容業界やホットペッパービューティーなどの媒体を見ると、サロン名や業種表記としては「美容室」が主流です。

特に若年層向けの店舗では「○○美容室」「Hair Salon ○○」といった言い換え表現が多く、今風でおしゃれな印象を与えるため好まれています。

業界内では「美容院」はやや古い表現とされ、ブランディングや広告展開では「美容室」の方が汎用性が高い傾向にあります。

何と言うはイメージによって変えられてきた背景があるということです。

>>売れるサロン名は、覚えやすい美容サロンの名前・風水のネーミングの決め方について参考にしていただけます。

「ヘアサロン」「サロン」との違い

サロン面接で聞かれること

美容院、美容室の違いと同様に、ヘアサロン(サロン)との違いも曖昧になりがちです。

この場合も明確に定義されているということではありませんが、以下のとおり違いがあります。

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用語法律上の定義意味・ニュアンス使用される場面
美容室・美容院あり
(美容師法)
美容師が施術を行うための施設。行政書類・営業許可・求人・看板等
ヘアサロンなし美容室と同義語。おしゃれで現代的な響き。ブランディング・店舗名・SNS等
サロンなし美容室に限らず、リラク・ネイル・マツエク等の施術空間全般。サービス業全体で使われる

「サロン」は店舗業態ではなく“空間”を指す言葉

サロン(仏: salon、英: salon)とは、応接室などの部屋空間を意味する言葉

「美容室/美容院」は法律上の正式な施設名であり、美容師免許が必要な業態、一方で「ヘアサロン」や「サロン」は商業的・ブランディング的な表現という位置付けです。

また「サロン」はヘアだけでなく、ネイル・エステ・リラクゼーション等も含む幅広い言葉。

そのため、ゆったりと過ごせる空間を提供するサービスとして「美容室」などの美容業界にも好まれて使用されています。

ブランディング的には「サロン」表記が高級感・洗練を演出

SNSや若年層向けマーケティングでは「サロン」の方が洗練された印象を与えます。

古くは、格式高い貴族の社交界や展覧会などに、現代ではオンラインなどコミュニティの場を表す言葉にも使われることから。

また、高級感を演出したい場合や、リラクゼーションのイメージを表したい場合にも意識的に多く使用される用語です。

理容室との違いは「顔剃り」

床屋カットはダサいのか

美容院と床屋の違いとは?

理容室と美容室、もっとも大きな違いは「顔剃り(シェービング)」ができるかどうかです。

理容室(理容師)顔剃り・ヒゲ剃りが法的に認められている
美容室(美容師)原則として顔剃りはできない

これは、理容師法美容師法という別の国家資格に基づいており、法律で明確に区別されています。

髪を切るだけならどちらでもOKですが、「顔剃りもしたい」という場合は理容室一択です。

詳しくは、>>美容師と理容師の違い(美容室と理容室の違い)で、美容師・理容師のダブルライセンス、資格取得や「何するところ?」についてご紹介しています。

美容室と美容院の違いに関するQ&A

美容室開業までの流れ

さいごに美容室と美容院の呼び方の違いに関してよくある質問を参考にご覧ください。

  • 美容室と美容院の由来・語源は?
  • 美容室やヘアサロンはメンズが行っても大丈夫?
  • ヘアーサロンとヘアサロンではどっちが正しい言い方?
  • 美容師とスタイリストの違いは?

Q. 美容室と美容院の由来・語源は?

A. 「美容室」「美容院」はともに日本で生まれた言葉で、語源には以下の違いがあります。

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用語由来・語源補足
美容室「美容」+「室」=美容を行う部屋(室)比較的新しく、昭和中期以降に浸透。カジュアルで現代的な印象。
美容院「美容」+「医院」=美容を行う施設(医院)明治〜大正期に誕生。かつては「療養所・診療所」に近い響き。格式高めで古風な印象。

本質的な意味は同じですが、「室」は現代的、「院」は伝統的な響きを持つという印象的な違いがあります。

Q. 美容室やヘアサロンはメンズが行っても大丈夫?

A. はい、問題ありません。

現在の美容室やヘアサロンは、男女問わず利用できることが一般的です。

  • 男性専用ではないが、男性歓迎の美容室も多数存在
  • メンズカット・眉カット・パーマなど男性向けメニューが充実
  • 男性専門のヘアサロンも増加中(例:バーバースタイル・フェードカットなど)

ただし、「顔剃り(シェービング)」を希望する場合は理容室(理容師免許が必要)でのみ提供可能です。

>>美容師の顔そり・美容室の顔剃りは違法?で理容師との違いや女性のシェービングについて詳しく解説しています。

Q. ヘアーサロンとヘアサロンではどっちが正しい言い方?

A. どちらも意味は同じですが、「ヘアサロン」が正しい一般的な表記です。

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表記特徴・違い
ヘアサロン一般的なカタカナ表記。ホットペッパーやGoogleなど主要媒体でもこの表記が標準。
ヘアーサロン旧来の言い回し・やや古風な響き。昭和〜平成初期の看板に多く見られる傾向。

したがって、現代では「ヘアサロン」が推奨表記

店舗名やWebコンテンツでも「ヘアサロン」を用いるほうが、信頼性・検索性の面で有利です。

Q. 美容師とスタイリストの違いは?

A. 「スタイリスト」は美容師の中でも、実務経験を積んだプロフェッショナルという位置づけです。

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用語意味・役割資格違いのポイント
美容師国家資格保有者で、法律上「美容を行う人」必須資格の有無で定義される。美容師免許がなければ施術できない。
スタイリスト美容師の中でも、カットなど施術を一人で担当できる技術者美容師免許が必要現場での“役職・経験”に基づく呼称。

つまり、美容師=資格、スタイリスト=実務レベル(ポジション)という違いになります。美容師として働き初めのポジションは「アシスタント」からとなるのが一般的です。

スタイリストになるまでの期間や業務内容について詳しくは>>美容師アシスタントは何年かかる?をご覧ください。

>>トップスタイリストとスタイリストの違いでは、ディレクターとの違いや、美容師のランクについて解説しています。

まとめ

美容院と美容室の違いは法的には同じ意味で、明確な違いはありません。ただし、言葉の印象や使われ方には時代背景やターゲット層による違いがあります。

店舗名やブランディング・集客導線に応じて適切に選ぶことが重要です。

また、「理容室」は法律上の区分が明確で、顔剃りなどの施術は理容師にしか認められていません。

「サロン」は空間やサービスの雰囲気を表現するブランディング用語として使われることが多く、現代では「美容室=ヘアサロン」として広く認知されています。

美容室か美容院かは目的やターゲットに合わせて、誰に・何を・どう伝えるかを意識した言葉選びをすることが、信頼感と集客力を高める第一歩です。

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