美容師の給料は安い?美容室の指名による歩合相場を徹底解説
「美容師の給料って安いのかな?」
「美容師の給料がどのような体系になっているのか気になる」
本記事はこのような方に向けて「美容室の指名による歩合相場」を徹底解説しています。
美容師給料の仕組み部分に焦点を当てて解説していますので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
本記事が提供する価値
- 美容師の給料が安い理由
- 美容師の指名料と給料|安い仕組みなの?
- 基本的に、美容業界は指名される件数が増えると給料があがる仕組み
この記事を書いた人
ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。
美容師の給料が安い理由
美容師の給料が安いと言われるのは昔から有名な話ですよね。
実際に美容師の平均給与は27万円前後、年収にすると330万円です。
他の業種の平均年収が430万円前後なので100万円以上の差があります。
これはアシスタントからスタイリストまで含めた数字なので駆け出しのアシスタントではさらに下回ることでしょう。
では、なぜこんなにも安いのでしょうか。
考えられる理由をみていきましょう。
安い理由1.「歩合制の美容室だから」
美容師の給料が安い理由1つ目は「歩合制の美容室だから」です。
美容師の給料は基本的に固定給+歩合給とされる場合が多いです。
自身の売上に対して10〜20%が+されるので、どれだけ入客出来るか、再来していただけるかなど個人の力の差が出てくる所になります。
安い理由2.「固定費が高いから」
美容師の給料が安い理由2つ目は「固定費が高いから」です。
美容室の売上は立地とも密接に関係してくるので駅近に店舗を構える事がセオリーとされており家賃が高額になる傾向があります。
それに加えて材料費やドライヤーやシャンプー時に使用する水道光熱費、どれもなかなか削減の難しい固定費です。
ネット予約がメインになっているので高額な広告費も減らせず、唯一削減しやすいのが人件費という構造になってしまっているのが現状です。
美容師の指名料と給料の仕組み|安い仕組みなの?
完全歩合制
面貸しや業務委託で働くフリーランス美容師の給料形態です。
固定給はなく売り上げた分のみで算出されますが、歩合の割合が高いのでリターンが大きいのが特徴です。
しかし、個人や店舗が集客できない場合売上が安定しないこともあるので月にどのくらい入客できるかなどしっかりと確認すると良いです。
正社員よりも自由に働けるので売上さえ上げられれば正社員よりも少ない時間でお給料を増やすことも可能になります。
一部歩合制
一般的に社員として美容室に従事しているスタッフのほとんどの場合が一部歩合制となるでしょう。
固定給+歩合給で計算されますが歩合の割合が店舗によって大きく異なります。
売上のうち指名売上のみに%がつく場合やフリーで入客した時にも%を下げた歩合がつく店舗もあります。
店舗によって設定している%が違うこととメニュー単価の違いで金額はかなり差が出てきます。
どちらにせよ指名が取れて売上が上げられるスタイリストになることが給料を上げていくのに必要不可欠となります。
業務委託
美容師個人が個人事業主として店舗と契約するため雇われのスタッフとは扱いが異なります。
給料が40〜60%の歩合がつくので入客するだけ稼ぎやすいのが特徴です。
また、既存の顧客がいない場合でも働きやすいように最低保障給を設定している店舗もあるので自分のペースで縛られず働きたい方には向いていると思います。
基本的に、美容業界は指名される件数が増えると給料があがる仕組み
美容業界は指名されなければ稼ぐことは難しい職業です。
どうせなら誰しも指名されたいですよね。
どうすれば指名されるのか、なぜ指名されないのかみてみましょう。
指名されない原因を解決する
技術力
美容師はお客様の理想のスタイルやお悩みを解決し再現していく技術が必要です。
技術が未熟だと喋りでごまかしたり仕上げのセットなどでごまかしてしまうので、お客様が自分でセットした際に再現できず満足度が下がってしまう傾向にあります。
思った通りの施術をしてくれない美容師をわざわざ指名はしないでしょう。
苦手な技術は無いように努力し、得意な施術をより特化して伸ばしていくとスタイリストとして強みにも自信にも繋がります。
まずは、自分の得意不得意を知るのが指名されるスタイリストへの近道です。
接客
技術力と同じように大切なのが接客です。
技術力が足りなくても接客が上手だとお客様は再来して頂ける事もあります。
話が面白かったり雰囲気や空気感が合うなど一概にこのタイプとは言えませんが一生懸命向き合おうとする人を嫌いな人はあまりいません。
笑顔や目を見て話すことや細やかな気づきお客様が何を求めているのか常に考えながら接客してみると良いと思います。
カウンセリング
お客様がどのようなスタイルにしたいのか、解決したいお悩みは何か求めている物をしっかりと聞き取ります。
なかなか自分の言葉で上手に伝えられないお客様もいるのでこちらから途中途中お声がけしてうまく聞き出しながら施術していくことも必要です。
髪質的にできない・長さが足りないなどできないで終わらせずに代わりの案をしっかりと示せるように提案力も鍛えておかなければなりません。
歩合の良い美容室を探す
スタイリストになり指名もかなり増えてきたのに売上が上がらない。
こんなに忙しいのにお給料には反映されない。
技術も接客も頑張ってきたのに正当に評価されなければ仕事へのモチベーションも失ってしまいます。
オーナーや上司に掛け合ってみてもなかなか改善されない時には思い切ってしっかりと評価してくれる美容室に転職することをオススメします。
長年、今のスタイルでやってきた美容室では変化を嫌う傾向にあるため自分が動く方が効率が良いのです。
次の就職先ではしっかりと評価される環境が整っている美容室を探したいですよね。
しかし美容室の求人情報をみていても良いことしか書いておらず本当なのかわかりにくいです。
入社してみたら聞いていた話と違うということも少なくありません。
そこでご紹介したいのが、求職している美容師と美容室を繋ぐリクルートマッチングサービスのJOB VRです。
このアプリをダウンロードしてプロフィールと条件を登録したら気になる美容室を簡単に探せます。
AIがマッチング度の高い美容室をピックアップしてくれるのでぜひチェックしてみてください。
まとめ
自分がどんな働き方をしたいのか、プライベートとのバランスやお給料面はどの位を目標とするのかなど是非一旦立ち止まって見つめ直してみてください。
せっかく転職するのなら長く働ける環境が整った美容室で働きたいですよね。
そのためには条件をしっかりと自分の中で確認してからそれに合う美容室を探すことがとても大切なのです。
今回の内容を参考に素敵なスタイリストとしてご活躍できるように少しでもお役に立てたら嬉しいです。