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美容師とは?美容師の仕事内容や必要な資格・美容師免許の取り方について解説

美容師とは?美容師の仕事内容や必要な資格・美容師免許の取り方について解説

「美容室の仕事内容にはどんなものがある?美容院って何するの?
「美容師の年収ってどのくらい?」
「美容師の将来性や魅力について知りたい」

このような方に向けて、美容師という職業は具体的にどんな仕事内容なのか、給料の相場、やりがいや魅力、必要な資格や免許の取り方など「美容師とはなにか」について解説します。

この記事でわかること

  • 美容師とは
  • 美容師に必要な資格
  • 美容師の仕事内容
  • 美容師の給料
  • やりがい・魅力

結論、美容師の定義は「美容を業とする者」をいい、ヘアスタイリングやメイクなどの技術を駆使して容姿を美しくする職業のことです。

お客様の理想とするスタイルを創造するクリエイティブなお仕事のが大きなやりがいと言えます。

今後、美容院の店員として働きたい方や、美容師どんな職業?など美容師の役割について興味をお持ちの方は、美容師について詳しく解説しているのでぜひ最後までご覧ください。

編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

美容師とは

美容師の意味

美容師は「美容を業とする者」をいい、美容師法に基づき厚生労働大臣免許を得なければならない。

美容師の免許を持たないものは美容を業として行うことはできない。

引用元: Wikipedia

美容師は何をするの?

美容師の具体的な仕事内容は、お客様の希望に沿ったヘアスタイルをつくり上げること。

カット・カラー・パーマ・トリートメント・シャンプー・ブローなどが基本の施術内容です。

近年ではヘアスタイルのみにとどまることなく、メイクや着付けを手がける美容師が増えているのも特徴的です。

主な職場は美容室やサロンですが、結婚式場やマスコミ・芸能関係などを活躍の場とする美容師もたくさんいます。

また、美容師についてさらに深掘りしていくために、以下の内容について解説します。

  • 理容師との違い
  • 美容師の将来性
  • 美容師に向いている人の特徴

理容師との違い

美容師と理容師とでは、どちらも国家資格を必要とする職業ですが、できることに少し違いがあります。

美容師法に基づいて簡単にまとめました。

女性のお客様の場合

職種 美容師 理容師
カットのみ
パーマのみ ×→○
カット&パーマ ×→○

男性のお客様の場合

職種 美容師 理容師
カットのみ ×→○
パーマのみ
カット&パーマ

×→○の部分は、平成27年7月17日に発表された新しい通達によって、緩和された部分。

少し前まで「美容室での男性のカットのみ」「理容室での女性のパーマ」が違法だったんですね。

理容師法は昭和23年、美容師法は昭和32年に施行。

「理容室(床屋)は男性が行くもので、美容室は女性が行くもの」という時代に作られたというわけです。

美容師も理容師も、大部分はほとんど同じことができるということになりますが、この他に違いがあります。

職種 美容師 理容師
顔剃り △メイクに必要な場合
ヘアエクステ
マツエク ×

美容師も顔剃りができますが、メイクに必要な場合のみ軽い程度となっています。

カミソリを使った本格的な顔剃りは理容師にしかできないというわけです。

また、マツエクは美容師の資格を有する人のみができ、理容師にはできないとなっています。

編集者yuki

これからも美容師法と理容師法の緩和や統合などが検討されていくものと考えられているので、今後の動きにも注目されています。

下記の記事で詳しく「美容師と理容師の違い」について解説していますので、ぜひご覧ください。

美容師の将来性

美容師の国家資格は更新の必要がありません。

美容師は一旦技術を身につければ、どこへ行っても需要のある職業と言えます。

いつも自分でお手入れをしている方でも、大切な節目にはやっぱり美容室できちんと整えたいという人がほとんど。

人の髪の毛は伸びるものなので、一生髪を切らないという人もほとんどいません。

ハイテク化が進む現代では、今まで人間がしていた仕事がロボットに代わり、無くなってしまう職業もあります。

美容室でもオートシャンプーを取り入れたりと、これまで美容師がやっていた業務の代わりに全自動で洗い上げるマシンが登場。

手荒れや腰痛など、美容師の負担を軽減できるようになりました。

編集者yuki

ただし実際の現場では、耳周りや襟足、フェイスラインなどは薬剤が残りやすいので、人の手で補助しなければならないなど、人の手が欠かせないそうです。

このことから、完全に機械化するのは難しいとされ、美容師はいつの時代も必要とされる職業と考えられています。

美容師に向いてる人の特徴

美容師に向いている人とは、「美容師になりたい」「美容が好き」という強い気持ちや明確な目的を持っていることが一番大切な要素です。

美容師の技術は選ばれた特別な人だけが得られるというわけではなく、練習を重ねれば誰でもできるようになるものです。

誰でも最初は何もできないところからスタートしています

キラキラしてるかっこいいスタイリストも、一流と呼ばれる有名な美容師も最初は何もできません。

どんなに器用でセンスが良くても、途中で諦めてしまう人は美容師に向いていないということです。

編集者yuki
器用・不器用は関係ありません。

美容師になりたい気持ちがあれば、きっと道が開けていきます。

美容師になるには国家資格取得が必要!

美容師になるには国家資格取得が必要!

美容師として仕事をするには、国家資格である「美容師免許」の取得が必須となります。

美容師に必要な資格はこの1種類のみです。

美容師免許の取得に年齢制限はなく、何歳でも免許取得できますが、美容学校を卒業していることが受験条件です。

 ちなみに学歴も関係なく、中卒で美容師を目指すことも可能です。

厚生労働大臣が指定した美容師養成施設(美容専門学校)で、普通課程であれば2〜3年以上、通信課程は3年以上、
必要な課程を終了して国家試験を受けて合格すると美容師免許を取得できます。

編集者yuki
独学では美容師になれないというわけですね。

美容師免許取得の手順

美容師の免許を取るためには、国家試験に合格する必要があり、

「厚生労働大臣指定の養成学校の必要課程を修了すること」が受験の前提条件となっています。

美容師免許を取得する流れは簡単に以下のとおりです。

手順

①以下いずれかの学校で技術と知識を習得する
昼間制美容専門学校(2年)夜間制美容専門学校(2年)通信制美容専門学校(3年)
②卒業と同時に美容師免許国家試験を受験する
③合格したら免許の申請をする
④美容師免許証が発行される

詳しくは、>>美容師免許・美容師になるにはで解説していますので参考にご覧ください。

美容師の仕事内容

美容師の仕事内容

美容師の仕事内容美容師の仕事内容とは幅広く、簡単にいうと「お客様の髪をきれいにすること」です。

美容室によって異なりますが、一般的にはお客様をお迎えしてからお帰りになるまでのサービスが美容師の仕事となり、掃除や練習、技術指導などさまざまな業務があります。

スタイリストとアシスタントによっても違います。

  • スタイリストはお客様を最初から最後まで担当することに対して、アシスタントはそのサポート的な役割。
  • アシスタントはできることが増えていくにつれて、仕事を任されるようになります。

この基準は美容室ごとに違いますが、一定のレベルになるとスタイリストとしてデビューするという流れになります。

では、具体的に髪に関わる仕事と髪以外に関わる仕事についてもう少し詳しく解説していきます。

編集者yuki
美容師の仕事内容は子供向けにも発信されていて、学研キッズネットでは将来なりたい職業ランキング5位にランクインしています。

仕事内容1.髪に関わる仕事

美容師の主な仕事内容は以下のとおりです。

  • カット
  • カラー
  • パーマ
  • 縮毛矯正
  • シャンプー
  • トリートメント
  • ヘッドスパ
  • ブロー・スタイリング
  • ヘアセット
  • カウンセリング
  • アフターフォロー

所属する店舗により対応するメニューは異なります。

例えば、ヘッドスパなどのメニューに関しては、対応していないサロンもあります。

編集者yuki

また最近では、主にカラー技術を専任するカラーリストなど、特定の技術に特化した美容師もいます。

他にもカット専門店、カラー専門店、ヘアセット専門店など、得意な技術を活かして働ける美容室も増えてきました。

仕事内容2.髪以外に関わる仕事

結婚式場などの和装の着付けやドレスのフィッティング、メイクアップなど、美容師は髪以外にも活躍の場があります。

着付けやメイクをすることに資格は必要ありませんが、ヘアスタイルとトータルコーディネートをすることもあるので、美容師の免許を持っている方が多くいます。

また、マツエクには美容師免許が必須です。

美容師の中でも兼任したり、転向してアイリストとして活躍している方もいます。

これらの技術は美容学校で学ぶことができますが、全ての美容師ができるというわけではありません。

着付けやメイクができると即戦力として重宝されることも。

一般的な美容室でも、「先輩美容師はできないけれど、着付けは後輩美容師が担当する」という場面も少なくありません。

美容師の仕事で大変なことや美容師の悩みについて詳しくは、>>美容師が辞める理由ランキング5選を参考にご覧ください。

美容師の一日の流れ

美容師といっても、アシスタントとスタイリストによって1日に行う業務の流れは異なります。

美容師としての「1日の流れ」を比較して見てみましょう。

またレセプション業務(受付)については>>美容室のレセプションはきつい?で詳しく解説していますので、参考にご覧ください。

アシスタントの一日の流れ

アシスタント1年目の仕事の流れ、一例です。

8:00〜  出勤、練習

9:00〜  清掃、営業準備、予約確認、朝礼など   

10:00〜   開店、接客、スタイリストのサポート業務

13:00〜   休憩(変動あり)     

19:00〜   予約受付終了   

20:00〜   最後のお客様の施術終了 

21:00〜   閉店作業、片付け   

22:00〜   カット・カラーリング練習  

23:00〜   退勤 

一般的に、1年目はサポート業務が主軸となります。主にシャンプー、マッサージ、トリートメント、カラー塗布など。

カラーの応用や縮毛矯正などのプロセスを経た2年目からは、パーマ、ヘアセットなどができるように。

カットできるようになるのは3年目以降となるケースが多いようです。

スタイリストの一日の流れ

スタイリストとなると、1日の流れは以下の一例のようにシンプルになります。

9:00〜  出勤、朝礼  

10:00〜   開店、施術 

14:00〜  休憩(変動あり)     

20:00〜   最後のお客様の施術終了  

21:00〜  閉店作業、アシスタントの指導など

通常業務に加えて、担当するお客様の予約管理といったフロント業務や清掃などがあります。

また、アシスタントの教育・指導はスタイリストの大事な仕事の一つです。

スタッフの人数が多かったり、レセプションスタッフが在籍する場合には、フロント業務がなくなり、通常のサロン業務+アシスタントの教育が主な仕事内容です。

美容師の年収は200万円前後〜

美容師の年収

美容師の年収は、働く美容室によってさまざまです。

一般的に初任給は月収約15〜20万円、年収にして230万円前後といわれています。

ここから税金が引かれるので、駆け出しの美容師年収は大体200万円前後が手取りとなることが多いです。

技術を身につけてスタイリストになると基本給が上がったり、頑張った分だけ歩合がつくところもあります。

アシスタントとスタイリストで給料体制が変わるところも多いです。

編集者yuki

また、労働時間、福利厚生や休日の日数、ボーナスの有無なども働く美容室によって違います。

美容師としてのやりがい・魅力とは「お客様に喜んでもらえる」達成感

美容師としてのやりがい・魅力とは

ここでは美容師の魅力についてお話ししていきます。

華やかな印象の美容師は、どんなことにやりがいを感じているのでしょうか?

現役美容師へ、やりがいについてインタビューをしてみると「美容師になってよかったこと」には、次のような内容が挙げられました。

  • 達成感を得られる
  • 成長を実感できる
  • 美容師としてお客様に喜んでもらえる
編集者yuki
美容師の仕事のくふう次第で、快適な空間やサービスをお客様に提供できるやりがいがいくつもあります。

美容師のやりがい・魅力1.「達成感を得られる」

美容師のやりがい・魅力1つ目は「達成感を得られる」点です。

お客さまが来店時より髪がきれいになったかどうかはすぐわかるので、達成感を常に味わえます。

美容師を続けていくと、当然失敗はつきものですが、その失敗を乗り越えて成功をするというのを繰り返していきます。

難しい施術や時間のかかる作業できれいに仕上がった時なんかは、お客様と一緒になって喜んでしまうものです。

美容師としての目標を設定することや、課題をひとつひとつクリアしていくごとにやりがいを感じられます。

美容師のやりがい・魅力2.「成長を実感できる」

美容師のやりがい・魅力2つ目は「成長を実感できる」点です。

美容師は常に勉強を続けています。

最初は自信がなくても練習を重ねていくうちに技術を習得していき、仕事を任されるようになっていきます。

一人前の美容師になるためにひとつひとつ勉強していきますが、身につくごとに「できる」が増えていくので、成長を実感できるというわけです。

美容師は、こうした新しく覚える技術はもちろんのこと、人との関わりによっても人間的に成長できる素敵な職業です。

美容室に行くとなんだか気持ちもリフレッシュできるのは、こうした美容師の努力があってこそなんですね。

美容師のやりがい・魅力3.「美容師としてお客様に喜んでもらえる」

美容師のやりがい・魅力3つ目は「美容師としてお客様に喜んでもらえる」点です。

美容師は、お客様から直接ありがとうと言われる職業。

髪をきれいにすることでお客さまが笑顔になります。

来店時は無表情だった方が、お帰りになる頃にはご機嫌な笑顔で「また来ます」と言ってくれることも珍しくありません。

編集者yuki

お客様から「あなたにしか頼めない」と言われ、自分だけができる仕事とやりがいを感じることも多いです。

お客様が喜んでもらえることは「美容師をやっててよかった」と実感でき、またその笑顔のために技術を磨き、勉強する糧となります。

美容師の仕事内容に関するFAQ

FAQ

美容師の仕事内容に関してよくある質問を参考にご活用ください。

  • 美容師になるために今からできることは何ですか?
  • 中学生の美容室職場体験ではどういった質問が適切ですか?
  • 美容師は何歳まで目指せますか?
  • 美容師に向いている人は?

Q.美容師になるために今からできることは何ですか?

A.美容師免許を取得するための学校選びを慎重にリサーチしておくことです。

学校選びはとても重要で、スクールによってカリキュラムも変わってくるためです。

自分が求めている学校であるのか、適正を見極められるよう焦らずに探せる時間を確保しましょう。

>>美容師の高校
>>美容師の大学
などで、美容師免許の国家資格試験を受験できる方法や、それぞれの特徴が詳しくわかります。

Q.中学生の美容室職場体験ではどういった質問が適切ですか?

A.貴重な機会なので美容師として働くために知っておきたいことを聞きましょう。

ただ、質問する際には相手への配慮を重んじて聞く姿勢がとても重要です。

質問例

  • 求める人材
  • サロンの特徴
  • サロンの年齢層やターゲット層
  • 美容師として心掛けていること
  • 1日・月間の平均来店客数

Q.美容師は何歳まで目指せますか?

A.何歳まででも目指せます。

美容師の免許取得に年齢制限はないからです。

ただ、サロンによって求人の年齢層は異なるためお店によってとも言えるでしょう。

美容師に向いている人は?

A.気にしすぎない楽観主義な性格の人です。

注意されても、失敗してもめげずに美容師の仕事を継続していくには、楽観的な性格である方が適性だからです。

>>美容師クレーム落ち込む・辞めたいでは、美容室での失敗を回避する対処法を紹介。
>>美容院の上客とはで、美容師が好きな客への対応・印象に残る客や指名が嬉しい理由について解説。

美容師についてまとめ

今回は「美容師とは?美容師の仕事内容」について解説しました。


美容師さんの仕事内容簡単にいうと、お客様に理想のヘアスタイルを提供する施術全般です。

それは以下のように多岐にわたります。

美容師の仕事内容一覧

  • カット、カラーリング、パーマ、ヘアセットなど髪のお手入れ全般
  • メイク、ネイル、着付けなど幅広いトータルビューティーを提供するサロンもある
  • 接客、清掃、営業準備、予約管理など施術以外の業務
  • 営業時間外のカット、カラーリングなどの技術練習

美容師は一旦技術を身につければ、どこへ行っても需要のある職業。

美容師を長く続けていくと自分なりのやりがいというのも生まれます。

美容師のやりがい・魅力は「達成感を得られる」「成長を実感できる」「美容師としてお客様に喜んでもらえる」点です

それは、人に必要とされて喜ばれる素敵なお仕事。

編集者yuki

これから美容師を目指すという方は「美容師になりたい」という今の気持ちをずっと大切にしてくださいね。

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