美容師売り上げ100万と50万の給料・平均年収|美容室やフリーランス美容師
「今の指名売上に対して給料に不満を感じている…」
「売り上げ100万と50万では給料や歩合も違ってくるの?」
「美容師の月売上が60万〜80万だと給料はどれくらいが妥当?」
このような疑問や悩みを抱えている美容師の方へ
「美容師の月売り上げ50万〜100万円の給料」について下記の内容を解説します。
- 美容師の平均売上や客単価・給料
- 美容師の働き方別!売上100万円の給料
- 月間売上70~100万円のスタイリストの声
- 美容師の売上アップに必要なこと
結論、美容師の給料は月20万円〜25万円ほど、年収にして240万円〜300万円台が平均的です。
なぜなら、売上に対しておよそ20%前後が美容師の取り分になるのが一般的と言われているためです。
また、サロン経営には固定費などのコストが多くかかります。
人件費もその一つとして、あらかじめ売上のうちの割合が設定されているのが通常。
ただ、その内訳は働き方やサロンによって変動もありますので詳しく見ていきましょう。
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師の平均売上や客単価・給料
項目 | 目安 |
平均売上 | 約50万円/月 |
平均客単価 | 約6,000円/人 |
平均客数 | 約3.5人/日 |
平均勤務日数 | 約25日/月 |
平均給料 | 約25万円/月 |
まず、美容師の売上や給与に関する平均値の目安を見ていきましょう。
厚生労働省による美容業の統計情報をもとにした、上記の内容が美容師の給料や売上などの平均値となります。
月間平均売上は50万円
美容師でスタイリストの多くは、個人売上・指名売上というのが給料の一部に歩合として還元されますね。
そんな美容師の1か月平均売上はおよそ50万円となります。
これは、厚生労働省健康局生活衛生課の資料を参考に算出された平均値から。
1日・1か月の売上は、以下のように、平均客単価・客数・稼働日数から計算できます。
1日の売上 :単価6,000円×3.5人=30,000円
1か月の売上:21,000円×稼働25日=525,000円
平均給料は25万円前後
同じく、厚生労働省の資料によると、美容師の平均給与は約25万円前後の月収であることがわかります。
また、平均年収にして300万円台です。
ただし、サロンの立地や経験年数、年代などによってももちろん変わってくるため、どの程度の差が出るか詳しくは>>美容師年収ランキングを参考にご覧ください。
美容師の働き方別!売上100万円の給料
仮に同じ売上100万円としても、美容師としての「働き方」によって給料が違ってきます。
それは、営業に必要な経費の割合によるからです。
どのくらい差が出てくるのか、こちらもあくまで目安として参考にご覧ください。
月間売上100万円の場合
働き方 | 給与 |
サロンで働くスタイリスト | 月収20〜25万円 年収240〜300万円 |
フリーランス美容師 | 月収60~80万円 年収720〜960万円 |
1人美容室 | 月収55万円〜 年収660万円〜 |
スタッフを雇用するオーナー | 月収20万円〜 年収240万円〜 |
サロンで働くスタイリストの場合
サロンに雇用されて働くスタイリストの場合は、1か月の指名売上が100万円とすると、月収20万円〜25万円・年収240万円〜300万円という計算になります。
それは、美容師の給与は、固定給、または固定給と歩合(インセンティブ)といった形態をとっているサロンが多いからです。
スタイリスト売上の割合比率
スタイリストの給料は売上に対して
20〜25%前後が一般的
これは前述でお伝えした美容師の平均売上50万円~に対する平均給与25万円前後と差がないことがわかります。
すなわち、平均年収を上回るだけの売上目安としては、少なくとも150万円以上で年収360万円といった単純計算ができます。
詳細な美容師の平均年収や店長クラスでどのくらいもらえているのか解説している
>>【美容師年収】店長・美容師の給料|平均年収を美容室役職別に紹介!を参考にどうぞ。
フリーランス美容師の場合
フリーランス美容師の場合には、1か月の売上が100万円とすると、月収60万円~80万円・年収720万円〜960万円と言う計算になります。
美容師の平均年収の3倍稼げるようになる可能性も。
その理由は、個人事業主として「シェアサロン」「面貸し」といったシステムを利用して、美容師の仕事をする方法だからです。
「シェアサロン」「面貸し」では、利用するお店の機材などを使用できるため、開業費用を大幅に抑えることができます。
このような業務委託で働く場合、月額利用料金や、使用する薬剤だけ自分で用意するなどといった経費が発生します。
フリーランス売上の割合比率
- フリーランスの給料60~80%
- 月額利用料、その他20〜40%
>>美容師・個人事業主の税金ではフリーランスや業務委託のメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
1人美容室の場合
1人美容室の場合、1か月の売上が100万円のケースでは、月収55万円・年収660万円となります。
なぜなら、 アシスタントなしの1人オーナー経営では、人件費がかからない分、オーナーの取り分は55%になるからです。
美容師の平均年収の2倍稼げるようになる計算。
美容師が独立・開業した場合、売上から経費を引いたものが利益となってオーナーの給料となる仕組みです。
一般的に考えられる割合の目安としては、以下のように計算します。
サロン売上の割合比率
- オーナーの給料20%
- 人件費35%
- 家賃・水道光熱費が10%
- 美容材料費10%
- その他25%
スタッフを雇用するオーナーの場合
スタッフを雇用するサロンオーナーの場合、前述の割合比率で計算すると、1か月の売上が100万円のケースでは、オーナーの月収20万円・年収240万円と、平均年収よりも低くなってしまいます。
ただ、在籍するスタッフが増えるほど、売上も必然的に上がると考えられるため、収入も上がるといえるでしょう。
また、営業時間や日数、店舗数によっても変動します。
詳しくは>>美容室個人経営は儲かる|美容室オーナー・美容師独立年収・夫婦経営で開業をご覧ください。
月間売上70〜100万円のスタイリストの声
スタイリスト4年目です。
週休2日
月の指名売上が70〜80万円
フリー客を入れると 90〜100万くらいの売上です。給料は基本給16万・歩合3万円
交通費1万円
勤続手当5000円
社会保険あり手取りで17万前後です。歩合率は指名売上80万で5% ・120万で7.5%
美容師、経営者から見てこの給料形態は客観的にいかがでしょうか?
引用元:Yahoo知恵袋
このように、美容師で月間売上70〜100万円のスタイリストは、お店からもらえている給料に対して「妥当であるのか」疑問に感じているケースが少なくありません。
結論、このケースは「妥当である」といった回答が多く寄せられていました。
なぜなら、アシスタントの人数や、会社自体の運営コストがかかるためです。
例えば、月間売上200万以上を3年間維持することを目標にし、達成できているならば、歩合率アップを交渉するのも現実味を帯びてくるでしょう。
美容師の売上アップに必要なこと
では、具体的にどのようにして美容師の売上向上を達成させていくのか、「美容師の売上アップに必要なこと」を一つひとつ確認・実践していく必要があります。
売上アップの着目点
- 単価
- リピート率
- 回転率
- 技術力
- 集客力
上記のように、着目すべきポイントごとに成果を上げていくことで、指名売上を格段にUPさせることが可能といえます。
客単価が高いのはもちろんですが、回転率の高さを掛け合わせることで、飛躍的に売上アップが叶います。
その売上を持続させるためには、リピート率が必要であり、売上をさらに伸ばすための集客力も必須。
これらを実現させるには、技術力が必要不可欠となってきます。
>>美容室の集客方法6選
>>美容室SEO対策・美容院MEO対策
では集客方法について詳しくご紹介しています。
売上アップを実現している美容師の特徴
サロンで高い売上をつくっている美容師がやっていることを参考にすると、売上アップが実現できる日も近づけるはずです。
売上が高い美容師の特徴
- お客様を最優先に考えて対応すること
- 常に学ぶ姿勢を維持すること
- 笑顔でのコミュニケーション
このように、高い売上を出せている美容師は、技術力やセンスはもちろんのこと、お客様に対する姿勢も顧客満足度に反映することを熟知している傾向があります。
お客様ファーストで提案するサービスの質、笑顔で好印象なもてなしがきちんとできてる人柄、そんなプロとしての取り組みの積み重ねから実現できる成果なのでしょう。
美容師で年収1000万円を達成している実情についてご紹介している
>>美容師年収700万・最高年収|高収入美容師の給料や歩合を解説!も参考にご覧ください。
まとめ
今回は「美容師の月売り上げ50万円〜100万円の給料」について解説しました。
結論、美容師の平均給料は20万円〜25万円、年収にして240万〜300万円。
ただし、同じ売上でもフリーランスや1人オーナー、美容室経営などの働き方によって給料は大きく変動することもわかりました。
100万プレイヤーから、 150万、300万と個人売上を計画的に飛躍させていくことで、年収アップも決して夢ではありません。
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