ヘアスタイリストとは|美容師との違いやヘアメイクの仕事・資格
「ヘアスタイリストとはどんな仕事なのか知りたい」
「ヘアスタイリストと美容師の違いを知りたい」
「ヘアスタイリストへの進路を考えている」
このような方に向けて「ヘアスタイリストとは」に関する以下の内容を徹底解説していきます。
- ヘアスタイリストとは
- ヘアスタイリストとヘアメイクアーティストの違い
- ヘアスタイリストになるには美容師免許が必須
- 活躍できる就職先
- 求められるスキル
- やりがいや魅力
結論、ヘアスタイリスト(スタイリスト)とは美容師のこと。
ヘアスタイリスト・ヘアデザイナーになるには美容師免許が必須となります。
ヘアスタイリストについて、具体的ななり方・資格や、どんな仕事内容か、気になる年収についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
ヘアスタイリストとは
ヘアスタイリストとは「美容師」のことを指します。
美容師は、お客様の髪の毛・髪型のヘアアレンジや、カット・カラーを仕事とする職業です。
一般的には美容師の中でもアシスタントではなく、カットやパーマ、カラーなどを網羅して一通りの技術を有した美容師のことをヘアスタイリスト、または単にスタイリストと指すことも。
ヘアスタイリストの仕事内容
お客様を最初から最後まで担当できるのが、ヘアスタイリストという認識が多いように思います。
英語で「ヘアスタイリスト」とはなんて言う?
英語でのヘアスタイリストは、BeauticianかHairstylistという風にいいます。
ヘアスタイリストはHair dresserでもいいですが、ちょっと古い言い方で特にアメリカではあまり言わないそうです。
Hairstylistが一般的な言い方になるので、日本語とあまり変わらないんですね。
I will be your hairstylist today.
(本日担当させていただく美容師です)
のような言い方は、美容室でもよく使うフレーズ。
さらっと言えたら、かっこいいですよね。
美容師やヘアメイクアーティストとの違い
「ヘアスタイリスト」という職業は、美容師・ヘアメイクアーティストと同じような仕事内容である印象を持つ方が多いでしょう。
それでは、違いは何になるのか。
結論、美容師との違いはほとんどありません。
一方、ヘアメイクアーティストは、カット・カラーリングをしない点が異なります。
どれも、美しくなるためのヘアスタイルを仕上げる専門的な仕事であることは共通点ですが、施術の範囲が違う点です。
美容師との違い
ヘアスタイリストと美容師に違いはありません。
なぜなら、ヘアスタイリストとヘアアシスタントを総称して「美容師」と呼ぶからです。
サロンによって呼び名が変わる場合もあります。
ヘアアシスタント、ジュニアヘアスタイリスト、トップヘアスタイリスト、ヘアディレクターなど美容師のランクによって呼び名を変えていたり、独自の呼び方をしている美容室もあります。
当時のヘアスタイリストは髪結(かみゆい)と呼ばれていました。
※ちなみに「日本初の髪結い師」は藤原采女亮政之(ふじわらのうねめのすけまさゆき)で、京都の御髪神に祀られています。
日本髪を結うだけだった仕事も、時代の変化と共にカットやカラー、パーマと髪をきれいにする技術が進化。
ヘアメイクアーティストとの違い
ヘアスタイリストとヘアメイクアーティストの違いは、それぞれ担当する施術内容が違います。
それぞれの違いは以下のとおりです。
それぞれの違い
職業の種類 | 仕事内容 |
ヘアスタイリスト | カット パーマ カラーリング |
ヘアメイクアップアーティスト | メイク ヘアセット |
ヘアスタイリストは、美容師と同様にカット・パーマ・カラーリングなどを担当します。
ヘアメイクアップアーティストは、イベントや撮影などに必要なメイクやヘアセットを担当する仕事です。
芸能人ヘアスタイリストとは
芸能人を担当するヘアスタイリストも美容師であり、「ヘアデザイナー」とも呼ばれます。
ヘアデザイナーとは、モデルやタレントなどの芸能に携わるシーンにおいて、求めらるイメージに沿ったメイクやヘアセットをつくり込むクリエイター的要素も担う部分が、一般的な美容師と違う点です。
また、雑誌やテレビ、メディアに出るような有名なヘアスタイリストは、有名サロンに在籍していることが多い傾向にあります。
最近ではインスタグラムなどSNSのフォロワー数も人気を示すひとつです。
また、芸能人のヘアだけでなくメイクも担当する職業は、ヘアメイクアップアーティストと呼ばれています。
テレビや雑誌、映画やドラマなどの撮影現場、ファッションショーやイベントでのヘアスタイリングとメイクアップをします。
ヘアだけ、メイクだけという方もいますが、一般的にはどちらもできた方が活躍できる傾向にあります。
ちなみに、ヘアメイクには二つの意味があるのはご存じでしょうか?
- ヘア(髪)メイク(作る)
- ヘア+メイク(メイクアップ)
ヘアスタイリング(ヘアセット)のみの意味と、ヘアメイクアップアーティストとの違いになるのですが、どちらもヘアメイクと呼ばれていることが多いです。
ヘアスタイリストの年収は230〜330万円
ヘアスタイリストの給料は、働く美容室によってさまざまです。
一般的に初任給は月収約15〜20万円、年収にして230万円前後といわれています。
ここから税金が引かれるので、大体200万円前後が手取りとなることが多いようです。
技術を身につけて、お客様をひとりで担当できるようになると基本給が上がったり、歩合がついたりすることもあります。
また、美容師の全体の全国平均年収ではおよそ330万円です。
福利厚生や休日の日数、ボーナスの有無なども働く美容室によって違います。
また、働く地域の家賃相場や生活費とのバランスもあるので、給料の金額だけで選ぶのは注意が必要です。
年収1,000万円超え人気スタイリストの月収・給与について解説している
>>【美容師年収】店長・美容師の給料
>>美容師年収700万・最高年収
も参考にご覧ください。
ヘアスタイリストになるには美容師免許が必須
ヘアスタイリストになるためには美容師免許が必須です。
美容師国家資格を取るためには、厚生労働大臣指定の養成施設で必要課程を学ぶ必要があります。
独学ではヘアスタイリストになれないというわけです。
美容専門学校に通い、国家試験に合格した後、美容師免許を申請して美容師免許取得という流れになります。
通学も通信も基本的な学習内容は同じです。
通学制は講師の授業を受けるので、わからないことがあれば直接聞くことができたり、ヘアショーや文化祭などのイベントも多くあります。
通信課程では通学の日数が少ないので、自分のペースで学ぶスタイルです。
テキストを使った自宅での学習がメインとなり、レポートを定期的に提出します。
国家試験は、筆記試験と実技試験に分かれていて、それぞれ別日程で実施され、基本的に美容学校在学中に試験を受けて合格を目指します。
筆記試験と実技試験のうち、どちらか片方が合格していた場合は、合格した試験を次回の試験に限り申請をして免除してもらうことが可能です。
試験に合格したら、有効期限内(3ヶ月以内)に公益財団法人理容師美容師試験研修センターへ必要書類をそろえて申請し、美容師免許を取得します。
美容師免許は一度取得すると、一生更新の必要がありません。
美容師免許の取得方法について詳しくは
>>美容師免許・資格の取り方で解説しています。
また、持っておくと仕事に活かせたり、キャリアアップに有利でオススメな美容系資格をこちらの記事でご紹介しています。
>>美容師資格の種類|検定や役立つ美容系資格・一覧でおすすめ紹介!
ヘアスタイリストが活躍する就職先
ヘアスタイリストが活躍する就職先は以下のとおりです。
就職先
- 美容室
- ヘアサロン
- トータルビューティーサロン
- ヘアメイク事務所
- 結婚式場
- フリーランス
- オーナーとして独立・開業
ヘアスタイリストは、カット・カラーなどの施術や、ヘアセット・スタイリング・メイク・着付けなどといったトータルビューティーを施す場所での活躍ができる職業です。
近年では、雇用される働き方以外にも、個人事業主としてフリーランスの活動を行うヘアスタイリストも増えてきています。
フリーランス美容師の年収についてご紹介しているこちらの記事もご覧ください。
>>美容師売り上げ100万と50万の給料・平均年収|美容室やフリーランス美容師
ヘアスタイリストの特徴
ヘアスタイリストの特徴について、以下の内容をチェックしておきましょう。
特徴
- 求められるスキル
- 仕事のやりがいや魅力
求められるスキル
ヘアスタイリストに求められるスキルや適正は、以下の内容が挙げられます。
求められるスキル
- 美的センス
- トレンドに敏感
- コミュニケーション能力
- 柔軟性
- 清潔感ある身だしなみ
例え、上記のようなスキルや適性が当てはまらなくても、美容師として働きながら学ぶ日常のなかで、だんだんと身についていくとも考えられます。
目標や情熱を持ち続けることができさえすれば、適正に近づける努力も自然とできて、スキルが身に付いてくることでしょう。
仕事のやりがいや魅力
ヘアスタイリストという仕事をする上でのやりがいや魅力は、以下の内容が挙げられます。
やりがいや魅力
- 自分のスキルやアイデアを形にできる
- キレイにすることで喜んでもらえる
- 自分次第でいくらでもキャリアアップできる
クリエイティブな仕事として活躍できることで、お客様の魅力を最大限に引き出し、喜んでもらえるところが大きなやりがいに感じるでしょう。
また、自分自身の進化を追求し続けることで、飛躍していける職業という点も魅力です。
スタイリスト美容師が年収UPさせる方法について解説している
>>美容師年収ランキング|美容師の給料・平均年収を役職や年代別に解説!も参考にご覧ください。
ヘアスタイリストになるために求人アプリ「JOB VR」を活用しよう
ヘアスタイリストの就職活動でおすすめしたいのが「実際にヘアスタイリストの仕事をみること」です。
求人を見たり、ネットで情報を集めるのも良いのですが、「働いてみると思っていた感じと違う」といったキャップに悩んでしまうこともあります。
当然、初めて働く場所に違和感はあるものです。
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まとめ
ここまでで「ヘアスタイリストとは」の解説は以上です。
- ヘアスタイリストとは、カットやパーマ、カラーなどを網羅して一通りの技術を有した美容師のこと
- ヘアスタイリストと美容師の違いはほとんどない
- ヘアスタイリストになるためには「美容師国家資格」を保有する必要がある
本記事は以上です。
最後までご覧くださりありがとうございました。