サロン見学で質問すべきこと|美容室への質問例文やDM連絡・服装で気を付けるポイント!
美容学生や中途採用で就活中の方に向け、美容室サロンの見学に行くときに質問すべき内容や、サロンとやり取りする際のDMの例文について解説します。
結論、自分に合う職場であるかすり合わせるための内容を質問すべきです。
就職後の具体的な仕事内容や1日の流れ、スタイリストになるまでのプロセスなど、自分の働く姿がイメージしやすい情報を得られればベスト。
この記事ではサロン見学について次の内容を知ることができます。
- サロン見学の質問例
- NGな質問内容
- サロン見学で気をつけるポイント
- サロン見学後のお礼DMの例文
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
サロン見学で見極める!質問すべきこと6つ
サロン見学でするべき質問を考えるポイントは、ネットでは調べられない生の声だからこそサロンのことがわかる内容であること。
実際に足を運び、お店の雰囲気やスタッフ・客層を見ることで、求められる仕事や未来で働く自分の姿をイメージできるかを確かめるチャンスです。
公式サイトやSNSなどでオーナーの考えや経営理念などをチェックしたうえで、有意義な時間にするための質問内容を当日までに用意しておきましょう。
以下は質問すべき内容の参考例です。
質問例
- サロンのコンセプト
- サロンのこだわり
- サロンの名前の由来
- 1日の仕事の流れ
- 美容師の生活リズム
- 教育カリキュラム
①サロンのコンセプト
サロンのコンセプトを聞くことは、「概念」や「方向性」を知ることにつながります。
そこに共感が持てるか、本当に働きたいと思えるかの指標にできる質問です。
もしサイトなどで記載されている場合には、そのコンセプトに沿った求められる人材・人物像にフォーカスして聞いてみるのもいいでしょう。
②サロンのこだわり
サロンのこだわりとは、スタッフが共通認識で力を入れている取り組みや、もっとも大事にしていることです。
今後もし採用された場合は、自身も力を入れていくべきことに直結するので、聞いておきたいことのひとつと言えます。
共感できたり感銘を受けるのであれば、必然的に応募したいと思える判断基準になるでしょう。
③サロンの名前の由来
サロンの名前の由来が調査してもわからない場合は、聞いてみると「サロンの個性」がわかる質問となる場合が多いです。
サロンのオーナーが店名をつける際に、どういった姿勢や想いでつけられたのか。
「こんなお店にしたい」
「こんなお客様に来てほしい」
「こんな世界にしていきたい」
名前の由来からオーナーの人間性や生き方が見えてくるかもしれません。
反対に、曖昧な回答であればサロンの方針がブレブレで将来性に不安を感じて見送ることもあるでしょう。
④1日の仕事の流れ
1日の仕事の流れを聞くことで、実際に働く場合にどういったことを自分がするようになるのか明確化できます。
明確化しておく必要がある理由は、採用後に「こんなはずではなかった」と後悔したり、早期退職にならないためにも具体的な仕事内容を確認しておくべきという点からです。
⑤美容師の生活リズム
美容師としての生活リズムを聞いておけば、就職後の生活の様子をイメージできます。
起床時間や睡眠時間、夕食の時間など具体的に把握しておくことで、イメージとのギャップが生じることや、のちに生活リズムを理由として「仕事がつらい」と感じることを防ぐためです。
ただし、サロン側も評価している立場のため失礼のない範囲で聞くことを忘れないようにしましょう。
⑤教育カリキュラム
教育カリキュラムを聞くことで、美容師としてのビジョンを立てるのに役立ちます。
アシスタントからスタイリストへ移行するのにかかる平均年数やその過程について教えてもらうことは、入社後の自分にとって道標になります。
お店によって教育課程は異なるため、他では聞けない有益な情報とも言えます。
WEBサイトで確認できる内容は質問しない
ネットでわかる内容は質問しないようにしましょう。
見学へ行く前に、サロンのことを事前に調べておくのは基本マナーです。
WEBサイトやSNSで発信されている内容はしっかりと把握したうえで、貴重な時間を有意義に使えるようにしたいものです。
例えば休日や給料などについては求人内容に記載があることも多く、印象も良くありません。
直接聞ける機会だからこそ、仕事をするうえでの具体的な意見をもらえたらサロン見学は成功です。
サロン見学までの流れ
一般的なサロン見学の流れは以下の通りです。
- サロン見学を申し込む
- 予約日時に来店
- サロン内の見学
- 質疑応答
所要時間についてはサロンの状況にもよりますが、一般的には30分〜1時間前後が予測されます。
たいていは申し込みの際に案内される場合が多いので確認しておきましょう。
サロン見学を申し込む
- 電話
- WEBサイト
- LINE・Instagram(インスタ)などのDM
上記いずれかの連絡方法でサロン見学の申し込みをすることになります。
サロンによって異なるため情報の確認をしましょう。
日時に関しては基本、担当する方の都合をお伺いして自分の予定を調整するようにします。
WEBサイト・DMで申し込む場合
DMでサロン見学を申し込む場合の例文は以下の通りです。
件名:サロン見学のご相談
株式会社◯◯
採用ご担当者様
はじめまして。
◯◯学校◯年、◯◯と申します。
この度、◯◯求人サイトで
御社の広告を拝見し◯◯に魅力を感じ、
就職を希望しております。
つきましては大変恐縮ですが、
もしご迷惑でなければ一度見学させていただきたく存じます。
可能であれば、伺わせていただいても
お邪魔にならない日時を2〜3日候補いただければ幸いです。
営業の妨げにならないよう
見学させていただきたいと思いますので
ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・
名前:◯◯◯◯◯◯
メールアドレス:◯◯◯◯◯◯
電話番号:◯◯◯◯◯◯
住所:◯◯◯◯◯◯
・・・・・・・・・・・・・・・
電話で申し込む場合
店舗へ電話する前に以下の伝えるべき要点をまとめておきましょう。
・氏名
・学校名
・サロンを知った媒体
(求人サイト・説明会・卒業生など)
・サロン見学したい旨
DMならやりとりが残るため必要ないですが、
電話の場合は必ず以下の内容を復唱して確認・メモすることが大切です。
- 見学日時
- 担当者のお名前
- 見学するサロンの場所(支店名)
アポイントが取れたら、丁寧にお礼を伝えることも忘れずに。
予約日時に来店
当日、現地には5〜10分前に到着するようにしましょう。
サロンの場所については事前確認を徹底しておくことが重要です。
電車やバスの公共機関による遅延も念頭におき、余裕ある行動を。
サロン内の見学
挨拶を終えたら、スタッフの方の案内による店内見学が始まります。
チェックしたい項目
- 設備
- 店舗の雰囲気
- スタッフの服装・髪型
- 接客の様子
- 施術・技術
質疑応答
店内見学を終えると、別室でオーナーもしくは担当スタッフからサロンについてお話を伺えます。
サロンの説明を聞いた後に、事前にメモにまとめておいた質問をします。答えてもらった内容はメモを取るなど、一貫して謙虚な姿勢で取り組みましょう。
また営業中に対応してもらっている限られた時間のため、質問には優先順位をつけることも大事です。質問量や的を絞って聞くようにします。
また、サロン側から聞かれることもあるため答えをある程度準備しておくと安心です。
聞かれることの例
- サロンを知ったきっかけ
- サロン見学を希望した理由
- 美容師になりたい理由
- 美容師になってからのビジョン
サロン見学で気を付けるポイント!
サロン見学はお互いに観察される場でもあります。
面接ほど厳しく判定されるものではないにしても、第一印象やマナーについてチェックされています。
サロン見学で特に気をつけたいポイントは以下の内容です。
- サロンの情報収集
- 場所や時間の確認
- 服装や髪型
- 持ち物
- 笑顔で挨拶
サロンの情報収集
見学に行く際には、公式ホームページやSNSなどで事前にサロンの情報収集をしておくことがマストです。
これは相手に質問するうえでのマナーでもあります。また、ちゃんと興味を持っているアピールにもつながります。
場所や時間の確認
当日になって慌てることのないように、場所・時間の確認はしっかりと行いましょう。
当然ないことが望ましいですが、万が一遅れる場合には必ず到着見込み時間を電話で報告するようにします。
サロン見学には何分前につくのがベストか悩みますが、10分前に着く計算で当日は向かうのがいいでしょう。
お店側の都合として早すぎるのもあまり好ましくありません。
服装や髪型
服装や髪型で悩む場合は、お店の雰囲気に合うオシャレさを気にするよりも、好感がもたれやすい清潔感を意識することが大切です。
面接ほど意識する必要はないにしても、しっかりと相手に見られる場面。
シンプルなデザインでベーシックなカラーの服や靴を選びましょう。髪型も手入れの行き届いた、顔がよく見えるスッキリとした印象が好ましいです。
アクセサリーやメイク、ネイルなどもあまり華美になりすぎないようにするのが無難です。
また、面接にふさわしい服装については>>美容室の面接で受かる人で詳しく解説していますので参考にご覧ください。
持ち物
持ち物は服装に合わせてシンプルかつキレイめなバッグにメモとペンなど、最低限少なめにするのがポイント。
理由は、荷物が多いとどこかへ置かせてもらう手間などが生じ、スムーズな流れで見学が行えないためです。
笑顔で挨拶
サロンに着いたら、まずは笑顔で挨拶します。
「○○学校からサロン見学に参りました。○○と申します。本日はよろしくお願いします。」
明るい笑顔でその場にいるスタッフの方々へ挨拶することは好印象に直結します。
お互い気持ちよくサロン見学が進められるよう、心がけたいポイントの基本です。
お客さんとしての見学もオススメ
希望するサロンへ、あえてお客様として施術を受けに行くこともオススメです。
理由は、自分が接客することになるかもしれない場所でサービスを受ける経験はのちに生かせるから。
そこで働くスタッフがどんな接客をして、どういう動きをしているのか、営業中のリアルな光景を体感できます。
お客様目線でサロンの本質を見れるからこそ、自分が希望する働き方ができる場所か判断できるきっかけになるでしょう。
実際にスタイリングをしてもらうことでそのお店の技術を知ることもでき、垣間見えるスタッフ同士の会話などがサロン選びの判断基準になったりもします。
サロン見学の後はお礼のDMを送る
サロン見学後に面接を希望するのであれば、お礼状を送ることをオススメします。
丁寧な対応で好印象となるため、面接の際に有利になるケースもあります。
当日中、もしくは翌日など、できるだけ早めに送るのがいいでしょう。
DMの例文
株式会社◯◯
サロン◯◯の皆様
見学訪問のお礼
拝啓
時下ますますご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。
先日(本日)はお忙しい中、貴重なお時間をいただきましたこと
また、丁寧にお応えいただきありがとうございます。
(サロン見学の感想)
先輩方が働く姿に感銘を受け、美容師を志す想いが一層強くなる経験をさせていただきました。
一緒に働かせていただき、技術を学べれば幸いです。
まずは御礼を申し上げたくお便りいたしました。
心より厚く感謝申し上げます。
敬具
令和◯年◯月◯日
◯◯学校◯年
◯◯◯◯◯◯(氏名)
上記はお礼状の例文です。
DMの場合、もう少し崩した文脈でも失礼には当たりません。
まとめ
美容室のサロン見学で質問すべきことや、見学の際に気をつけるポイントについて解説しました。
自分が希望する働き方を実現するためのサロン選びには、具体的な仕事内容や教育カリキュラムについて確認しておく必要があります。
また、面接ではなくとも見られている側でもあることを意識してマナーよく振る舞えると、お互いに気持ちよく有意義な時間が過ごせることでしょう。
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